アイカツで恋愛モノ   作:亜戸 健一@沼太郎

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ローラのお話を書こうとしたけど全く筆が乗らなかったので今回は姉妹(というか姉)のお話です。
香澄姉妹はスターズの中で非常に好きなアイドルなので自然と筆が進みますね。
実はサブタイを決めるのに結構頭を抱えていたりします。


司くん、アイドルになる......?

「うわあああぁぁ!!」

 

悪夢を見て咄嗟に跳ね起きた。

なんという夢を見てしまったんだろう。

2人の女の子に着せ替え人形にされ、挙句の果てに街を歩き回る夢だなんて。

……疲れてるんだろうな、きっと。

 

「とりあえず今日は学校だし、切り替えていこう。うん、そうと決まればさっさと着替えるぞ」

 

制服を取り出すためにクローゼットを開けると、僕は驚愕した。

あれ?なんで女性向けの服が入ってるんだ……?

ロングスカートやそれに合わせた長袖のTシャツがかかっていた。

おまけにご丁寧にセミロングのウィッグまでおいてある。

……あ、夢じゃなかったんだ。

昨日、結局買ってもらったんだっけ。おそらく夜空さんからだろうけど。

そしてこれを着たまま町を回ったんだよな。さすがに寮に戻る前に着替えたけどさ。

そりゃ、忘れたくもなるよなぁ。

まっとうな思春期の男子には恥ずかしすぎるよ。この前のドラマの撮影然り。

 

しっかし、ルームメイトがいなくてよかったぁ~。

ルームメイトがいたら絶対揶揄われるやつじゃん。

っと、記憶の捜索をしているうちに時間が経ってしまった。

制服に着替えないと。

 

△▼△

 

「授業をまともに受けるのも久しぶりだなぁ。なんだかんだで仕事が入ってたし」

 

教室に入って教科書を取り出すことがひどく懐かしく感じる。

ただ、これも人気になっている証拠だと実感できることなのではあるが。

学生の本分は勉強だ、とか一部の人がうるさそうではあるが忙しい人たちは課題という形で義務教育の内容は学習している。

それはさておき、お昼休みに入るとクラスメイトと久しぶりに机を囲んで昼食をとることとなった。

 

「しかし、司とこうして昼飯を食べるのも久しぶりだな」

「そういわれるとそうだな。なんだかんだでお昼はロケ弁か外食だったし」

「人気者だっていう証みたいなもんだろ?」

 

と、親友の海東が野次ってくる。

 

「海東も似たようなもんだろう。同じ作品で共演してるわけだし」

「主役と脇役じゃ話が違ってくるさ」

 

そんな風に他愛のない話をしていたのだが、司の前に急に爆弾が降ってくることとなった。

 

「そういえばさ、今人気がある女子部の香澄姉妹が昨日可愛い女の子を連れてたらしいんだって。しかもアイドルじゃないらしい。ほら、この写真」

「ブフォォォッ!」

 

思わず飲んでいたお茶を噴き出してしまった。

 

「おいおい、何してくれんだよ……」

「すまんすまん。ちょっとお茶が変なところに入っちゃって」

「ったく……。気をつけろよな」

「本当にすまん」

 

怪しまれるかと思ったが、何とかなりそうだ。

しかし、写真がすっぱ抜かれてたとは。

有名人になるって怖いね(他人事)。

でも、そのあとを追跡されないみたいで本当によかったよ。

もし正体が僕だってバレたなら、これからのアイカツに支障を来してしまうかもしれないからね。

と、自分の世界に入り浸っていると肩を叩かれて現実に意識を戻した。

 

「司、電話かかってるぞ」

「あぁ、さんきゅ」

 

いったい誰からなんだろうかと画面を確認すると、そこには「香澄夜空」の名前が記されていた。

 

「悪い、ちょっと席外すよ」

 

さすがにここでは通話はしたくないため、席を外し食堂の外で電話に出ることにした。

 

「もしもし、司です」

『司くん、ごめんね~。写真撮られちゃったみたいで……』

「いえ、自分も多少油断していたのでそれに関して夜空さんは悪くないですよ」

『そう言ってくれると助かるわぁ。ただ、ちょっとまずいことになっちゃったの』

「まずいこと、といいますと?」

『実は、あなたをアイドルとして勧誘しようとしている方がいて、その人に紹介してくれって頼まれちゃったの』

「はい?僕はすでにアイドルですが」

『そうじゃなくて、()()()としてアイドルにしたいって言ってきているの』

 

……え?

エエエエェェェェッッッ!!!

 

 

「う、嘘……ですよね?」

『私も嘘だと思ったんだけどねぇ……』

 

嘘だと言ってよ○ーニィ!(現実逃避)

 

『それでね、一度会って話がしたいそうなの。もちろん責任を取って私も同席するわ。そしてその時にきちんと断りましょう?』

「そう、ですね」

 

仕方ない、腹をくくるしかないか。

相手方には申し訳ないがきっぱりと断らせていただこう。

 

「わかりました。夜空さんがいてくださるなら心強いです」

『ほんとにごめんね~。それでね、その時に着て行くお洋服のことなのだけれど』

 

あ。こうなることを考えていなかった。

 

「昨日着ていたものは……」

『それじゃあだめよ。もう少ししっかりしたものを用意しないと』

 

また着せ替えされちゃうのか。

ただ、心なしか夜空さんの気分もよくなっている。

本当に申し訳なく思ってくれていたのだろう。

 

「わかりました、観念します。それでまたショッピングですか?」

 

夜空さんの笑顔が見られるなら相応の対価……かどうかは分からないが、それでも笑顔になってくれるというのはけっこううれしかったりする。

出会ってまだそれほど日が経った訳ではないが、夜空さんの笑顔に惚れてしまったみたいだ。

これも惚れた弱み、ですかねぇ。

 




いずれ書いてほしいアイドルを募集しようかとか考えてはいます。
いつになるかわからないのが申し訳ないですが。

アイカツシリーズで1番好きなのはどれ?

  • アイカツ!(いちご世代)
  • アイカツ!(あかジェネ)
  • アイカツスターズ!
  • アイカツフレンズ!
  • アイカツオンパレード!
  • アイカツプラネット!
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