WORLD TRIGGER Beyond The Border 【完結】 作:抱き猫
ノマスのトリガー使いの参戦で、戦闘の潮目は大きく変わった。
馬型トリオン兵ボースに騎乗した彼らは、見事な手腕で分断されたトリオン兵をまとめ上げると、一転してエクリシアの騎士たちに猛攻撃を仕掛けた。
「
一個の獣のように動くトリオン兵の群れは、一騎当千の実力を誇る騎士にとっても容易な相手ではない。
ボースに騎乗する戦士は、陸上に限っては騎士の機動力にも匹敵し、また鞭状トリガー「
戦士に率いられたトリオン兵団は、一瞬にして凶悪無比な狼の群れへと変貌した。
「おい気を付けろっ! ステルスの連中が来てるっ!」
霧によって戦場を観察していたカスタノが、騎士に注意を喚起する。
と同時に、今まさにトリオン兵の群れに突撃を仕掛けようとしていた騎士の一人が、背面のスラスターを吹かして横っ飛びに逃れる。
颯、と空気を切り裂いたのは、透明な刃だ。
見れば、板ガラスを通したような人型が、夜闇に紛れて揺らめいている。
ノマスが誇る戦闘部族、ルーペス氏族の戦士たちが、隠密トリガー「
騎士はともかく間合いを空けるが、ルーペス氏族の戦士たちは死を恐れぬかのように、突っ込んでくる。
もちろん、その存在はすぐさま「
「全隊、いったん空に上がりなさい。地上を薙ぎ払います!」
眼下の混戦を目の当たりにして、ニネミアがそう指示を出す。
エクリシアの騎士がノマスの戦士に勝る点の一つが、長時間の航行を可能とする飛行能力である。
地上で戦闘を行っていた彼らが空へと上がれば、ニネミアとエンバシアによる地上への砲撃が可能になる。圧倒的な火力は、眼下に広がる有象無象を分け隔てなく焼き尽くすだろう。勿論、味方のトリオン兵も無事には済まないが、それで敵のトリガー使いを撃破できればまったく損にはならない。
ノマスが集団による連携を得意とするなら、エクリシアの強みは圧倒的な個の武力である。態々、敵の土俵の上で戦ってやる必要はない。
ニネミアの意を組んだ騎士たちは、周囲を囲むトリオン兵を打ち倒し、高空へと逃れようとする。
だがその時、騎士に先んじて星空へと飛び上がる隻影があった。
「なっ――」
驚愕は、誰の口から洩れたものだったか。
上空から砲撃の機を窺っていたエンバシアが、突如として眼下から飛来した漆黒の物体に襲われたのだ。
「ぐっ……よ、鎧をやられましたっ!」
エンバシアの苦悶の声と共に、「
そして重力に絡め取られた白亜の鎧は、混沌渦巻く戦場へと力なく落下を始める。
弾丸ではない。たかが銃弾では「
「「
ノマスが誇る達人
猛烈な跳躍で空中へと舞い上がった老人は、怪鳥のようにマントを広げて姿勢制御を行うと、飛行型トリオン兵レイの上へと着地する。
「っ――」
怨敵の姿を認めるや、ニネミアが即座に射撃を叩きこむ。
しかし、枯れ木のような老人は異常な素早さでトリオン兵から飛び降りると、マントを用いて宙を滑空して攻撃を躱す。
そして身を投げたカルクスを待ち構えていたかのように、新たなトリオン兵が彼の足場となった。このノマスの老雄は、エクリシアの騎士を相手に空中戦を挑むつもりらしい。
「――逃がさない!」
ニネミアはビットを空中に展開し、カルクスに猛然と射撃を加える。
しかし、老人の乗るトリオン兵は見事な空中機動で弾雨を避ける。そして攻撃が届いたかと思いきや、彼は別のトリオン兵へと乗り移っている。
空戦型トリオン兵が、群鳥のようにカルクスの周りを旋回する。そしてトリオン兵の背を移動しながら、彼は着々とニネミアへと近づき、攻撃の機会を窺っている。
カルクスがエンバシアを最優先で狙ったのは、「
「――っ!」
ニネミアに焦燥の色が浮かぶ。
こちらは鎧によって自在に空を飛ぶことができ、尚且つ中間距離から一方的に射撃を加えているにも関わらず、カルクスを撃退することができない。
枯れ木のような老人は、恐ろしい精度でマントを操作し、未来でも見えているのではないかという洞察力で火箭を潜り抜ける。
この男は正しく達人だ。その技量の程は、前回嫌と言う程に味合わされている。だが、
「ぬ――」
老人が苛立ちの声を上げる。
何度目とも分からない跳躍を行ったカルクスであったが、足場と見定めていたレイが突如として破損し、墜落したのだ。
彼はすぐさまマントを操作し、近くのバドへ裾を突き立てると、宙返りで着地を成功させる。だが、「
すると、今度は手近に飛び移れるトリオン兵が居ない。彼は宙を滑空して、遠方のトリオン兵に何とか着地する。
老人は瞳を刃のように輝かせると、ノマスの夜空を我が物顔で飛ぶ騎士を睨みつける。
ニネミアの気高さと戦意は、この難敵を前にしても全く衰えなかった。
彼女はカルクスに射撃を加える一方、彼が足場とするトリオン兵を片端から落としにかかったのだ。
高出力の「
周囲のトリオン兵を全滅させる勢いで、ニネミアは手当たり次第にレーザーを放つ。勿論トリオン消費は甚大だが、持久戦は考えていない。刺し違えてでも敵の
ニネミアの怒涛の攻撃によって、飛行トリオン兵が見る間に減じていく。
カルクスはなおも空中戦を続けようとするが、もはや足場は数えるほどしか残っていない。そして如何に敏捷に動こうとも、着地点を見切られてしまえば砲撃は避けられない。
「エクリシアを、舐めるな」
決然とそう言い放ち、ニネミアが止めの一撃を放とうとする。「
だが、射撃ビットからレーザーが放たれんとする刹那、老木のようなカルクスの面持ちに、空恐ろしい笑みが浮かぶ。
「我々が貴様らを侮るだと? 度し難き傲慢さだ」
夜空を焦がす熱線が、老人を貫かんと一直線に走る。
次の瞬間、突如として落雷のような轟音が轟き、夜闇が白光に塗りつぶされた。
目も眩むような光は一瞬で収まったが、果たしてカルクスは悠然とレイの上に佇んでいる。ニネミア渾身の砲撃は、掠りもしなかったらしい。
「貴様ら悪鬼を屠るに、手立ては選ばん。ここからは二人で掛からせてもらおう」
不可避のタイミングで放たれた砲撃を、カルクスが凌ぐことができた理由。それは――
「突出しすぎですカルクス翁。流石に肝が冷えましたよ」
何時の間にか、空中に新たな人影が現れていた。
レイの上に立ち、ニネミアとカルクスの間に割って入ったのは、筋骨たくましい褐色肌の壮漢だ。
彼はアーエル氏族のマラキア。
× × ×
「――っ!」
思いもよらない新手の参戦に、ニネミアはともかく速攻を仕掛けた。
堅牢な城壁をも貫くレーザーが、四方八方からマラキアを襲う。
超人的なトリオン体の操縦能力を持つカルクスとは異なり、流石に彼は全方位からの砲撃を避けることはできなかったようだ。射撃ビットから放たれたレーザーは、狙い過たずマラキアに直撃する。かに見えた。
次の瞬間、またしても稲妻のような轟音と発光が湧き起こった。
そして光が掻き消えれば、マラキアは何の損害も無くトリオン兵の上に立っている。
「な――」
威力に於いては
ニネミアは先ほど目にした光景をまざまざと思い返す。
彼女が撃ち込んだレーザーは、凄まじい反応速度を見せた敵のトリオン球に阻まれ、相殺されたのだ。
これこそ、ノマスが有する
「
また、このトリガーは起動者が認識せずとも攻撃を防ぐため、不意打ちすら通じない。
「っ……」
己の天敵ともいえるトリガーの出現に、ニネミアが鎧の中で歯を噛みしめる。
本来であれば、マラキアは他の騎士が抑える手筈であった。しかしこの混戦の最中ではそれも限界があったのだろう。彼はカルクスを救援する為、上空にまで上がってきたのだ。
「高々二人で、私を落とせると思うなっ!」
ニネミアは怖気を振り払うように吼え、再度射撃を行う。
狙いは徹底して彼らの足場となる飛行トリオン兵だ。空中で戦う以上、まだニネミアには十分なアドバンテージがある。だが、
「カルクス翁、私の側を離れませんよう」
マラキアは距離を詰め、「
「――」
カルクスの瞳が刃の輝きを放つ。彼は「
「くっ……」
猛進する二人の
「
しかも、上空にエクリシアの空戦トリオン兵は殆ど残っておらず、彼女が撤退すれば制空権をノマスに奪われてしまう。そうなれば、地上部隊も戦闘を続けることは不可能だ。
彼女が退けば、
つくづく、エンバシアを落とされたのが痛手である。
広範囲を一気に焼き払うことができる「
或いは、敵はそれを承知でエンバシアを最優先で狙ったのだろう。そしてそれは見事に図に当たった。彼が「
これが、元の持ち主のメリジャーナであれば。
戦闘中にも関わらず、ニネミアの脳裏にそんな詮無い考えが浮かぶ。
視線の先で、カルクスのマントが揺らめいた。かつての戦闘経験から、ニネミアはそれが跳躍の予備動作だと瞬時に察知する。
ニネミアは無意識の内に回避運動を取っていた。
それでも、ノマスの達人は迅かった。
折り畳んだ「
そしてカルクスはマントを紡錘状へと変形させた。鋭利で強固な漆黒の槍は、騎士の装甲をも容易く貫くだろう。
しかも、カルクスはニネミアの回避運動すら読んでいた。スラスターを噴かせて身を翻す騎士の未来位置に、切っ先は吸い込まれるように進んでいく。
万事休す。己の敗北を悟ったニネミアが、兜の中で悪態をつく。
――その時、耳を聾する衝撃音が辺り一帯に響いた。
× × ×
「どうにか間に合いましたな、ゼーン閣下」
絶体絶命と思われたニネミアを助けたのは、漆黒の巨大な腕だった。
「――ッ」
攻撃を弾かれたカルクスは、咄嗟にマントを広げて滑空し、手近なトリオン兵の上へと降り立った。ニネミアが追撃を行うが、これは間に入ったマラキアに防がれる。
「申し訳ない。「
通信機から聞こえるドクサの声は、激戦の直中に在ることを忘れさせるほどに飄然としている。しかし、その裏には隠しきれない戦意が満ちていることを、ニネミアは確かに感じ取った。
「なに、今度はしくじりませんとも。ゼーン閣下に御助力いただければ、直ぐにでも連中を粉みじんにできますからな」
そう嘯きながら、ドクサは無双の鉄腕を微塵の隙もなく構える。
彼にとっても、これは特別な一戦だ。
対手のマラキアとカルクスは、両名ともドクサに因縁がある。
先の聖都防衛線に於いて、ドクサは直接マラキアと矛を交えている。そしてカルクスは、彼の娘メリジャーナと娘婿テロスを瀕死に追いやったルーペス氏族の長老だ。意気込むのも当然といえるだろう。
だが、流石は古強者のドクサである。仇敵を前にしても軽々に挑みかかることはなく、ニネミアが体勢を立て直すまで冷静に周囲を警戒する。
「そうね。貴方が居れば百人力よ。身の程知らずに鉄槌を喰らわせてやりましょう」
そうして二人の騎士は軽口を叩きあうと、ノマスの勇士へと突進を仕掛けた。
強風吹き荒ぶ上空で、四本の
先陣を切るのは、漆黒の巨腕を従えたドクサだ。彼の「
純粋な質量兵器である「
「
加えてドクサの技量なら、カルクスの「
「敵を追い込みます! ディミオス卿、合わせなさい!」
そして突進するドクサの背後からは、ニネミアが対手に向けて苛烈な砲撃を加える。
連携に優れているのはノマスの戦士だけではない。単騎での戦闘を前提にしているとはいえ、エクリシアの騎士の練度は抜群であり、集団戦闘を苦手としている訳ではない。
寧ろ個々人の技量が優れているからこそ、少人数での連携攻撃はノマスの戦士たちをも上回る冴えを見せるのだ。
「――っ!」
雄渾にして精緻なドクサの攻撃に加え、周囲からはニネミアの超威力の砲撃が止むことなく浴びせかけられる。
流石のノマスの
ドクサとニネミアは常に互いを補助できる理想的な位置を取り、見事な連携を以て対手を追い詰めていく。
そしてついに、騎士の猛撃が敵を捉えた。
「覚悟せい!」
漆黒の巨腕が直下に振り下ろされる。狙いは足場を求めて滑空していたカルクスだ。
如何な達人と言えども、身動きの制限された空中では流星の如き速度で迫る巨拳を避けることなどできない。
「――っ!」
老雄は咄嗟に「
漆黒のマントごと巨拳に打ち抜かれたカルクスは、真っ逆さまに大地へと落下する。
地表への激突寸前にマントを広げて耐衝撃姿勢を取ったことから、トリオン体は健在のようだが、流石にあの攻撃を受けては無傷ではいられまい。戦闘体、武器共々に相当なダメージを負っている筈だ。これ以上の戦闘は困難だろう。
そして厄介な前衛が片付けば、あとは狩りの時間である。
レイを操って逃れようとするマラキアに、ドクサとニネミアは狙いを定める。
「次は貴様だ」
孤立無援となったマラキアに、一切の仮借なくドクサが攻撃を仕掛ける。
すると突然、マラキアは騎乗するレイを反転させ、騎士たちの方へと突っ込んできた。
逃げを打つ訳でもなく、ここにきて攻勢に転じるとは。敵の思いがけない行動に、練達の騎士たちは警戒の色を露わにする。
「ここで奴も落とします。構いませんな!」
「ええ、援護するわ」
しかし、ドクサとニネミアは武器を構え直すと、突撃を仕掛けるマラキアを冷静に迎え撃つ。
乾坤一擲の攻撃は確かに脅威だが、気迫に押されてミスを犯すような騎士ではない。
ここでマラキアを仕留めれば、ノマスの
「おおおおぉっ!」
歴戦のトリガー使いには似つかわしくない鬨の声を上げ、マラキアが迫り来る。
エクリシアの有するデータでは、「
「
マラキアはトリオン球の旋回半径を二十メートル程度まで広げている。
自ら距離を詰めることで、騎士たちを自動防御の結界に巻き込む腹積もりだ。
勿論、その目論見に乗ってやる必要はない。
二十メートル程度の距離であれば、ドクサの「
仮にドクサの攻撃が躱されたとしても、結界を突き破った巨腕には敵のトリオン球が殺到するだろう。その防御の隙をついてニネミアが飽和射撃を叩きこむことができる。
よしんばそれさえ防がれたとしても、敵のトリオン球は底を尽き、騎士たちに攻撃を加える余力は残らないだろう。
必勝の展開を脳裏に描いて、騎士たちが攻撃のタイミングを計る。だがその時、
「――っ!」
ニネミアとドクサが同時に息を呑んだ。
猛然と突進を仕掛けていたマラキアが、なんと乗騎とするレイから虚空へと身を投げたのだ。
重力に引かれ、大地へと真っ逆さまに落下していくマラキア。
しかし、二人の騎士は敵を追いかけることができなかった。主人を失ったレイが、さらに速度を上げて突っ込んできたからだ。
放たれた矢のように進み来るトリオン兵は、もはや眼前にまで迫っている。回避の暇はない。ただちに迎撃か防御かを選ばねばならない。
その時漸く、二人の騎士はマラキアの仕掛けた悪辣な罠に気付いた。
「――置き弾ッ!」
まるで卵を抱く魚のように、扁平なレイの下面に「
自動防御の結界は只の囮。トリオン兵による自爆突撃が本命の攻撃だったのだ。
「っ、いかん!」
「堕ちなさい!」
ドクサは防御の為に「
固定されたトリオン球に防御機能はない。射撃ビットから放たれたレーザーは狙い過たずレイに直撃し、薄い身体に風穴を空けた。
極光が夜空を真白に染め上げ、雷が落ちたかのような轟音が夜気を震わす。
「っぁ!」
光と音は一瞬で収まり、ニネミアは直ぐに視覚と聴覚を取り戻した。かに思えた。
彼女の視界は暗黒に塗り固められ、戦場の騒音は不明瞭にしか聞こえない。加えて、彼女は己が平衡感覚を失った不快な状態であることに気付いた。
内臓が浮き上がるようなこの感覚は、彼女にとって既知のものだ。
落下している。その事実に思い当ったニネミアは、即座に体勢を立て直そうと試みた。だが、「
鎧には各種の感覚器が備えられており、それらはトリオン体の伝達網と直結している。故に、騎士は自らの身体のように鎧を操ることができるのだ。
つまり、視界がブラックアウトしたということは、鎧が機能を停止したことを意味している。ニネミアは人型の棺となった鎧ごと、敵味方入り乱れる戦場へと墜落した。
「ぐっ……」
大地に叩き付けられたニネミアが苦悶の声を漏らす。
トリオン体、それも戦闘体ならばただの落下程度で損壊することも無いが、身体を襲った凄まじい衝撃は無視できるものではない。
「迂闊、だったわ……」
機能停止した鎧から脱出するための操作を行いながら、乙女は歯を噛みしめる。
堅牢無比な「
しかし奇妙なことに、あれほどの爆発を受けても、鎧の外観には殆ど損傷が見られない。
これはマラキアの有する
「
トリオン体の伝達網をズタズタに焼き切る高電圧の雷撃を、ニネミアはまともに受けてしまった。その所為で、彼女の「
「もう一度「
射撃ビットも雷撃の嵐に巻かれて機能を停止している。破棄して新たに作り直さねばならない。
鎧を失い、残されたトリオンも心もとない。完全にマラキアの掌に乗せられてしまい、戦局をひっくり返されてしまった。
「駄目よ、こんなところで終われない」
それでもニネミアは勇を鼓舞し、気合を入れ直す。
トリオン体は幸い無傷であり、まだ戦闘の継続は十分に可能だ。
ともかく彼女は緊急脱出装置を起動させると、ガラクタになった「
地上は敵味方が入り乱れての混戦模様の筈だ。射撃型トリガーの彼女はともかく距離をとり、味方と連携を取らねばならない。
やっとの思い出鎧から這い出た彼女に、敵トリオン兵の群れが襲い掛かる。
群がる敵を「
だが、そんな彼女に緊迫した様子の通信が入った。
声の主は、後方から支援を行っていたフィロドクス騎士団のカスタノである。
「総員、今すぐその場から撤退しろ! 敵は都市を自爆させる気だ!」
激闘を繰り広げるニネミアにもたらされたのは、恐るべき敵の策略であった。