バトルガールハイスクール2   作:ゆゆゆうき

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第25話 取り戻すために

目覚まし時計のアラームでみきは目を覚ました。

いつも通り朝の7時に鳴り早朝を告げる。

大きく体を伸ばし体を起こしカーテンを開けるがそこには信じられない光景が広がっていた。

本来なら太陽が昇り外は明るくなっている時間であるが真っ暗である。

空を見上げてもそこにあるはずの太陽がない。

目覚ましの時間が間違っているのかと思い他の時計も確認するが全く同じ時間を示している。

「一体何が起きているの...?」

制服に着替えいつもより早い時間であるが教室に向かった。

昇降口で靴を履き替えていると慌てた様子で茉梨が駆け寄ってきた。

「みきちゃん、急いで!!

 もうみんな集まっているよ」

手を引かれ教室につくと既にほかのメンバーが席についていた。

みきが席に着いたのを確認した風蘭が咳ばらいをし口を開いた。

「みんな来ているな、では状況を確認する

 現在この地球全体を覆うように過去にないほどの濃度の瘴気が溢れている

 その結果地上からは太陽、空を観測することが困難になっている

 原因はわからないが恐らくは今回の事件が関係していると思って間違いない」

「瘴気が...これじゃまるで審判の日の再来...」

茉梨が唇を噛み締め過去を思い出しつつ呟いた。

「それに伴って敵勢力であろうイロウス軍が各地に展開中だ

 そしてそこには...」

ためらいつつもプロジェクターでその場所の写真を写しだした。

そこには漆黒の星衣を纏った遥香、ミシェル、ゆりの姿があった。

「遥香ちゃんたちが...」

「だがこれは好機かもしれないわね

 それぞれがばらばらに散っているこの状況

 個別に連れ戻せるかもしれないわね、詩穂の時の様に...」

以前詩穂が闇に堕ちた時も元に戻すことが出来た。

ならば今回もと風蘭がチーム分けを発表した。

遥香救出チーム  みき、昴、花音、うらら

ゆり救出チーム  望、くるみ、心美、ひなた

ミシェル救出チーム  詩穂、ミサキ、桜、サドネ、

「まっててみんな、必ず助けて見せるから!!」

そしてそれぞれの相手の下へと皆が訪れた。

 

 

 

対峙する遥香とみき達、お互いに武器を構えにらみ合う。

「遥香ちゃん帰ろ、みんな待ってるよ」

「...わたしは帰れないわ...

 もう...だから私の邪魔をするなら...!!」

一気に踏み込み一閃。

何とか回避したみき達であったが辺りには無数のイロウス達が。

「昴ちゃん、花音さん、うららちゃんはイロウスを

 遥香ちゃんは私が!!」

振りかざされたリリィをガルベラで受け止め競り合う。

「遥香ちゃん...もうやめよう...」

「みき...例えみきでも邪魔をするというなら私は!!」

迷いながらも遥香が振りかぶった瞬間を見逃さずに攻撃をかわし、生まれた隙をついて握られていたリリィを弾き飛ばした。

「終わりだよ...」

突きつけられた剣を前に遥香が肩を落としうなだれるのを見たみきは小さく息を吐き力を抜いた。

次の瞬間、強い衝撃と共に激痛がみきを襲った。

胸を貫く漆黒の槍を見つめながら崩れ落ちるように倒れこむみき、そしてその槍を握る遥香の姿がそこにあった。

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