ダブル魔王総進撃 ぐだぐだトータス本能寺2068 作:リューオ
~邪馬台国~
「ひ、卑弥呼様じゃ…、卑弥呼様…!」
「まさかとは思うたが、ほんに卑弥呼様か…!」
「卑弥呼様って、爺ちゃんがいつも言っているあの卑弥呼様?」
「そうじゃ、戦乱にあえぐ邪馬台国を救い、我らを守護してくだすった、あの卑弥呼様じゃ」
「集落の人、集まってんな」
「あちゃー。ま、ばれちゃうかぁ。そうです、あたしが…」
「山より大きな蛇を素手で殴り殺したり、地面を足で割って川を作ったりしたっていう、―――あの卑弥呼様?」
「は?」
俺ならできるけどな
「そうじゃ、ある時は邪馬台国に攻めてきた連中をちぎっては投げ、ちぎっては投げ、貝塚の如き屍の山を築き上げた伝説の女王様じゃ。あ、ありがたや、ありがたや…!」
「卑弥呼様って、すげー!」
「卑弥呼さm「うっせえ!」吉本っ!?」
ハイキングウォーキングの卑弥呼様をやったら殴られた
「は?」
「ほっほっほ、姉上の逸話、だいぶ誇張されておりますな」
「卑弥呼、コーラを一気飲みしてゲップしないで山手線を言えるんだよな?」
「ハイキングウォーキングじゃねえか!というか、この時代に山手線とコーラはねえぞ!」
「JRッ!?」
ハイキングウォーキングネタをやったらまた殴られる
「コーラ?山手線?何それ?というか、そんなに殴って大丈夫なの?」
「(ギャグ補正があるから)大丈夫だ、問題ない」
~住居内~
「ま、ともかく大体わかったわ。要するに各地の神殿からあの凶つ闇ってのが流れ出してこの国は穢されちゃってるってわけね」
「卑弥呼とノッブが埴輪を破壊した時点で、凶つ闇の流出が止まり、川の水は綺麗になって集落の人に生気が戻った」
「それじゃ話は簡単ね。あの埴輪を探してどんどんぶっ壊していきましょう」
「沖田君の件から推察するに、あの埴輪は神殿を守る為のものなのだろうね」
「という事は、僕と同じように埴輪にされて操られてる人が他にもいるって事ですよね」
「まあ、コツは掴んだから、人から凶つ闇を祓うのは任せてよ」
「さっきのは力任せに殴ってたわけじゃないの?」
「いえ、殴りました。力任せに」
「何なんですかこの人…」
「ま、それとは別にあたしにはこういう良くないものを祓うチカラもあるのよねー、これが。鬼道っていうんだけど…、うーん、口で説明するのは難しいわね。ま、あたしか壱与ぐらいしか使えないし、どうでもいいか」
ええんかい
「姉上、それはよいのですが、荒れ果てた集落の再建もしませんと」
「そうよ、このままじゃ満足に住めないわ」
「当面の目標は集落の再建を手伝いながら、各地の神殿にいる埴輪を探して、凶つ闇を祓う。これでいいかノッブ?」
「どの道、凶つ闇を晴らさないとどうにもならないからな」
「後はあの新選組を名乗る連中だね。どうだろう、沖田君に斎藤君。我々もしばらくお手伝いさせていただくというのは?」
「あの連中が僕の知ってる新選組じゃないので、僕も手伝いする気でいますけど、山南さん達はいいんですか?」
「いいんじゃないんですかね、どうせあてもないし。山南先生の言う通り、あのふざけた奴らが新選組を名乗ってんのも気になりますし?」
「そういう事で、我々も沖田君同様、手伝わせてもらおうとは思うが構わないだろうか?」
「よろしく」
「人手は多いに越した事はないからな」
「ああ、よろしくお願いするよ」
「やれやれ、総一君と並んで剣を振る事になるとはね」
「斎藤さんと一緒に戦えるなんて光栄です!あ、後で稽古お願いします!」
「やだね、沖田ちゃんの子孫とはいえ総一君の剣とはやりたくないんでね」
「むぅ…」
おき太はむくれる
「よーし!それじゃあ、皆で力を合わせて邪馬台国を復興していきましょう!」
「「「「「「おー!」」」」」」
「ねぇねぇ、あれが卑弥呼様?」
「そうだぞ、見た目は大した事ないけれど素手で山を砕いたりできるんだからな!」
「口から火も吐くんでしょ?すごーい!」
「―――吐かないから!」
締まんねえな!