アイカツで恋愛モノ   作:亜戸 健一@沼太郎

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皆様、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

さて、本編についてですが今回は難産しました。
一応アニメの補完のような形で書いたせいなのか、少し読みづらいかもしれません。
それではどうぞ。



責務

WMのお披露目とお茶会の後、僕はみくるのレッスンに付き合ったり家の手伝いをしたりと、かつての小学生のころのように会うようになった。

そして今日は僕がオフだったこともあり、みくるの家の手伝いをすることになった。

 

「みくる、これはここに置いておいていい?」

「うん。お願い。あ、ついでにこれもいい?」

「オッケー」

 

かつての小学生のころのようなやり取りに、未だ少しのなつかしさを覚えつつも心の中にとどめ、作業をこなしていく。

 

(しかし、前に比べてお客さんも増えたなあ。これもみくるがアイカツを始めたことがきっかけなのだろうか)

 

みくる曰く、常連のお客さんを伝手にみくるが店を手伝っているという情報が少し広まっているようで、近場のファンの間では話題となっているらしい。

もちろんそれだけではなく、お店の評判も良いためである。

 

「さて、もうひと踏ん張りだ」

 

△▼△

 

「お疲れ、司。はい麦茶」

「ああ、サンキュー」

 

もらって麦茶を飲みほしながら、みくるのソロステージが近いことを思い出した。

 

「そうだ、みくる。ソロステージの準備は大丈夫?」

「あぁ……えと。ダンスとか歌は司にレッスンで見てもらってるからなんとかなりそうなんだけど、まだドレスがね……」

 

そう言うと、みくるはちょっとだけ不安そうな表情になってしまった。

 

「あれっ?この前ViVid Kissのデザイナーさんと会ったんじゃなかったっけ?」

「そうなんだけど、実はちょっと面倒なことになっちゃって」

「まさか、断られちゃった?」

「断られたわけじゃないんだけど……その、ちょっとした課題を出されちゃって」

「課題か……。ちなみに、どんな?」

「ミラクルフラワーを金色に咲かせるっていう課題。今のところなんとかなるとは思うんだけど」

「ミラクルフラワーか。確か、あれって金色にするには毎日決まった時間に水をあげないといけない花だったっけ?」

「そうそう。それで、デザイナーのKAYOKOさんの新商品の発表の時に合わせて持ってきてくれないかって言われたから、もう育ててるんだ」

 

そう言って、みくるはミラクルフラワーの植えてある鉢を見せた。

 

「これがミラクルフラワーなのか」

「そうそう。わたしマジで頑張るからね!」

 

△▼△

 

それから一週間、みくるはアイドルとしての仕事とガーデニングショップの仕事、それにレッスンも加え忙しい日々を送りながらも、日々決められた時間に水をあげていた。

神崎との仕事のときも、間を縫って水をあげに家に戻っていたそうだ。

今日もレッスンの休憩の間に水をあげに一度戻っていた。

 

「ただいまー」

 

噂をすれば戻ってきたようだ。

 

「おかえり。ミラクルフラワーの様子はどう?」

「順調、順調。一度だけひやひやしたことはあるけどね」

「そりゃよかった。その一回って神崎との仕事の時だろう?」

「そうそう。なんでわかったの?」

「神崎の1日の仕事量ってけっこう多いから、時間をとるのに苦労しただろうなって。僕も一度苦労したし」

「あははは……」

 

神崎の仕事量ははっきり言ってかなり多い部類に入る。

圧倒的な人気を持っている以上、仕事が舞い込むのは必然ではあるのだろうが、それをほとんど蹴ることなく可能な限りの仕事を受け続けているのだ。

最近デビューし始めたみくるにとってはかなりの忙しさだろう。

それでも弱音を吐かないあたり、神崎が認めただけのことはある。

 

「まあそれはともかく、レッスン再開しようか」

「みくるのミラクル見せちゃおっかな!」

 

△▼△

 

~side みくる~

 

「はっ、はぁっ。急がないと金色に咲かせられなくなっちゃう」

 

仕事の時間が思っていたよりもかなり押してしまっていた。

それに加えて道路も渋滞、と遅れの二段コンボ。

 

(ついてないなぁ。でも急がないと。まだあきらめちゃだめだ!)

 

「間に合え!わたし!」

 

しかし、息を切らしながら店に駆け込むも時計の針は予定の時刻を過ぎた後。

 

「はあっ、はぁ、はぁ。間に合わなかった……」

 

そこで緊張が途切れてしまったのだろう。

涙とともに仕事の疲れが現れ、店のカウンターに伏して眠ってしまった。

 

△▼△

 

窓から朝陽が差し込み、店内が明るくなっていくと、みくるは自然と目を覚ました。

 

「いけない、寝ちゃってた……」

 

寝ぼけ眼をこすり、意識を覚醒させていく。

 

「あっ!ミラクルフラワーは?!」

 

ミラクルフラワーの鉢に目を向けると、そこには金色に輝くミラクルフラワーの姿があった。

 

「えっ、どうして……?」

 

みくるはあり得ない姿に驚き、素直に喜ぶことができず呆然としていた。

 

(昨日は決まった時間にお水をあげられなかったはずなのに……。)

 

「まさか……」

「そのまさかだよ、みくる」

 

背後から突然声が聞こえてきた。

振り向くと、そこには大切な思い人が立っていた。

 

「司……」

 

~side out~

 

「司……」

「おはよう、みくる」

 

寝起きで頭の整理ができていないのだろう。

でも、あまりぼーっとしている暇はないはずだ。

 

「とりあえず説明はあとから。顔を洗ったらミラクルフラワーを持ってすぐ出るぞ。KAYOKOさんに渡さないといけないんだろう」

「う、うん。わかった!」

 

みくるは跳ぶように洗面所に向かい、それからほんの間もなくして戻ってきた。

 

「お待たせ!」

「よし、じゃあ行こうか」

「あ、待って。今から出たら道路が混んで間に合わないかも」

 

せっかくの幼なじみの大舞台なんだ。

恥なんてかかせられないよ。

 

「大丈夫だよ。そう言うと思って、水上バイクを用意してる」

「マジで?!ありがとう、司!」

 

僕にできることはここまでだけど、やれることは全力でやってやろう。

さあ、最後の大仕事だ。

 

 




このお話を書いた後、なんだかんだ言って一から書いた方がむしろ楽なのではと思い始めた次第でございます。
前話を投稿した時にしれっと新たなアンケートを行っていたと思いますが、結果を見て意外にも香澄姉妹のお話が人気だということに驚きました。
ローラのお話も好きな方がいてくださってうれしい限りです。
アンケートの結果を踏まえまして、一度みくるちゃんのお話がひと段落ついた後、あおいちゃんのお話と香澄姉妹のお話を交互に投稿できたらな、と考えております。

最後に、これから4月あたりまで作者は多忙であると思われますので、更なる投稿ペースの遅延が起きると考えられます。
しかし、私はエタるつもりは全くございませんので気長にお待ちいただけると幸いです。
今年も1年間よろしくお願いします。。

アイカツシリーズで1番好きなのはどれ?

  • アイカツ!(いちご世代)
  • アイカツ!(あかジェネ)
  • アイカツスターズ!
  • アイカツフレンズ!
  • アイカツオンパレード!
  • アイカツプラネット!
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