ダブル魔王総進撃 ぐだぐだトータス本能寺2068   作:リューオ

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65:その後の色々

~???&ナレーション兼ノッブサイド~

 

ここに、二つに光が灯る。壱与と卑弥呼だ

 

「…苦労を掛けましたね、壱与」

 

「…その声は、もしや卑弥呼様」

 

「はい、ようやく貴方に会う事ができました。邪馬台国を…、民を…、女王の責を…、全てを、貴方に押し付けて去ってしまい申し訳ありませんでした」

 

「いえ…、私にも分かっておりました。卑弥呼様が邪馬台国の行く末を案じ、その身を常闇に沈めし事は」

 

「そうでしたか…、それを知りつつ残った力でかの存在しない魔王に声を届けてまでくれて…」

 

「ええ、かの方は私の声に応えてくださり、卑弥呼様がお戻りになるまで時を稼いでくださったのです」

 

「壱与、ありがとう、本当に…、ありがとう…。私亡きあと、よく邪馬台国を照らし続けてくれました」

 

「ですが卑弥呼様、邪馬台国はこれから先、如何なる道を歩むのでしょうか?我ら巫女の託宣ももはやなく、民達のみの歩みで邪馬台国はどこへ行くのでしょうか?」

 

「わかりません。此処から先の行く末は私にも…。ですがそれは悲しむ事ではありません。民達はもう私達巫女の力ではなく、己自身の足で歩んでゆく時が…、人の力による新たな時代が訪れるという事なのでしょう」

 

「そうですね…、我々巫女の力はこれからの時代には必要とはされないのでしょう…」

 

「ですが大丈夫、私達がやってきた事は無駄ではありません。まだ人が弱く、森羅万象を畏れていたあの頃、そのか細き命を守る為に我々巫女は星辰を象り、託宣を下してきました。そうして育まれた人の中に灯った光はこれからより強く、より遠くを照らしていくことでしょう。そしていつかきっと、あの未来の君を生んだ世へとつながるのです」

 

「そうですね…、彼らの未来と私達の今は、ずっと久遠の彼方までつながり続けているのでしょう」

 

「さあ、そろそろ私達もお別れです」

 

「はい、こうして卑弥呼様ともう一度お会いできて本当に良かった」

 

「では還りましょう…、光の彼方へ…」

 

二人は還る…と思いきや

 

「ところで卑弥呼様、もしかしてこれからあのノッブ君の所に押し掛ける気なんです?」

 

「ぎくっ?い、いや、そんなわけないでしょ…。光の彼方って言ったでしょうが、光の彼方って…」

 

「あー、ずるいですよー、それ。私も行きたいんですけどー!私にもノッブ君紹介してくださいよー!紹介!紹介!紹介!」

 

「はぁ!?なんでアンタにあたしがノッブ君を紹介しなきゃならないのよ!だいたい、壱与ちゃんはほら、あたしの跡継ぎだし、やる事があるでしょ、やる事が」

 

「えー、ついさっき、巫女の時代が終わったとかなんとか言ってませんでした?」

 

「えっ!?いや、それはそのアレよ、アレ!なんていったかな、そう、サポート!アフターサポートってやつ!購入後に何かあったら困るじゃない?」

 

「なんで私がやんなきゃなんないんですか、それ。それっておかしいですよね?ですよね?」

 

「と、とにかくこういうのは年功序列です。いずれ!いずれノッブ君に呼んでもらうから!ねっ!ちょーっと待っててね!お願い!」

 

「えー、やだやだやだやだやだやだ!そんなクレーム電話対応みたいな仕事いやですー!私も連れてってくださいよ、卑弥呼さーん!」

 

互いに無言になる、そして

 

「じゃ、そういう事で!」

 

卑弥呼は逃げる

 

「あーっ!逃げた!待ってくださいよ、卑弥呼さーん!絶対、絶対ですよ!絶対私も呼んでくださいねー!絶対ですからねーーー!!」

 

壱与の実装求む!

 

 

 

 

 

~ノッブ宅~

 

「―――というわけで、しばらくお世話になりますね、リッカ君!」

 

「アンタ何やってくれとんじゃい!」

 

リッカは卑弥呼にアイアンクローをする

 

「いだだだだだだだだだだだだだだ!だって女王の仕事から解放されたくてぇぇぇ…」

 

「…卑弥呼、ジュースどうだ?」

 

「すごく痛い…。あ、ハジメ君じゃない。気を遣わせちゃってごめんねー。って、ジュース?なにこれ、白い色の飲み物…?へぇ…、まあ、ハジメ君の勧めだし…」

 

卑弥呼はジュースを飲む

 

「えっ!?うまっ!なにこれうまっ!」

 

「というか、卑弥呼。その姿でだらしない格好はどうかと思うぞ」

 

「あーっ!服にジュースついちゃった!?しょーがない、スーパー卑弥呼モード解除!」

 

卑弥呼は俺が初めて会った時の姿になる

 

「これでよし、と!これなら汚れても大丈夫!あ、そうそう、これ忘れ物」

 

俺達に何かを出す、って!

 

「オイ待て、それ聖杯ィィィィィィィィ!?」

 

「あの後、神殿に落ちてるのを見つけたから、ここに来るついでに持って来たの。ノッブ君には必要かな?」

 

「とりま、貰っときやす…」

 

「へへー、なら良かった。ところでお腹すいたんだけど、ご飯まだ?」

 

「もうちょいでできるぞー」

 

ちなみに俺はキッチンで飯を作ってるのだ

 

「信彦様…、これは一体…?」

 

「ああ、実は…」

 

俺はみっちゃん(卑弥呼に紹介済み)に邪馬台国での事を話す

 

「はぁ…、クコチヒコに新選組に邪馬台国の女王卑弥呼ですか…。にわかに信じがたい話ですね…」

 

「だろうな。ところでおき太は?」

 

「彼なら家庭教師があると言ってその家に行きました」

 

「…おき太はその家に行く途中で邪馬台国に飛ばされたって聞いた。もし、飛ばされてから時間が経ってたのなら…」

 

「おき太さんを追いかけてください、後は任せて下さい」

 

「頼んだ、俺は証人としておき太と一緒に説明しに行く」

 

俺は空間魔法でおき太を追いかける

 

「ねえみっちゃん、ノッブ君は?」

 

「証人としておき太と一緒に説明しに行くと言って、おき太さんを追いかけていきました」

 

「そうなんだ。ダーオカ君は?」

 

「アイツは任務に行ってるみたいだ」

 

ハジメが答える

 

「…そういやリッカ、ユエ達は?」

 

「知らないわよ。あの時はティオさん…が…」

 

「…リッカ?」

 

「ハジメ、ユエさん達は邪馬台国に置いてきたかも…」

 

「あっ」

 

 

 

 

 

~弥生時代~

 

斎藤はフラフラと歩いてた

 

「さて…、これからどうしますかねぇ。ま、流れ流れるのが自由の剣こと、一ちゃんの性分だ。なるようになる、か。―――なあ、山南さんよ」

 

ふと、集団に気付く

 

「…ん?アイツらは確か」

 

「ユエお姉ちゃん、お腹すいたー」

 

「ん、私も。埴輪を食べてみる?」

 

「ははは、あの凶つ神を駆逐したのはいいけれど、まさか僕達が置いてけぼりとはね」

 

「おいリョータ、ここ居心地いいからここでずっと暮らさないか。あの山にスイートホームを建ててだな」

 

「参ったなー、どうしたものか…。というか酒飲みてぇ…」

 

「どうしてこうなったのじゃ…?」

 

「餅がありましたので、皆さんでどうぞ」

 

「いいのか。ありがと、レミアさん。無穹の彼方まで忘れない」

 

「魔神お兄ちゃん、無穹って何?」

 

「果てしないという意味だ」

 

そこに斎藤が来る

 

「あらま、アンタらまだこんなとこにいたのね」

 

「お兄ちゃん誰?」

 

「お前は裏切り者の斎藤一!ぶっ殺す!」

 

STRONG!

 

「ちょ、ちょい待ち!総一君に聞いてねぇの?誤解、誤解だから!いや、そうでもねぇか」

 

「兄さんの名前を出すって事は、俺の先祖にも関係あるのか?」

 

「へぇ、アンタが総一君の…。なるほど…、末がこんなじゃ、無敵の一ちゃんも手こずるわけだ」

 

「さっきから、何を言ってるの?それより何か食べる物ない?」

 

「残念ながら食い物は持ってないんだな、これが」

 

「あ、ユエお姉ちゃんが持ってるリュックサックに何か入ってるかも!」

 

「…そういえば」

 

ユエはリュックの中を探る

 

「あった」

 

「種もみ…、みたいだねぇ…」

 

「手紙もあるみたいです」

 

「えっと…」

 

ユエは手紙を読む

 

「『この種もみは俺が適当にやったら何かできた種もみ。どんなとこでも育ち、どんな病気にもかからないという、なんかスゲー種もみ。魔力を送れば成長もリニアモーターカー並みに早く、種まきからの即収穫ができる。収穫量は従来の米とは比べ物にならない。名づけるなら…『ノッブ式水稲』と言ったところか』…だって」

 

「とにかく蒔いてみるのじゃ!」

 

「い、いや、これって…、マズイと思うんだけど」

 

「ははっ、面白そうだしやれやれ。なーに、生きてりゃなるようになるさ」

 

「それもそうじゃな」

 

こうして、この地に急速に広まった『ノッブ式水稲』により、爆発的な米の生産量を誇る、変な超古代文明『超お米台国』が誕生した。だが、それはまた別の話。―――またどこかでお会いしよう

 

「さすがにこの未来はあたしの鏡をもってしても見通せなかったわ…」

 

是非もないよネ!あ、まだまだ続くよ

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