ドラえもん のび太の境界防衛記   作:丸米

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ランク戦開幕
段々文字数が増えていく-----。

修正。
のび太の射程二百メートル→百メートル。
さすがにこれは自分も夢とロマンを追いすぎたなぁと反省しております。


玉狛第二①

「やぁ、のびた。――あの時の侵攻以来だね」

「うん。遊真君」

 のび太は帰路に付くその足で、再び玉狛支部を訪れていた。

 -----確認を、しなければならない。

 これから、彼等がどうするつもりなのか。

 そして、自分が何をするべきなのか。

 

「遊真君は------何処の部隊に所属するか、決めた?」

「ああ。――俺は、玉狛第二っていう、新しい部隊に所属する事になった」

「そっか。――隊長は、三雲修君?」

「よくわかったな」

「だって。遊真君は、隊長って感じしないもん」

「------言うようになったな、のびた」

 本当に。

 よく言うようになったと思う。

 それだけ、のび太は遊真の事を知る事が出来たように思えたから。

 

「ねえ遊真君」

「うん?」

「あの時、遊真君との勝負で約束した事。まだ、有効だよね?」

「おおう。――うん。そうだね」

「僕も、玉狛第二に入りたい」

 

 のび太は、告げた。

「------流石に所属まであの賭けで縛るつもりはないぞ?」

「うん。でも――僕はやっぱり、これが自分のやるべきことだと、思う」

 

 自分がやるべきことが何なのか? 

 それが、はっきりした。

 迅は遊真に、修に、千佳に------彼ら三人の現在が、未来を変えていくのだと確信をしていた。

 

 あの大規模侵攻で、三人の役割が終わるとは思えない。

 

 そして――やっぱり自分は、遊真に死んでもらいたくない。

 

 何もかも本心だ。そして、何もかも自分がやるべきことだ。

 だから。

 のび太は石に縋りつく思いを以て、――何としても、遊真をA級まで押し上げるのだと。

 そう覚悟もした。

 

「そっか」

「うん」

「了解。――のびたがいてくれるなら、百人力だ。早速じゃあ、隊長に紹介してあげよう」

 遊真は――何処となく楽しそうに、そう言うと支部の中に手招きをしながら入っていく。

 

 のび太もその手招きのまま、入っていった。

 

 

「という訳で隊長。玉狛第二に所属希望の隊員がこちらになります」

「野比のび太です」

「え-----」

 修は、冷や汗を掻きながら眼前の少年を見る。

 その少年の事は、今でも覚えている。

 かつて、この玉狛支部のブース内で遊真と戦っていた銃手の隊員。

 

 あの遊真を相手に、尋常ではない早撃ちを武器に最後まで拮抗した戦いをしていた。大規模侵攻でも1級戦功をあげた隊員名前に入っていたはずだ。

 あの後、凄まじい数の個人戦を潜り抜けて、今や銃手のマスターランクまで上り詰めたというではないか。

 

 そんな大型新人が、何故かここに。

 

「不足かな? オサム。腕は保証するよ」

「いやいや。不足なんてものじゃない。――当然歓迎するよ」

 

 遊真に匹敵する実力を持ち、更に銃手。遊真は攻撃手で、千佳は狙撃手。中距離でしっかりと戦えて、かつ攻撃手の間合いでも遊真に追い縋れるほどの腕を持つのび太は今の部隊の編成上、垂涎物の掘り出し物だ。

 修は諸手を上げて、のび太を歓迎する。

「じゃあ野比君。よろしく」

「はい」

「チカにも紹介したかったけど。ちょっと今体調を崩しててさ。今度必ず紹介するから」

 

 こうして。

 玉狛第二は予期せぬ追加増員を得ることが出来た。

 これがどのような結果をもたらすかは――未だ、解らず。

 

 

 雨取千佳は大規模侵攻が終わり、その一週間後。

 インフルエンザの診断を受けた。

 

 大規模侵攻における活躍が認められ、千佳はB級への昇格が認められた。

 その後、体調の悪化を隠しながら必死に訓練を積み重ねている中、師匠のレイジに見抜かれ、即座に病院に連れて行かれ――その時は、重い風邪という診断であった。

 仕方なしに自宅療養を続けていたが、療養の中更なる高熱が出始め、もう一度病院に行くと――今度はインフルエンザにかかってしまったとの事だった。

 

 ------今が、一番大切な時期なのに。

 こんな時に体調を崩して、自分は何をしているのだろう。

 

 は、は、と鼓動が速くなる。早くなるそれはきゅぅ、と空気を肺から咳と共に吐き出される。なくなった空気を得ようと、必死に呼吸する。苦しい。

 -----もうじき、ランク戦が始まるというのに。

 

 今自分は何をしているのか。

 ――体調が悪いことを隠して訓練して、より重い症状になって。

 

 ああ。

 自分の、所為だ。

 

 修と遊真が見舞いに来た。

 ごめんね、と呟いて気にすることはないと返された。

 

 そうだ。

 そういう、人たちだ。

 なにがあっても。何をやっても。きっとあの二人は、自分を許してくれる。

 

 -----多分、ユズル君も。

 

 あの時。

 キューブ化するユズルを見て、はっきりと自覚した。

 

 自分は。

 自分は、何処まで行っても自分勝手な人間なんだって。

 自分の事しか考えていない奴なんだって。

 

 あの時。

 何で自分は大規模侵攻にやってきた? 

 皆に必要とされたから? 

 じゃあ、何故皆から離脱していいと言われて、まだそこに残っていた? 

 あの人型近界民に、緊急脱出したら本部の人間を殺すと言われたから? 

 

 全部、正しい。

 必要とされたから、脅されたから、自分はそこにいたんだ。

 

 正しいけど。

 

 でも。

 それを言い訳に――もっと大きな理由を、覆い隠してなかっただろうか。

 

 簡単だ。

 必要とされたから、発奮した――わけじゃなく。

 脅されたから、使命感を感じた――わけじゃなく。

 

 ただ。

 自分は。

 ――その場から逃げることで、皆から卑怯者だと後ろ指を差されたくなかっただけなんだ。

 

 もしみんなの言う通りに侵攻の時に出て来なかったら。――皆が戦っているのに、何もやっていない卑怯者だって責められるかもしれない。

 もし自分が緊急脱出したら――あの老人によって非戦闘員が殺されて、お前の所為だと言われるかもしれない。

 ユズルがキューブ化した時――まさに自分のこれまでの行動の所為で、誰かの人生を滅茶滅茶にしてしまうかどうかの瀬戸際だった。

 

 全部。

 全部。

 自分の、所為。

 

 自分が責任を取りたくない。誰かに責められたくない。誰かに責められるくらいなら、自分がどうかされるほうが何倍もいい。

 -----そんな、自分勝手な奴なんだ。

 

「早く------治さなきゃ」

 そうだ。

 早く治さないと。

 治さないと、自分は役立たずだ。

 修に、遊真に、ダメな奴だって思われてしまう。そんな事思うような人間じゃないけど、でもそう思われてしまうかもしれない。

 

 涙は、流れない。

 泣くわけにはいかない。

 もっと。もっと。修と遊真は苦境の中で戦っているんだ。自分が涙を流すわけにはいかない。こんな、こんな、自分勝手な思いで泣くわけにはいかない。

 

 咳を吐く、

 喉が渇いて、手許にあるスポーツドリンクを、飲んだ。

 

 味なんて、何も感じなかった。

 

 

「そうか。----インフルエンザか。ああ。こればかりは仕方ない。――この前の侵攻の疲れもあったんだろう。体調のことならしょうがない。気にせず、ゆっくり治してくれ」

 修は千佳の報告と、謝罪の言葉を聞き、そう呟いた。

 千佳が体調を崩すとは、かなり珍しい。余程あの大規模侵攻は千佳にとって心労がかかるものだったのだろうか。

 

「千佳がインフルになった。多分序盤戦は千佳抜きで戦う事になると思う」

「病気か?」

「うん。インフルエンザっていう――まあ、流行り病みたいなものだな。この前見舞いに行ったときはただの風邪だったけど」

「あちゃあ」

 のび太は実に素直な声を上げる。

「病気はしょうがない。取り敢えず序盤はこの三人で切り抜けて行こう」

「だな」

「だね」

 

「それじゃあ、二日後の吉里隊と間宮隊のランク戦の作戦を伝える。今回は――」

 

 

「皆さんこんにちわー。今ラウンドの実況を務めさせて頂きます。武富桜子です。どうぞよろしく。そして、解説席には」

「柿崎隊、巴虎太郎です。今季初解説を務めさせて頂きます。精一杯やりますので、よろしくお願いします!」

 2月1日、土曜日。

 ランク戦のシーズンが、開幕したのであった。

 B級下位ランク戦、夜の部。実況は武富、解説は巴虎太郎でお送りいたします――。

 

「巴隊員、昼の部はお疲れさまでした」

「武富先輩こそ、海老名隊のオペレーションお疲れさまでした」

「いやー。本当にお疲れさまというか。----今季のランク戦は非常に見どころが多い要素が多いと実感させられるような試合でした。――なにせ、前季B級2位の影浦隊が、今季剛田隊員を一人迎えて最下位からのスタートという幕開けとなりましたが」

「------影浦隊の凄さが如実に解るような試合展開でしたね」

 B級下位、昼の部はまさしく虐殺ともいえる内容の試合であった。

 新たに部隊再結成という形でスタートを切った影浦隊は海老名隊・茶野隊・常盤隊との四つ巴戦を行った。

 それはまさに蹂躙ともいうべき内容であった。

 北添によるグレネードの爆撃の中、絵馬の狙撃と剛田の弾幕で相手を追い込み、影浦が仕留める。

 その連携の前に三隊が自然とほぼほぼ合同で影浦隊に向かって行ったが、歯牙にもかけられず、何もできずに敗北。

 影浦隊は総合計7ポイントを取得し、生存点含め9ポイント。

 暫定であるが、中位への昇格をほぼほぼ決めた。

 

「そして、今回の夜の部では更に新規の隊である玉狛第二が登場しました。巴隊員は、この隊について何か印象などはございますか?」

「まだ部隊としての運用は試合を見るまでは判断できませんが、ただ強いのは間違いないと言い切れます。野比隊員と空閑隊員に関しては、それぞれ以前の侵攻においても戦功があげられるほどの実力者ですし」

「個人ポイントでいえば、野比隊員はここ一カ月でかなりの個人戦をこなし、早々とマスターランクまで上り詰めています」

「僕も野比隊員とは個人戦で戦ったのですが、手も足も出なかったです」

「実際に戦ってみた巴隊員から見て、野比隊員の強みは何処にあると思われますか?」

「射撃の速さと正確さが尋常ではない所ですね。構えてから撃つまでのスピードが非常に速く、こちらが攻撃態勢に入る瞬間にはもう弾丸が放たれているという感覚がありました。その上で、離れればしっかりと当ててくる。中距離でも近距離でも戦える非常に稀な能力を持つ銃手です」

「成程。射撃の速さと正確さを両立している銃手が野比隊員である、と。そして、空閑隊員は以前A級緑川隊員と個人戦で勝ち越した実力者。この二人を迎えた玉狛第二は、大きな期待がかかります。――さあ、カウントが開始されました」

 

 カウントが鳴り響き、転送開始のアナウンスが響き渡る。

 

「転送開始。――ランク戦、スタートです!」

 

 

 そして。

 蹂躙は、この戦いにおいても起こった。

 このラウンドは、玉狛第二、間宮隊、吉里隊の三つ巴戦。

 当然――警戒されるのは、大型新人二人を抱えた玉狛第二。

 片やマスターランクの銃手。片やA級レベルと名高い攻撃手。目下の敵として最も警戒しなければならないのは玉狛第二である。

 こうなれば、玉狛第二を除く二隊は、位置が判明しても接触はしない。――残る二隊が潰しあって最大に警戒している玉狛第二に漁夫の利を漁られては堪らない。

 この状況も、玉狛第二にとって望む展開である。

 ――取れるポイントは、取っておかねばならない。敵同士で潰しあう展開は、御免被る。

 

「――あの野比とかいう隊員、確か木虎と五分だったやつだったな。位置が近いぞ。転送開始時点から、バッグワームをつけていない」

 間宮隊、鯉沼がそう呟く。

「まともにやりあうには分が悪い。幸いこちらは三人で合流できた。――位置が近くなれば、ハウンドを合わせて一気に攻め込むぞ」

「了解――あ」

 

 されど。

 のび太は百メートル近く離れた建造物の上で動きを止める。

 そして――拳銃を、構えた。

 

「あいつ、何であんな所で」

 

 そう呟いた瞬間、鯉沼の頭部が撃ち抜かれる。

 緊急脱出のアナウンスが鳴り響くと同時、玉狛第二にポイントが追加される。

 

「ウソだろ! あんな距離普通に狙撃手の距離じゃないか!」

「くそ! ひとまず建物の中に入るぞ!」

 

 そう言うと、生き残った二人は張り付いた建物の中へと入っていく。

 

「――こんにちわ」

 

 入った建物の壁が、斬り裂かれる。

 そこには。

「二点、もらい」

 

 二刀を構え、微笑む白髪の少年がいた。

 

 

 ――間宮、緊急脱出。

 ――泰、緊急脱出。

 

 

「ああっと―――! ここで間宮隊、全員が緊急脱出―――! 野比隊員の長距離での射撃、空閑隊員の急襲により、玉狛第二が鮮やかに三ポイントを先取しました―――!」

「間宮隊は基本線が合流してのハウンドフルアタックが武器の部隊ですので、恐らく野比隊員を待ち伏せての攻撃を待っていたのでしょう。けど、明らかに野比隊員の射程を見誤っていましたね」

「しかし、銃手であれだけの距離からの精密射撃が出来るとは-----この一カ月でマスターランクまで上り詰めた実力は伊達ではない!」

 観覧席は、まさしく度肝を抜かれたのだろう。ざわめきがあちらこちらで起こっている。

 それ程に今の一連の攻撃は鮮やかだった。

 間宮隊の射程圏外からの射撃で建物の中に追い込み、そこに攻撃手である遊真を送り込む。至極当然とばかりに追い込んだ両者の首を切断し、玉狛第二は即座に三ポイントを先取した。

 

「ただ、その動きを見て吉里隊が動き出します! 野比隊員のいる建物を取り囲むように向かい、このまま野比隊員を捕捉するつもりでしょうか!」

「銃手である吉里隊員が野比隊員の射角範囲内を動き回り、その隙にバッグワームで身を隠した残る二人が野比隊員に肉薄し仕留めるつもりなのでしょうね。野比隊員のアステロイドは射程と威力に振っている分、速度はそれほどない。離れた位置から防ぐだけならば、それほど難しくないのでこれは正解だと思います」

「まさにチームがかりで野比隊員を潰しにかかっているという様相ですが、やはり今の射撃で警戒度が増したのでしょうか! 吉里隊員がアステロイドを牽制代わりに放つ中、徐々に残る北添・月見隊員が距離を詰めていきます」

「ただ。――野比隊員は、近付けば簡単にどうこうできる隊員ではありませんから。ここからが注目です」

 

 

 足と肩口が削れる。

 ――威力がある分、ある程度シールドを絞らないと砕かれる。けれど、狭めるとシールドで守り切れない所を着実に削っていく。

 恐るべきは、その射撃の正確性。至極当然とばかりにあの距離感から弾丸を当ててくる。

 

 ――瞬間、オペレーターからの警告が入る。

「あ-----」

 野比への牽制を入れている合間。

 背後に近づいていた三雲修のアステロイドが、自らの身体を撃ち抜いていた。

 

「-----のび太君。そっちに二人近づいているから、警戒してね」

「はい! ――こっちも見えました」

 そう言うとのび太は建物から降りる。

 二人とも居場所は把握できた。ならば後は射角に入れて撃ち抜くだけだ。

 

 その動きに気づいたのか、両者ともバッグワームを解除し、得物を構える。

 最初に接敵したのは、吉里隊万能手、北添。

 彼はのび太を視認すると、突撃銃を構え迎撃の体勢に入る。

 が。

 その体勢にはいる時、既にトリオン供給体を撃ち抜かれていた。

 ――速い。

 そう感想を抱くその瞬間には、緊急脱出のアナウンスが流れていた。

 

 その瞬間、のび太は即座にグラスホッパーを起動。攻撃手の月見の射角範囲まで高速移動によって近づくと、グラスホッパーを解除しバイパー拳銃を起動。建物の軌道沿いにバイパーを射出する。

 頭上から落ちてくるバイパーを避けるように路地から飛び出た、その先に。

 頭頂部を貫く、アステロイドが一発置かれていた。

 

 最後の緊急脱出のアナウンスが、響いた。

 

 

「試合終了――! 何と何と、玉狛第二、両チームを全滅させました――!」

 こうして。

 玉狛第二は、相手撃破数に生存点二点をプラスした八ポイントを取得した。

 

「では巴隊員。この試合の総評をよろしくお願いします」

「はい。この試合、まずは玉狛第二が地力を活かした非常に貪欲な戦略を立てていたように思います」

「貪欲、と申しますと?」

「野比隊員を中継役に使い、両隊に警戒を促す役割を持たせたあたりが、そのように感じました」

 そこで言葉を切り、巴は言葉を続ける。

「このラウンドにおいて、どの隊にも狙撃手がいません。なので、卓越した射撃技術を持つ野比隊員が最も射程を持つ隊員と言う事になります。野比隊員は開幕からバッグワームをつけず、自身の位置を把握させたうえで間宮隊への射撃を行い、吉里隊を呼び込んでいます」

 間宮隊に対しては、範囲外からの攻撃を行う役割を。

 吉里隊に対しては、敵を自身へと集める役割を。

「本来は役割を一人に二つ集める戦術は非常にリスキーですが、それが出来る地力があると踏んだ上での決断でしょう。それに、ここで野比隊員が倒れても、空閑隊員がいる。十分にリカバリが可能だと、僕も感じます。そうしてでも、このラウンドでは点を取りたいという意図を、僕は感じました」

「――成程。影浦隊と同じく、点を取る事をかなり重視している戦略と言う事ですね」

「はい。――これから戦う上で、かなり警戒しなければいけないと、十分に感じられる試合となりました」

 

 これから、戦う。

 そう。

 この試合で――影浦隊も、玉狛第二も、中位入りを果たす事となったのだから。

 

 こうして、ランク戦下位グループの試合は終わった。

 まるでサイクロンが通り過ぎた後のような――猛威を殴りつけられたような、惨状だけが残されていた。




千佳ちゃん曇らすのたのちい。

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