自分は国外にいていまいち状況がつかめていませんが被害が少なくあることを祈っています。
さて、ついにアイカツオンパレードが始まりゆめちゃんが出てきたわけなのですが、はっきり言って歓喜の悲鳴が止まりません。
あと、二話は今いる場所では見れない(公式の動画も)ので恐らく見れないまま今週が終わります。
サムネのあこちゃんかわいかったのになぁ......。
保健室に駆け込むと、ベッドに寝ているゆめちゃんと白鳥ひめ、それに髪をショートカットにしている女の子の姿が見えた。
白鳥は僕の姿を見るや否や、席を立ち部屋から出ていった。
っとと、まずはゆめちゃんの心配が優先だ。
「ゆめちゃん、大丈夫?」
「はい、体は全然問題ないです。ただ、ステージの記憶がなくて……」
「それは……なんだかおかしな話だね」
いったい彼女の身に何が起こったのだろうか。
ん?ショートカットの女の子から視線を感じると思えば自己紹介をしていないじゃないか。
「こんちには、僕は飯島司。少し前からゆめちゃんとは仲良くさせてもらってます。一応男子部に通ってます」
「え、えっと私は七倉小春です。ゆめちゃんとは小学校の時からの親友です」
「そっか。ってことは小春ちゃんもゆめちゃんが心配になってここに来たわけだ」
「は、はい」
その後、小春ちゃんにも受け入れてもらえてたようで、ゆめちゃんの体調を聞きながらも他愛のない話を交えながら過ごし、この日は解散となった。
しかし、なんとも奇妙だな。
まるで自分の何かを犠牲にして輝いているような......。
気のせいか。こんな厨二チックなことが起こるなんてな。
でも、何かしら手伝えることはないのかな。
……そうだ、疲れの上手な取り方くらいなら教えられそうだ。
△▼△
それから、ゆめちゃんの相談に乗ることが日に日に多くなった。
頼ってくれているのは素直にうれしいのだが、彼女が無理をしてまた倒れるようなことがあったら心配だ。
……なんか過保護な親みたいだな。
ただ、心配とは裏腹に彼女が倒れるというようなことは聞かなかった。
あと、それ加えて思ったことがある。
お披露目ステージでできていたことが練習ではできていなかったのだ。
あれほどのステージができたのならこれくらいはできるだろう、といったつもりで出したはずの課題ができていないのだ。
最初はやっぱり調子が悪いのかと思っていたのだが、明らかにそういった素振りは見えなかった。
「うーん……」
「どうしたんですか?」
「いや、大したことじゃないんだけど、ステージの様子を見るだけだと練習メニューが考えづらいなーって」
事実、数回ほどあの後ステージをする機会があったが、お披露目ステージの時ほどはいかずとも、素晴らしいステージをしている。
「えーっと、苦労を掛けているのならすいません」
「いやいや、そんなことはないよ。ゆめちゃんの力になりたいって思ったからね」
「ありがとうございます!」
確実にゆめちゃんのスキルを上げようとするならば、基礎トレーニングをこなしてもらうことが一番ではないだろうか。
まだ入学したばかりで、なおかつダンスや歌の経験もないのだ。
「うーん、やっぱり基礎トレーニングを重点的にやっていくことがいいかもね」
「わかりました。やっぱり基礎が大事ですね」
ひとまずこれでゆめちゃんの成長を見ていこう。
運動経験があるから体力には自信があるって言ってたし。
ただ、無理だけはさせないようにしよう。
自分の目の前で人が倒れるなんてもうこりごりだ。
△▼△
……何かがおかしい。
ゆめちゃんはしっかりと基礎トレして成長しているというのに、なぜかステージの上でそれが発揮されない。
もちろんステージで調子が悪いとかそういうことではない。
変化がないのだ。
いったいどうしてなのだろう。
そう思っている自分の視界に学園長の姿が見えた。
(どうしてここに学園長がいるんだろう……)
疑問を抱いたが、すぐにその答えは判明した。
学園長の視線の先にはゆめちゃんがいた。
ゆめちゃんにいったい何が……。
ゆめちゃんのステージが終わり、戻ってゆく学園長に疑問をぶつけた。
「学園長、どうしてゆめちゃんのステージのためだけにわざわざ足を運んだのですか?」
「ん?きみは確か……飯島くんだったかね?なぜそんなことを聞きたがる」
「もしかしたら、学園長が何かゆめちゃんの状態について知っているのではないかと」
「ほう……。虹野の違和感に気づいていたのか」
「ええ。一応先輩として面倒を見ているもので」
それから学園長は少し考えた後、僕の方を向いて言った。
「よかろう。君に虹野がどういう状態なのかを説明しよう。だが、少し場所を変えよう」
「わかりました」
そういって学園長は僕を連れて学園長室へと向かった。
△▼△
「まず君に尋ねたい。入学当初の白鳥ひめのことを知っているか?」
「ええ、一応同学年ですので。確か入学当初から類いまれな才能を持っていたと」
「ああ。だがそれは今の虹野と同じ状況だったのだ」
「あの白鳥ひめがですか!?」
まったくそんな素振りを見せていなかったのに?
「まあ驚くのも仕方ない。今まで隠し通していたからな」
「そうですか……。しかし、どうして彼女は克服できたのでしょうか」
「話すと長くなるが構わないかね?」
「もちろんです」
これでゆめちゃんが成長できるのなら構わないさ。
「よかろう。だが、まずは私の姉の話から始めるとしよう」
それから、学園長のお姉さん『雪乃ほたる』の話を聞き、あの不思議な力の末路を知った。
歌やダンスができなくなるという残酷な結末だ。
すなわち、アイドルとして生きていけなくなるというものだった。
それを間近で見ていた学園長はこれを避けるべく、白鳥ひめへ新たなトレーニングメニューを提案したそうだ。
「結論としては実力を上げることに尽きるのだが、完全に克服するにはあの力に頼らないという強い意志が必要となる」
「強い意志……ですか」
「ああ。言うなればそれが起こるようなきっかけがあれば良いのだ。そのきっかけを私が与えようとしていたのだが、虹野には君がいる。だから君に託そうと思う」
「僕がきっかけを……」
「もちろん君はトレーニングを優先してくれて構わない。きっかけとなりえるようなオーディションはこちらから受けさせるつもりだ。ただ一つだけ、彼女には私や姉のことについて言わないでおいてほしい」
「どうしてですか?知っておいた方がいいんじゃないですか?」
「まだ私は虹野とって敵である必要があるのだ。それに、彼女はすでに君という仲間を持っているではないか。だから、君が彼女の力になってやってくれ」
そう……だな。
ゆめちゃんの味方になってあげなくては。
「わかりました。全力で引き受けさせてもらいます」
「うむ。わたしもしっかりサポートさせてもらう」
ゆめちゃんが笑顔でステージができる日まで頑張らなきゃ。
学園長が少しいい人になっております。
このままマイルドに行くのかシリアスを入れるのか迷っております。
期を見て活動報告で誰のお話が読みたいのかアンケートを取れればと思っております。
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