ダブル魔王総進撃 ぐだぐだトータス本能寺2068 作:リューオ
ある日、どういう訳か帰還者組で修学旅行に行く事になったが…バスガイドは顔がちょっと引き攣ってる
「お姉様っ、どうか、どうかっ、お元気で!何かあれば、どうぞあの男を囮にしてお逃げくださいね!」
「今生の別れみたいになってるから止めてくれないかしら?もの凄く恥ずかしいのだけど」
ハジメは後輩の後頭部をアイアンクローする
「で、出ましたね、先輩!私とお姉様を引き離して満足ですか!?満足ですか!?」
「朝っぱらからテンション高ぇなおい」
「やっぱりお姉様をこんな男と旅行に行かせるわけにはいかない!せめて、私もついていかないと!」
そして後輩に猿ぐつわをはめて近くの電柱に括り付ける
「ガイドさん、考えるのをやめればいいですよ。いちいち気にしてるとキリが無いですから」
ノッブのアドバイスをきっかけに、バスガイドは考えるのをやめた
「ぱぱぁ~~!おじさ~~ん!」
「お兄ちゃ~~~~~ん!」
ロータリーにミュウとレミア、信里香と光華が来る
「ミュウ!レミアも、二人してどうした?」
「リッカに光華じゃん、どしたん?」
ミュウはハジメの、リッカはノッブの腕の中へ飛び込む
「すみません、あなた。ミュウが、やっぱりお家じゃなくて、出発するところをお見送りしたいって聞かなくて…」
「そうか…。まぁいいさ。見送りに来てくれてありがとな、ミュウ。お土産は期待してろ」
「んみゅ!」
ミュウは嬉しそうに抱き着く
「見送りに来たよ、お兄ちゃん!」
「今日から信彦様の修学旅行という事なので、私も見送りに来ました」
「お土産お願いね、お兄ちゃん!」
「はいはい…」
ノッブはため息をつきながら返事する
「てかさ、点呼しなくていいのか?」
愛子せんせーはノッブに言われて気づく
「あ、はい。直ぐに!」
そんで全員がバスに乗り込む。ノッブの席は一番後ろで真ん中だ、だから―――
「ノッブが王様に見えるね」
雫の言う通りになる。ノッブはオーマフォームになり、『最果ての死闘~女神ロンゴミニアド戦~』を流す
「何だこの無理ゲー、勝てる訳ないじゃねえか」
その後、バスを発進したが遠藤がいなかった事に気付き、探すと上にいた
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行き先の京都までの暇つぶしの企画として、ノッブのギャグを連発した。まあ、ウケなかったけど。本人承知の上でやった事だし
「この後、もう十分ほどで本日最初の観光地、伏見稲荷大社に到着します。その後、しおりにあります通り、いくつかの観光地を巡って、本日のお宿の方へ向かうことになります」
生徒達は元気に返事する
「実を言いますと、私は京都の出身です。皆さんも耳にしたことがある名所としては、ここより北にあるくらま温泉や鞍馬寺などが近くにある場所なんですよ。そんなわけで、隠れた名所なども色々と知っていますので、遠慮なく聞いてくださいね」
「はいっ!任天堂本社には「行くわけねえだろ!」花札っ!?」
ハジメがノッブを殴る
「くらま温泉に鞍馬寺?有名な場所なんですか~?」
シアが質問する
「自然に囲まれたとても素敵なお宿ですよ。特に、冬化粧をした木々に囲まれた冬の温泉がオススメです。鞍馬寺は京都でも有数のパワースポットとして知られています。天狗の総本山などと紹介されたりもしますね。細かい由来などは、ご興味があれば別の機会にさせていただきますが…遙か昔、”魔王が降臨した”なんて言い伝えもある、素敵な場所ですよ」
生徒の視線がノッブとハジメに集まる
「あ、あれ?皆さん?ど、どうしたんですか?」
ノッブはまたオーマフォームになり、『最果ての死闘~女神ロンゴミニアド戦~』を流す
「そういうのいいから」
「OVER QUARTZERにするべきだったか」
「違う」
「ユニバースフェスティバル?」
「平成キメてるだろ」
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神社に着き、バスガイドは石がある場所に止まる
「皆さん、こちらにあるのは『おもかる石』と言います。石灯籠の頭の部分の石を持ち上げて、自分の想像より軽ければ願いが叶い、重ければ叶わない、と言われています。どなたか試してみませんか~」
生徒達が試す中、ノッブの番になる
「世界がぐだぐだになりますように!」
そう願ってひょいっと持ち上げる
「コレ、ホントに重い?1円持ってる感覚なんだけど」
「…ノッブ、世界がぐだぐだって何?」
「世界がぐだぐだになったら大変ですよ!」
「え、じゃあ世界がゴリライズ「だからやめろっての!」不破っ!?」
ハジメに殴られる。その後いろいろ回って旅館に着いたが、何事も無く(?)終わった