カルデアの問題児も異世界から来るそうですよ? 作:-b±√b²ー4ac/2a(改名した)
あやまらないけどねwww
「そちらの方が立香さんのギフトですか?」
「いや、正確にはその一部だね。過去の英雄や、霊長の守護者などが、英霊として昇華された、サーヴァントというものを数百人連れてるんだ。本来、守護者たちは人理を修復した時点で戻る予定だったんだけど、立香ちゃんのギフトになって、ここにいるわけだね」
ダヴィンチちゃんが説明を始める。
「やっぱり立香はえらい」
耀に撫でられる。ちょっと、いや、かなり心地よい。だけど、子ども扱いされているのでは・・?
「えへへ・・英霊がほとんどでわたしはあんまり何もできなかったけどね・・」
・・・・沈黙が流れる。
「いや、立香ちゃんはすごいよ?空気は読めないし、絶望的な状況でも立ってるし、この私でも読めない行動をすることがよくあるし」
ダヴィンチちゃん、褒めてる感じ出しながら貶してない!?
「ジンくん、おかえり!ひゃあ!」
話を終え、ダヴィンチちゃんがまたギフトカードに戻ると、金髪のケモ耳幼女が出てきた。いや、さすがに未成年だからね、モフるだけだよ。
『立香さん、お座り』
飛鳥が呆れた声で、わたしをお座りさせる。わたしが何をするか行動する前に察していたらしく、モふれなかった。拘束されるのもむしろ・・。
ニヤニヤしていると、軽蔑ではなく呆れや哀れみの目線で見つめられた。
それが一番グサッとくるからやめて・・。
「先・・・輩・・?」
はッ!?殺気!
不意に癒し系まじめ後輩の声がしたと思えば、わたしは気を失っていた!!
「私が
パーカー姿のマシュは、深く一礼する。
唖然とした様子でその様子を見守る中、立香を肩に担いだ。
「ちょっと先輩を休ませたいのですが・・・」
リリにつれられて、マシュが立香を運んでいく。
・・・その後、立香は虚ろな目で、
「マシュ・・・」
と呟きながら、壊れたように笑っていたという。
立香が正気に戻ると、十六夜くんの持ち帰った水樹の苗を使って、ノーネームの水路に水を流し始めるところだった。
「先輩!大丈夫でしたか?」
あれ・・・?さっき誰かに殴られて、あれ・・・?そこから記憶がないな・・。
「うん。大丈夫・・」
わたしは重い頭を抱え、マシュに抱っこされながら、キッチンまで行く。
「り、立香さん・・・体調はもういいのかしら?」
「うん。立香、大丈夫?」
耀と飛鳥が、マシュを見ながら震える声で心配してくれた。そんなに心配してくれていたのか・・。
((マシュさんに逆らったら殺される・・!))
「うん、大丈夫。心配してくれてありがとう!」
「よう、マスターさん。もう大丈夫みたいだな」
すでに食べ始めようとしていた十六夜くんが、わたしに声をかける。
((え!?十六夜くんには何も反応ないんだ!?))
と思った耀と飛鳥だったが、立香の行動で、男に一切反応しなかったことから察した。
「こんなにたくさんの料理、誰が作ったの?」
キャットもエミヤも紅閻魔も、召喚していないし・・あれ?そういえばマシュは勝手に出てきたよね・・。
マシュに視線を向けると、首を横に振ったので、マシュは知らないのだろう。ということは、ノーネームの誰か・・でもこんな量作るには・・そうか、わかった!
「料理人は・・あなたですね?」
この人数分作れて、料理を作るのが仕事(つまり、他に仕事がない可能性が高い)。というかこの量を作れるのは・・・。
「は、はい。確かにリリたちが料理を作りましたが・・・」
わたしがドヤ顔していると、わたし以外みんな気づいていたらしく、苦笑を浮かべていた・・///
「ありがとう(子供たちを撫でながら)!」
(先輩!アタランテさんは極力喚ばないようにしましょう・・・)
(いや、今日は子供たちの護衛が必要だから・・・)
「で、私はこれから数日間、ここの子供たちを守ればいいのだな、マスター?」
言い終える前には、アタランテは召喚されていて、やる気満々だった・・。というか、わたしの話なんて聞いてなかった。
「まったく、どうして私まで一緒に召喚されるのよ・・」
結界を張ってもらうのと、竜牙兵に護衛してもらうために、メディアを召喚したのだ。
「メディア、この拠点に結界の展開と竜牙兵での防御をお願い」
「マスターなんだからお願いじゃなくて命令すればいいのに・・・まあ、マスターのお願いだから聞いてあげるけど・・。あなたの魔女ですもの」
わたしがお願いすると、メディアは魔術の準備を始めた。
「多めに作ったので、二人くらい増えても大丈夫です!」
私たちは、食事を終えると、お風呂に入った。
お風呂で軽くガールズトークに花を咲かせ、あがった。
お風呂からあがると、ジン君と十六夜くんがなにやら話し合っていた。
「あら、ジン君と十六夜くんじゃない?」
「よう、お嬢様。まあ、ボーイズトーク・・みたいなもんだ」
十六夜くんは、怪しげにニヤニヤしていた。
まあ、男同士の話に女が割り込むものでもないし、大丈夫かな・・?
それから少し時間が経って、お茶会をしていた。
「わたしたちも女の子だし、来たときのままの恰好じゃなくて、おしゃれしたいよねー」
下心100%でそう呟くと、黒ウサギがクローゼットを開けた・・・。そこには、コスプレにしか見えないような服装ばかりだった。
「ま、マスター、私は見回りに行ってくる・・」
アタランテが赤面しながら部屋をを出ようとしたが、メディアが腕を掴んで引き止めた。
「結界を張ってあるから行かなくても大丈夫よ?」
そのあとアタランテで散々遊んだ。
「マスター、侵入者を捕獲したわ」
急いでその場に向かうと、十六夜くんとジン君が侵入者(?)を尋問している途中だった。
いや、ホントにすいません。
数学の赤点で萎えてたわけではありません。
アーケードに金を使い果たしたわけでもありません。
ただただ、最近趣味ができてそれに没頭してるだけです。