キュアハッピー「キュアギルティ・・・」   作:4度°

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第20話【セカイ崩壊】

バッドエンド王国-通路

 

 

ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!

 

 

ウルフルン「うおぉぉっと!?」グララララ

 

マジョリーナ「な、なんだわさ!?」グラグラッ

 

アカオーニ「爆発オニー!?」ドォォン・・・

 

ウルフルン「ンだぁ!?いったいなにが起こってるってんだ!?」

 

マジョリーナ「あっちのほうから音がしただわさ・・・」

 

アカオーニ「あっちオニ・・・?」

 

ウルフルン「おいおい、あそこは・・・」

 

マジョリーナ「ピエーロ様の間からだっただわさ!」

 

アカオーニ「まさか!ピエーロ様が復活したオニ!?」

 

ウルフルン「ンなバカな・・・まだバッドエナジーは溜まりきっちゃいないハズだぜ」

 

マジョリーナ「じゃあ今の音は・・・」

 

アカオーニ「いけばわかるオニ!」ドスンッドスンッ

 

ウルフルン「おい待てよアカオーニ!」ダッ

 

マジョリーナ「あ、あたしを置いていくんじゃないだわさー!」タタタッ

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

バッドエンド王国-ピエーロの間

 

 

≪ピエーロの間は室内中をむせ返るほどの粉塵が覆っており、その大きな扉も粉々に吹き飛ばされていた。室内からはバチバチと火花が飛び散り、明らかに大爆発が起こった後の凄惨たる光景だということがわかる≫

 

 

ウルフルン「な、なんだこりゃぁ・・・」

 

マジョリーナ「ピエーロ様の部屋の扉が・・・」

 

アカオーニ「粉々にふっとんでるオニー!?」

 

ウルフルン「ちっ・・・いったいどこのどいつが・・・ッ」ザッザッ

 

マジョリーナ「ウルフルン!まつだわさ!」

 

ウルフルン「へっ・・・ンなこと言っても決まってるよなぁ?」ザッザッ

 

アカオーニ「あー!ウルフルンだけズルイオニー!」ドスンドスンッ

 

ウルフルン「おい、いるんだろ!出てきやがれ!」ガラガラッ

 

マジョリーナ「あわわ・・・か、勝手に入っていいだわさ・・・?」

 

 

 

ウルフルン「クッソ・・・なんだこの煙は・・・うざってぇ!」

 

ウルフルン「おいプリキュアぁ・・・!どうせてめぇがなんかしやがったんだろうが!!出てきやがれ!!」

 

?「・・・ァ」

 

ウルフルン「あん?」

 

?「はぁ・・・はァ・・・」

 

ウルフルン「そんなとこにいやがったか・・・ッ」

 

?「はぁ・・・ハァ・・・はぁ・・・」

 

ウルフルン「おいてめぇ!!何やってくれてんだアァ!?」

 

?「かはッ・・・」

 

ウルフルン「こんな爆発起こしやがって・・・てめぇ覚悟できてるんだろうなぁ!?」

 

?「ぁ・・・っ」ドサッ

 

ウルフルン「おい、ンなとこでぶっ倒れても俺サマは許さねぇぞ!!おいっ!!」

 

?「・・・」

 

ウルフルン「お・・・っ」

 

 

ウルフルン「おい・・・お・・・おまえ・・・」

 

 

≪徐々に晴れていく土煙の中、ドサリという鈍い音を立てて倒れ伏した影に近づくウルフルン。そして煙が完全に晴れると同時に現れたその影の正体、それは-≫

 

 

ウルフルン「ジョーカー!?」

 

ジョーカー「は、ハハ・・・これはこれハ、ウルフルンさン・・・」

 

ウルフルン「てめぇ!なにしてやが・・・いや、つかなんだおまえ!?どうした!?」

 

≪ジョーカーは全身が血まみれの状態で倒れ伏し、今にも消え入りそうなほど虫の息で≫

 

ジョーカー「はぁぁー・・・はぁぁー・・・ハハ、参りましタ、ネ・・・」

 

ウルフルン「なんだってんだ・・・おまえ・・・これ!!」

 

ジョーカー「わたシは・・・はぁ、はぁ・・・彼女のコトを、侮っていた、よう・・・ダ」

 

ウルフルン「おい!しっかりしやがれ!!なんだ!!なにがあった!!」

 

ジョーカー「ピ、ピエーロさまの・・・イイ、養分となる、と・・・思ったんです、ガねぇ・・・」

 

ウルフルン「おい!!ジョーカー!!」

 

ジョーカー「フフ・・・わたシたちは・・・プ、プリキュアよりも・・・ガハッ」

 

ウルフルン「お・・・っ」

 

ジョーカー「なによリ・・・カノジョを・・・警戒・・・すべき、だッタ・・・」

 

ウルフルン「お前・・・まさか・・・」

 

ジョーカー「申し訳ありませン・・・」

 

 

 

ジョーカー「ピエーロ・・・さマ・・・」

 

 

 

ウルフルン「ジョーカー!!」

 

ジョーカー「―――」

 

ウルフルン「ジョーカー!!おい!!目ぇ開けやがれ!!おい!!」

 

ウルフルン「ジョーカーッ!!」

 

?「きひひ・・・」

 

ウルフルン「・・・っ!?」

 

?「あははははははは♪あひひひははは♪」

 

ウルフルン「・・・なんだ!!どこだ!?どこにいやがる!!」

 

?「あははははははははははは♪」

 

 

?「ここだ、ここ♪」

 

 

ウルフルン「―――ッ!?」

 

 

バサッバサッバサッ

≪ウルフルンが声のする方を見上げると、まるで巨大な蝙蝠でも現れたのかと錯覚するほどの黒いつばさが目に入り≫

 

 

ウルフルン「な・・・なんだ、てめぇ・・・」

 

?「あはは・・・あっは♪」

 

ウルフルン「その姿・・・」

 

?「あ・・・?なにがぁ?・・・なにかおかしい?」

 

ウルフルン「てめぇ・・・あのプリキュア、なのか・・・」

 

?「そうだよ・・・わたしだよ?見てわかるでしょ・・・?あははっははははは♪」

 

 

≪ウルフルンの前に舞い降りた少女。ギラギラと肉食動物のように瞳孔を開かせている真紅の瞳、漆黒の闇を司どるかのような歪な羽を生やし死神を彷彿とさせる邪悪な黒衣を着飾り、身体中から溢れ出る闇のエネルギーをまとった新たなるキュアギルティの姿で―≫

 

 

ウルフルン「てめぇ・・・どういうつもりだプリキュアぁ!!」

 

ギルティ「・・・あ?」

 

ウルフルン「こりゃあいったいなんだ!!てめぇがジョーカーをやったのか!!」

 

ギルティ「うっせーな。わたしが新しい力を試した。そんだけだろ?」ドクンッドクンッ

 

ウルフルン「ふっざけんじゃねぇぞ!!よくも・・・よくもジョーカーをやりやがったな!!」

 

ギルティ「さぁ?知らなーい♪気づいたら死んでたよ。・・・あれ?なんだこりゃ」ドクンッドクンッ

 

ウルフルン「て、てめ・・・そりゃぁ・・・」

 

ギルティ「あはは♪そっか♪」ドクンッドクン

 

 

 

ギルティ「心臓もってた♪」グシャッ

 

 

 

ウルフルン「な・・・っ」

 

ギルティ「あぁ~~ん♪」パクッ

 

ウルフルン「て、てめぇ・・・そりゃあ・・・」

 

ギルティ「んじゅるるる・・・じゅるる、んぐ、んむ、はぐ、んぐ・・・んっぷ」グチャッグチャッ

 

ウルフルン「ジョーカーの・・・心臓、かよ・・・」

 

ギルティ「んっぐ・・・ぷはっ♪あっははははー♪しんせーん♪はぐ、んぐ、ぐちゅ♪」

 

ウルフルン「うそ・・・だろオイ」

 

ギルティ「でもこれ、意外とおいしくないかも。ペッ」

 

ウルフルン「・・・っ」

 

ギルティ「あーあー・・・血がこんなに漏れちゃって勿体なぁい♪んばぁぁ♪べろっべろっ♪」

 

ウルフルン「てめぇ・・・」

 

ギルティ「じゅるるる♪はぁ、はぁはぁ・・・♪んじゅるるるるるるぅぅ♪」

 

ウルフルン「イ、イカレてやがる・・・」

 

ギルティ「じゅるるる・・・♪ひひははは♪あぁ~♪でもいいよ、うん、イイ♪回ってくる・・・チカラが沸く・・・♪」ドクンドクンッ

 

ウルフルン「てめぇ・・・いい加減にしやがれ!!」

 

ギルテ「血ってこんなにオイシイもんだったかなぁ・・・♪あはは・・・イキそうだよ・・・♪」

 

ウルフルン「おい!!無視してんじゃねぇぞオラァ!!」

 

ギルティ「あはははは・・・でーも。化物の心臓はイマイチだったなぁ・・・」

 

ウルフルン「・・・ッ」ギリッ

 

ギルティ「次は・・・」

 

 

ギルティ「犬か」

 

 

ウルフルン「ハッ・・・やろうってのか?上等だぜッ!!」グッ

 

ギルティ「んん犬かー♪食べるのは“久しぶり”かな♪」

 

ウルフルン「オレもてめぇは目障りだったんだよ!!容赦なしでやれるってもんだぜ!!」

 

ギルティ「はは♪あひひ♪捕食される側に元気がいいと、それだけ美味そうに見えてくるね」

 

ウルフルン「は・・・てめぇごときクズが!!いきがってんじゃねぇよ!!」バッ

 

ギルティ「ふふ・・・あっははっは♪」

 

ウルフルン「ぶっ殺してやらぁぁああああ!!」ジャキンッ

 

ギルティ「“ダークネス・ギルティブレイド”」

 

ウルフルン「な・・・っ」

 

ギルティ「あはっ♪」ヒュンッ

 

 

 

ズガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!

≪大規模な邪悪な刃がバッドエンド王国城に大きな穴を開けてしまう≫

 

 

アカオーニ「オニー!!?今度は何オニー!!?」

 

マジョリーナ「な、中でなにが起こってるんだわさぁー!?」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

ウルフルン「はぁぁ・・・はぁぁっ・・・」

 

ギルティ「あはは♪さすが犬っころ♪やっぱり足は速いんだねー?」

 

ウルフルン「て、てめ・・・」

 

ギルティ「でもさー?わたしってこう、ハエを叩くにも全力出すタイプなんだよね」

 

ウルフルン「(おいおいマジかよ・・・なんだ今のデカさは・・・っ)」

 

ギルティ「ほら、ぼさっとすんなよー?」

 

ウルフルン「ぐっ・・・!!」

 

ギルティ「“ダークロウ・ジャベリンズ”」

≪ギルティが両腕を振りかざすと何もない空間から漆黒の槍が出現し・・・≫

 

ウルフルン「なに・・・っ!!」

 

ギルティ「まずは・・・1本♪」バシュゥゥゥン

 

ウルフルン「ちぃっ!!」バッ

 

 

ズガアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!

 

 

ウルフルン「・・・っ!!」

 

ウルフルン「(たったひとつでアレだけの威力だとっ!?)」

 

ギルティ「はい、次は2本♪」バシュバシュゥゥウン

 

ウルフルン「くっそ・・・!!」ババッ

 

 

ズガァァァアアアアン!!ズガァァアアアアアアアン!!

 

 

ウルフルン「はぁ・・・はぁ、はぁっ・・・くそっ!!」

 

ギルティ「3本・・・5本・・・あははっ♪」バシュンバシュンバシュンッ

 

ウルフルン「くおぉぉお!!」バッバッバッ

 

ウルフルン「(ンだこりゃぁ!このオレ様が避けるだけで精一杯だと・・・っ!!)」

 

ギルティ「8本・・・10本・・・あははははははははは♪」バシュンバシュンバシュンバシュンッ

 

ウルフルン「かっは・・・!!く、そが・・・っ!!」ガッ

 

ギルティ「11本・・・15本・・・あはははははひひひははははっは♪」ズガンズガンズガンズガンズガァン

 

ウルフルン「調子にのんじゃ・・・ッ」

 

ギルティ「あははははははは♪」

 

ウルフルン「ねぇぇぇえよっ!!!」ドヒュンッ

 

 

 

ギルティ「100本」ブワァン

 

ウルフルン「・・・っ!!!!」

 

 

 

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァァアアアアアアアアアアン!!!!

 

 

 

ウルフルン「ぐ、おぉぉおぉぉおおおおおおおおっ!!?」

 

ギルティ「あははっはははははははははははははははは♪」

 

 

≪膨大な闇の力によって精製された無数の槍がウルフルンに向かって直撃してゆく。激しい地鳴りとともに城を半壊させるほどの威力をもつカノジョの攻撃によって粉塵が巻き上げられ・・・≫

 

 

ギルティ「んー?」

 

ウルフルン「あ、ぐ・・・ぁ・・・」

 

ギルティ「あっれれれ?まだ生きてるの?おっかしーなー」

 

ウルフルン「はぁ、はぁ・・・はぁっ」

 

ウルフルン「く・・・っ」

 

ウルフルン「(な、なにが起こったってんだ・・・いま、オレは確かに・・・)」

 

?「オ、オニ・・・」

 

ウルフルン「・・・っ!!」

 

ウルフルン「お、お前・・・」

 

≪圧倒的なギルティの攻撃にこれまでかと覚悟をしたウルフルンであったが、グっと閉じた瞼を開いてみると、そこには燃え上がるような真っ赤な肌をした巨大な体躯の鬼の背中が見えて≫

 

ウルフルン「アカオーニ!!」

 

アカオーニ「ぶ、ぶじかオニ・・・ウルフルン・・・」

 

ウルフルン「て、てめぇ・・・こんなとこでなにやってやがる!!!」

 

アカオーニ「な・・・なにオニ・・・わ、わからんオニ・・・」

 

ウルフルン「・・・アカオーニ、てめぇ」

 

アカオーニ「がっは・・・っ!!」ドバァッ

 

ウルフルン「バカヤロウ!!てめぇなにやってやがんだよ!!」

 

アカオーニ「ゼェェー・・・ゼェェー・・・だから、し、しらんオニ・・・カラダが、かってに動いてたオニ・・・」

 

ウルフルン「そんなこと聞いてんじゃねぇよ!!お前・・・っ」

 

≪アカオーニはウルフルンを庇い正面からギルティの攻撃を受け続け、全身には無慈悲な黒の槍が何本も突き刺さっていた≫

 

ウルフルン「よ、よけいな・・・余計なことしてんじゃねぇよバカヤロウ!!」

 

アカオーニ「お・・・おこるなオニ・・・オレ、わるいことしたのかオニ・・・?はぁ、はぁ・・・」

 

ウルフルン「悪いに・・・決まってんだろうが・・・っ!!」

 

アカオーニ「そ、そうか・・・そりゃ、わるかった・・・オニ・・・」ドスンッ

 

ウルフルン「アカオーニ!!」

 

アカオーニ「アァァ・・・ぁァ・・・」

 

ウルフルン「おい!!おま・・・だ、だいじょ・・・」

 

アカオーニ「な、なんだか・・・力が抜ける、オニ・・・」

 

ウルフルン「バカ!!しっかりしやがれ!!てめぇ死ぬんじゃねぇぞ!!」

 

アカオーニ「しぬ・・・しぬって・・・なんだ、オニ・・・」

 

ウルフルン「クソ!!おい!!マジョリーナ!!いるんだろ!!てめぇなんとかしやがれ!!」

 

『・・・』

 

ウルフルン「おい!!マジョリーナ・・・っ!!」

 

『・・・』

 

ウルフルン「そこにいるんだろうが!!おいッ!!」

 

 

 

マジョリーナ「ひ、ひいぃぃ・・・た、たいへんだわさ・・・たいへんだわさっ」

 

ウルフルン「マジョリーナ!!いるんだろ!!てめぇなんとかしやがれ!!」

 

マジョリーナ「あ、あたしゃ・・・」

 

ウルフルン「マジョリーナ!!おい・・・!!いるんだろ!!」

 

マジョリーナ「あたしゃ・・・し、し・・・」

 

マジョリーナ「知らないだわさぁぁぁあっ」ダダダッ

 

 

 

ウルフルン「クッソ!!アイツ・・・逃げやがったな!!」

 

アカオーニ「オニ・・・ウルフルン、もういいオニ・・・」

 

ウルフルン「バカヤロォ!!なに言ってやがる!!」

 

アカオーニ「オレ・・・しぬってよくわからんオニが・・・もう、いいオニ・・・」

 

ウルフルン「ふざけんじゃねぇよ!!てめぇ・・・てめぇみたいに・・・」

 

ウルフルン「バ、バカデカいだけが取り得のヤツが・・・っ」

 

ウルフルン「そんな・・・そんな簡単に死ぬわけ・・・ねぇだろうがっ!!」

 

アカオーニ「オニ・・・すまん、オニ・・・」

 

ウルフルン「おい!!アカオーニ・・・!!」

 

アカオーニ「オレ・・・ちょっと寝るオニ・・・」

 

ウルフルン「バカヤロォ!!寝るんじゃねぇよ!!」

 

アカオーニ「あとのこと・・・たのむ、オニ・・・?」

 

ウルフルン「アカオーニ!!おい!!しっかりしろよ!!おい!!」

 

アカオーニ「また、すぐに・・・おき・・・」

 

アカオーニ「―――」

 

ウルフルン「・・・おい」

 

ウルフルン「おい・・・アカオーニ・・・」

 

 

ウルフルン「アカオーニィィィイイイイイッ!!!」

 

 

ギルティ「“ダークロウ・デスサイズ”」

≪禍々しい刃のオーラが三日月のような形に変化しギルティの右腕にまとわりついて≫

 

ウルフルン「お・・・っ」

 

 

 

ギルティ「あは♪」ザシュンッ

 

 

 

ウルフルン「・・・な」

 

アカオーニ「―――」

≪ゴロゴロとまるでボウリングの玉のように・・・≫

 

ウルフルン「アカ、オーニ・・・」

≪アカオーニの首が、なんの感情も見せることなく転がった≫

 

ギルティ「鬼の首とったどーっ♪」

 

ウルフルン「・・・て、めぇ」

 

ギルティ「あはははははは♪悪の幹部風情がいつまで三文芝居やってんだよバーカ」

 

ウルフルン「てめぇ・・・」

 

ギルティ「なぁに?なにか文句あるの?あははは♪悪の帝国の幹部サマともあろーものが、暴力に対してなにかご意見でも?あはははははは♪」

 

ウルフルン「てめぇええええええええええええええええええええええええええ!!!!」

 

ギルティ「あははははははははははははははあはははは♪」

 

 

 

 

ギルティ「ゴミが」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

ギルティ「はぁーあ。悪の帝国っていってもたいしたことないねー?」

 

ギルティ「なんつったっけここ。バッドエンド王国・・・だっけ?」

 

ギルティ「あはは♪くっだらねぇセカイだな・・・♪」

 

ギルティ「こーんなクソみてーな国の幹部?なにそれ。そんなので嬉しいの?」

 

ギルティ「ねぇ?ウルフルンサマ?あははは♪」ゲシッ

 

 

ウルフルン「が、は・・・っ」ドバッ

 

 

≪半壊したピエーロの間の中心で見た目にも重症とわかるほどのダメージを受けたウルフルンが息も絶え絶えに倒れ伏していて≫

 

 

ギルティ「前と立場逆転だねぇ?クズ」

 

ウルフルン「はぁぁあ・・・はぁぁ・・・」

 

ギルティ「なんだっけー?プリキュアのわたしなら思いっきりぶっ潰せるとかなんとか言ってたよねー?」ガスッ

 

ウルフルン「ぐっはぁ!!が、がは・・・っ」

 

ギルティ「這いつくばって謝るんなら許すとかなんとかも。あははは♪」ザシュッ

 

ウルフルン「ぐあぁぁぁあああああっ!!」

 

ギルティ「チャンスをあげようか、ウルフルン様♪」

 

ウルフルン「はぁあ・・・あぁぁ・・・ゼェェー・・・ゼェェー・・・」

 

ギルティ「這いつくばって許しを請えよ」

 

ウルフルン「はぁぁ・・・はぁ・・・」

 

ギルティ「そうしたらさ・・・」

 

 

 

ギルティ「今すぐ殺してあげる♪」

 

 

 

ウルフルン「・・・」

 

ギルティ「瞬殺されるか嬲り殺されるか。どっちがいい?」

 

ウルフルン「・・・せ」

 

ギルティ「あ?」

 

ウルフルン「・・・ころせ」

 

ギルティ「・・・」

 

ウルフルン「殺せ、よ」

 

ギルティ「・・・はは♪」

 

ウルフルン「誰が・・・命乞いなんざ、するか・・・」

 

ウルフルン「オレさまは・・・ぐっふ・・・バッドエンド、王国の・・・幹部・・・はぁ、はぁ・・・」

 

ウルフルン「ウルフルンさま・・・だ・・・っ」

 

ギルティ「・・・」

 

ウルフルン「はぁ、はぁ・・・クサっても・・・」

 

ウルフルン「てめぇごときに・・・はぁ、はぁ・・・許しなんざ・・・請わねぇっ!!」

 

ウルフルン「殺すんなら・・・殺してみやが・・・ッ」

 

ギルティ「なげぇんだよ」ドブシュッ

≪ギルティは漆黒の槍を容赦なくウルフルンの背中へと突き刺した≫

 

ウルフルン「がっは!・・・あ・・・あ・・・あ・・・っ!」

 

ギルティ「あはははは♪まるで標本だねこりゃ♪」

 

ウルフルン「あ・・・っ・・・っ」

 

ギルティ「なぁーにがバッドエンド王国の幹部だよ。くっだらねぇ」

 

ウルフルン「・・・っ」

 

ギルティ「お前みたいなやつのこと、世間ではなんていうか知ってる?」

 

ウルフルン「・・・」

 

 

 

ギルティ「“負け犬”」

 

 

 

ウルフルン「―――」

 

ギルティ「あはは♪もう聞こえないか♪」ガスッ

 

アカオーニ「―――」

 

ギルティ「ふふ・・・鬼に」

 

ウルフルン「―――」

 

ギルティ「狼か・・・じゅる・・・♪」

 

ギルティ「それじゃあさっそく・・・」

 

 

 

ギルティ「いただきまぁす・・・♪」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

バッドエンド王国-マジョリーナの実験室

 

 

マジョリーナ「たいへんだわさ!たいへんだわさっ!」バタバタ

 

マジョリーナ「あぁあれでもない!こっちでもないだわさぁ!」ポイポイッ

 

マジョリーナ「ミエナクナールにチイサクナール、あぁ新作のカタクナールだわさっ」

 

マジョリーナ「と、とにかくぜんぶ詰め込むだわさっ」ガサゴソ

 

マジョリーナ「あいつはヤバすぎるだわさ!さっさと逃げるだわさっ!」ヒョイッ

 

マジョリーナ「ウルフルンもアカオーニもバカだわさ・・・っ」

 

マジョリーナ「・・・」

 

マジョリーナ「い、いまは逃げるのが先決だわさ・・・っ」

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ・・・

 

 

 

マジョリーナ「な、なんだわさ・・・?」

 

マジョリーナ「んん・・・?」

 

≪全身を震わせるほどの奇妙な地響きとともに妙な気配を感じたマジョリーナ。どんどん音は大きくなっていき、なにかが押し寄せてきているような感覚に囚われ、マジョリーナはじっと実験室の扉を見つめていると・・・≫

 

 

マジョリーナ「んー・・・?」

 

 

 

ギシギシギシギシ・・・

 

マジョリーナ「な、なん・・・?」

 

 

 

ドバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!

≪まるで大洪水のごとく扉を破って押し寄せてきたものは邪悪なエネルギーの奔流、止めどない量の膨大な闇のエネルギーがマジョリーナの部屋はおろか城全体を埋め尽くしていって≫

 

 

マジョリーナ「な、なんだわさぁぁぁぁああ!?」ゴボゴボゴボゴボ

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

ギルティ『“ダークラウンド”』

 

≪ギルティの両手両足から溢れ出る闇のエネルギーは城全体を包み込みバッドエンド城を漆黒に染め上げていく。そして階下まで邪悪なる波が行き届いたことを感知したギルティは、ポツリと一言≫

 

 

 

ギルティ『“ゼロ”』

 

≪破滅の引き金を呟いた≫

 

 

 

 

 

ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガァァァァァァァァァァァアン!!!!!!!

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・

 

 

 

バッドエンド王国-城跡

 

 

バサッバサッバサッ

≪跡形もなく崩れ落ちたバッドエンド城。膨大な闇のエネルギーによる大爆発によって城は原型を留めることなく崩壊し、城の周囲にまで大きなクレーターができるほどに粉々に落城してしまって。そして漆黒の羽を伸ばしバッドエンド城の上空を愉快気に空を舞っている少女がひとり-≫

 

 

ギルティ「あはっはははははははははは!すごい!すごいすごいすごい!」

 

ギルティ「セカイが・・・セカイがこんなにも・・・キレイに見えるなんて」

 

ギルティ「これだ・・・これ・・・これが・・・」

 

ギルティ「わたしの・・・チカラだ!!!」

 

ギルティ「なによりも・・・だれより強い・・・」

 

ギルティ「わたしに敵うやつなんかいない・・・わたしの邪魔をするやつはいない!!」

 

ギルティ「わたしの・・・」

 

 

 

ギルティ「わたしのチカラだッ!!!」

 

 

 

ギルティ「あははっははは・・・あはははっはははははは♪」

 

ギルティ「あはははははははははははっはははははははははははは♪」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

ひみつ基地-

 

 

れいか「では、みなさん」

 

なお「うん。明日だね」

 

あかね「いよいよ・・・やな」

 

やよい「うん・・・」

 

みゆき「・・・」

 

あかね「みゆき、だいじょぶか?」

 

みゆき「え、う、うん。だいじょうぶ!だいじょうぶっ」

 

なお「・・・みゆきちゃん」

 

あかね「みゆき、心配しぃなや。みゆきのことも、みんなのことも・・・」

 

なお「うん。きっと守るよ」

 

れいか「はい・・・全身全霊をもって」

 

やよい「うん・・・わたしも。わたしもがんばるっ」

 

あかね「っちゅーわけやっ♪」

 

みゆき「・・・みんな」

 

 

みゆき「ありがとうっ♪」

 

 

 

なお「それじゃあ、今日はもう帰ろうか」

 

れいか「ええ、そうですね・・・」

 

やよい「・・・れいかちゃん?どうかしたの?」

 

れいか「い、いえ・・・なんでもありません」

 

あかね「明日は決戦や。しっかり休まなあかんで」

 

れいか「・・・はい」

 

みゆき「じゃあ・・・みんな」

 

なお「うん」

 

やよい「・・・うん」

 

あかね「・・・せやな」

 

れいか「・・・はい」

 

 

みゆき「また・・・明日っ」

 

 

 

「「「「明日っ」」」」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

バッドエンド王国-上空

 

 

ギルティ「さぁて・・・♪」

 

ギルティ「次は・・・あっちか」

 

ギルティ「あははははは・・・待ってろよ『光』のやつ・・・」

 

ギルティ「受けた借りは・・・何倍にもして、返さなくっちゃねぇ・・・?」

 

ギルティ「たっ~ぷりと・・・悪夢を見せてやるよ」

 

 

 

ギルティ「あはは・・・あははははは♪」

 

ギルティ「あはっはははは・・・あはははっはははははは♪」

 

 

ギルティ「プリキュアだろうがバケモノだろうが・・・関係ねぇ」

 

ギルティ「アイツらみ~んな・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギルティ「皆殺しだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continued...

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