ダブル魔王総進撃 ぐだぐだトータス本能寺2068 作:リューオ
どうやら話を聞くに、家族も助けてほしいらしいがハジメの事だ。ぜってえ拒否す「断る」やっぱりね。まあ、連れてくけど
「まあ、シアだったか?乗れよ」
「おい、そいつを捨てろ」
「樹海の案内はコイツにやらせばいいだろ?」
「…あー」
その発想は無かったって顔するハジメ、隠れ家にいた時は森を焼き払うか切り倒すかロボで歩くかしかなかった
「まー、さっきの話だけど助ける代わりに樹海の案内するんならいいって話になったぜ?」
「ほ、本当ですか!?ありがとうございます!ありがとうございますっ!うぅ~よかったよぉ~」
嬉し泣きするシアだが、すぐに立ち上がる
「そういえば、皆さんの事はなんて呼べばいいのですか?まだ名前を聞いていなくて…」
「俺は織田信彦、好きに呼んでくれ」
「では、ノッブと呼びますね」
「俺はハジメだ、それでこっちが」
「…ユエ」
「ハジメさんとユエちゃんですね」
「…さんを付けろ。残念ウサギ」
さんを付けろよデコ助野郎って、大元はブロントさんじゃなくてAKIRAらしいんだよな
「ふぇ!?」
「おーい、そろそろ行くから乗ってくれー」
シアはバイクの後ろに乗り、出発する
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バイクを走らせてると、魔物の咆哮が聞こえる
「ハジメ」
「分かってる」
しばらくするとワイバーンやらなんやらが兎人族を襲ってた
「ハ、ハイベリア…」
俺はジェットで飛んでガトリングでハイベリアを撃ち落とし、ウィングが分離してレーザーを放ち(要はファンネル)、ガスターブラスターで消し飛ばす。地上ではハジメ達とロボ(遠隔操作)が魔物を倒しまくる
「ハイベリアはこれで全部かな?」
ハジメの方を見るt「うにゃああああああああっ!?」…シアが飛んだ後、地面に激突する
「シア!」
兎人族がシアに近づくのを確認した俺は、ジェットの出力を弱めて着陸すると同時にハジメも来る
「父様!」
「ハジメ殿と信彦殿、でよろしいですか。私はカム、ハウリア族の長です。此度はありがとうございました。シアのみならず我々まで助けていただいて、しかも脱出まで助力してくださるとか…」
ハウリア族は頭を下げる
「別にいいけど、樹海の案内よろ」
「はい、それはもちろん。受けた御恩は必ずお返ししましょう」
そういえば、亜人は被虐種族だったよな?恨みそうなんだけどな
「そう簡単に信用して大丈夫か?」
「シアが信頼する相手です。ならば我らも信頼しなくてどうします。我らは家族なのですから…」
「うっわ、めっちゃお人好しじゃねえか」
これ危機管理能力ヤバくね?ホイホイ誘拐されるんじゃね?
「大丈夫ですよ父様、あそこにいるハジメさんは平然と女の子を殴るし対価が無いと動かないし、ノッブはふざける時はありますしとんでもなく強いですが、約束は必ず守る人達です!」
「はっはっはっ、つまり照れ屋な人達なんだな」
ハジメは拳銃抜いてんじゃねえか、ボロクソに言われたのが気に食わなかったんだね
「…ん、ハジメは(ベッドの上だと)照れ屋」
「ユエ!?」
「確かに、ハジメはユエと出会う前もヤってる時はスゲー恥ずかしがってたな」
「おま、ノッブ!?見てたのか!?///」
「おう」
発砲を抑える代わりにハジメの性癖の一部が露見された、ハウリア族の女性がモジモジしてるし。まあ、俺らは峡谷の出口を目指す