ダブル魔王総進撃 ぐだぐだトータス本能寺2068   作:リューオ

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60:兄妹

~同刻:神殿~

 

「何だ?地震か?おーい、龍太ー」

 

「…なんてこった、そういう事か」

 

「何か分かったのか、リョータ」

 

「ああ、分かったというかもう手遅れというか…。さすがにこれはどうしたものか…」

 

「おーい、何言ってんだー?」

 

急に暗くなる

 

「ん?急に暗くなったぞ?」

 

「…いやあ、これは手遅れかもしれないな」

 

「ちょっとー、二人で納得せんどいてー。ダーオカ置いてけぼりなんですけどー」

 

「いいから地面ばかり見てないで、空でも見てみろ」

 

「空?UFOでもあんのか?」

 

一蔵は空を見上げる

 

「…な、何じゃありゃあああああああああああああああああああああああ!?」

 

一方、集落でもその存在は確認できてた

 

「な、なんだあれは…!や、山より大きいぞ…!」

 

「…こりゃ、マズイ事になったな。毘沙門天でも面を喰らうぞ」

 

そして、俺達がいる大神殿でも確認できた

 

「ノッブ、あれ…!?」

 

「何なんですかアレ…!?」

 

「アレが…、奴らの言ってた…!」

 

その存在は、超巨大な埴輪ノブの大軍だった

 

「わはははははははは!最高じゃないかね!見たまえ、あの滑稽な神体とやらを!」

 

「…あれが、まつろわぬ『凶つ神(まがつかみ)』と呼ばれる神体」

 

「にしても、あの形はどうにかならなかったんですかね?」

 

「あの男を依り代に集めた凶つ闇で構成しているからね、ある程度はあの男の意識を引き継ぐのだろうよ。だが、あの姿はいい!実にいいじゃないか!」

 

「…芹沢さん、あんなのが好みなんですか?」

 

「わはははははは!そういう意味ではないよ。だがね斎藤君、国が亡びる時なんてものは、―――とびきり滑(・)稽(・)で悪(・)趣(・)味(・)であるべきなのさ」

 

 

 

 

 

~住居内~

 

「あの巨大な埴輪が各地に…!?」

 

「ああ、侵攻自体はゆっくりだけど、どの埴輪も、各地の集落を破壊しつつこちらへ向かってきている」

 

「デカい埴輪なのは分かるが、あれは何なんだ?」

 

「あれは多分、その昔この地で果てた古き獣や、まつろわぬ者達の残滓を集めた怨念の塊。狗奴国はそういう良くないものを人に憑依させ『凶つ神』と称して操る呪術を使う国だったの。あんなに大きなのは初めて見るけど…」

 

「どうする?ボサッとしてたらここも終わる」

 

「龍太も言ってたが、ゆっくりとここに向けて侵攻してる。何か手を打たねえと…」

 

「私のブレイキングマンモスでできないの?」

 

「とはいえ、さすがに大きさと数がね…、確認されただけで七体の『凶つ神』とやらが出現している」

 

「片っ端から倒すのはどうだ?」

 

「ところがそうもいかないそうだ。例の神殿跡を調べたんだけど、あの神体達はこの邪馬台国の大地に古来から蓄積された怨念、いうなら魔力を元に動いているようだ。仮に倒したとしても、元を絶たないとまた再生してしまうかもしれない」

 

「元を絶つって言っても…」

 

「ねえ、リッカちゃんとノッブは?」

 

一海がふと思った事を聞く

 

「そう言えば、リッカの姿が見えませんね」

 

「戻ってくるまでは一緒だったんだがな…」

 

「リッカちゃん…」

 

 

 

 

 

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「…」

 

「…ここに居られましたか、信里香殿」

 

「…またアンタなの」

 

「…」

 

「…何か用?私に構ってないで、皆の所に行ってよ」

 

「ほんの少しの間お話しできただけですが、魔王になった信里香殿の兄上、お話通り凄い方でしたな」

 

「…」

 

「その身にあれだけまつろわぬ者達の怨念を受けながらよくもあそこまで抵抗なされたものです」

 

「…だから何よ。お兄ちゃんはもういないの。全部終わりよ」

 

「だから俺はこっちって言ってんでしょうがァァァァァァァァァァァ!」

 

俺はリッカにドロップキックをする

 

「お…、お兄ちゃん…」

 

「俺なんかより魔王の俺が好みなのかこの面食いが!お兄ちゃん泣くぞ!絶交するぞ!」

 

「私は性格を重視するタイプだから面食いじゃないわよ!外見なんて後からでもどうとでもなるわよ!」

 

「ん゛ん゛っ!それはそれとして、魔王の俺がお前に言ったじゃねえか、『―――俺を頼んだ』って。アイツは、今のお前に託したんだろうな」

 

「魔王のお兄ちゃんが私に何を託したの…!私は足手まといなのよ!何もできないし、お兄ちゃんの邪魔にしかならない!だから…」

 

「それ以上は言うな、俺は今もアイツの声が聞こえる。『リッカ!お前が誰の妹か忘れんじゃねえ!お前は俺の妹だろうが!』ってな」

 

「魔王のお兄ちゃんの声なんて…、聞こえるわけないよ…」

 

「俺とハジメの神代魔法の一つに魂魄魔法がある、今はそれで魔王の俺の声を聞いてる。お前には魂魄魔法はないが、何となく聞こえる筈だ。お前は耳を塞いでるだけ」

 

「…魔王のお兄ちゃんが、私に」

 

「お前が俺を信じてるように、魔王の俺もお前を信じてるぞ。アイツはお前に、キーとベルトを渡しただろ?魔王の俺から託した証拠だ」

 

「嘘よ…、魔王のお兄ちゃんが私を…。―――信じてるわけないわ。けど…、私は魔王のお兄ちゃんをあんな目に遭わせた奴らを許さない。お兄ちゃん、力を貸して!」

 

「ああ、魔王の俺の仇をとろうか!」

 

「私はお兄ちゃんみたいにはできないけど、支えてみせる!兄妹は助け合うもんでしょ!さあ、行くよ!」

 

リッカ…、立派に成長したな…。お兄ちゃん嬉しいぞ!

 

 

 

 

 

~住居~

 

「ちょっとアンタ達!何ここでごちゃごちゃ言ってるのよ!こういう時はとにかく動くのよ!」

 

「どうした、急に仕切って」

 

「アンタ、アサシンよね?芹沢の居場所を探って!」

 

「おいちょっと、急すぎんだろが」

 

「うっさいわね!坂本龍太だっけ?さっさとコイツ連れて行きなさいよ。ライダーの足にアサシンの隠れ身を合わせれば早く見つかるわ」

 

「…こりゃ驚いた。その通りだね、こういう時はとにかく動かなきゃいけない。僕とした事が面倒な仕事ばかりしたせいで○○町に来た頃の気持ちを忘れてたよ。よし…、久しぶりにあちこち走り回るとしますか!」

 

「そういう事なら、さっさと行くぞカズクラ」

 

「…フッ。その依頼、この政府の暗殺者が承った」

 

龍太+お竜さんと一蔵は探るに出る

 

「影也!たしか民兵を訓練してたわよね、あれ、私に回して」

 

「ってーと、お前が民兵の指揮を?幾ら俺が練兵したとはいえ普通の人間だ。『凶つ神』とかの相手は務まらんぞ」

 

「アンタみたいな人外と一緒にしないでよ!私が指揮して避難民の誘導や、集落の外に砦や堀を作って、足止めの準備をするの」

 

「お、おう…。お前にできるのか…?」

 

「これでも行事の実行委員長やってるから、指揮はお手の物よ。それで影也に総一と…、一海だったわよね?」

 

「え、私?」

 

「他にいないでしょ!」

 

「アンタ達は影也と一緒に凶つ神だか何だかを叩き壊すわよ!いい?集落から近い奴を壊すのよ!」

 

「とは言っても、再生するんじゃないかって話もあるし根本的な解決には…」

 

「当たり前じゃない!私はお兄ちゃんみたいな事できるわけないでしょ!」

 

「はあ!?じゃあ何だってんだよ!?」

 

「ただの時間稼ぎよ!その間に魔王のお兄ちゃんを殺したアイツらを見つけて止める手立てを聞き出す!それがダメなら、やるかやられるか!凶つ神を全滅させるまで持久戦よ!」

 

「消耗戦を挑んで、敵を殺し尽くすって事か?ははははははははは!ホント、バカだなお前は!ノッブだったらこんな事しないだろうな!」

 

「今更何言ってるの、お兄ちゃんと同じ事できる人なんてこの世にいないわ!私は私ができる最善を尽くすのみよ!」

 

「…うつけの妹もうつけか。いいじゃねえか、やってやんよ。あんな土塊、片っ端から壊しゃあいい。再生するならしなくなるまで殺ってやるよ!」

 

「へえ、戦うツンデレ少女かと思ったけど意外とやるじゃん。お姉さん気に入った!」

 

「ノッブ!魔王のノッブの仇討ちも兼ねてド派手にやりましょう!」

 

「あとは…、そこら辺の集落から兵糧をかき集めて長期戦の備えを…」

 

 

 

 

 

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そんでもって

 

「わしらどうなるんじゃろうな…」

 

「邪馬台国はもうおしまいよ…」

 

「うわーーーん!怖いよお!」

 

「皆落ち着いて!いい?私の言う通りにすれば助かるわ!とにかく今から私と一緒に周りの集落からここに米を集めるのよ!」

 

「…なんで、よそ者のお前の指図を受けなきゃならないんだ」

 

「そんな事より逃げるべきじゃねぇのか?」

 

「そうじゃ、あんな恐ろしいものに襲われたらひとたまりもない、逃げるべきじゃ!」

 

「そうよ、逃げましょう!」

 

「何言ってるの!逃げても行くアテなんてないでしょ!?ただでさえ、周りは凶つ神に囲まれてるし、食料のアテもないでしょ!」

 

「うるさい、黙れ!とにかくみんな逃げよう!」

 

「そうしましょう!さ、子供達も早く!」

 

聞く耳持ってねぇ!どないせらええねん!

 

「なんでよ…、どうすればいいの…?」

 

「―――皆の者、狼狽えてはなりません」

 

そこに、卑弥呼が来る

 

「あ、あれは…!」

 

「卑弥呼…」

 

「―――私は邪馬台国の女王『卑弥呼』」

 

「卑弥呼様、卑弥呼様じゃ!卑弥呼様、わしらはどうすれば…!」

 

「託宣が下りました、その者達こそは私が導きし、邪馬台国の救世主…。その者達の言う通りにしていれば、必ず邪馬台国は救われます」

 

「卑弥呼様…、卑弥呼様が仰るなら、間違いはない!なあ、皆の衆!」

 

「今ですぞ、信里香殿、合わせて合わせて!」

 

「うん!皆の者、女王のお言葉を聞いた?私達の言う通りにしていれば皆助かる!さあ、まずは米を集めるよ!できるだけ多く、ただし保管場所はいくつかに分ける事!それと会わせて集落の外で砦や堀を作るわよ!やり方は私が教えるから!」

 

「よし、やろう!動けるものは皆でかかるんだ!」

 

「さあ、皆の者、今こそ手を取り合い、邪馬台国をまつろわぬ者達から守るのです」

 

皆は一致団結になる

 

「すごーい!卑弥呼様すごーい!あ、そうだ…、卑弥呼様!これをどうぞ!」

 

集落の少女は卑弥呼に蛤を渡す

 

「これは…、蛤ではありませんか、しかもこんな大きな…!」

 

「うん!今朝取ってきたの、お昼に食べようと思ったけど卑弥呼様にあげる!アイツらをやっつけてください、卑弥呼様!」

 

「こらっ!卑弥呼様にこのようなものを…!」

 

「ありがとうございます、とてもうれしいですよ。これさえあれば卑弥呼様、無敵ですので!」

 

「俺達も負けられねぇ!行くぞお前ら!」

 

「「「「「「卑弥呼様ー!卑弥呼様ー!卑弥呼様ー!」」」」」」

 

「…卑弥呼って、伊達に女王やってるわけじゃないんだね」

 

「凄いよな…、集落の人を纏めやがったぞ…」

 

「ああ見えて、姉上の声には人を安心させる不思議な力がありますからな」

 

「ふぅ…、あたしの威厳もまだ衰えてないわね」

 

「さっきのお前は神のような感じだった。毘沙門天の化身の子孫の俺が言うんだから間違いねえよ」

 

「へへー、ありがと。この服、久々に着たから、ちょーっと地震なかったのよね。リッカちゃんがうまく合わせてくれて助かったわ」

 

「集落はリッカさんに任せて、僕達は行きましょう!」

 

「よーし!よく考えるとまるで事態は好転してないけどやる気だけはもりもり湧いてきた!こんなに大きな蛤貰ったらやるっきゃないでしょ!皆!頑張って凶つ神を滅茶苦茶叩き壊そう!」

 

「よし、行くぞノッブ!」

 

「とりま、私も!」

 

<RAMPAGE BULLET!>

<BREAK HORN!>

<STRONG!>

<PRESS!>

<EVERYBODY JUNP!>

<JAPANESE WOLF!>

 

<ZETHUMETHU EVOLUTION!>

<ALL RISE!>

 

各ベルトに、キーをセットする

 

「「「「「変身!」」」」

 

「「実装!」」

 

<FULL SHOTRISE!>

<PERFECT RISE!>

<RAIDE RISE!>

<FORCE RISE...!>

 

<GATLING ROUND! RAMPAGE GATLING!! MAMMOTH! CHEETAH! HORNET! TIGER! POLARBEAR! SCORPION! SHARK! KONG! FALCON! WOLF!>

<WHEN THE FIVE HORNS CROSS, THE GORLDEN SOLDIER THOUSER IS BORN.>

<JAPANESE WOLF! METALCLUSTER HOPPER! BREAK DOWN...!>

 

<BREAKING MAMMOTH! AMAZING HERCULES!>

 

ハジメはランペイジバルカン、俺はサウザー、リッカは亡、おき太はメタル001に変身し、一海はブレイキングマンモスレイダー、影也はアメイジングヘラクレスレイダーに実装する。ここが正念場だ!

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