ダブル魔王総進撃 ぐだぐだトータス本能寺2068   作:リューオ

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亡のオリジナルフォーム(?)が出ます


63:氷の刃

~屯所~

 

「ここが連中の本丸だ」

 

「…芹沢さん!」

 

一海が叫ぶと、芹沢が出てくる

 

「おや、今日は闇討ちではないのだね、土方君?」

 

「…」

 

「闇討ち、得意だろう?君達は。特に仲間を殺すのがね」

 

「御託はいい、落とし前はつけてもらうよ」

 

「観念なさい、これでお終いよ!」

 

「お終いだと?お終いなのは君達だよ。無様に足掻かなければもう少し楽に死ねたものを」

 

芹沢から凶つ闇が出る

 

「あれは…、凶つ闇…、いいえ、狗奴国の…!」

 

「ナゼだ、何故ヒミコ…!なぜキサマがここにイル!ワレら狗奴国の民を滅ぼせし、憎しやヒミコ!厄災の巫女よ…!呪われよ、奪われよ…!」

 

「黙れ…、私が喋っているんだ。亡霊風情がいい気になるんじゃない」

 

凶つ闇は消える

 

「ああ、すまないね。恨みがましい奴でな、目を離すとすぐこれだ」

 

「…貴方は何故、ソイツに力を貸すの?」

 

「貸す?笑わせんでくれたまえ、これは私が従えているにすぎん」

 

「それは貴方がそう思っているだけ、人の想念はそんなに簡単なモノじゃないのよ」

 

「これは女王卑弥呼直々のお言葉、痛み入る。いやこの場合は託宣かな?」

 

「その言葉で今までどれだけの民を欺いてきたのかね?大体、私はこの程度の輩に飲み込まれるほど柔な人間ではないよ。さあ、お喋りは終わりだ」

 

隊士が現れる

 

「ひゃっ!コイツどこから!?」

 

「やるぞ、ノッブ」

 

「ああ、言い忘れたが彼らは元は邪馬台国の民だよ。女王卑弥呼、君の大切な民だ。嫌がる彼らを凶つ闇で冒し変質させた、まあ生ける屍のようなものだ。どうかね?より一層、戦いやすくなっただろう?」

 

「…最悪だね、芹沢さん」

 

「はははははは!君にだけは言われたくないものだ!そうそう、お仲間にも歓迎してもらおうじゃないか。さあ山南君、始末したまえ。君と同じ新選組の副長の子孫をね」

 

「…」

 

「山南君…、あなた本気で…」

 

「新選組…、抜刀…。捕縛は無用だ、皆悉く斬り捨てよ」

 

「来るよ!とにかく斬って!」

 

「俺が土佐の岡田一蔵だ!死にたい奴から来やがれ!」

 

「ごめん…、皆!恨むならあたし、女王卑弥呼を恨んで頂戴!」

 

 

 

 

 

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「たああああああ!」

 

「死に晒せええええええええええ!」

 

隊士を倒す

 

「これで全部だ」

 

「これで終わりだよ、残念だったね芹沢」

 

「残念…?ああ、実に残念だよ…。我が新選組の隊士諸君、悔しかろう、恨めしかろう。凶つ闇に冒され、殺し合いされられ、ましてや君達の信奉してやまない女王まで君達の敵に回ってしまった。無念だろうねぇ、実に無念だろう…」

 

何か猛烈にヤな予感が…!

 

「貴方、何を言って…」

 

「いや、なに、仲間を殺すこともいとわない残酷な君達に感謝しているよ。―――よい生贄ができた」

 

「う、うあああ…、うあああああああ!!!」

 

隊士を生贄にする

 

「な、何をして…!」

 

「まさか…、彼らを生贄に…!?」

 

「ふははははははは!我が身に宿る狗奴国の秘術!それこそが人の怨念を力に変える獣の呪法!より悲嘆を、より妄執を、より復讐を望む人の想念を集め操る力!」

 

「俺達にコイツらを倒させ、更なる怨念を集めるってわけか」

 

「芹沢さん、やっぱ最低だよ。反吐が出る。山南さん、これがあなたが選んだ局長だよ。これでいいの?」

 

「…」

 

「ふはははははははは!さあ、これが君達のお陰で生まれた、古きまつろわぬ民の国、狗奴国に伝わる化け物、―――『狗神』だ!実に滑稽で醜悪極まる、素晴らしい姿だろう!」

 

狗神が生まれる

 

「ウァアア…、ウォアアアアアア…!」

 

「なんて事を…、みんな泣いてる…。苦しくて辛くて悲しくて…、ごめん、ごめんね…!あたしが、あたしがもっと…!」

 

「ノッブ!あの狗神、すげぇ魔力を放ってるぞ!相対してるだけで圧し潰されそうだ…!」

 

「ヤベェ…!」

 

「―――さあ、お別れだ。できるだけ滑稽に、惨めたらしく死んでくれたまえ!」

 

 

 

 

 

========================================

 

 

 

 

 

俺達は狗神相手に苦戦する

 

「くっ…!」

 

「ああクソ!キリがねえ!」

 

「後から後から凶つ闇が湧き上がって…!」

 

「なんていう昏い想念の渦なの…、さっきの人達だけじゃない…、一体どれだけの人の想念を集めたっていうの…」

 

「それはそうだろう、女王卑弥呼が滅ぼした狗奴国。その全てのまつろわぬ者達の怨念が、蓄積した化け物だからね。まあ、自業自得という奴よ。さあ、もういいだろう、この国に女王などもう必要ない。―――邪馬台国は消滅するのだから。ふははははははははは!」

 

突然、芹沢は斬られる

 

「…おい貴様、何をしている?」

 

「芹沢局長…!」

 

「とりあえず、アンタに一矢報いたわよ…!」

 

「おいおい…、痛ぇだろうが、小娘がぁっ!」

 

リッカは殴られ、吹っ飛んだ勢いで俺の元へ戻る

 

「リッカ!」

 

「これくらい大丈夫よ。ライダーに変身した影響か、あれくらいどって事ないわ。にしても、ニホンオオカミノツメで心臓ごと切り裂いたのに、まだ生きてるなんて…」

 

「ゴミがぁ…、土方、てめぇの差し金か…。こんな小娘に暗殺仕事か?鬼の副長の子孫も焼きがまわったなぁ、おい!」

 

「ギャーギャーギャーギャーうっさいわね、発情期なの?アンタ。そんなんじゃないわ。私は一発シバかないと気が済まないのよ、魔王のお兄ちゃんを利用したアンタにね!」

 

「魔王のお兄ちゃんだぁ…?ああ、あの間抜けな生贄の男の事か?」

 

「…そうね、お兄ちゃんはいつもボケてはハジメさんにシバかれるくらい間抜けよ。でも、その光景が楽しいのよ。アンタには分かんないだろうけどね!」

 

「そうかよ、じゃあその魔王のお兄ちゃんと一緒の所に送ってやらぁっ!」

 

芹沢はリッカに斬りかかるが、亀が庇う

 

「…おいおい、何の冗談だ、これは?滑稽なのは構わんが訳の分からん事は御免だぞ」

 

「な、なんで…」

 

「ははは…、いや、亀だけに甲羅で防げるかと思いましたが、そうもいきませんでしたなぁ」

 

「…弟君!」

 

「嘘だろ…、リッカを庇って…!」

 

「なんでよ…、なんでアンタが私の身代わりに…」

 

「さあ、なんででしょうなぁ…」

 

「やっぱ…、私が…」

 

「死ねばよかったなどと言ってはいけません。ノッブ殿はその為に後事を託したのではありませんぞ」

 

「けど…、私にはお兄ちゃんの仇を取る事しか…」

 

「ははは、信里香殿が言ったではありませんか、―――兄妹とは助け合うと」

 

「弟君…」

 

「兄妹、私とお兄ちゃんが助け合う…」

 

「そして私もお助けしましょう、信里香殿。私のこのささやかな霊基を信里香殿、貴女に託します」

 

亀は自身の霊基を出す

 

「姉上…、姉上こそは邪馬台国の女王『卑弥呼』。私のした事は間違ったかもしれませんが、それでもやはり、私はそうしてよかった」

 

「はい…、分かってます…。私の為にその名…人の形すら捨てて、ずっと私を支えてくれた、大事な弟よ」

 

「…さあ、共に参りましょう、信里香殿。大切な人を助ける者同士…」

 

「ええ…!」

 

リッカはその霊基を受け取ると、キーとベルトが変化する。腰にベルトを装着する

 

BREAD RISER!

COCYTUS FANG!

 

キーを起動してブレードライザーにセットする

 

FREEZE RISE!

 

「変身!」

 

BREAD RISE! BLIZZARD WOLF! THE ICE CLAWS CUT THROUGH EVERYTHUNG(その氷の爪は全てを切り裂く)

 

リッカは(仮面じゃないけど)仮面ライダー亡ブリザードウルフに変身する、すげぇ…

 

「かっけぇ…」

 

「それな…」

 

「…ごちゃごちゃうるせぇんだよ!嗤えもしねぇ茶番を俺の前でするんじゃねぇ!」

 

芹沢はリッカを殴るがダメージは無かった

 

「…これくらい、痛くも痒くもないわ」

 

「何っ!?」

 

「アンタね、さっきから小物臭い喋りだけど、それが素なのよね?」

 

「なんだと…?」

 

「そういうのを、化けの皮が剥がれるって言うの。アンタが国を壊す?アンタみたいな小物ができるわけないっしょ。国を壊し、国を興す…。そんな事ができるのは概念魔法を自在に使えるお兄ちゃんだけよ」

 

「お前、概念魔法を自在に使えるのか!?」

 

「使えるけど機会がないんじゃあ!」

 

「…らぁっ!」

 

再び殴りかかってくるが、いとも簡単に避けられる

 

「イライラさせてくれんじゃねぇか、小娘の癖に。で、その兄がいねぇんじゃてめぇはただの小娘だ。クソの役にも立たねぇゴミカスだろうが!」

 

俺いるから!生きてるから!

 

「…そうね、私はお兄ちゃんみたいにはなれない。けどそんな私でもお兄ちゃんを助ける事ができるの。―――それは今でもわかる」

 

リッカの周りにダイヤモンドダストが降る

 

「…これって?」

 

「リッカの周りに雪…、いや、ダイヤモンドダストが降ってるぞ!」

 

「私は人の道行きを啓く者…、さあ、道を空けなさい!人王『織田信彦』の道を!」

 

今ならいける!俺は魔王形態(DBでいうSSJゴッドみたいな感じかな)に変身する

 

「まさか、お前がここまでの力を持ってるとはな。見直したぞ」

 

「…さあ、御前に道は開かれました、我が最愛なる人王よ」

 

「その姿は、あの男の力か…、凶つ闇に食いつくされたはずのアイツの力を何故てめぇが使える!」

 

「魂魄魔法でアイツの魂を取り込んだ、末路は違えど結局は俺。馴染む!実に馴染む!最高に『ハイ』ってやつだあああああああ!!」

 

「ごちゃごちゃとうるせぇんだよ、バカが!何をしようとこの狗神に勝てる道理はねぇ!」

 

「ウァアア…、ウォアアアアアア…!アァアアアアアアアア…!」

 

「へぇ、神ねぇ…?古いまつろわぬ神達の残り物を纏ってるんだな?」

 

「その通りだ、貴様ら如きクズ共が束になっても敵わねぇんだよ、ボケが!」

 

「はぁ~?お前何言ってんだ?俺はな、神を殺せるんだよ!俺の前に現れたのが運の尽きだ!」

 

狗神の周りが凍り付く

 

「ウォ…、ウォオオオオアアア…!?」

 

「狗神が…、苦しんでる…?」

 

「バ、バカな…、いったい貴様は…!」

 

「俺の自慢の妹だ、だよな?」

 

「ええ、こちらにおわすお方こそ、神仏衆生が敵にして、偉大なる我が兄、―――第六天魔王の子孫『織田信彦』なるぞ!」

 

「第六天魔王の…、子孫だと…!ふざけた事を抜かすんじゃねぇ!狗神!何をしている!貴様は古きまつろわぬ神、古き獣だろうが!さっさとこいつらを殺しつくせ!!」

 

「ウァアア…、ウォアアアアアア…!」

 

「よし、これならいける!お前ら!」

 

「一蔵君、動ける?」

 

「一息つけたからな、行けるぜ」

 

「みんな、行きましょう!―――これで、終わらせる!」

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