そのトリを飾るのは蘭の誕生日企画です。
蘭、誕生日おめでとう!
評価の件とかいろいろと話したいことはございますが、あとがきに回させていただきます。
”特別篇” 蘭の誕生日
~蘭 side~
今日は私の誕生日だ。
いつもは両親に祝ってもらってた。
去年は学園で寮生活だから一人で過ごした。
だから、少し寂しかった。
でも、今年は違う。
今年は、いちごにあおいに――、恋人になった司もいるんだ。
その司が、今夜は珍しく私を呼び出している。
司なりに祝ってくれるんだろう。
今日は楽しい日になりそうだ。
~side out~
今日は蘭の誕生日だ。
いつも蘭に対してふざけた態度を取っているけど、今日は真面目にやらないと。
じゃないと後で何をされるかたまったもんじゃない。(小文字)
何はともあれ、今日は盛大に祝わないとな。
「もしもし、いちご?準備はどう?」
『準備万端だよ~』
それじゃあ蘭を迎えに行くとしよう。
△▼△
「司、待ったか?」
「いや、今来たとこ」
待ち合わせ場所の噴水に蘭がやってきた。
服装はあらかじめ言っておいたとおり制服だ。
そして蘭は僕の返事に対して少し顔をニヤつかせながら返す。
「とか言って。実は10分ぐらい前についてたんだろう?」
「それは言わないお約束だろう?」
「だって司だぞ?」
「失礼だな。今日は真面目にやってんの」
普段と違う僕がおもしろいのか、クスクスと笑っている。
「さあ、時間だし行かないとな」
「どこに行くんだ?」
「それはまだ内緒」
「んー、司に言われるとなんか腹が立ってくるな」
「いやなんでだよ!」
真面目にキメたはずが、結局普段の会話と同じようになってしまった。
まあ、これが僕たちの距離感だから仕方ないのかも。
「まったく、キメて損した気分だ」
「だって司らしくないんだもん」
失礼な。
僕だって真面目にやるときは真面目なんだよ。
それに、蘭といると素の自分でいられるから。
「じゃあ、もう変に気取るのはやめにしようかな。笑われるだけだし」
「悪かったって」
そうやって、いつものごとく会話をしていると、目的の場所へと到着した。
「着いたぞ。ここだ」
「ここって……」
ここはクリスマスパーティーに使った広いホールだ。
蘭の様子を盗み見ると、なんとなく察しているようだった。
「さあ、中へどうぞ」
「エスコート頼むぞ」
蘭の手を取り、扉を開く。
すると、たくさんのクラッカーが鳴り響いた。
「「「蘭。誕生日おめでとう!!」」」
皆で蘭を迎え入れた。
「みんな……。ありがとう!」
その後は、バースデーケーキを出したり、それぞれプレゼントを渡したり、食事をしたりして楽しんだ。
ジョニー先生もノリノリでダンスを踊ってくれたりした。
僕は、あおいと即興劇をやった。
僕が怪盗役で、あおいが警察役だ。
僕が蘭を盗みだそうとするが、あおいに阻止されて撤退するという簡単なものだったけど、イイ感じのアクションで盛り上がってくれた。
蘭に「お前を盗みに来た」って言ってお姫様抱っこをした時は、女性陣から黄色い声が飛んできた。
それに、蘭も頬を朱く染めながら満更でもなさそうにしていた。
蘭を置いて逃げる時、少し寂しそうな顔をしていたのにはちょっと応えるものがあったなぁ。
ともかく、結果的にはサプライズパーティーは成功だった。
蘭も少し照れくさそうにしているものの、とても楽しめているようだった。
△▼△
パーティーが終わり解散となった。
僕は片付けをしようとしたけども、いちごとあおいにやんわりと止められ、蘭と夜の散歩に繰り出した。
「お前が散歩に行こうっていうなんて珍しいな」
「自分でもそう思う」
「どうせいちごかあおいに言われたんだろうけどな」
「ご名答。さすが親友とあってよくわかってらっしゃる」
揶揄い交じりに返事をする。
「3人とも仲がいいよな」
「そうだな」
「あの蘭に友達ができたって聞いた時は驚いたもんだ」
「私も、あの二人と親友になれるなんて、あの時は思ってもみなかった。それに……」
「それに?」
ふと蘭の足が止まる。
そして蘭は少し顔を赤らめながら言う。
「お前と恋人同士になれたこともな」
「違いないや」
~side 蘭~
「なあ、司」
「なんだ?」
自然と、胸の内を明らかにしていく。
「私な。職業柄、今までほとんど友達に祝われたことがなかったんだ」
司は黙って聞いてくれている。
「家族に祝ってもらうことはあったんだけどな。だけど、この学校に入ってほとんど家に帰れないだろう?」
「ってことは去年は――」
「そう、一人で過ごしたんだ」
それを聞いて、司は表情を少し暗くする。
「別に司は気にする必要はないんだって。そもそも私が司に誕生日を教えてなかったんだから」
「でも、祝うくらいできたじゃん」
司が食って掛かるが、私はそれを抑える。
「いいんだ。だって今日こんなにも盛大に祝ってくれたじゃないか」
「それはそうだけど」
「じゃあそれで手打ちだ」
これだけ言ってもまだ司は納得しそうにない。
「ただ、それでも司がまだ申し訳なく思うなら、来年も、そのまた先も、私の誕生日を祝ってくれよ。もちろん恋人としてな」
私が全く退かないことに呆れたように、笑いながら司は言った。
「わかりました、お姫様」
言われてふっと顔が熱くなる。
「お姫様とか言うんじゃない!」
それでお互い緊張が解け、笑い出す。
これでいいんだ。
いや、私たちはこうじゃないと。
普通のカップルなら、もっとイチャイチャとするものかもしれない。
でも、私たちにはこの距離感がとても心地よかった。
「あ、そうだ」
司が私の前に出てくる。
そして、満面の笑みで言った。
「誕生日おめでとう、蘭」
さっきのは取り消しだ。
もう少し司に甘えてしまおう。
蘭は私がアイカツシリーズで一番初めに好きになったアイドルですので、力を入れて書いたつもりですが、読み直すとどこか物足りなさを感じてしまいますね(汗)。
さて、前回評価に色がつく手前と言いました。
すると何ということでしょう。
バーに色がついているではありませんか。
おかげさまで評価に色がつきましたー!(ドンドンパフパフ)
もちろん、これに慢心することなく頑張ってまいります。
応援よろしくお願いします!
つぎはゆめちゃんのお話かなー。
あっ、あおいちゃんのお話のプロット書けてないんだった。
これはヤバいですね☆(殴
はい。ふざけてないで頑張ります。
アイカツシリーズで1番好きなのはどれ?
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