前回の投稿からほぼひと月も空いてしまいました。
時間はたくさんあったはずなのにねぇ(遠い目)
謝罪はここまでにして、今回はとうとうゆめちゃんのお話が終わります。
投稿を始めてから一年も経ってしまったと思うと、とてつもない申し訳なさが湧いてきます。
加えて話数もそれほどないという(小声)
ともかく、本編の方をどうぞ。
今後とか雑記はあとがきで。
水族館見物を終え、僕らは帰路につく。
まだそれほど日が落ちている訳でもないけど、冬場の冷たい風から逃げるように、学校への道を戻る。
「ゆめちゃん」
「どうしました?」
「きょうは楽しかった?」
「もちろんです」
言葉だけでなく、表情からも楽しんでくれたことがうかがえた。
「先輩は楽しかったですか?」
「楽しかったよ。ただ、ちょっと疲れたかも」
予想外のサービスに驚かされる場面があって、少し気疲れしたみたいだ。
「あはは……」
これにはゆめちゃんも苦笑いしてしまうようだ。
選んだ本人が軽く引くなんて、と思わなくもないが。
ただ、一つ確認しておかないと
「ねえ、ゆめちゃん」
「はい?」
「ゆめちゃんは、あのカップル割のことはあらかじめ知ってたの?」
少し問いただすようにゆめちゃんに尋ねる。
すると、ゆめちゃんは少し焦ったように取り乱し始めた。
「あの、えと、あの」
「図星か」
「はう~~……」
バレたことを悟ると、ゆめちゃんの顔はみるみるうちに赤くなっていた。
「ど、どうしてそうだと思ったんですか?」
「水族館に入るとき、あんなに必死だっただろう?それに、写真を撮られるのもとても喜んでいたみたいだし」
「あ、あはは……」
反論はないみたいだ。
「でも、ちゃんと楽しめたよ」
「そう、ですか。だったら良かったです」
ゆめちゃんに笑顔が戻ったことを確認して、歩を進めようとした。
すると、ゆめちゃんは僕の腕をつかみ、それを止めた。
「ここまでわかっていて、先輩はスルーする気なんですか?」
真剣な表情でゆめちゃんが言う。
もちろん、ここまでされてわからない僕ではない。
ゆめちゃんが僕のことを好きになってくれていることを。
「そう、だね。ここで返事をしないのはいただけないよね」
僕はゆめちゃんに向き直り、呼吸を整える。
ゆめちゃんをなるべく驚かせないように、そして悲しませないような言葉を選ぶ。
そして、僕の想いを告げた。
「ゆめちゃん。僕は、今はゆめちゃんと付き合うことはできない――」
まさかの言葉に、ゆめちゃんは呆然としていた。
「――でも、あくまでも今はっていう話だ。僕は、まだゆめちゃんのことをまだ知らないって思ってるから、これからゆめちゃんのことをもっと教えてほしい。その後、改めて僕からゆめちゃんに想いを伝えるから。だから、少しの間待ってくれないかな?」
僕はゆめちゃんのことをまだ知らない。
あくまで、今までは教える相手として考えていたから。
ゆめちゃんをそう言った目で見たことはないか、と聞かれると嘘になるけれども。
それでも、僕はもう少しゆめちゃんを知らなければいけないんだと思う。
例えば、好きなものだ。
意外と、今までそう言った話はしてこなかった。
だから、まずはそこから始めないと。
僕が思いの丈を吐き出した後、しばらくの静寂が過ぎていった。
「私、今日告白するつもりだったんです」
ゆめちゃんが語りだす。
「でも、先輩がそんなこと言っちゃうなんて思っていなくて」
荒ぶった気持ちを落ち着かせるように、訥々と言葉を吐き出す。
「先輩の一言で、私、泣きそうになったんですよ」
少し声が震えていた。
「一瞬、先輩にフラれたって思っちゃいましたし」
目じりにわずかな涙をたたえて僕を見据える。
「だから、先輩にはイヤっていうくらい私のことを知ってもらいます。そして、絶対に私に告白させてみせますから!」
強い決意のこもった目だった。
△▼△
それからというものの、必然というべきか、レッスン以外の時間にも合う機会が増え、頻繁にお昼ご飯を一緒に取るようになった。
その時には、レッスンのことは頭から外して、なんてことのないありきたりな話をする。
もちろん、二人で出かける機会も増えた。
そう言った時間のおかげで、ゆめちゃんの好きなものだったり、特技だったりと、今まで知らなかった身近なことを知ることができた。
そして、時は移ろいS4決定戦。
ゆめちゃんは僅差で白鳥に敗れたものの、見事S4の座を手に入れることができた。
本人は少し悔しそうではあったものの、たった1年であの白鳥に追いつくことができているんだから、やっぱりゆめちゃんはすごいポテンシャルを持っているんだと改めて思った。
S4決定戦のあと、僕とゆめちゃんは二人で会場近くの浜辺にいた。
「とりあえず、お疲れ様。そして、おめでとう」
「ありがとうございます」
まだ、あまり実感がないのだろう。
ゆめちゃんは少し惚けたように遠くを見ている。
「あの白鳥に僅差だなんてなぁ。やっぱりすごいや」
「先輩のおかげですよ」
「いやいや、ゆめちゃんのポテンシャルがすごかったんだよ」
「でも、先輩がたくさん手伝ってくれたからここまで来れたんですよ」
「そう言ってくれると、こっちも鼻が高いや」
そこで、話が途切れる。
今こそ、想いを伝える時だ。
「あのさ」
「はい?」
僕の少し上ずった声に、ゆめちゃんがこちらを向く。
「今まで保留してた返事に、今日答えようと思う」
僕は居住まいを正し、ゆめちゃんに向き直る。
ゆめちゃんも僕の方を向く。
ゆめちゃんは、どこかうれしそうだけど、少し不安そうな笑みを浮かべていた。
「僕は、ゆめちゃんのことが好きです。どうか僕と付き合ってくれませんか?」
ついに想いを伝えた。
以前、ゆめちゃんの想いを聞いてはいるものの、やはり返事を聞くまでは緊張してしまう。
どんな返事が来るか待っていると、僕はゆめちゃんに抱き着かれた。
「遅いですよ。ちょっと心配したんですからね」
「ごめん。でも、途中からゆめちゃんのS4になるっていう自分の夢をかなえて欲しいっていう思いが強くなったから」
「じゃあ、先輩はもし私がS4になれなかったらどうするつもりだったんですか?」
「来年まで待つよ。もちろん、そんなことはさせないけどね」
「もう……」
呆れたような声を出すゆめちゃん。
弄ばれたような気がしてならないんだろう。
「でも、ゆめちゃんはS4になれたんだから結果オーライでしょ」
「そうですけど……。なんだか気に入らないです」
「そいつは困ったなぁ」
その時、ゆめちゃんが『いいこと思いついた』とでも言うように、ニヤニヤとした表情を浮かべていた。
「決めました。先輩がこれからも私のことを応援して、私を愛してくれるなら許してあげます」
悪い顔をしたと思えば、とても可愛らしい命令だった。
もちろん、従わないなんてことはなく。
「その
出会いは一期一会。
二人の出会いは偶然だったかもしれない。
けれど、その出会いから愛が生まれたのは必然だったのだろう。
いかがでしたでしょうか。
プロットが複雑骨折してしまい、着地点を失う前に終わらせようと思ったがため、こうなってしまいました。
とりあえず及第点かな、とは思っていますがどうでしょうか。
アイカツの新シリーズであるプラネットがいまだに物議をかもしていますが、皆さんはどう思ったのでしょうか。
私は、ストーリー次第ではありますが比較的容認派ですね。
ただ、二次創作のやり辛さが半端ないですね。
実写ですしお寿司。
ともかく、放送が待ち遠しいです。
さて、今後のことですが、実は未だにあおいちゃんのお話のプロットができていません。
書き始めはなんとかなりそうなのですが、そこから先の展開が全くという感じです。
とにかく何とか頑張ってみます。
ただ、書くことが嫌にならないようにしたいと思っているので、他のお話が思いついたら、そちらから書くと思います。
去年アンケートを取っておいて何なんだ、と思っていらっしゃるかもしれませんが、そこはどうか暖かい目で見ていただけると幸いです。
毎度のことではありますが、感想評価等をしていただけると非常に励みになります。
ちなみに、こんなシチュ読みたい、とかあれば参考にしてみたいと思っております。
活動報告のコメントにぜひお寄せください。
どの活動報告にコメントしてくれても構いませんので。
Twitterのリプとかでも構いません。
長くなりましたが、よろしくお願いいたします。
あ、来月真昼ちゃんの誕生日じゃん。
アイカツシリーズで1番好きなのはどれ?
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