ダブル魔王総進撃 ぐだぐだトータス本能寺2068   作:リューオ

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サバフェスのシナリオ全部終わった…


3:魔王からの試練

「貴様ら、本当にそれでよいのか?」

 

クラスメイツが賛同する中、聞き覚えのある声が聞こえる

 

「ねえノッブ、これって…」

 

「ああ」

 

「ノブ…(訳:我らの魔王様…)」

 

突然、時計をあしらったゲートが現れ、そこから赤い髪と目で高身長の男性が現れる。コイツこそが、未来の俺だ。見た目はめっちゃ若いけど67歳だ

 

「織田?だけど…」

 

「概ね合っている、我は未来の織田信彦だ」

 

「み、未来?」

 

「ギャハハハ!未来から来たとか、何言ってんだお前?頭おかしいんじゃねえの?」

 

あの不良がそう言うと白髪の女性がゲートから現れる

 

「黙りなさい!魔王の前であるぞ!」

 

服装がウォズっぽい女性が「明智光華」だ

 

「お久しぶりです、明智さん!」

 

「久しぶりです、明智さん」

 

「ヘ~イ、久しぶり~!みっちゃん!」

 

「お久しぶりですね、ハジメ様、若き我が魔王、香織様」

 

「未来の俺、全く信じてないけどどうするんだ?」

 

未来の俺は無言でヘシkillを出す、そう言う事か

 

「ハジメ、アレをやるぞ」

 

「分かった」

 

ハジメは用意したドラムに座り、俺もヘシkillを持つ

 

「じゃあ私も!」

 

香織は俺達に近づくと同時に片手でもできるシンセサイザーを渡す

 

「んじゃ、行くぜ?」

 

俺達は某飯屋の第3段階のBGMを演奏する、ハジメと香織は俺が勧めた結果、めっちゃ上手くなった。そして数分後、演奏が終わると喝采が起きる

 

「これで信じたか?」

 

「念の為、俺とかにしか知らなさそうな質問をするぞ」

 

「いいだろう」

 

「この世界に召喚される前に弾いた曲は?」

 

「MEGALOVANIA」

 

「召喚された直後、そこのジジイに何て言った?」

 

「アンガルタ・キガルシュがあるかどうか」

 

「帰すのが不可能と言われた後、俺は項垂れた。その理由は?」

 

「ミライドライバーセットの配達日が今日だったから」

 

「補助輪無しの自転車には乗れるか?」

 

「未だ乗れない」

 

「ラジオ体操第2はできるか?」

 

「未だできない」

 

「グルーヴコースターは今もEASYか?」

 

「ああ」

 

「太鼓の達人の難しいは?」

 

「早々やるものじゃない」

 

「好きなプリキュアは?」

 

「コスモとミルキー」

 

「うん、未来のノッブだね」

 

「と言う事で、未来の織田信彦だ。ハジメと香織と雫は知っておるな?」

 

「本当に未来のノッブよね?」

 

懐疑的な香織に、俺は未来の俺の隣に来る

 

「未来の俺、醤油ドバドバ?」

 

「飯ガバガバ」

 

「「YEAAAH!!」」ピシガシグッグッ

 

「これは確かに未来のノッブね」

 

「いい加減にしろ!」

 

アマンガワがイラついて大きく声を荒げる。未来の俺、出番だぞ

 

「すまなかったな、では話を始めよう。と言っても簡単な事だ。貴様らは本当に戦争をする覚悟はあるのか?」

 

クラスメイツはざわざわと揺れ、アマンガワはどういう事かって顔をしてる

 

「分かっていなかったようだな、それだから貴様らは我以上にうつけ者だ」

 

「どういう意味だ!」

 

「おっと、言葉が足りなかったな。この世界の知らない人間共の為に兵器になり、人を虐殺する覚悟はあるか?」

 

「っ!?」

 

クラスメイツはようやく理解したのか、青ざめる。ハジメと雫は分かってたようだ

 

「どうした?貴様ら一致団結して戦うんじゃなかったのか?魔物もコイツらと少し見た目が違うだけの魔人族と言う人間の命を無慈悲に、ゲームのように奪っていこうと思っていたのではないのか?」

 

「そ、それは!」

 

「ハッ!我は事実を言っただけだ、殺人志望者共め!貴様らはお使い感覚でそこの得体の知れない老害の頼みで、他の生物の命をいとも容易く奪う戯け者以下だ」

 

「それは違います。魔人族の殲滅は創世神様よr「我の話に入るな、戯け者」

 

未来の俺が殺気を放つとジジイは口をつぐむ

 

「信じたくも、認めたくもないか?自分らはそんなのじゃないって言いたいか?自分らではなく、魔人族が悪い、そう言いたいか?」

 

「だってそうだろ!事実、この人達は苦しめられてる!」

 

「ほう?ならやってみせろ」

 

「我が魔王、コレを」

 

みっちゃんが持ってきたのは1人のメイドだった

 

「な、何を!」

 

「まあ見ておれ、ふっ!」

 

未来の俺は何かしらの力でメイドが青い肌で牙を生やした顔になった、未来の俺はアマンガワにメイドと短剣を投げる

 

「おわっ!?危ないだろ!」

 

「さあ、それで殺せ。貴様が悪だと言った魔人族だ」

 

「お、お前!」

 

アマンガワは未来の俺を睨む

 

「それが貴様がやろうと、コイツらに扇動した事だ。貴様は考えた事はあるか?魔人族と銘打っておるが、毛色が違う人間だと。そこのメイドのように知性もあれば、家族、友、愛する者もいるという事を!」

 

それを聞いたアマンガワはたじろぐ

 

「それに、相手が行動を起こす時は何かの動機がある。家族を殺されたり、攫われたり等、そんな奴もおる。それは悪ではないのか?」

 

「それは話し合えばきっと改心する筈だ。懸命に訴えればきっと」

 

「それはとあるガングニールの少女で十分だ。では、貴様が襲われるか弱い女だったとして、目の前に理性をなくした者に同じ事言えるのか?」

 

「…」

 

「結局、魔人族にとっての正義は貴様らにとって悪、貴様らにとって正義は魔人族にとって悪だ。この世界に正義は無い、個人の願いがあるだけに過ぎない。その思いの1つを踏み躙り、貴様らの目的の為に犠牲を強いる覚悟はあるのか?」

 

クラスメイツは黙る

 

「貴様らはその罪を背負う覚悟はあるのか?それを乗り越える勇気はあるか?」

 

ある者は立ち上がり、自分の覚悟を我に示すがよい。と未来の俺は話を終わらせ、持ってきた玉座に座る。そして沈黙が流れる、まあこれはすぐに出せるもんじゃないからな

 

『暇だからしりとりしようぜ』

 

絶版だ

 

『DA PUMP』

 

プラズマ

 

『マルクソウル』

 

ルーマニア

 

『アルターエゴ』

 

ゴマすりクソバード

 

『ドラえもん、…あ』

 

やーいやーい!俺の勝ちぃ~!

 

『若き日の我ぇぇぇぇ!!』

 

何故か取っ組み合いが始まるが

 

「…僕は」

 

覚悟を決めたハジメが立ち上がる。未来の俺、真面目になれ

 

『え~』

 

え~じゃねえ!さっさとやれ!

 

「僕には人を殺す覚悟は無い。そんなの怖いし、やりたくない」

 

「では、貴様の覚悟は何だ?」

 

「僕の覚悟は、僕が戦って少しでも白崎さんや八重樫さんを少しでも脅威から遠ざける為に戦う」

 

「他人の為に戦うか、それも立派なケツイだ。次は誰だ?」

 

今度は龍太郎が立ち上がる、…がそれ以降は省略で

 

『何でさ』

 

そんで名乗り上げたのはハッジ、カオリン、ゴリラ、雫で、それ以外は誰も名乗らなかった。アマンガワ?知らん

 

「4人か、まあいいだろう。今後はこの4人を中心に鍛える事にしよう」

 

これをきっかけに、トータスでぐだぐだな戦いが始まるのだった






~おまけ 魔王登場:ぐだぐだver~


「貴様ら、本当にそれでよいのか?」

クラスメイツが賛同する中、聞き覚えのある声が聞こえる

「ねえノッブ、これって…」

「ああ」

「ノブ…(訳:我らの魔王様…)」

突然、明かりが全部消えてクラスメイツはパニックとなる
そんな真っ暗な中、俺は未来の俺の隣に行くと

<UU U.S.A.!UU U.S.A!>

カモンベイベーでアグレッシブな曲が流れ、ライトが俺と未来の俺、ちびノブにみっちゃんこと明智光華を照らす

(何でこの曲をチョイスしたんだろう…?)

ハジメが疑問に思う中、未来の俺は歌いながら踊り、俺もちびノブもみっちゃんも踊る

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