ダブル魔王総進撃 ぐだぐだトータス本能寺2068   作:リューオ

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ナラク・ニン…奈落編
1:始まり


暗闇の中、急速に小さくなる光。手を伸ばすも掴める訳もなく、少年「南雲ハジメ」は恐怖に歪んだ顔で消えゆく光を凝視した

ハジメは今、奈落のような深い深い崖を落ちてゆく。ダンジョンの探索中、巨大な大地に裂け目に遂に光が届かない深部まで落下し続け、風の音を聞きながら走馬灯を見た。だが―――

 

「ハジメェ!」

 

上から声が聞こえ、我を取り戻したハジメは自身に近づくソレを見た。円盤に乗った小さい人型に捕まってる軍服を着た少年がハジメに手を伸ばす

 

「ノッブ!」

 

ノッブと呼ばれた少年はハジメの手を掴み、胸に抱き寄せる。日本人である2人はファンタジーとは程遠いこの世界に来るまでの経緯を…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月曜日、それは1週間の中で最も憂鬱な日。ま、殆どの奴らはこの1週間にため息を吐いて昨日までの天国を想うんだろうけど、是非も無いよね!…おっと、俺の事を説明せねばな

俺は織田信彦、何か創世王みたいな名前してるけど気にするな!皆からはノッブって呼ばれてる、趣味と特技はギターとシンセサイザーとかそういうの

そんで何故か魔王となる未来が待っていた、これは別の世界に転生しても場所が変わるだけでそれ以外は何も変らない

 

「ノブ!」

 

ピカチュウみたいに俺の肩に乗ってるコイツは、未来の俺の魔力から生まれたちびノブだ

未来の俺が量産しまくってるから、そのいくつかをこっちで引き取ってる。どうでもいいけど、ノブノブ言ってるが通訳無しでも分かる

 

『髪の色がピンク、青緑、金、紫、青のちびノブが完成したけど名前どうする?』

 

「あー…、どうしようか…」

 

ちなみにスマートウォッチ的なのから聞こえるこの声は未来の俺で、オーマジオウやってるようだ。後、クォーツァーの一員じゃないらしい

 

『若き日の我よ、我はオーマジオウじゃねえからな!?』

 

まあ、こんな感じでいつもぐだぐだしてる。紹介終わりー

 

「ノッブ!(訳:早く教室に入ろうぜ)」

 

「おーう」

 

教室に入ると複数の人に囲まれてる見慣れた奴がいた

 

「よう、ハジメ」

 

「ノブ!(訳:おはよう)」

 

「おはようノッブ、ちびノブ」

 

「ノッブ!(訳:おはよう、オリジナル)」

 

ちなみにハジメはメカノッブを引き取ってる

 

「今日、帰ったら一緒にアニメ見ようぜ」

 

「いいよ、それで何を見る?」

 

「ん~…、何にしよっかなぁ…」

 

「何の話してるの?」

 

「ノノノ、ブブブ(訳:アニメの話だろ)」

 

横からひょっこりと現れたこいつは白崎香織、学校だと二大女神とも言われ、男女関係無く人気だそうだ。

こいつはノッブUFOを引き取ってる。引き取った理由だが、ノッブUFOが可愛いからとか何とか。はっはっは、照れますな

 

「南雲君、ノッブ、おはよう。毎日大変ね」

 

「ノブッ!(訳:全くだ)」

 

このポニテは八重樫雫、香織の親友だ。

切れ長の目は鋭く、その奥には柔らかさを感じる為、カッコいい印象を与える。172cmという女子にしては高身長と引き締まった体に、凛とした雰囲気は侍を彷彿させる。

そんで実家は八重樫流っつー剣道場をやってて、彼女自身は小学校の頃から大会で負けなしっつー猛者らしい。

剣を使う者同士なのか、ノブ選組を引き取ってる

 

「香織、また彼らの世話を焼いているn「ノッブ!」ぐふっ!」

 

「こ、光輝ぃぃぃ!?」

 

俺のちびノブのタックルを食らったコイツは天之河光輝、何かキラキラネームっぽいコイツはイケメンで成績優秀、そんでスポーツ万能の完璧超人だ。サラッとした茶髪に優しげな瞳、180cm前後の高身長&細身に引き締まった体、誰にでも優しく、正義感が強い故に思い込みが激しい

何でちびノブがタックルかますのかは分からん

それはそれとしてイケメン死ね

 

「お、おい織田…、いきなり酷くないか…?」

 

「やったのはちびノブだ」

 

「ノブ!?(訳:何でさ!?)」

 

「おいおい、またちびノブがやらかしたのか?」

 

んで、コイツは坂上龍太郎で天之河の親友だ。

短く刈り上げた髪に鋭さ+陽気さを組み合わせたような瞳、190cmの身長に熊のような体格、見た目に反さず細かい事は気にしない脳筋だから何となくバスターゴリラを思い出す

てかゴリラだな

 

「ハジメ、帰ったらエターナル克己を見よう」

 

「いいね」

 

「南雲、いつまでも香織の優しさに甘えるのはどうかと思うよ?香織だって君に構ってばかりはいられないんだから」

 

「光輝君、私が話したいから話してるだけだよ?」

 

「ホント、香織は優しいな」

 

…俺はスルーか?いいもん、俺はちびノブを撫でるから

 

「織田、君は得体の知れない者を連れてくるのはどうかと思う。メカにUFO?ゲームじゃないんだから」

 

それは未来の俺に言いなさいな

 

「ノブ?(訳:初出はゲームだよ?)」

 

ちびノブ、言うだけ野暮ってもんだよ

 

「なあ、アイツは香織に甘えた事はあるか?それにその性善説の解釈もやめとけよ?」

 

「何を言ってるんだ?俺はただ、やる気のない南雲を注意しただけで…」

 

「…ハァ、こんな奴をどうにかするなんざ是非もクソもねえか…」

 

俺が言い終わると同時にチャイムが鳴る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~昼休み~

 

 

「…ん」

 

昼休み、ハジメは起き、ゼリーを飲んで寝ようとするがメカノッブに止められる

 

「ノブノブ(訳:寝過ぎはよくないぞ)」

 

「南雲君珍しいね、教室にいるの。お弁当?良かったら一緒にどうかな?ノッブも一緒に」

 

「俺はいいよ、一曲どうだ?」

 

「いいね」

 

俺はギターやシンセ、武器にできる「ヘシkill・ハセーベ」を持つ。モニター部分が弦の役割だからピックはいらないし押さえるのはギターの細い部分にあるスイッチのみ、オートチューニング機能があるから問題無い、これエレキギターのようにギャーンって鳴るやつね

 

「何が良い?」

 

「MEGALOVANIAで」

 

「ほいよ」

 

俺はMEGALOVANIAを弾くと天之河が止めに入る

 

「おいおい、ここで「うるせえ、気が散…る?」

 

突然、天之河を中心に魔方陣が現れ、光が増す

 

「ぐだりそうだなぁ…」

 

俺はそうつぶやくと視界が白く染まる―――

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