あの、今からにこちゃんのくだりあるんですけど考えすぎて自分でもよくわからなくなったとこなのでふわっとみてください
角間「音の木坂の反撃です!!」
穂乃果「にこちゃん!」ドッ!
角間「矢澤へのパスだぁ!!」
にこ「……任せて!」トッ!
ツバサ(……矢澤さん?)
先程理亜が過去のトラウマを思い出し、自信を喪失していたが
千歌「はぁあ!!」ズザザ!
にこ「!」バッ!
にこ(そんなスライディングでやられるわけ…!)
千歌「ぃよっ…!!」ガッ!
にこ「なっ…」グラッ…
ドサッ
思いつめていたのはにこも例外ではなかった
穂乃果「にこちゃん!?」
希「にこっち!?」
角間「矢澤ボールを奪われた!?珍しいミスだ!!」
にこ「っく…!」
この試合一度も通用しなかった自慢の必殺技【スピニングカット】に加え
ここまで大した働きができていないストレス
エキシビジョンとはいえ、意識しない方が無理がある
希(にこっち無駄に責任感は強いからなぁ…)
海未「花陽!!凛!!にこのカバーを!!」
花陽凛「う、うん!」
角間「浦の星再びチャンスだぁ!!」
『…っなんで……なんでぇ……?』ポロポロ
ムクッ…
にこ(…なんか一瞬、あの頃を思い出した)
ーーー数年前
自分がまだ希望に溢れていたあの頃
そして
自分が無力だと叩きつけられたあの頃を
…………
にこ(っ…黄昏てる場合じゃない…!!)ブンブン!!
まとわりつく記憶を振りほどきにこは前を向いた
にこ(花陽と凛がカバーに向かってくれてる…ここで私が粘らないと…!)
ザッ…ザッ…!
誰かが近づく
にこ「……綺羅…ツバサ?」
ツバサ「……少し気になったんだけど」
ツバサ「あなたは今、どっちなの?」
にこ「…」
ああ、思い出す
『…本気で言ってるの?』
『うん、バイバイ』
一年生の途中、メンバーが誰もいなくなってサッカー部は廃部になった
小さい頃から夢みてた憧れの舞台
[フットボールフロンティア]で全国の猛者たちと競い合う
そんな理想と現実のギャップから精神的に不安定になりながら
『……』
ツインテールを解くことはなかった
ワーワー!キョウハキテクレテアリガトー!
にこ『この子…可愛いわね』カチカチ
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「自分勝手すぎでしょ」
「みんながみんな日本一目指してるわけじゃないんだけど」
「違うんだよ、にこと私たちは」
「…一緒にいるの…しんどい」
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ポタッ…ポタッ…!
にこ『…!』ズズッ
ピピピピ!
にこ『学校……行かなきゃ』ゴシゴシ
シュルッ…
キュッ!
にこ『……よし!』パンッ!
精神的支柱の1つ
サッカーができなくなったあの頃の自分にとって
アイドルという存在だけが自分の心の支えだったのかもしれない
あの頃アイドルという存在がなければ
矢澤にこは今ここにはいなかっただろう
にこ「……で、誰よあんた?」
「ひっ…バレてた…」
いつのまにかにこは何もない空間にいた
希や花陽、絵里が自分の中の後悔と向き合った場所
にこ(これ、希の言ってた…)
何もない真っ白な空間
ニコ「…わたしの名前はニコ!」ニコッ!
後悔の空間
にこ「……何よ、にこは心残りなんてないんだけど」
ニコ「本当に〜?」
にこ「はぁあん??」イラッ
ニコ「やぁ〜ん!そんなに睨まれるとニコこわーい!」
なぜだろう、イラっとした
にこ「あんたなんかに構ってる暇なんてないのよ、早く試合に戻らないと…」バッ
ジャラッ…!
にこ「…なにこれ」
にこは自身の足に結びついている鎖に気がついた
もう一つの端はニコへと繋がっている
にこ「…外れないんだけど」ガシャガシャ
にこ(…結構錆びてるわね…)
ニコ「ん〜?別に今に始まったことじゃないよ?」
にこ「は?じゃあいつからこんな…」
ニコ「高校一年のあの日だよ」
にこ「…!!」
『なんで……みんな辞めちゃうのよぉ……っ!!』ポロポロ
ニコ「精神的に限界だったにこは」
ニコ「つらい記憶をアイドルという偶像で包み、蓋をした」
にこ「…あんたまさか」
ニコ「ニコ♪」
角間「さあボールを奪った高海!反撃のチャンスだぁ!!」
ツバサ「ねぇ…おしえて」
にこ「………」
ツバサ「今のあなたはアイドル?サッカー選手?」
ニコ「あの日からにこはこれまで以上にアイドルにこだわるようになったね」
にこ「……」
自分と鎖で繋がれたこの状態
依存
真っ先にそんな言葉が思い浮かんだ
ニコ「そんなに睨んでもにこが私を必要としてる限り絶対にこの鎖は切れないんだよ、アイドルのニコニー大事でしょ?」
にこ「……」
ニコ「別にそれでいいじゃん、今まで通り、[アイドルとしてサッカーしてれば]」
にこ「……」
ニコ「…っねえ、無視しないでよ〜」
にこ「…随分と急かすのね」
ニコ「…っ…」ビクッ
笑顔を絶やさなかったニコの表情がわずかに強張った
にこ「私は…」
にこ「弱かった、あんたに頼らないと今にも崩れてしまいそうなぐらい」
にこ「………でも今は」
にこ「[1人のサッカー選手として]サッカーがしたい」
まっすぐと、なんの揺らぎもなくにこは答えた
ニコ「…また、一年生の頃の二の舞になるかも…」
どこか焦りが見えるニコ、まるで何かを察しているようかのように
にこ「あいつらが簡単に離れるわけないでしょうが」
ニコ「!」
にこ「…私はもう」
ツバサ「グラウンドに立つ以上、半端な気持ちでプレイするのは私が許さない」
ツバサ「答えて、今のあなたは……」
にこ「……私は」
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にこ「にっこにっこにー!」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
にこ「アイドルじゃなくていい」
ニコ「ーー…」
ピシィッ…!
鎖に亀裂が入る音がした
ズズズ……ズズ…!
ツバサ「……!」
ツバサ(これは…)
にこ「……じゃあね」ガシャッ
ニコ「私は…いらないの?」
にこ「ええ」ガシャガシャ
視線すら合わせずにこは鎖を外す
ニコ「……これまでずっと……頼ってきてたのに……」
にこ「…!」
ニコ「いらなくなったらそうやって切り捨てるんだ…!!みんな!!」
にこ「何よ…なんでそんなに怒って…」
ニコ「…っみんな!!最初は友達だったのに!!」
にこ「!!」
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『バイバイ、にこ』
パタン…
にこ「………」
ポロポロ
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ニコ「うゔぅ……!」ポロポロ
にこ「……」
…なぜすぐに気がつかなかったんだろう
この子はアイドルのにこじゃなかった
1人になって、アイドルにしか頼るものがなくなったあの頃のにこだ
ニコ「なんで…なんでぇ…っ…」ギュッ…!
にこの服に顔をうずめ泣きじゃくる
にこ(……あの時の感情は、今でもはっきりと思い出せる)
自分の中では区切りをつけたつもりだったけど、無意識にまだ引きずっていたみたいだ
ニコ「ひとりにしないでよぉ……」ズズッ…!
にこ(…………)
さっきまであれほど憎たらしかったのに、今では吐き気がするほどほっとけなかった
にこ「あんたを切り捨てるなんて、誰がそんなこと言ったのよ」
ニコ「?」
にこ「私ね、ずっと引っかかってた」
にこ「大会で優勝して、仲間ができて、願いは叶ったはずなのに、思い残すことなんて何もないはずなのに」
にこ「心のモヤモヤが消えないの」
ニコ「……」
にこ「でもあんたと話してスッキリした」
にこ「にこはきっと、この試合を最後にサッカーをやめる」
ニコ「!」
にこ「だからお願い、この試合だけは……アイドルとか、関係ないこと全部忘れて夢中でプレイしたい」
ニコ「……やだ」
にこ「あんたは私の中の……苦しかった部分を全て背負ってくれた」
にこ「……ありがとう」
ニコ「……」ゴシゴシ
にこ「ひとまずアイドルのにこにーはお休み、わかった?」ナデ…
ニコ「……でも」ズズッ…!
にこ「……」
いつからだっただろう
友達が怖くなくなったのは
[明日]が当たり前になったのは
別れ際、馬鹿正直なあいつらがいつも言ってくれるあの言葉に
にこ「……ーー」
私はどれだけ救われていただろう
にこ「……また…ね…?」
ニコ「………!」
ゴシゴシゴシ!!
ニコ「……うん、また!」ニコッ!
にこ「……」ニッ
みんな怖いんだ、1人になるのは
だから約束する
[次]また会えるように
バキッ…!
ズズズズッ……
千歌「……!」ピタッ
梨子「なに…あれ?」
にこ ズズズズッ……
絵里「にこの体から黒いオーラが…」
希「にこっち…?」
ツバサ「……っ」ブルッ
にこの体から吹き出すドス黒いオーラを間近で感じながらツバサは悟った
超えたな、と
にこ ギロッ…!!
千歌「ーー…!!」ビクッ…!
ガガガッ!!ザッ……ガガッ!!!
千歌「ふぐぅっ…!!」トトッ…!!
梨子「千歌ちゃん!!」
千歌(一瞬で詰められてっ……!?)
角間「これは矢澤が猛チャージ!!ボールを奪われた直後気合いで高海へ飛びつきます!!」
ガガガッ…ザザ!!
千歌「んむぅっ…!!」ガガガッ!!!
千歌「っ…ぷはぁ!」トッ…!!
にこ「へぇ、やるじゃない」ザッ
角間「高海を止めたぁ!!自身が作ってしまったピンチをなんとか抑えました!」
花陽凛「!」ピタッ
絵里「……今のにこの動き…見た?」
真姫「?いつものディフェンスじゃない、多少気合いは入ってたみたいだけど」
絵里「それだけじゃないわよ」
真姫「?」
曜「変わった?」
梨子「……」
梨子(力強くしなやかな動き、さっきまでとまるで違う…)
曜「油断は禁物ってことでいい?」
梨子「………油断どころか」
にこ「………」ザッ
千歌「……!」ジリッ…
私たちの知っている矢澤にことこちらの矢澤にこはどちらも矢澤にこだった
プレイスタイルこそ違えど普段の立ち振る舞いから言動、笑い方まで
すべて同じだった
筈なのに……
穂乃果「……なんか」
穂乃果「いつものにこちゃんじゃないみたい」
穂乃果(でも、嫌な感じじゃない…)
今まで何度も見たはずのにこの笑顔が
にこ「あっは…!」ニッ
千歌「ーー……」ゾッ…
とても怖いものに見えた
ニコ「………」
ちぎれた鎖を手にニコは立ち尽くしていた
にこはまたねと言いのこし行ってしまった
にこには楽しい記憶が詰まっている
ニコには苦しい記憶が詰まっている
私が居なくなれば
今度は純粋に、アイドルを、サッカーを楽しむことができるだろう
ニコ「……」
ジャラッ……
鎖は全体的に錆びており、ボロボロだ
最近まで綺麗だったのに、あの日から瞬く間に腐敗が進んだ
『あんたはいっつも先頭走って後ろを振り返らないんだから』
『たまには先輩の背中を黙って見てなさい』
…薄々感じてた、にこが本当の意味で立ち直ろうとしていることに
わたし(不安の受け皿)がいらなくなってきていることに
心細くて仕方なかった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
えーん、えーん
??「どうしたの?」
にこ「……一人になっちゃった」グスッ
??「……大丈夫、わたしがいるよ」
にこ「?あんた誰よ?」
??「……」
ニコ「わたしはニコ、ほら、元気出して」
にこ「…あんたはそばにいてくれるの?」
ニコ「うん!」
にこ「…信用できない」
ニコ「………」
ジャラララララ!!
にこ「!」ガチャン
ニコ「これで安心?」
にこ「……うん、安心する」
ニコ「ほら、にっこにっこにー!」
ニコ「わたしはずっとそばにいるよ」
にこ「…….絶対?」
ニコ「うん!一人は寂しいし」
にこ「ふふ、確か……に……?」フラッ
ドサッ
ちゅんちゅん!
ムクッ
にこ「………なんの夢…見てたんだっけ」
ニコ(………)
わたしの役目が終わって、このまま消えるんだと思ってた
でも
にこは私を一人にしないと言ってくれた
苦しい思い出すら抱えて一緒にいてくれると言ってくれた
……次会うときはなんて言おう
こんにちは?久しぶり?
いや、まずは……
最高の笑顔で「アレ」を見せてもらおうか
にこ「……ふふ」
千歌「っ…!」ジリッ
梨子(また状況が変わった……なにがあったの?ツバサさんと少し話してすぐに……)
ツバサ「今の矢澤さんはそっとやちょっとじゃ止まらないわよ」ニッ
あんじゅ「すごく自信満々なとこ悪いけどあなた声かけただけじゃない」
凛「……ねえ海未ちゃん」
海未「何ですか?」
凛「凛ね、魚嫌いなんだ」
海未「…………?」
凛「元はそうでもなかったんだけど」
凛「小さいとき骨が喉に刺さってから嫌いになっちゃった」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
凛「星空凛だに……です!」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
凛「刺さったままにしてるとその間ずっとモヤモヤした気持ちになっちゃってヤなんだけど」
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花陽「無理して変わらなくていいんだよ」
凛「!」
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凛「取れた時はすごく気持ちがいいんだにゃ」
海未「そうですか…」
凛「うん!」
海未「……凛」
凛「ん?」
海未「一体何の話だったのですか?」
凛「にゃ!?」ガーン…!
にこ「おらぁ!!」バッ!
千歌(来るっ…!!)ザッ
ガガッ!!トッ…ズザッ…ガガガッ!!!
にこ「はぁ〜!!いいわよもっと来なさいよ!!」ガガッ!!
千歌「んにぃっ!!」ズザッ!
千歌(さっきまでとプレイが違いすぎてっ…体が追いつかない…!!)ジッ
にこ「ふっ!」バッ!
千歌(…!また、あの目だ…っ)
千歌はにこの目に変化を感じていた
千歌(さっきまでとは違う。深く、底が見えないほど暗い……でもどこか解放されたような…)
にこ「うぉらぁああ!!!」バッ!!
千歌(ーー…悪魔みたいな目)
ズシュゥゥゥゥ……!!!
ズァァァァアアアアア!!!!!
千歌「うわぁああ!!」
曜梨子「千歌ちゃん!!」
テンテンテン コロコロ……
トッ
にこ【デーモンカット】ニッ
角間「迷いのない激しいプレイ!!先ほどのミスで吹っ切れたかぁ!?」
希(これが…アイドルを捨てたにこっちのプレイ…)
真姫「うおらーって叫ぶのはいいの?アイドル的に」
にこ「にこはサッカーしてんのよ!!黙ってなさい!!」
穂乃果「いいぞーにこちゃん!」
にこ「いくわよ!」ダッ!
梨子「何でこう予想外が起こるかなっ……!!」ダッ!
鞠莉「だから面白いんじゃない!」
果南「さー気ぃ引き締めなよ!!勝負どころだからね!!!」
みんな「おおお!!!」
ツバサ「味方に気圧されてる場合じゃないわよ!!攻め時を見逃さない!!」
みんな「…!は、はい!!」
にこ「!」タッタッタッ
曜「ここは通行止めですよっと!」ザザッ!
にこ「…」キョロッ
聖良「…!」ジリッ
にこ(曜を抜いても後ろには聖良が…)
ツバサ(さあ見せて矢澤さん、あなたの[全力の]プレーを)
にこ「…………」
あのエキシビジョンマッチの時、ママは必殺技を使わなかった
手を抜くことが嫌いな監督がそれを指摘しなかったってことは、使ってはいけない理由があったのだろう
にこ「……ふぅーー……」
……今ならわかる、なんでにこが小悪魔って言われたのか
『ねえ知ってる?昔、音の木坂の悪魔って呼ばれた人がサッカー部にいたんだって』
点と点が線でつながった気がした
ズシュズシュズシュズシュズシュ!!!!!
曜聖良「なっ…!?」ジリッ…!
角間「矢澤【デーモンカット】でDF2人を取り囲んだぁ!!」
梨子「………!」
にこ(これが……今のにこの全力…!!!)
一度捕まれば二度と出ることはできない絶対領域
にこ【デビルズ・サンクチュアリ】
ズァァァァアアアアアアア!!!!!!
曜聖良「うぐぁあっ!!」ブワァ!!
デーモンカットのオーラが渦を巻き、中にいるプレイヤーを搦めとる
角間「矢澤渾身の新必殺技!!渡辺と鹿角を飲み込む、まさに魔の聖域だぁ!!」
……ドサッ!!
曜「っ…キッツイなぁ…!!」ググッ
聖良「わたしのところまでっ……威力も……!」ゴホッ…!
花丸(善子ちゃんが好きそう…)チラッ
善子「………」
花丸「?」
鞠莉(超広域ディフェンス、タクティクスブレイクとしてもかなり面倒くさそうデース……)ウーム……
梨子(……もうさっきまでのにこさんと思わないほうがいいわね)
梨子「……けど」
梨子「ディフェンス!!にこさんにつられすぎないように!!マーク2人!!」
みんな「おお!!」
ザザザ!!
にこ「っち……随分対応が早いじゃない…!」
ダイヤ「そうしなければならないところでずっと戦ってきたからですわ!」ザッ!
花丸「ここで止めるズラ!!」ザザッ
角間「瞬時に守備の形を組み立てる浦の星!!矢澤完全に足を止められた!!」
にこ「……やっと……来れたわよ」
ダイヤ花丸「?」
にこ「……!!」キッ…!
にこ「希ぃい!!」ドキュッ!!
希「…!!」
梨子(マークを外していない……希さんにパス…!?)
真姫「何やってるのよにこちゃん!!何でわざわざ希に…」
理亜「ルビィ!!」
ルビィ「いただきます!」ダッ!
真姫「ほらぁ!!」
にこ コクッ
希「ーー…」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ワーワー!
希「うわぁ…!これがサッカーの試合かぁ…!」
にこ「あれ、希本当に来たんだ」
希「うん!サッカーには少し興味があったから、頑張ってねにこっち!」
にこ「まっかせなさいよ!」ニッ
希「にこっち……」
にこ「……希…わたし、1人になっちゃった……」
にこ「どこで間違ったかなぁ…っ」ポロポロ
希「……う、うちがサッカー部に入るよ!!だから……」
にこ「……あんたはあの金髪といるのが楽しいって言ってたでしょ、半端なことすんじゃないわよ」
希「でも……」
にこ「それに…今は誰のことも信じたくないし……」
にこ「………」
にこ「サッカーをするつもりもない」
希「っ…」
にこ「もしわたしが、またサッカーに向き合えたら、その時は……」
にこ「あんたを一番に呼ばせてもらうわ」
希「そっ…!」
にこ「……バイバイ」
希「っ……!!」ギリッ…!
希「うちは……諦めないから!!にこっちのサッカーしてる姿、絶対また見るから!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
希(あの日から、ようやくにこっちをサッカーの世界に連れてくることができた)
希『あれ〜?にこっちやっと入部か〜』
希『今頃入部ってどれだけツンデレ…』
にこ『希ーーー!!!』
あれから何度も呼ばれた、わたしの名前
でも今、本当に、何故だろう
『希ぃい!!!』
クンッ……!
ルビィ「なっ…」スカッ
希「うちのボールよ?」トッ
やっと……名前を呼んでくれた気がした
カチッ…カチッ…
あの日から止まっていた私たちの時計が
動き出す