勉強がはかどらない乾電池です
もうやだぁぁぁぁ
予選決勝に無事駒を進めた音の木坂
当初の目的であった音の木坂の知名度はどれほど上がったのか…?
穂乃果「絵里ちゃん、入学希望者はどうなってるの?」
絵里「…….かなり増えてきてはいるけど……」
希「まだ廃校取り消しとはいかんかなぁ」
凛「もー!一体どれだけ勝てば良いにゃぁ!」
海未「少なくとも予選突破するぐらいでなくては人は集まらないでしょう」
花陽「うぅ…やっぱり簡単じゃないんだね」
にこ「あんたら……」
にこ「私たちの目標は!!!」
一同「フットボールフロンティア優勝!!」
にこ「わかってるんだったら今更バタバタしない!」
にこ「つ、次はいよいよ決勝なんだから!」ガタガタ
凛「生まれたての子鹿みたいになってるにゃ……」
希「今から緊張しすぎやん」
真姫「決勝はどこなの?」
海未「決勝へは順当にUTX高校が勝ち上がって来ているようです」
希「……A-RISE」
監督「そういえば………助っ人は見つかってるのか?」
穂乃果「助っ人?」
海未「大会要項を読んでいないのですか?」
絵里「大会予選決勝からは最大二人まで中学生以下から助っ人を呼ぶことができるのよ」
花陽「でも……そんな子いるの?」
希「中学生以下っていうと……亜里沙ちゃん?」
真姫「誰?その子」
絵里「私の妹よ、アイススケートが得意なの」
絵里「もちろんサッカーもね」スッ
絵里「でも今連絡つかないのよね」トトトッ
凛「それじゃあダメだにゃ〜」
絵里「日本の親戚の家にいるはずなんだけど……」
絵里「今度行ってみるわ」
海未「穂乃果、雪穂はどうですか?」
ことり「そっか!確か雪穂ちゃんサッカーやってたよね!」
穂乃果「でも……高校ではしないって」
にこ「なら連れて来なさいよ」
穂乃果「だからしないって言って……」
にこ「高校では、でしよ?」
希「中学生助っ人としてなら来てくれるんやない?」
穂乃果「にこちゃんものすごい屁理屈……」
にこ「賢いって言ってくれる?」
絵里「そうね、頼んでみてくれる?」
にこ「でも私たちについてこれるの?」
真姫「確かにそれは問題ね」
監督「……一度練習に来て貰えばいい」
穂むら
雪穂「試合?いいよ?」パクッ
穂乃果「そうだよね、ダメだよね……」
穂乃果「ってぇえ!?いいの!?」
雪穂「……なんでお姉ちゃんがびっくりしてるの…」ムグムグ
穂乃果「だ、だって、ダメだと思ってたから」
雪穂「まあ落ち着いて、チョコいる?」
穂乃果「ありがと」パクッ
雪穂「あんこ入りだけど」ニヤッ
穂乃果「後出し!!」ムグッ!?
穂乃果「あんこあきたぁー!!」バタバタ
雪穂「白あんもあるよー」
穂乃果「もっと飽きたぁ!!」ジタバタ
穂乃果ママ「表まで聞こえてんのよぉ!!」バンッ!
穂乃果「ご、ごめんなさい……」ビクッ
ピシャン!
穂乃果 ジロリ
雪穂 ピュ〜♪
雪穂「で、私はどうすればいいの?」
穂乃果「あ、そうだ、一度練習に来てよ!」
雪穂「う、うん………それはいいんだけど」
穂乃果「?何かあるの?」
雪穂「次の試合って………4日後だよね?」
穂乃果「そうだけど……」
雪穂「1日……いや、2日だけ待って!」ドタバタ
穂乃果「………どうしたんだろう?」
雪穂(受験勉強でついたお肉少しでも落とさないと……!!)
絵里「え!?亜里沙はウチに来てる!?」
「ええ……お姉ちゃんのとこで暮らすからって………1ヶ月ぐらい前から」
絵里「1ヶ月……」
「そっちに行ってないの?」
絵里「い、いえ!すみません!勘違いだったみたいです、アハハハハ……」
絵里「亜里沙……どこ行ったの?」トボトボ
絵里「まさか…事件に巻き込まれたんじゃ……!!」
ピロリン
絵里「希かしら?」トトッ
絵理「………!!」
絵里「亜里沙ぁ!?」
絵里「一体なんて……」トトトッ
ピッ
絵里「……どういうこと?」
[もうすぐだね]
???「………」コソッ
夜
真姫「うぐっ……!」ドサッ
凛「いにゃ!?」ドサッ
真姫「もう一回よ!」スクッ
凛「うん!」スクッ
試合まであと1日
雪穂「姉がいつもお世話になってます!」
雪穂「助っ人に入らせていただく、妹の高坂雪穂です!」
雪穂「よろしくお願いします!」
雪穂「音の木坂中学です!」
絵理「!」
ことり「雪穂ちゃんいらっしゃい!」
海未「大きくなりましたね」
雪穂「久しぶり!」
花陽「海未ちゃんたちは幼馴染なんだね」
凛「穂乃果ちゃんとはあんまり似てないにゃ〜」
にこ「礼儀正しいとことかね」
穂乃果「ひどいよにこちゃん!」
にこ「ま、うちの子たちも負けないぐらい礼儀正しいけどね!」
凛「なぁんだ、にこちゃんのところも似てないんだね」
にこ「どういうことよ……!!」ギリギリ
凛「いはいいはい!!」ギリギリ
希「でもなんで2日空いたん?」
雪穂「そ、それは……!心の準備とか……いろいろです!」アセアセ
雪穂(少しでも体重落とすためなんて言えるわけないじゃん……!!)
絵里「………」
監督「それじゃあテストを始めるぞ」
雪穂「はい!」
監督「と言ってもかしこまることはない、今日一日練習を見て決める」
穂乃果「いくよ、雪穂!」タッタッタッ
雪穂「わかってるよ!」タッタッタッ
ことり「ふふ、張り切ってるね穂乃果ちゃん」
海未「全く……いつもああならいいのですが」
にこ「どんな子なのかしらね」
花陽「私たちの後輩だよ!凛ちゃん!」
凛「楽しみだにゃー!」
雪穂「はぁ、はぁ、はぁ」タッタッタッ
にこ「……はぁ………はぁ」ゼーゼー
にこ「体力は……はぁ、大丈夫そうね」
希「むしろにこっちの方が限界やん?」
にこ「ま、まだまだぁ!」
雪穂「ふっ……!」ノペー
ことり「ほぉっ……!」ノペー
絵里「んっ……」ノペー
にこ「あいつらなんなの?」ググググッ
凛「いだだだだだ!!!!」
にこ「あ、よそ見してたわ」
凛「ひどいにゃ!!」
希「柔軟性は大丈夫みたいやね」ググググッ
花陽「は……はい!」ウググ
穂乃果「も、もうダメ……!」バタッ
海未「穂乃果!あなたまた家での柔軟サボりましたね!?」
穂乃果「お助け〜!!」ヒィィ!
凛「ほっ!ほっ!」ザザザッ
雪穂「はっ!はっ!」ザザザッ
絵里「凛の動きに負けてないわね……」
花陽「普通に凄いよね」
真姫「ポジションはどこかしら…」
海未「雪穂!次は私です!」
雪穂「うん!」ダッ
ガッ! ザザザッ! ガガッ!
穂乃果「いけー!雪穂ー!」
穂乃果「海未ちゃんをやっつけろー!」
雪穂「なんか……ごめんね」
海未「いえ、あとでお仕置きしておきますか……ら!」ダッ
雪穂「ぬわー!抜かれたぁ!」
海未「まだまだ負けませんよ!」
ガッ
雪穂「危ない!」
海未「おっと!」スタッ
テンテンテン コロコロ……
雪穂 ホッ
絵里 トン
海未「すみません絵里、取っていただけますか?」
絵里「え……あ!うん!」ドッ
海未「………?ありがとうございます」トッ
監督「よーし、集まってくれ!」
監督「テストの結果だが………」
雪穂「ゴクリ」
穂乃果ことり海未「ゴクリ」
監督「………合格だ、試合の日、頼んだぞ」
雪穂「はい!」
真姫「ポジションはどこなの?」クルクル
雪穂「DFです!」
花陽「わぁ…!私もだよ!」
花陽「一緒に頑張ろうね!」
凛「凛も!凛もだよ!」
雪穂「はい!よろしくお願いします!」
にこ「このにこにーが明日までに色々叩き込んであげるわ!」
希「どっちかっていうと教えてもらうことの方が多そうやけど……」
凛「……反面教師……」ボソリ
にこ「聞こえてんのよ!!」グリグリ
凛「ぎにゃぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
絵里「あの……雪穂ちゃん?」
雪穂「はい?……あ!亜里沙のお姉さん!」
絵里「!やっぱり亜里沙を知ってるのね!」
雪穂「はい!よく話は聞いてますよ!」
絵里「それで……最近亜里沙におかしなことなかった?」
雪穂「おかしなこと……?」
雪穂「あ〜……そういえば」
絵里「な、なに!!」バッ
雪穂「帰りよくクレープとか一緒に食べてたんですけど、なくなったな〜って」
雪穂「基本まっすぐ帰るようになりましたね」
雪穂「ダイエットでもしてるのかな?」
絵里「それは………いつごろから?」
雪穂「えーっと……」
雪穂「あんまりはっきり覚えてないですけど……一、二ヶ月ぐらい前……ですかね」
雪穂「普段はなにも変わったとこはないですけど…」
絵里「一ヶ月前……」
絵里「そう……ありがとう」
雪穂「い、いえ……何かあったんですか?」
絵里「大丈夫よ」ニコッ
真姫「凛、今日もやるでしょ?」ヒソッ
凛「当たり前だにゃ!」
希「な〜にを企んでるんかなぁ?」
真姫凛「な、なにも!!」
穂乃果「じゃあバイバーイ!海未ちゃんことりちゃん!」
海未「はい、明日頑張りましょうね」
ことり「絶対勝つよー!」
雪穂「うん!今日はありがと〜!」
穂乃果「じゃあ帰ろっか!」
雪穂「……ごめんお姉ちゃん」
雪穂「用があるから先に帰っててくれる?」
穂乃果「もう暗いし穂乃果もいくよ?」
雪穂「大丈夫だよ!すぐ終わるし」
穂乃果「そう?気をつけるんだよ!知らない人には……」
雪穂「もうそんな子供じゃないよぉ!!」
穂乃果「まだ〜、ゴォルじゃなぁ〜い♪」テクテク
穂乃果「今日の晩ご飯はなーにかな?」テクテク
穂乃果「?」
穂乃果(家の前に誰かいる……)
???「久しぶりね」
穂乃果「……誰」
???「あら、忘れちゃったの?」テクテク
穂乃果「あ、あなたは!」
穂乃果「綺羅さん!」
ツバサ「こんばんは、高坂穂乃果さん」
穂乃果「な、なにしに来たんですか…!」
ツバサ「……試合前に、リーダーであるあなたに言っておこうと思って」
スッ
穂乃果「ちょ、ちょっと……!」
ツバサ「この間の練習試合のこと……」
ツバサ「ひどいプレーをしたこと……謝るわ」
ツバサ「本当にごめんなさい」
穂乃果「………」
穂乃果「確かに……私たちはあの試合で怪我もしました」
穂乃果「辞めた子はいなかったけどそれなりにダメージもありました」
穂乃果「でも……なんの意味もなくしているようには思えませんでした」
穂乃果「希ちゃんの家と部室にあった薬のこともあるし……」
穂乃果「なにか……意味があったんですよね?」
ツバサ「東條さん?」
ツバサ(あんじゅが薬局でコソコソしてたのはそういうこと……)
穂乃果「はい……」
ツバサ「ええ、それは確かに私たちよ」
ツバサ「あなた達にひどいことした訳も確かにある……でも」
ツバサ「ごめんなさい………まだ答えられないの」
穂乃果「………」
ツバサ「お願い……今更私たちが言えることじゃないかもしれないけど……信じて」
穂乃果「……」
穂乃果「わたしたち、決めたんです」
穂乃果「綺羅さんたちに本当のことを聞くまで、信じようって!」ニコッ
ツバサ「………!」パァァ!
穂乃果「本当のことを言ってくれるまで、待ってますから」
ツバサ「……ありがとう、本当に」ペコッ
穂乃果「だ、だから顔あげてくださいぃ!!」
穂乃果(先輩に頭下げられるのムズムズする!)
凛「今日もダメだったにゃ〜…」
真姫「いいところまで行ってたのにね」
凛「きっと明日には出来るようになってるにゃ!」
真姫「だといいけど……」
凛「!!」
真姫「凛?」
凛「隠れて!」バッ
真姫「うぐっ…!」
真姫「なにするのよ!」
凛「しーっ!あれ見て!」ヒソヒソ
真姫「あれは……穂乃果?」
真姫「隣にいるのは……綺羅ツバサ……!?」
穂乃果 アワアワ
ツバサ ペコッ スタスタ
凛「今の……」
真姫「一体……?」
雪穂「………」スタスタ
ピタッ
???「…………!」クルッ
雪穂「ごめん……待たせたね」
雪穂「亜里沙」
亜里沙「もう、遅いよ雪穂!」
次はいよいよUTXです!
長い…