勢いで書いたら、普段と同じくらいの分量になってしまいました。
時系列的にはかなりすっ飛んで、このルートのエンディング後です。
そのため、司くんからの呼び方が変わっていたりします。
あんまり書くのもアレなので、残りはあとがきの方に......。
今日は真昼の誕生日。
夜空と一緒に真昼へのプレゼントを買いに来た。
「真昼は何を上げたら喜んでくれるかな」
「たぶん、司くんがプレゼントした物なら何でも喜ぶと思うわよ」
「さすがにそれは言い過ぎでは?」
「いえ、あながち間違いでもないはずよ。あの子、あなたにベタ惚れしてるから」
「そ、そうだったのか。でも変なものは渡したくないなぁ」
「それだったら、アレとかどうかしら」
「あぁ、アレか。それだったら喜んでくれそうだ」
夜空が指したのはシュシュだ。
真昼に似合いそうな赤紫と青紫色のシュシュ。
「これで決まり、だな」
迷うことなく購入を決めた。
会計を済ませて店を出ると、夜空の姿が見当たらなかった。
「あれ?どこに行っちゃったんだろう」
迷子になるような人ではないはずなのだが。
それから少し歩き回っていると、夜空から電話がかかってきた。
「もしもし?いったいどこに行ったんだ?」
『ごめーん。ちょっとイイものをみつけちゃってね』
「はぁ……。それでいったいどこなんです?」
『えーっとねぇ――』
電話を終え、夜空が待つ店へ向かった。
△▼△
どうやら、女性向けの服を主に扱っている店のようだ。
なかに入ると、僕に気づいた夜空が手を振っていた。
おまけにものすごくいい笑顔も合わせて。
……嫌な予感しかしない。
「司くーん、早く早く~」
……ええい!なるがままよ!
腹をくくって夜空の方へ歩き出した。
△▼△
買い物を終え、香澄家での誕生日パーティーに御呼ばれすることになった。
残念ながらお義父さんとお義母さんは仕事の都合で来られないようだが、ゆめちゃんをはじめとした友達が集まってパーティーを開いてくれたみたいだ。
「そろそろ真昼が帰ってくるみたいよ。みんなクラッカーの準備は大丈夫かしら」
その声とともに、玄関に近いリビングのドアの前にみんなで陣取った。
少しの間待った後、玄関のドアが開く音が聞こえた。
そしてリビングのドアが開いたと同時にクラッカーを鳴らした。
「「「誕生日おめでとう、真昼(ちゃん)!!!」」」
真昼は、思いもよらない歓迎に思わずポカンとした表情を浮かべていたが、理解が追いつくと途端に笑顔になった。
「みんな!ありがとう!」
それから、誕生日のケーキを出してろうそくの火を消したり、少し豪勢なディナーを楽しんだ。
パーティーも終わりに近づいたころ、みんなでプレゼントを渡した。
ただ、この時僕と夜空だけプレゼントを渡さなかった。
他のみんなはプレゼントを渡した後、空気を読んで先に帰ってくれた。
恋人同士の時間を作ってくれたのだ。
「それじゃあ、私と司君のプレゼントの用意をするから少し待っててね」
「なに?用意が必要なプレゼントなの?」
「そうなの、だから少し待っていてちょうだい」
それから、僕は別室に移り着替えを始めた。
△▼△
20分後。
「おまたせ~」
「本当に待ったよ」
「ごめんごめん。さ、プレゼントの用意ができたわ。司くん入って~」
その合図で、僕は扉を開けてリビングへ入った。
「……!!!」
真昼は声も出せないくらいに驚いている。
「どう?驚いたでしょ。私のプレゼントは、このクールな司ちゃんで~す!」
驚くのも無理はない。
だって僕がプレゼントで、なおかつ女装しているのだ。
「えーっと……どう、かな。キレイに見えるかな?」
「?!っ!!!」
少しポーズをとると、真昼が少し表情を赤らめ興奮している様子が見て取れた。
「そこまで喜ばれるとなんかこっちが恥ずかしくなってくるな……」
その後、収拾がつかなくなりそうになったため女装をやめた。
夜空さんは少し惜しそうにしていたが。
「司先輩。あんなの、刺激が強すぎます。それに、似合いすぎです」
「あはは、まさか自分もあそこまで似合うとはおもってなかったなぁ」
「もう……。あ、先輩からまだプレゼントをもらってないです!プレゼントを要求します!」
「そういえばそうだったな。はい、これが僕からのプレゼント」
用意していたプレゼントを渡した。
受け取るや否やすぐに開けてくれた。
「これ、シュシュ……」
「そ。真昼に似合うと思って」
「うれしい……」
気づけば、夜空はどこかにいなくなっていた。
気を遣ってくれたのだろう。
「司先輩。私からお礼をさせてください」
「お礼だなんて、真昼が喜んでくれたのが一番だよ」
「それでもしたいんです。だから、少し目をつぶっていてくれませんか」
「わかった。目をつむるよ」
言われたとおりに目をつむることにした。
なんとなく察してはいるけど、言わぬが華よ。
それから唇と唇が触れ合った。
途中で目を開けたけど、そんなことは気にしない。
30秒ほどして、二人は離れた。
「司先輩。大好きです」
「僕もだ、って言いたいけど、夜空がすねちゃう」
「今はいませんよ」
「確かに。それじゃあ言い直して。真昼、大好きだ。それと、誕生日おめでとう」
「はい!ありがとうございます!」
なんか後半筆が乗って(暴れて)甘くなりました。
強引に甘くした感もありますが、付き合ってるんだしこれくらいはね。
ちなみに察しているとは思いますが、どちらともくっつきます。
倫理的にはちょっとアレですが、当人たちが良ければ何も問題はないのです。
あと、司くんが着ていた服装ですが、シャニマスの白瀬さんの最初期のPSRの恰好をイメージしていただけるとよろしいかと。
それはともかく、真昼ちゃんお誕生日おめでとう!!
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