遅れて申し訳ありません。
先週はミラボレアスに焼きつくされてしまいました。
次は来週に、とか言おうと思いましたけど、歴戦王イヴェルカーナとか(長いので以下略)
とまあ、投稿スケジュールが乱れております。
許してくださると幸いです。
他にも言いたいことはありますが、それはあとがきで。
年が明け、少しした頃。
僕は学校の体育館を借り、今の大きな仕事である特撮ドラマの撮影の練習をしていた。
「ここをこうして、こう」
作品の監督が主演の人たちにもアクションを求めている人で、今はそのなかの殺陣を一通り頭に入れていた。
「ふぅ……。よし、とりあえずはこんな感じだな。あとは現場で相手の役者さんとすり合わせかな」
そしてちょうど休憩に入ろうとした時、体育館の戸が開いて誰かが入ってきた。
「お邪魔しまーす。おおっ!司くんのレッスン風景を見られるとは!」
「残念ながら、今は休憩だよ」
「不覚ッ!」
入ってきて早々目を輝かせたあおいちゃんだったが、僕の返事にがっくりとうなだれる。
本当にわかりやすい子だなぁ。
「それで、何か用でもあるのかな?」
僕の言葉に、あおいちゃんはハッとして居住まいを正した。
「実は、お芝居の相談に来たんです」
「え、僕に?」
「はい」
先ほどとは打って変わって真剣な表情で答えるあおいちゃん。
おふざけじゃあないみたいだけど。
「えっと、どうして僕のところに?」
「身近な人で、演技について一番詳しいのは司くんかなって思ったの。だって、今絶賛活躍中でしょ?」
「それはそうなんだけど、まだまだデビューして1年経ってないんだよ?演技も現場で叩き上げたようなものだし」
実際、入学して間もなくのオーディションでは、監督の意向から演技よりも身のこなしが求められたから合格できたわけで、演技は本当に現場での叩き上げなのだ。
共演する先輩方にいろいろと教えてもらったものもあるけども。
それを聞いてもなお、あおいちゃんは食い下がらなかった。
「それでも、やっぱり司くんがいいの。お願い、何でもするから!」
ものすごい熱意だ。
いったい何がそこまでさせているんだろう。
「あー、わかった。とりあえず話は聞こう。話はそれからだ」
「本当?!」
「うん。でも、女の子が『何でもする』っていうのは感心しないよ」
熱意を伝えるには十分だけど、あおいちゃんだって可愛い女の子なんだ。
その辺りは気を付けておくに越したことはないし。
「はい!これから気を付けます、先生!」
「先生って……」
大袈裟だと思ったけど、あおいちゃんが楽しそうに言うものだから否定するのはやめた。
まずは理由を聞かないと始まらない。
「とりあえず、どうして演技の指導が必要なのか教えてほしい」
「気になるドラマのオーディションがあるから、だね」
「なるほど。ちなみに、そのドラマってどんなものなんだ?」
あおいはこれですと言ってアイカツフォンの画面を見せてくる。
その画面には、イケナイ刑事3と書かれていた。
「これって、二人の刑事が派手なアクションで犯人を追い詰めて捕まえるっていうやつだよね?」
「うん。その認識で間違いないよ」
アクションか……。
つまりはそういうことか。
「だいたいわかったよ。つまりはアクションも込みで教えて欲しかった、ってことなんだね」
「そういうこと!だから司くんが適任だと思ったの」
蘭も太鼓判を押してたし、と続けて言った。
ここまで言われて受けないなんて言えないなぁ。
まあ、あの熱意と本気さを見て、指導をするつもりにもなったんだけどね。
「本当に叩き上げになるけど構わないよね?」
「うん、もちろん!」
そして、これからオーディションに向けて演技やアクションの基礎を教えることになった。
△▼△
演技のレッスンは翌日から始めた。
あおいちゃんは決めた日から早速レッスンしたいと言っていたけど、残念ながら僕は予定があって断らざるをえなかった。
だから、その分当日は気合が入っていた。
演技に関しての基本的なメニューには、僕のお古の台本を使うことにした。
実際に叩き上げと言った通り、最初から本番に近い形で演技をさせた。
途中から、感情の表し方だったり、台本を覚えるコツだったりと、小さなアドバイスを加えていった。
アクションは、とにかく怪我をしないことを重点に置いて練習をした。
着地の時の受け身の取り方だったり、一見派手に見えつつも相手にけがをさせない取り押さえ方だったりと、これもいろいろとアドバイスをした。
一週間もすれば、ある程度形になった。
もともと理解が早くて、運動も得意だったということもあり、コツをつかむとそこからぐんぐん成長していった。
流石にここまで飲み込みが早いとは思わなかったけど。
あれ、僕って必要だった……?
「よし、今日はここまでにしようか。あおいちゃんもだいぶお芝居が板についてきたみたいだし」
「私なんて司くんに比べたらまだまだだよ」
「そんなことはないと思うよ。あくまでも僕は今までの経験がある分、何とか教えることができているだけだから」
実際、あおいちゃんは場数こそ踏めば、僕よりもすごい存在になってしまうんじゃないかと思っているし。
そう称えた僕に対して、あおいちゃんはそんなことないとでも言うように言った。
「でも、司くんのレッスンのおかげでここまでこれたんだ。それはちょっと誇っていいと思うけど?」
「そう言ってくれると僕も鼻が高いや」
そう言ってくれるだけでも、僕は手伝った甲斐があったなぁと心に思いながら、翌日のメニューを相談して、解散となった。
いかがでしたでしょうか。
ある程度皆さんは原作をご覧になっているかと思いますが、二人は演技、特にドラマという同じ舞台が共通点ですので、そこを中心に絡めていきたいと思います。
さて、先日アイカツが8周年を迎えました。
これからも素晴らしいコンテンツとして残って行ってほしいと思います。
実は私はアイカツにはまったのが2年前と、比較的最近のフレンズの放送真っただ中の時期でした。
当初は友人から勧められ、女児アニメか...なんて思っていましたが、気がつけばdアニメの1か月無料期間のうちにスターズにまで突入していました。
125話のエンディングには泣きそうになりましたね。
あれはずるいですよ...。
皆さんはいつ頃アイカツを知ったのでしょうか。
放送当時からリアルタイムで見ていた方もいれば、最近知ったという方もいるかもしれませんね。
もし、この小説をきっかけにアイカツを見てみたんだ、という方がいてくださると、私としてはとても嬉しいです。
これからもよいアイカツライフを!
毎度のことですが、感想をいただけると励みになります。
書くペースに影響があるかどうかはわかりませんが、モチベーションは上がります。
次もなるべく早く頑張ります。
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