インフィニット・ストラトス スカイズ・アンノウン 作:永瀬ケイ
“IS学園、第3アリーナ、ピット内”
一夏たちは、空母から運んできたISを積んだコンテナをアリーナに運び、準備を進めた。飯田艦長は空母のことがあるので、空母で別れた。
「オーライ!オーライ!」
「よし!そのままゆっくり!そうだ!」
「止まれ!よし、コンテナを下ろせ!」
作業員たちがコンテナを運び終え、その一人がこちらに来た。
「空将、特務二佐、コンテナの移動、終わりました」
「ご苦労」
「ご苦労様です」
作業員の一人に言うと、奥から研究員が来た。
「特務二佐、ISを装着する前にこちらを」
「これは、耐Gスーツ?」
研究員の手には、戦闘機パイロット用の耐Gスーツを持っていた。だが、一夏が知っている耐Gスーツとデザインが異なるものだった。
「戦闘機用耐Gスーツを元に作ったISスーツです。耐G性能が上がっており、耐熱、耐寒、耐衝撃などを加えております」
「へー」
「それと、このスーツでの戦闘機の搭乗が可能です」
「もうただのISスーツじゃないですね」
「ごもっともです」
そんな会話をしながら、一夏はスーツを受け取り着替えに行った。(ISスーツのデザインは、ミハイが使用していた耐Gスーツです)
数分後
「着替え終えました」
「準備出来たな、よしコンテナを開けてくれ」
「了解、コンテナ開放します」
コンテナが開放され、機体が現れた。
「これは……あの時の新型!」
「そうだ、お前が初めてISを起動させた機体だ。俺が上に頼んで、お前専用にしてもらった」
「よく上が許可しましたね……」
「そりゃお前、世界初の男性操縦者だからな。欠陥だらけの機体じゃダメだろ!」
「その言い方だと、有ったんですね、欠陥だらけの機体……」
「………あぁ」
「因みにどこです?」
「…………倉持技研」
「えぇ……」
倉持技研は日本のIS企業であり、第二世代量産機「打鉄」を作った企業だ。
「でも、なんで倉持技研が?」
「一つは、お前専用のISが近接戦格闘用の機体でな、武器は刀一本だけで、ワンオフ・アビリティーが搭載されていたが、諸刃の剣だったことで、自衛隊上層部はこれを断った。一応聞くが、お前こんな機体、扱えるか?」
「無理です」即答
「だよなぁ……。あともう一つあるんだ」
「もう一つ?」
「あぁ、もう一つは、開発途中だった今の日本代表候補生の専用ISの開発を凍結させようとしたんだ」
「はあ!?」
候補生の開発機体を凍結!?つまり……
「今までやっていた仕事を放り出してまで作ろうとしたんですか!?」
「その通りだ」
「バカですね、そいつら」
「全くだ」
「「はぁ……」」
「あの……そろそろいいですか?」
「あ、あぁ、すまんすまん」
「すみません」
研究員に言われて、一夏は機体に向かい装着した。
「違和感はありませんか?」
「大丈夫です」
「では、そのまま説明しますね。今、特務二佐が着ているISの機体名は“エルフ”。高機動全距離射撃型ISです。スピードはテンペスタ以上です。武装は豊富なので一部省略します。この機体には戦闘機に使用される特殊兵装を装備しています」
「特殊兵装を?」
「はい、特殊兵装は6AAM、QAAM、EMLの三種です。固定兵装もありますが、機体を動かしながら確認しましょう」
「わかりました」
「では、カタパルトに移動してください」
言われた通りにカタパルトに移動した一夏は、シャトルに足を載せた。
『カタパルト圧力上昇、80、90、グリーンゾーンです』
『射出シャトル装着完了!バリアー上げろ!』
作業員たちの声を聞きながら、バリアーが上がった。
『トリガー、発進を許可します』
「了解。トリガー・ウィンド1、発進します」
バックパック、脚部のブースターに火を入れて、俺は新しい翼を持って、飛んだ。
今回は、一夏の専用機受け取りだけです。戦闘シーンは次回か、まだ先かです。
次回もお願いします!ケイ、アウト