ダブル魔王総進撃 ぐだぐだトータス本能寺2068 作:リューオ
~邪馬台国~
やっとの事で一息つけることができる
「はぁ~、疲れた~…」
「やっと一息つけるよ…」
「戦力的にはなんとか拮抗ところまできてるわ。けど、このままだと消耗戦よ」
「今は誠司達のお陰で一息つけますが、状況自体は変わってませんからね」
「一時押し返しても、時間稼ぎにしかならないしな…」
「けど、根本的な解決策はまだ…」
「そうですな、とはいえ我々には持久戦を行う事すか…」
そこに龍太が来る
「それが何とかなるかもしれないよ」
「龍太、って事は…」
「ちょっと時間がかかったが、見つけたぞ。壬生狼の本拠地をな」
「本拠地ですか!?やるじゃないですかダーオカ!」
「えらーい!さっすがダーオカ君!やるじゃないの、このこの!」
「斎藤が探りに来たところを見つけて、後を追っただけだ」
「これでもしかしたらという所までは来たんじゃないかな?」
「そうね、あとはこの状況を打開する方法を持ってるかどうかを祈るだけね」
「彼らもこの状況がずっと続いたら、いずれは困るわけだしね。少なくともあの凶つ神を止める方法ぐらいは押さえてると思うよ」
「では、連中の本拠を攻めるという事ですな」
「時間が経てば経つほどこっちが不利になるわ。すぐに出かけましょ!けど、凶つ神を抑える必要もあるから、何人かは撃退を続けて」
影也は酒を飲む
「ふはぁ…、うまい…。あ、俺は撃退を続けるぞ」
「僕とお竜さんもそっちに回るよ、僕らはまだ戦ってないし、消耗してないからね」
「お竜さんもこの国にいるとなんか調子がいいから期待してていいぞ」
「じゃ、一蔵さん、皆の案内と護衛、よろしく頼むよ」
「了承」
「よし!じゃあ、残りはあたしとノッブ君達と一緒に敵の本拠地にドーン!って感じね!」
「私もそれでいいよ。総一君、彼らの始末は私達でつけるよ」
「分かってますよ、一海さん」
「じゃあ「私も行くわ」リッカ?」
「魔王のお兄ちゃんを殺した奴らは…、私が仇を取る!」
「…信里香殿」
「凶つ神は任せたぞ」
「行くぞ、ノッブ!」
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「…準備は良い?総一君」
おき太は新選組の衣装を着る
「…分かってます。一海さん」
「おき太…」
「…行きましょう、ノッブ」
~森の中&おき太サイド~
「アイツらの本拠地はここを抜けた先だ」
「随分奥に行くのね…」
「この先か、よし、乗り込むよ…」
斎藤さんがが行く手を阻む
「待ってましたよ、一海ちゃん…」
「ア、アンタ…!それにその恰好…!」
斎藤さん…
「どうした、一人で来て。周りに兵でもいんのか?」
「―――芹沢はこの先です。手勢は大分残ってますが、雑兵ばかりですんで、あんたらなら、まあ問題ないでしょ」
「どういう事だ」
「斎藤君、もしかして…」
「…皆、行くよ」
「は?」
「一海、知ってたのか?」
「何となくわかる、斎藤君は裏切る事は
「そいつはどうも、我ながら副長の子孫の信頼も厚い事で…。嬉しいんだか、面倒なんだか分かりませんけどね。ま、こういう仕事は僕にしかできないでしょ。うちの連中は、頭ん中、剣の事しか考えてない奴ばっかりでしたし」
「じゃ、じゃあ…!」
「そんなわけで、皆さっさと行っちゃってね。もたもたしてるとバレちゃうから」
「…斎藤さん」
「おっと、総一君…、いや、総一、―――お前はダメだ」
「それは何故ですか?」
「一海ちゃん、アンタらを通すのは構わねぇ、だが総一はダメだ、通さねぇ。いいな、それがここを通す条件だ」
「…分かったよ、行くよノッブ」
「勝手に話を進めるな、どういう事だ」
「…行ってください、ノッブ。斎藤さんは僕に用がありますから」
「死ぬなよ、おき太」
ノッブはすれ違い様に僕に呟く
「絶対に死にませんよ、僕は」
「それじゃあ行くね。大丈夫…、―――
ノッブ達は本拠地へ行く
「いや、何が大丈夫?待ってるって何を…、はぁ…、なんか調子狂うんだわ、あの女王様は…」
雨が降る
「ちっ、降り出しやがったか…。さて総一、このまま引き返すんならそれで終わりだ。―――どうするよ?」
「―――いえ、押し通ります」
「だよなぁ…。結局、総一君てば、沖田ちゃんと同じくゴリ押しなのよな、剣も何も」
「一応、聞きます。何で僕だけを通さないんですか?」
「理由?そうだな、サーヴァントってな、大なり小なり己の望みがあるわけじゃないの。僕の場合は沖田ちゃんと、白黒つけるって事がそれなわけよ。新選組で一番の剣の使い手が沖田ちゃんとかいうの、どうかと思ってたわけ」
「僕の祖先は一度も剣を交えてくれなかったみたいですけど、どういう風の吹き回しですか?」
「いやいや、そりゃそうでしょ。だって俺が本気でやったら、―――お前、死んじまうから」
斎藤さんは刀を振り、僕はそれを防ぐ
「それは―――、どうですかね!」
僕と斎藤さんの一対一の戦いが始まる
~ノッブサイド~
俺達は本拠地へ走る
「コイツらいつの間に…、局長に知らせ…」
隊士は斬られる
「おせぇぞ!」
「邪魔な敵はどんどん斬って!」
「一海ちゃん、ずんずん進みすぎなんだけど!リッカちゃんに弟君、ついて来てる?」
「もう!何で私が亀を運ばなくちゃいけないのよ!マリオじゃないってのに!」
亡に変身してるリッカが愚痴る
「申し訳ありませんな信里香殿、あ、転がしても構いませんので」
「なら、顔と手足を引っ込めなさい!蹴るわ!」
マリオかよオイ
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「…これはどういう事かな、山南君?」
「どういう事か、とは?」
「まあ、斎藤君は本気で私に従っているとは思っていなかったからね。だが、君の事は同士だと思っていたのだよ?」
「芹沢局長、もしや私は疑われているのですか」
「他にどう聞こえてんだ、山南よぉ!近藤に腹切らされたお前が、まさか俺を裏切るってのか、ええ!」
「此度、私は芹沢局長、貴方に賭けたのです。ええ、文字通り地獄の果てまでご一緒するつもりです。裏切りを勘繰られるなど、まことに心外です」
「…。いやぁ、すまないね。つまらん連中が騒いでるせいで、つい言葉を荒げてしまった。近藤に腹を切らされた君が私を裏切る訳はないそうだろうとも、なにせ私達は奴らの新選組に殺された同志なのだからね」
足音が大きくなる
「―――来たか」
~おき太サイド~
僕と斎藤さんの戦いは続く
「これで、―――終わりです!」
「―――ふざけんじゃ、ねぇっ!」
そして、決着が着く
「やれやれ、やんなっちゃうぜ…。だからコイツとの剣とはやり合いたくなかったんだよ。一ちゃんの無敵の剣ってのは、強い奴とは戦わないって意味なんだよなぁ…」
「そういう事ですか…」
「あん…、何がだ?」
「僕と山南さんを会わせたくなかったんですよね?」
「…」
「山南さんを殺したのは僕の祖先です。子孫の僕の手を汚したくなかったじゃないですか?」
互いに黙る、そして口を開いたのは斎藤さんだった
「…んなわけねぇだろ。俺はただ、てめぇの祖先が新選組最強打の猛者の剣だの言われるのが気に入らなかっただけだ。―――ただ、それだけだ」
「そうですか…。斎藤さんはそんな感じでしたか。ヘラヘラ新選組ですね」
「なあ、総一君よ…」
「何ですか?」
「…お前ってそんないい目してたっけか?」
「それは僕には分かりません」
「そうかい…、そうかもな…。…さぁ、もう行きな」
「はい」
僕は斎藤さんに近づく
「なんだよ、まだ何かあるのか?」
「…斎藤さんの自由の剣、強かったです。―――今まで戦ってきた、誰よりもずっと」
その言葉を残してノッブの後を追う
「…だから総一君よぉ、負けてんだから意味ないでしょ、それ」