とある魔術と科学と幻想の大異変   作:ヘタレ寝癖人間

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第七話:レベル5の二人

胎児が叫ぶと電気が発せられた

それを御坂は回りの瓦礫で防ぎルーミアは避けた

次に御坂が電気を放つとあっさり胎児の肉が削れた

しかしすぐに再生する

御坂「何あれ・・・」

ルーミア「再生が早いのだー!」

しかも少し大きくなった

今度は胎児が空気を固めた槍を向けてくる

ルーミアと御坂が逃げ始めると

初春「御坂さん!」

階段に初春とチルノが居た

御坂が槍を電気で壊した

その反動で出た衝撃をチルノが氷の壁で防いだ

御坂「ルーミア。チルノと一緒に初春さんを護って」

ルーミア「・・・・・分かった!美琴も気を付けるのだー!」

ルーミアが去るのを見た御坂がまた胎児を見た

胎児は苦しんで居るように闇雲に暴れだした

胎児が上昇するとアンチスキルが胎児を撃ち始めた

しかしそれは聴かずにただ胎児が大きくなる

その頃木山は目覚めて柱に寄りかかっていた

木山「もはやネットワークは私の手を離れあの子達を取り戻すことも回復させることも叶わなくなったか。おしまいだな」

???「諦めんじゃねぇ!」

そこに居たのはちびで寝癖がある眼帯の少年だった

 

秀都視点

俺は電話の後IS学園を飛び出して急いで学園都市に来た

初めはどこに行くか分からなくなったが皐月の電話でここまで来た

秀都「AIM拡散力場の?」

木山「おそらく集合体だろうな。そうだな・・・仮にAIMバーストとでも読んでおこう。レベルアッパーのネットワークに余って束ねられた一万人のAIM拡散力場。それらが触媒となって生まれた潜在意識の怪物。言い換えればあれは一万人の子供達の思念の塊だ」

俺と御坂、初春、チルノ、ルーミアが胎児もといAIMバーストを見た

ただ単に暴れている

この街は才能と言う壁で子供達の邪魔をする

それが無い者は踏みつけにされ見て見ぬ振りをされる

ではもうどんなことをしても力を手に入れるしか無いのだ

初春「なんか・・・・可哀想・・・」

チルノ「うん・・・」

御坂「どうすればあれを止める事が出来るの?」

秀都「おそらくはネットワークの破壊をすれば治る」

木山「そう思う理由は?」

秀都「あれはネットワークの集合体だからな」

木山がすこし笑った

秀都「初春、お前こいつからなんか渡されて無いか?」

初春「あ!これ」

初春がポケットからマイクロチップを取り出した

初春「でも何で私が持ってるって・・・」

秀都「簡単な推理さ。初春とチルノが繋がれていたと思われる手錠は外されてた。それに俺は教師としてこいつを信じたいってだけさ」

そう言うと木山が驚いたような顔をしたがすぐに笑った

木山「試してみる価値はあるはず」

御坂「あいつは私とそこのバカで何とかするから初春さん達はそれを持ってアンチスキルの所へ」

三人が頷いた

そして俺達は走り出した

高速道路に登るとアンチスキルの隊員が追い詰められていた

御坂が鉄板をつかってこちらに引っ張った

御坂「何ぼやっとしてんのよ!死んでもシラナイヨわよ!」

隊員「あ、貴方達誰!一般人がこんなとこで何やってるの!」

俺は少し考えた

秀都「あぁ、そう言や新人には会ってねぇな・・・はいこれ」

俺は隊員にアンチスキルの手帳を見せた

隊員「こ、これは司令殿!失礼致しました!」

今度は敬礼

秀都「あぁ、うん。後は俺と御坂でやるからお前はジャン嬢と一緒に花冠を付けた女の子を待っといてくれ」

俺はAIMバーストを見た

奥にある建物に向かっている

秀都「やべぇ!あれは原子力発電所だぞ!」

御坂「え、マジ?」

 

俺達は急いでAIMバーストにちかづいた

俺がAIMバーストの腕を斬るとAIMバーストがこちらを向いた

しかし腕は既に回復している

御坂「あんたの相手は私たちよ!」

AIMバーストが攻撃してきて俺と御坂は避けた

次の攻撃は破裂方でそのひとつが初春に向かった

しかしそれをチルノがガードした

俺達はまたAIMバーストを見た

どうやら今度は本格的に初春を狙っているらしい

一発高速道路に当たったが今度はジャン嬢が護っていた

二発目を撃つ前に御坂が電撃で腕と頭を吹き飛ばした

もちろんまた再生する

御坂「しかとしてんじゃないわよ。あんたの相手は私たちっていったでしょ?」

秀都「あぁ、そうだ。みっともなく喚いて無くてまっすぐ俺達に向かって来やがれ!」

AIMバーストが向かってくる

俺達は斬ったり焼いたり削いだりしながら戦っているが如何せん再生力が高すぎる

秀都「マジでキリねぇな!」

御坂「てか何で原子力発電所何かに向かってくんのよ!怪獣映画かっつーの!」

AIMバーストがまた固めた空気の槍を向けてきた

俺達はまたそれを避けた

しかし御坂の足が捕まれた

そして投げられ怯んだ瞬間AIMバーストが原子力発電所に侵入した

御坂「しまった!」

その時音が流れた

それに気を取られて居た御坂に触手が近づいた

俺はすぐさまそれを斬った

すると今まですぐに再生されていたのに再生しなかった

そこでようやくこれが治療プログラムだと分かった

秀都(初春達、やりやがった!)

御坂「悪いわね。これでゲームオーバーよ!」

御坂が電撃を放つとAIMバーストが焦げて倒れた

俺達が気を抜いていると

木山「気を抜くな!まだ終わっていない!」

木山が叫んだ

秀都「はぁ!?何でいんだよ!」

そういって居るとAIMバーストが起き上がった

秀都「おいおいおいおい!」

木山「そいつに生き物の常識は通用しない!核だ!こいつのどこかにある核を壊せば止まるはずだ!」

『何かな』

佐天の声が聞こえた

御坂「佐天さん!?」

『レベル0って欠陥品?』

『だと思ってやがる』

『そう言う世界』

『だからって』

それはレベルで悩んでいる皆の声

秀都「・・・・・・下がれ、死にたかねぇだろ?」

俺が話しているとAIMバーストが攻撃してきたしかし俺はそれを斬った

御坂が電撃をAIMバーストに撃ち始めた

そしてどんどん皮膚が削れて行く

俺が剣を地面に指すとそこから炎が出てAIMバーストを囲んだ

AIMバーストが凪払ってきた

秀都「・・・・・ゴメン」

俺はその腕を斬った

秀都「気付けなくって」

今度は空気の槍が来た

それを御坂は砂鉄で防ぐ

御坂「頑張りたかったんだよね」

俺は剣に妖力を込めた

秀都「でもよ、だったらもう一度頑張って見ようぜ」

御坂がコインを弾いた

御坂「こんなところでクヨクヨしてないで」

秀都「自分で自分に嘘付かずによ」

秀都御坂「もう一度!」

俺が剣で真っぷたつにすると三角柱の核がでた

そしてそれを御坂が超電磁砲(レールガン)で撃ち抜いた

 


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