バトルガールハイスクール2   作:ゆゆゆうき

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第29話 進行

対峙する楓とミシェル。

「楓ちゃん...どうして...」

優しく微笑んだ楓は手をそっと差し出した。

「ミミ、帰りましょう

 もうこんなことはやめて...」

だがミシェルは横に首を振りメロコトンを構える。

そんなミシェルの姿を見た楓は悲しげな表情でノーム・ヴェラローサを彼女に向けた。

「楓ちゃんこそもう帰ってよ...

 ミミはもう帰れないんだよ」

「そんなことありませんわ

 たとえミミがなんて言おうともわたくしが首根っこ捕まえてでも連れて帰りますわ

 ...大切な友達ですから」

その言葉にこみあげる感情を感じながらもそれを押し殺し楓と向き合う。

「なんて言われてもミミは帰らない!!

 それを邪魔するなら楓ちゃんだった倒すよ」

先に動いたのはミミであった。

メロコトンを振るい魔法の弾丸を放つ。

ジャンプし弾丸をかわした楓は一気にミシェルに接近する。

振り下ろされた攻撃をミシェルも回避し一旦距離を置く。

「ミミ、少し痛いと思いますが我慢してくださいまし」

勢い良く振り抜いた槍がミミの髪をかすめた。

「むみ!?

 でも甘いよ楓ちゃん」

振り抜いた隙をつき至近距離で弾丸を放ち、それは見事に楓に直撃。

後ろに吹き飛ばされた。

「うっ...

 でも甘いのはミミもですわ...」

楓に気を取られていたミシェルはリコリスを振り上げられるまでミサキの存在に気付いていなかった。

「ごめんミシェル...!!」

反応が遅れ回避が間に合わずにリコリスがミシェルを捉え彼女を押し倒すような体制で押さえつけた。

強く頭を打った彼女の意識はその瞬間途切れ完全に意識を失う。

これで終わった、そう皆が安心したその瞬間彼女の中から闇のエネルギーが溢れ出した。

「な...なんだこれは」

「みんな気を付けて!!」

詩穂の指示で一斉にミシェルから距離を取ったミサキたち。

「な...なんじゃあれは...」

「ミミからなにかデてる...」

不安げな表情で彼女を見つめる桜とサドネ。

「あれは...一体...」

「早く何とかしないと綿木さんが...」

状況が理解できずに戸惑うミサキと詩穂。

「ミミ!!」

彼女に手を伸ばしながら駆け寄る楓を抑えるようにミサキと詩穂が制止する。

「おちつけ楓、今は様子を見るしか...」

「落ち着いてなんかいられませんわ、ミミが...ミミが!!」

彼女たちの制止を振り払い楓がミシェルに駆け寄ると闇が彼女たちを包み飲み込んでしまった。

「ミミ、カエデ!!」

それを追うようにサドネも闇の中へ飛び込みその直後闇が消えた。

その場には誰も残さずに...

 

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