少し時間をさかのぼり
ゆり救出チーム
望を中心に連携しゆりに攻撃していくがそれを容易くいなしていく。
「流石ゆり...強い...」
顎を伝う汗を拭い一息つく望の一瞬の隙をつきゆりが切りかかる。
なんとか回避し距離を取ろうとするが近接武器を持つゆり分がある以上連続攻撃を仕掛けられ間合いを取れずにいる。
「望先輩、危ない!!」
すかさず間に入ったひなたとゆりが競り合うが、軽々と受け流し吹き飛ばされる。
だがひなたの作った一瞬の隙を望が逃さず体勢を立て直し砲撃を放つ。
体勢を崩してていたゆりは回避しきれずに直撃した。
「なんとか...なった...?」
「どうでしょう?」
しばらくその場から動かないゆりを不安そうな表情で見つめる皆。
少しして突然ゆりから真っ暗な闇が溢れ出しうめき声を上げ始める。
「ゆり!!」
もがき苦しむゆりに駆け寄り体を起こす。
「ゆり、しっかりして!!」
「ゆり!!」
少し苦しんだのち闇の流出が収まりぐったりとしたゆりがその場に残った。
一方ミシェル救出チーム
こちらはかなり苦戦を強いられている。
どうしても攻撃をためらってしまい攻撃を通せずにいた。
「...どうしても綿木さんに攻撃すると思うとためらってしまうわね...」
「詩穂先輩...っつ!!」
迷うミサキの隙をつき攻撃を仕掛けてくるミシェル。
攻撃的な性能ではないミシェルと言っても闇の力で強化されているミシェルの攻撃は侮れない。
「一体どうすれば...」
いなしながら少しずつ後退していく皆を見てミシェルの苛立ちが頂点に達した。
「むみぃ
みんなよけてばかりじゃダメぇ!!」
「む...ミミ先輩落ち着くんじゃ」
「ミミ、もうヤメよ」
桜、サドネの制止を振り払うようにミシェルが突っ込んでくる。
「く...ごめんなさい」
ギプスを振るい止めようとした瞬間ミシェルが勢いよくジャンプし回避、どうしても大型武器を使用している関係上一振りごとに隙が生まれる。
その隙をつきミシェルが至近距離でエネルギーをためる。
やられる...
そう思い防御の姿勢を取ろうとするが崩れた体制のためとっさに動くことが出来ない。
光の玉が放たれようとしたその瞬間強い衝撃と共にミシェルが吹き飛ばされる。
「むみ!?」
何とか体勢を立て直し顔を上げる。
そしてそこに立っていた人を見た瞬間ミシェルの表情が変わった。
信じられないものを見るように呆然とするミシェル、そしてほかの星守も。
「まったく、わたくしがいないとミミはやっぱりだめなんですね」
「そ...そんな...どうして...」
にこりと微笑みその手に握ったノーム・ヴェラローサを払うように振り下ろしたのは以前大けがをし意識不明となっていた楓の姿があった。