キュアハッピー「キュアギルティ・・・」   作:4度°

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ギルティが姿を消してから数日。みゆきたちはバッドエンド王国の使者から町を守りながらも、いつも通りの日々を取り戻しつつあった。そしてメルヘンランドからもどってきたポップ。彼の口から語られるキュアギルティという存在の正体とは・・・。


第17話【彼女の正体】

バッドエンド王国-広間

 

―――

 

かなた「・・・」

 

アカオーニ「オニー!!くっそぉぉ!!プリキュアめぇぇ!!」

 

アカオーニ「今日も邪魔されたオニ!!いつもいつも邪魔オニー!!」

 

アカオーニ「世界中をバッドエナジーに染め上げる計画が台無しオニ!!」

 

アカオーニ「・・・まぁ今日はまた皇帝ピエーロ様復活のためのバッドエナジーが溜まったから良しとするオニ!!」

 

アカオーニ「次こそは倒してやるオニー!!」

 

かなた「・・・」

 

アカオーニ「邪魔オニ!どくオニ!」ドスンッ

 

かなた「・・・」

 

アカオーニ「まったく・・・ンン?」ポチッポチッ

 

アカオーニ「なんだオニ!?テレビが見れないオニ!!」バンバンッ

 

かなた「・・・」

 

アカオーニ「おまえ、何かしたなオニ!」

 

かなた「・・・してねぇ・・・です」

 

アカオーニ「嘘つくなオニ!おまえが何かしたに決まってるオニ!」

 

かなた「・・・」スッ

 

アカオーニ「おい!待つオニ!」ガシッ

 

かなた「・・・チッ」

 

アカオーニ「なんだオニ!態度が悪いオニ!」

 

かなた「はなせ・・・て、くれません・・・?」

 

アカオーニ「謝るオニ!テレビをこわしたのはおまえオニ!」

 

かなた「ちげぇって言ってんだ・・・」

 

アカオーニ「口答えするなオニ!!」ガァン

 

かなた「かっは・・・っ」

 

アカオーニ「テレビをこわしたのはおまえオニ!!おまえが悪いオニ!!」

 

かなた「う・・・ぁ・・・はぁ、はぁ・・・」

 

アカオーニ「なおせオニ!!」

 

かなた「はぁ・・・はぁ・・・」ズルッズルッ

 

アカオーニ「はやくするオニ!!」ガスッ

 

かなた「うぁっ!あっぐ・・・っ!」ガシャァアン

 

 

 

かなた「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

 

 

 

かなた「ふふ・・・あは・・・」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

アカオーニ「まぁ~ったく使えないやつオニ!」

 

ウルフルン「あン?どうしたんだよアカオーニ」

 

マジョリーナ「またプリキュアたちにやられてご機嫌ナナメだわさ?」

 

アカオーニ「ウルフルンにマジョリーナかオニ。ちょっと聞くオニ!」

 

ウルフルン「あ?」

 

~数分後~

 

アカオーニ「・・・というわけなんだオニ!ありえんオニ!」

 

マジョリーナ「あぁそれ、たぶんリモコンの電池切れだわさ」

 

アカオーニ「まったく近頃の若いやつは・・・オニ?」

 

マジョリーナ「実験でつかう電池がなかったから、アカオーニのテレビのリモコンの電池を借りたんだわさ」

 

アカオーニ「な、なんだってーオニー!?」

 

ウルフルン「おいおい・・・」

 

マジョリーナ「普通、電池がなかったら軽くなって気がつくもんだわさ」

 

ウルフルン「つーかリモコン使わなくても本体の電源いれりゃーいいじゃねぇか」

 

アカオーニ「オ、オニニ・・・」

 

アカオーニ「あ、謝ってきたほうが・・・いいオニ?」

 

ウルフルン「いらねーだろあんなゴミみてーなやつ。むしろよくやったぜアカオーニ」

 

マジョリーナ「そうだわさ。しょせん相手は人間。しかもプリキュアだわさ。仲良くする必要なんてないだわさ」

 

アカオーニ「そ、それもそうだオニ!絶対にあやまったりなんかしないオニ!」

 

 

 

?「これはこれハみなさん♪なにやら楽しそうですネェ♪」

 

 

 

ウルフルン「あ、ジョーカーてめぇ!」

 

マジョリーナ「今までどこにいってただわさ!」

 

ジョーカー「いえいエ♪少し調べごとがありましテ♪」

 

ウルフルン「ジョーカー!てめぇいったいどうゆうつもりだ!あんなやつを連れてきやがって!」

 

ジョーカー「・・・と、言いますト?」

 

ウルフルン「すっとぼけてんじゃねぇよ!あのプリキュアのことだ!」

 

ジョーカー「あァ♪キュアギルティさまのことデスカ♪どうでス?仲良くやっていますカ♪」

 

ウルフルン「やってるわけねーだろ!」

 

マジョリーナ「勝手に住み着かれていい迷惑だわさ!」

 

アカオーニ「とっとと追い出すオニ!」

 

ジョーカー「まぁまァ♪そうおっしゃらズに♪あの方の実力は本物ですヨ♪」

 

ウルフルン「ンなこた知ったことじゃねーよ!あいつはプリキュア!俺たちの敵だぞ!」

 

アカオーニ「そうオニ!倒すべき相手オニ!」

 

ジョーカー「ンフッフッフ♪倒すべき相手、ですカ・・・♪」

 

アカオーニ「そうオニ!」

 

ウルフルン「違うってのか!?」

 

ジョーカー「フッフッフッフッフ♪」

 

マジョリーナ「なにがおかしいんだわさ」

 

ジョーカー「いえいエ♪確かに、そうですネェ♪カノジョはプリキュア・・・我々の宿敵デス♪」

 

ウルフルン「そうだ!それがなんだって・・・」

 

ジョーカー「デ・ス・ガ♪」

 

 

ジョーカー「カノジョに限っていえば、それは少し違うハナシ♪」

 

 

ウルフルン「ちがう・・・?」

 

マジョリーナ「ハナシ・・・だわさ?」

 

ジョーカー「ええ♪じつはワタシも今までソレを調べておりましテ♪」

 

アカオーニ「それってどれオニ?」

 

ジョーカー「なぜカノジョがプリキュアとしての力を得るコトができたのか~デス♪ハイ♪」

 

ウルフルン「それがわかったってのか・・・?」

 

ジョーカー「ハイ♪もちろン♪」

 

 

 

ジョーカー「それではお教えしまショウ♪カノジョの正体を・・・♪」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

ふしぎ図書館-

 

 

ポップ「皆の衆、集まったでござるな」

 

みゆき「ポップ、どうしたの?」

 

あかね「やっとメルヘンランドから帰ってきた思たら、急に全員集合やなんて」

 

ポップ「うむ・・・あ、それはそうと皆の衆。先日の戦い、誠にご苦労でござった」

 

みゆき「あ、うん・・・」

 

ポップ「拙者、プリキュアの皆が結託して人々を助ける姿を見て・・・本当に、本当に皆がプリキュアであってくれてよかったと思ったでござるよ」

 

なお「そんな・・・たいしたものじゃないよ」

 

あかね「全員を助けられたわけやない、しな」

 

ポップ「そんなことないでござる!拙者は皆のこと、誇りに思うでござるよ」

 

キャンディ「そうクル!キャンディもみゆきたちがプリキュアですっごくうれしいクルぅー♪」

 

みゆき「・・・」

 

 

あずさ『みゆきちゃん、あかねちゃん、やよいちゃん・・・それに、なおちゃんにれいかちゃんのこと・・・』

 

あずさ『立派だと思うわ。・・・誇りに思う』

 

 

みゆき「・・・そんな」

 

やよい「そういえば、ポップはどうしてまたメルヘンランドにもどってたの?」

 

ポップ「おぉ、それなんでござるが・・・」

 

ポップ「皆の衆、これを見てほしいでござるよ」スッ

 

キャンディ「クルぅー??」

 

なお「これは・・・」

 

れいか「また古い書物ですね・・・」

 

ポップ「うむ、この書物はメルヘンランドの図書館に保管されてあった古文書のようなものなのでござるが・・・」

 

やよい「これを取りにいっていたの?」

 

ポップ「然様。たいへん貴重なものであるから手続きに時間がかかってしまったでござるよ」

 

あかね「へぇ・・・」

 

みゆき「この本にはどんなことが書いてあるの?」

 

ポップ「この本にはメルヘンランドの歴史が多く載ってあり、同時に神話、伝説にも広く通じているでござる。ここを見てほしいでござるよ」パラララッ

 

なお「えーっと、なになに?」

 

あかね「ってこれ、日本語とちゃうやんっ」

 

れいか「・・・ぜんぜん読めませんね」

 

キャンディ「みゆきたちよめないクル??」

 

みゆき「あはは。こっちの言葉じゃないみたいだからね」

 

ポップ「おっと、そうでござった・・・。失念していたでござるよ」

 

キャンディ「おにーちゃんドジクルぅっ」

 

やよい「あはは。それで、なんて書いてあるの?」

 

ポップ「すこし難解な文でござるが、まとめて要約するとここには伝説の戦士プリキュアのことが書かれているのでござるよ」

 

みゆき「へぇ~。プリキュアのことが」

 

やよい「こんな古い本にも載ってあるんだね」

 

キャンディ「すごいクルぅー♪」

 

ポップ「中でも特に注目してほしいんでござるが。伝説の初代プリキュア“キュアアンジェ”による闇の軍勢との戦い、光と闇の熾烈な争いの様子が多く記載されていたでござる」

 

みゆき「キュア、アンジェ・・・」

 

なお「初代プリキュアか・・・」

 

やよい「わたしたちの大先輩だね」

 

ポップ「このキュアアンジェについての話、諸説さまざまなことが書かれているのでござるが・・・最後にはこう書いてあるでござるよ。『光の使者である天ノ御使いの力を以ってしても強大な悪の息吹は完全に消し去ること叶わず、世界が再び闇の窮地に立たされ最悪の結末を迎えることは必然』・・・と」

 

なお「最悪の結末・・・それってっ」

 

あかね「バッドエンド王国のことちゃうん!?」

 

ポップ「いかにも。おそらくこの最後に書かれている“悪の息吹”とはバッドエンド王国のことであろう・・・」

 

キャンディ「クルぅー!?」

 

やよい「それって・・・キュアアンジェはバッドエンド王国と戦ってたってこと?」

 

ポップ「いや、それは少し違うでござるよ。やよいどの」

 

みゆき「どういうこと・・・?」

 

ポップ「この古文書を読み解く限り、キュアアンジェが戦っていた“闇”の存在はひとつではないのでござる。そしてそれは今のバッドエンド王国のものとは多少異なるもの・・・」

 

やよい「えっと・・・つまり?」

 

ポップ「“闇”の力を扱える敵勢力、それは次第に個々散り散りに勢力を分散させていったと書かれていたでござる。これはつまり・・・」

 

れいか「キュアアンジェはバッドエンド王国の“元となった闇の力”と戦っていた、ということですね」

 

ポップ「然様にござる」

 

あかね「ってことは、キュアアンジェは・・・」

 

なお「たったひとりで複数の闇の勢力と戦ってたってことか・・・」

 

やよい「すごい・・・」

 

ポップ「無論、キュアアンジェにも限界はあったんでござろう。ひとりで全ての闇の勢力と戦うにはあまりにも分が悪すぎる、と。そこで考えたのが・・・皆の衆でござる」

 

みゆき「わたし、たち・・・?」

 

あかね「どうゆうことや?」

 

れいか「・・・なるほど。『仲間をつくる』ということですねっ」

 

やよい「そっか!」

 

ポップ「れいかどのの言うとおりでござるよ。キュアアンジェは己の強大な光のパワーを他の戦士たちにも分散できるように考えたんでござる。それが皆の衆の元となったプリキュアへ変身できる力・・・スマイルパクトの原型につながるということにござる」

 

なお「なるほど・・・」

 

みゆき「わたしたちのプリキュアになる力は・・・元々はキュアアンジェの仲間を作りたいって気持ちだったってことだね」

 

ポップ「そういうことでござるな」

 

キャンディ「キュアアンジェすごいクルぅー♪」

 

あかね「でも、スマイルパクトのことはわかったけどやで・・・?」

 

れいか「ええ。なぜ彼女・・・黒咲さんが変身する力を手に入れてしまったのか・・・ということですね」

 

ポップ「・・・」

 

ポップ「それについてなんでござるが・・・」

 

みゆき「どうしたの?ポップ」

 

ポップ「・・・この古文書に、気になる文章があるのでござるよ」

 

みゆき「気になる文章?」

 

ポップ「・・・『天ノ御使いによる聖なる光の供物に目を付けた闇の軍勢は其の一つを彼の者から奪取し自軍の益とすべく闇の力を与えん』」

 

みゆき「え、えーっと・・・?」

 

あかね「やからむずかしいって」

 

れいか「キュアアンジェが作り出した変身アイテムが闇の勢力によってひとつ奪われてしまい、敵はそれを自分達のものにしてしまおうと闇のパワーを注ぎ込んだ、ということですね」

 

ポップ「そのとおりでござる」

 

やよい「れいかちゃんすごぉーいっ」

 

なお「さすがだね・・・」

 

れいか「それが・・・キュアギルティのもつ黒いスマイルパクトの正体、ということですか?」

 

ポップ「おそらく」

 

なお「で、でもちょっと待ってよ。いくらんなんでもそんな昔に作ったものが・・・どうして?」

 

あかね「せや。いくらなんでも時代が合わへんのとちゃうか?」

 

やよい「うん・・・何百年も前にスマイルパクトがあったっていうのも、なんだかおかしいし・・・」

 

ポップ「それは・・・」

 

みゆき「・・・?」

 

 

?『それについては、わたくしからお話しましょう・・・』

 

 

ポップ「・・・!」

 

みゆき「・・・え?」

 

あかね「な、なんや・・・どっから声が・・・」

 

キャンディ「クルぅー?」

 

ポップ「この声は・・・」

 

 

ポップ「ロイヤルクイーンさまっ!」

 

 

 

「「「「「ええっ!?」」」」」

 

 

 

女王『みなさん、お久しぶりですね・・・』

 

やよい「わわわっ!スマイルパクトから声がっ」

 

なお「ほ、ほんとだ!」

 

キャンディ「クルぅー!じょおうさまクルぅー!」

 

みゆき「女王様!目が覚めたんですか!?」

 

女王『いえ、残念ながら未だわたくしの封印は解けてはおりません・・・ですが、こうして少しの間ならばスマイルパクトを通じてみなさんと会話することができます』

 

あかね「はは・・・そんなことできたんかいな」

 

れいか「それでロイヤルクイーン様、お話というのは・・・?」

 

女王『はい、みなさん。ポップからだいたいのお話は聞かれたようですね・・・』

 

みゆき「はい・・・あの、女王様はキュアギルティのこと・・・何か知ってるんですか?」

 

女王『・・・』

 

みゆき「・・・」

 

女王『知っています』

 

みゆき「・・・っ!」

 

女王『みなさんは、自分達がもつスマイルパクトの原型のことについてはもう聞かれましたね?』

 

やよい「はい、キュアアンジェの力でできたものだって・・・」

 

女王『その通り。初代プリキュア、キュアアンジェの聖なる力によって生み出された変身アイテムが様々なときを超え、国を超え、姿かたちを変化させていったものがあなたがたのもつスマイルパクトです』

 

なお「姿かたちを・・・」

 

れいか「変える・・・?」

 

女王『そうです。元々は光の剣であったと聞きますが、光の国々の偉大な魔法使いたちによって、それぞれその時代その時代にあったものに変化させていったそうです』

 

れいか「なるほど・・・」

 

なお「たしかに、すっごい昔にこんなものがあったら変に目立っちゃうもんね」

 

あかね「いろいろ考えとるんやなぁ・・・」

 

女王『そして、ここからが本題となるのですが・・・』

 

みゆき「キュアギルティのこと、ですね・・・」

 

女王『はい、わたくしもポップから話を聞いたときは驚きました・・・』

 

やよい「女王様は、いったい何を知っているんですか・・・?」

 

女王『彼女のもつ黒いスマイルパクトのことです』

 

なお「それって・・・!」

 

あかね「えーっと、でもあれやろ?その、キュアアンジェが作り出したひとつのアイテムが、敵に奪われてしもーて・・・」

 

れいか「闇のアイテムと化してしまった、という話は聞きましたが・・・」

 

女王『わたくしが知っているのはその後のこと・・・』

 

みゆき「その後・・・?」

 

女王『はい。闇の力を注がれてしまったキュアアンジェの生み出した変身アイテムは、一度激しい闘争の中で消失しています』

 

なお「はい、聞きました」

 

女王『しかし、この最近で・・・それは発見されていたのです』

 

みゆき「えっ!?」

 

あかね「み、見つかっとったん!?」

 

やよい「えっと・・・でも、あれ?キュアギルティがそれを使ってるん・・・だよね?」

 

あかね「あ、そか。えっと女王様、どーゆーこと?」

 

女王『申し訳ありません。言葉が足りませんでしたね・・・最近、といっても数年前になります。戦渦の中で消えてしまった闇の変身アイテムを見つけ出し、新たなプリキュアの力を得ようと画策したものがいたのです』

 

れいか「それは、いったい・・・」

 

ポップ「・・・っ」

 

女王『皇帝・ピエーロ』

 

 

「「「「「・・・っ!」」」」」

 

 

女王『バッドエンド王国の王にして悪の皇帝ピエーロ。彼は伝説の中の産物である闇の変身アイテムに目を付けました。独自にアイテムのことを調べ上げ、探索し、ついに見つけるまでに至ったのです』

 

あかね「ちょ、ちょぉまって!まってください女王さま!こ、皇帝ピエーロってあの!?」

 

女王『はい、みなさんも・・・もうよく知っている存在、ということになるのでしょうか』

 

みゆき「皇帝ピエーロが・・・」

 

やよい「そんな・・・じゃあ、今までのこと全部・・・」

 

なお「くっ・・・ピエーロが元凶ってことか!」

 

女王『ピエーロは変身アイテムを見つけ出すと同時に、自分の所有物とするべくすぐにバッドエンド王国に適したモノへと改造を始めました。あなたがたのもつスマイルパクト同様・・・いえ、似て非なる存在のものへと・・・』

 

れいか「なるほど・・・合点がいきました」

 

みゆき「え、どうしたの?れいかちゃん?」

 

れいか「なぜ彼女がバッドエナジーを扱うことが出来るのか、ということです。皇帝ピエーロ自らがバッドエンド王国専用の武器として扱う気だったのならば、すべて筋が通ります」

 

なお「なるほどね・・・」

 

あかね「なんちゅうやっちゃ・・・っ」

 

女王『その知らせを受け、わたくしすぐさまバッドエンド王国へと出向きましたが・・・時すでに遅く、闇の力を得た黒きスマイルパクトはすでに完成されていました』

 

やよい「それで・・・女王様はどうしたんですか?」

 

女王『勿論彼の行為を認めることはできず、バッドエンド王国とは争いになりました。辛くも取り上げることはできましたがピエーロも諦めることなく、激しい攻撃の中で追われ続け・・・』

 

あかね「そんなん!さっさと壊したら良かったんとちゃいますか!?」

 

なお「ちょ、ちょっとあかね・・・」

 

女王『それにはピエーロも念を押していたようです・・・破壊に対する結界が何重にも張られ、壊すことも出来ず、最終的には封印するというかたちになってしまいました』

 

れいか「封印・・・ですか」

 

みゆき「それって・・・どこかに閉じ込めたってこと・・・ですよね?」

 

女王『はい・・・暗い、暗い・・・闇の中。誰の手にも届かぬ闇の奥深くへと・・・』

 

みゆき「それが・・・どうして・・・」

 

女王『・・・』

 

ポップ「それはおそらく・・・」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

バッドエンド王国-

 

 

ジョーカー「“ブラックホール事件”をご存知ですカ♪」

 

ウルフルン「ブラックホール?」

 

マジョリーナ「・・・事件、だわさ?」

 

ジョーカー「ハイ♪一度はプリキュアに敗れ去っタハズの悪名高い闇の勢力にヨる猛者たちが突如トシて甦り、町を破壊した事件でス♪」

 

ウルフルン「ほぉ~」

 

マジョリーナ「そんなことがあったんだわさ」

 

アカオーニ「すごいオニ!プリキュアたちをこてんぱんにするオニ!」

 

ジョーカー「いえ、そうなるハズだったんでしょうが♪奇しくモその場に居合わせテいた20名以上のプリキュアたちによっテ彼らは撃退サレたとか♪彼らも奮闘したヨウですが皆ことごとく敗れ去ってしまっタと聞きまス♪情けないですネェ♪」

 

アカオーニ「プ、プリキュアが20人オニー!?」

 

ウルフルン「そんなにいやがったのかよ・・・」

 

ジョーカー「そしテ♪その敵サンたちを甦らせた者こそガ何を隠そうブラックホールという強大な悪の権化の存在♪皇帝ピエーロ様に勝るとも劣らないその激しい闇の力によっテ♪一度はプリキュアたちも変身する力を奪われ、敗れかけたタと聞きまス♪」

 

アカオーニ「すごいオニ!今度こそプリキュアはこてんぱんオニー!」

 

ジョーカー「しかぁーシ♪そこはソレ♪さすが伝説の戦士プリキュアたちですネェ♪プリズムフラワーという光の空間を作り出すパワーの源を使っテ再び変身する力を得テブラックホールを倒してしまったそうデス♪」

 

アカオーニ「オニィィー!?負けちゃったオニー!?」

 

ジョーカー「残念ながラ♪これによっテ悪の化身は敗れ去り、世界は再び平和を手に入れタ♪めでたしめでたシ♪」

 

ウルフルン「ンだよそりゃ、クソつまんねー結末だぜ」

 

アカオーニ「ぜんぜんバッドエンドじゃないオニ!」

 

マジョリーナ「結局なにがいいたいんだわさ?」

 

ジョーカー「フッフッフ♪本来ならバ話はこれで終わっていたコトでしょう♪しかし、そうはならなかっタ♪・・・それかカノジョですヨ♪」

 

ウルフルン「・・・あいつが?」

 

ジョーカー「ハイ♪さっきも言ったとおり、プリキュアたちは一度変身不能となりプリキュアの力を失いまシタ♪しかシ、砕け散ったプリズムフラワーを媒介にプリキュアたちが再度各々の変身アイテムを甦らセ、ブラックホールを打ち滅ぼすことに成功シタ、と♪」

 

マジョリーナ「それがいったいなんなんだわさ」

 

ジョーカー「これによっテ甦ったのは・・・彼女たちの変身アイテムだけではナイということデス♪」

 

アカオーニ「・・・オニ?」

 

ウルフルン「どういうことだ?」

 

ジョーカー「つぅ~まぁ~りぃ~♪プリズムフラワーの力によってロイヤルクイーン女王の手で混沌の中へ封印されていた闇の力をもつスマイルパクトまで甦ってしまっタということデス♪」

 

ウルフルン「ほぉ~・・・ってなにぃ!?」

 

マジョリーナ「ピエーロ様が作り変えたアイテムまで甦った、ということだわさ!?」

 

ジョーカー「皮肉なものデスねぇ~♪世界を救うために世界を危機に陥れるカモしれないアイテムまで甦らせることとなろうトハ♪」

 

マジョリーナ「そういうことだったんだわさ・・・」

 

ウルフルン「・・・ふんっ」

 

アカオーニ「オニ?どーいうことオニ?」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

ふしぎ図書館-

 

 

女王『申し訳ありません、みなさん・・・』

 

みゆき「え?」

 

あかね「なんで女王さまが謝るんです?」

 

女王『元はといえばわたくしが悪いのです。わたくしがもっと早くにピエーロの凶行を止めることができていれば・・・いえ、なんとしてでも破壊していれば良かったのかもしれません・・・』

 

やよい「・・・ぁ」

 

なお「・・・」

 

女王『プリキュアのみなさんには・・・メルヘンランドを救ってくれと頼んでおきながらこの醜態・・・人間界のみなさんになんとお詫びをしていいか・・・』

 

れいか「・・・」

 

みゆき「・・・」

 

 

 

みゆき「女王様・・・そんなこと、言わないでください」

 

女王『みゆきさん・・・』

 

みゆき「キュアギルティは・・・わたしたちが止めます。ぜったい。だから、安心してください」

 

あかね「みゆき・・・」

 

やよい「みゆきちゃん・・・」

 

みゆき「みんなだって一緒にいるし、もう好きにはさせません!」

 

なお「(・・・おじさんが殺されて・・・ギルティのことが一番許せないのはみゆきちゃんのはずなのに)」

 

れいか「(みゆきさん・・・あなたの気持ちを考えるだけで、胸が苦しくなってしまいますよ・・・)」

 

みゆき「ピエーロだって、またわたしたちが倒します!一度はやっつけられたんだもん!だいじょうぶですっ」

 

女王様『みゆき、さん・・・』

 

みゆき「ね!みんなっ!」

 

あかね「・・・」

 

あかね「・・・せやな!もっちろんやで!」

 

あかね「(みゆき・・・あんたはほんま、強すぎるわ・・・っ)」

 

やよい「何度きたって、みんないれば大丈夫だよっ」

 

やよい「(わたしも・・・わたしもみゆきちゃんみたいに強くなりたい・・・っ)」

 

なお「ああ。キュアギルティもピエーロもまとめてこいってんだっ」

 

なお「(みんながいれば大丈夫だ・・・もう、ぜったい負けたりなんかしない・・・っ)」

 

れいか「なお。さすがにまとめて来られたら太刀打ちできませんよ・・・?」

 

なお「うっ・・・なんでそこでツッコむのかなぁ・・・」

 

あかね「あははは!れいか、今のツッコみはなかなかやでぇー♪」

 

れいか「うふふ・・・♪」

 

れいか「(わたしも・・・みなさんを守り、助けるための力になりたい・・・っ)」

 

 

女王『みなさん・・・』

 

 

ポップ「拙者もいるでござるよ」

 

キャンディ「キャンディもクルっー!」

 

みゆき「だから女王様、安心してくださいっ」

 

 

女王『みなさん・・・ありがとう・・・』

 

女王『本当に、あり・・・が・・・うござ・・・ます・・・』

 

 

みゆき「女王様!?」

 

キャンディ「じょおうさまどうしちゃったクルぅー!?」

 

女王『も・・・時間・・・のよう、ですね・・・』

 

やよい「そんな・・・」

 

なお「女王様・・・」

 

女王『みなさん・・・あと・・・よろしく、おねがい・・・します・・・』

 

みゆき「はいっ」

 

あかね「まかせときっ」

 

女王『―――』

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

やよい「声、聞こえなくなっちゃったね・・・」

 

キャンディ「クルぅ・・・せっかくおはなしできたのにクルぅ・・・」

 

みゆき「仕方ないよキャンディ。またすぐおはなしできるよ」

 

なお「そうだね。全部終わったら、また女王様と話せるよ」

 

キャンディ「クルーっ♪またおはなしするクルっ♪」

 

あかね「でもこれで、だいたいのことはわかったな」

 

なお「そうだね・・・ピエーロが作り変えたスマイルパクト、か」

 

れいか「ですが、なぜ彼女がそれを手に入れるにまで至ったのでしょう・・・」

 

ポップ「そればかりは拙者にも・・・。スマイルパクトは知ってのとおり、皆の心に強く反応して呼び出されるものでござるからな」

 

やよい「あの子にも・・・なにかそういうキッカケがあった・・・ってことかな」

 

みゆき「・・・」

 

なお「・・・みゆきちゃん?」

 

みゆき「あ、ごめん・・・その・・・」

 

やよい「・・・?」

 

あかね「どうしたんや、みゆき・・・」

 

みゆき「その・・・あの子・・・黒咲かなた・・・ちゃんだっけ?」

 

れいか「ええ・・・」

 

みゆき「キャンディからも聞いたよ。やっぱりあの子が・・・キュアギルティだったんだね」

 

やよい「・・・」

 

あかね「そか・・・みゆきは一回、あいつに会っとるんやった・・・な」

 

みゆき「・・・うん」

 

みゆき「家も・・・燃やされちゃったんだよね」

 

あかね「みゆき・・・」

 

れいか「みゆきさん・・・」

 

みゆき「・・・」

 

みゆき「・・・ううん!あはは、なんでもない!なんでもないよ!ダメだね。女王様に大丈夫って言ったばっかりなのにっ」

 

やよい「みゆきちゃん・・・」

 

みゆき「大丈夫・・・大丈夫・・・だから」

 

なお「みゆきちゃん、無理しなくていいよ」

 

れいか「そうです・・・みゆきさんの気持ちは、苦しいほどにわかりますから」

 

みゆき「なおちゃん・・・れいかちゃん・・・」

 

あかね「あんなやつぶっ飛ばしたい!って思っとるんやろ?言えばええねんっ」

 

やよい「わたしだって・・・みゆきちゃんの立場なら、ぜったい許せないもんっ」

 

みゆき「うん・・・うんっ」

 

みゆき「許せない・・・許せないよ・・・ぜったい・・・ぜったいに許せないっ」

 

あかね「せや・・・言いたいことは吐き出し?うちらに遠慮なんかせんでええ」

 

みゆき「うんっ・・・わたし・・・あの子のこと・・・ぜったい・・・ぜったいに・・・っ」

 

みゆき「・・・っ」

 

みゆき「・・・」

 

なお「・・・みゆきちゃん?」

 

みゆき「・・・はぁ・・・はぁ」

 

みゆき「ご、ごめん・・・いろいろ言おうかって思ったけど、やっぱり無理」

 

やよい「え・・・でも」

 

みゆき「あぁ、ううん!ちがうの!その・・・言いたいことはいっぱいあるんだけど・・・」

 

みゆき「言葉じゃうまく・・・言えないかなって」

 

れいか「みゆきさん・・・」

 

みゆき「だから、わたし・・・直接あってぶつけるよ。この気持ち」

 

あかね「みゆき・・・」

 

みゆき「あの子に直接・・・ぶつける」

 

ポップ「みゆきどの・・・」

 

キャンディ「みゆき・・・」

 

みゆき「だから、今は大丈夫だよ。ありがとう、みんな」

 

あかね「そっか・・・」

 

みゆき「うん・・・」

 

あかね「んでやけど!こっからどうするか、やな」

 

れいか「はい。正直いって・・・今はチャンスです」

 

やよい「え・・・?」

 

れいか「ここ数日、キュアギルティの姿は見ていません。よほどハッピーとの戦いが堪えたようですね」

 

なお「わたしたちも学校や病院でいろいろ忙しかったけど・・・」

 

みゆき「さっきもアカオーニだけならやっつけることができたし」

 

あかね「たしかに、攻めるなら今やな・・・」

 

やよい「ギルティがいるのってやっぱり・・・」

 

みゆき「うん。バッドエンド王国・・・だよね」

 

れいか「十中八九。あのジョーカーが絡んでいるのは驚きでしたが・・・」

 

あかね「なんやそんなもん!ビビる必要ないわ!一回は倒しとるんやからな!」

 

なお「そうだね・・・他の幹部達もいるだろうけど・・・」

 

やよい「みんな、前に一回は倒してるもん・・・ね」

 

れいか「とはいえ油断は禁物です。いくら一度は攻略しているからといって、敵地に乗り込む以上は」

 

あかね「心配いらへんって!こっちにはギルティの攻撃がまーったく効かへんハッピーがおるんやから・・・なっ♪」バンッ

 

みゆき「けほけほっ・・・あ、あかねちゃん強いってば・・・っ」

 

ポップ「そうだ、みゆきどの。皆の衆、それについても説明せねばならんでござる」

 

みゆき「え?それって・・・」

 

あかね「ハッピーにギルティの攻撃が効かへんっちゅーこと?」

 

ポップ「然様。おさらいついでに確認しておくでござるよ」

 

 

 

れいか「ハッピーのもつ『光』の属性、そしてギルティのもつ『闇』の属性。これらは相反するものであり、お互いがお互いの攻撃を打ち消しあう関係である・・・でしたよね」

 

ポップ「その通り」

 

あかね「実際すごかったやんなー?ほんま何が起こってんのかわからんかったわ・・・」

 

みゆき「えへへ・・・わたしもなにがなんだかわかんなかったよ」

 

キャンディ「ハッピーはすごいクルぅー♪」

 

やよい「でも・・・それはみゆきちゃんだけ、なんだよね」

 

なお「ピエーロも、それはわからなかったのかな?」

 

ポップ「いくら皇帝ピエーロといっても、プリキュアの存在自体が元々は眉唾なものでござるからな。属性の相性にまでは気が回らなかったのでござろう」

 

れいか「確かに。今でこそわたしたちはこうしてプリキュアとなって活動できていますが、最初みゆきさんから聞いたときにはにわかに信じられませんでしたし」

 

あかね「れいかは仕事が忙しいとかゆーて断っとったしな」

 

れいか「わたしにとっては学業もプリキュアも等しく・・・」

 

あかね「はいはい」

 

みゆき「でも、だったらどうしてポップはそのことを知ってたの?」

 

ポップ「そこに関してもここに載っているのでござるが・・・」パララララ

 

なお「っていっても、どうせ読めないよ?」

 

ポップ「ま、まぁそれは仕方ないでござるな。ええと・・・あ、ここでござる」

 

やよい「今後はなにが書いてあったの?」

 

ポップ「簡単に言うと正義のプリキュアがいて、それに反する悪のプリキュアがいた。その2人の戦いに関する記述でござるな」

 

れいか「それは・・・」

 

あかね「今とまったく同じ状況やん!」

 

ポップ「然様。そしてこの2人もやはり『光』と『闇』の属性をつかい、両者全く勝負の着かない永い戦いが繰り広げられたらしいでござるよ」

 

みゆき「ほんとに・・・同じだ・・・」

 

ポップ「この話の中で『光』と『闇』は相反するもの。お互いを打ち消しあうもの、ということが載ってあったでござるよ。もう数百年前のことであったから、まさかとは思ったのでござるが・・・」

 

ポップ「他の書物とも見比べ、属性などのことも調べた結果・・・この仮説にいたったでござるよ」

 

れいか「それでハッピーにはギルティの攻撃が効かないことがわかったんですね」

 

ポップ「・・・」コクン

 

みゆき「それで、ポップ・・・」

 

ポップ「なんでござるか?」

 

みゆき「その・・・2人のプリキュアは、最後・・・どうなったの?」

 

ポップ「・・・」

 

みゆき「・・・」

 

ポップ「結果的に見れば、『光』のプリキュアの勝利でござる」

 

やよい「結果・・・的?」

 

ポップ「・・・最後の勝負は熾烈を極めたらしいでござる。お互いに引かぬ強い思いがぶつかり、永く永く戦いが続いたらしいでござる。そして勝負はほぼ相打ち。光と闇のプリキュアはお互いの命と引き換えに戦いの幕を引いたんでござる」

 

れいか「相打ち・・・」

 

なお「そんな・・・」

 

あかね「それで・・・なんで光のプリキュアが勝ったってことになるん?」

 

ポップ「世界を守る光のプリキュアと世界を破壊に追い込む悪のプリキュア。両者が引き分けだったとはいえ、悪のプリキュアはいなくなったでござる。最終的には世界は破滅から救われ光のプリキュアの勝利・・・ということに」

 

みゆき「・・・」

 

やよい「なんだか・・・悲しいね」

 

れいか「たしかに、結果的に見れば光のプリキュアの勝利だったかもしれませんが・・・」

 

なお「うん・・・あんまりスッキリしない、ね」

 

みゆき「・・・」

 

あかね「・・・みゆき」

 

みゆき「・・・え?あ、ああ、うん。あはは!そ、そうだったんだ!引き分けだったのかー!残念だよね!あ、でも結局世界は助かったんだよね?なら良かったかなー・・・なんて」

 

やよい「みゆきちゃん・・・」

 

れいか「みゆきさん・・・」

 

みゆき「あはは・・・あー・・・うん。だいじょうぶ、だいじょうぶだよ。ほら、昔と今じゃぜんぜん・・・」

 

あかね「みゆき」ポンッ

 

みゆき「あ、あかねちゃん・・・」

 

あかね「大丈夫や。心配いらん。みゆきにはうちらがついとる」

 

なお「そうだよみゆきちゃん。みゆきちゃんをギルティと相打ちになんかさせたりしないよ」

 

みゆき「なおちゃん・・・」

 

あかね「昔の結果なんて関係あらへんって!今のみゆきは仲間がおる・・・せやろ?」

 

みゆき「う、うん・・・」

 

ポップ「そうでござるよ、みゆきどの。これもあくまで伝承・・・おとぎ話みたいなものでござる。そう気に病む必要はないでござるよ」

 

やよい「みゆきちゃんのことはわたしたちが守るよっ」

 

れいか「はいっ」

 

キャンディ「キャンディもみゆきをたすけるクルぅー!」

 

みゆき「み、みんな・・・ぐす・・・」

 

あかね「ほーらまた泣く」

 

みゆき「な、泣いてないよぉ・・・」

 

やよい「あはは・・・♪」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

ポップ「それで、話しを戻すでござるが・・・」

 

ポップ「いくらギルティの攻撃が効かぬといっても、それはお互いの身体のうちというだけ。攻撃自体は消せぬし、周りにも被害は出るでござるよ」

 

なお「たしかに・・・ハッピーはダメージを受けてないだけで学校はボロボロになってたよ」

 

やよい「あと・・・手や足をつかって攻撃するのも、影響はないんだったよね」

 

ポップ「いかにもでござる。あくまで相性の相殺は属性の付加のついた攻撃によるものだけでござるな」

 

みゆき「な、なるほど・・・」

 

あかね「みゆき、ほんまにわかっとるんか?」

 

みゆき「え!?・・・あ、あはは・・・う、うん」

 

あかね「わかっとらんな・・・」

 

れいか「でも、先日の戦いでもその効力は確かなものです。ギルティ打倒を考えれば、やはりハッピーの光の力はカギとなりますね」

 

ポップ「しかし、それはあちらも同じこと。自身の攻撃が効かないとわかれば、なにか別の手段を講じてくるハズでござる」

 

やよい「また・・・なにか仕掛けてくるの、かな」

 

なお「やっぱり・・・グズグズしちゃいられないね」

 

みゆき「うん・・・」

 

あかね「・・・」

 

やよい「・・・」

 

なお「・・・」

 

れいか「・・・」

 

 

 

みゆき「いこう。バッドエンド王国に」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

バッドエンド王国-

 

 

ウルフルン「で、ジョーカー。てめぇの目的はいったいなんだ」

 

ジョーカー「ハイ?」

 

ウルフルン「トボケてんじゃねーよ。あんな厄介もん抱え込んできやがって。どーいうつもりか言えって言ってんだよ」

 

ジョーカー「フッフッフ♪」

 

ウルフルン「もしあんなやつを仲間に引き入れよう、とでも言いやがるってんなら・・・」

 

ジョーカー「いえいエ♪滅相もない♪」

 

ウルフルン「あ?」

 

ジョーカー「ウルフルンさんの言うようナことにはなりまセンよ♪」

 

ジョーカー「あくまでカノジョとは利害関係が一致したダケの話デス♪ワタシがカノジョに力を与えル♪カノジョはバッドエナジーを集めル♪」

 

ウルフルン「本当だろうな?」

 

ジョーカー「ウソ偽りはありませんヨ♪ワタシ自身カノジョの扱いには手に余りそうデスシ♪プリキュアたちと相打ちにでもなってくれれバ万々歳なのですガ♪このまま利用させてもらうのも構わないデショウ♪」

 

ウルフルン「・・・チッ」

 

ジョーカー「信じていただけましたカ?」

 

ウルフルン「もし妙なことしやがろうってんなら・・・容赦しねぇぜ」

 

ジョーカー「それはもウ♪」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

???-

 

 

 

『我々の目的ハただひとつ。我がバッドエンド王国の主にしテ世界ヲ最悪の結末へト導く悪の皇帝ピエーロ様ノ復活にございましテ♪』

 

『てめぇみたいなクズはバッドエナジーの足しにもならねぇ・・・』

 

『今日はまた皇帝ピエーロ様復活のためのバッドエナジーが溜まったから良しとするオニ!!』

 

 

 

『アナタさまには・・・今のままバッドエナジーを集めていたダキ♪皇帝ピエーロ様復活のために働いテいただきたいのデス♪』

 

 

 

-あった

 

 

 

かなた「ふヒ・・・♪」

 

 

 

-あったあっタ

 

 

 

かなた「ひひははは・・・」

 

 

 

-ここだ

 

 

 

かなた「あはハハハハハ」

 

 

 

-ここにある

 

 

 

かなた「あはっはっははははハハハハハハハ」

 

 

 

-わたしのほしい

 

 

 

かなた「これデ・・・♪」

 

 

 

-力が

 

 

 

かなた「これがアレば・・・♪」

 

 

 

-ココニアル

 

 

 

かなた「あひはっははひひははっははははっははははははははははははは♪」

 

 

 

黒の少女は汚れ傷つききった身体と重い足を引きずりながら大きな広間に辿り着いた。その巨大な広間の扉に体重をあずけ、真紅の瞳は広間の最奥、ある一点に注がれる。そこにはまるで、誘うかのように大きく歪んだ笑みを浮かた道化師のような動力炉が禍々しいオーラを放ちながらかなたを待ち構えていて。

 

 

 

かなた「―――――ッ」

 

 

 

時計の針のような指針が特徴的なその巨大な道化師の動力炉を前に

黒咲かなたは口元を大きく歪ませた-。

 

 

 

To be continued...

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