-バッドエンド王国
マジョリーナ「・・・ということがあったんだわさ」
みゆき「・・・」
マジョリーナ「キュアギルティはパワーアップするわ、城は壊されるわ・・・もう散々だわさ」
みゆき「・・・そんなことがあったんなんて」
みゆき「じゃあ・・・ウルフルンも、アカオーニも・・・?」
マジョリーナ「アカオーニはやられちゃっただわさ・・・ウルフルンも・・・たぶん・・・だわさ」
みゆき「そんな・・・」
マジョリーナ「この分じゃピエーロ様も消えちゃってるだわさ・・・もうバッドエンド王国はおしまいだわさー!」
みゆき「・・・でも、そんなことがあったのによく無事だったね」
マジョリーナ「あぁ、あたしはこのカタクナールを飲んでなんとか生き延びたんだわさ」
みゆき「カタクナール?」
マジョリーナ「これだわさ!飲めばどんなものでもダイヤモンドより堅くなる優れものだわさ!」ヒョイ
みゆき「へぇ~・・・」
マジョリーナ「ほんとはお前たちを倒すために使うハズだったんだわさ。それがこんなことになるなんて・・・思わなかっただわさ」
みゆき「マジョリーナ・・・」
マジョリーナ「帰る家もないし・・・ピエーロ様もいないだわさ」
みゆき「・・・」
マジョリーナ「もーどうすればいいかわかんないだわさー!!」
みゆき「・・・」
マジョリーナ「だいたいなんなんだわさアイツは!やっぱりお前たちの仲間じゃないんだわさ!?」
みゆき「ち、ちがうよっ」
マジョリーナ「あんなことするプリキュアがいるなんて聞いてないだわさー!」
みゆき「わたしたちだって・・・あの子を止めるために来たんだよ。てっきりここにいると思ってた」
マジョリーナ「あんなヤツと一緒にいたなんて、今は考えただけでもゾッとするだわさ!」
みゆき「じゃあ、なんであなたたちはキュアギルティと一緒に?」
マジョリーナ「ジョーカーが勝手に連れてきたんだわさ!あたしらはなーんにも知らなかっただわさ!」
みゆき「そう、なんだ」
マジョリーナ「自分で連れてきておいてやられちゃってたら世話ないだわさ・・・。大バカだわさ!」
みゆき「そんな言い方しなくても・・・」
マジョリーナ「いーや言わせてもらうだわさ!だいたいあいつはいっつもいっつもコソコソ隠れて・・・」
?「・・・」ガサッ
みゆき「あ、サニー・・・」
サニー「一通り見てみたけど、あかんな。誰もおらんわ」
みゆき「そっか・・・」
みゆき「って!そうだ!のんびりしてる場合じゃなかったよ!サニー!」
サニー「・・・?どないしたんや」
みゆき「実は・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・
サニ-「なんやて!?ギルティがうちらの世界に戻っとる!?」
みゆき「そうみたい・・・っ」
サニー「・・・くっ!それいつや!」
みゆき「え、えっと・・・いつごろなの!?」
マジョリーナ「そんなの知らないだわさ。あたしが気を失う前のことだわさ」
みゆき「じゃ、じゃあ・・・もう何時間かは経っちゃってるってこと、だよね」
サニ「・・・ちょい待ち」
みゆき「え?」
サニー「“気を失う前”?」
マジョリーナ「あっ」
サニー「あんた・・・やっぱなんか知っとったんやなっ」ガッ
マジョリーナ「ひ、ひぃぃ・・・」
サニー「なんでそんな大事なこともっと早よぉ言わへんのやっ!」グイッ
マジョリーナ「そ、そんなこと言ったって・・・お前たちこそアイツの仲間かもしれな・・・」
サニー「誰があんなやつの仲間や!!もっぺん言うてみぃ!!」
マジョリーナ「ひぃっ」
サニー「言うたよなぁ!さっさと言わへんのやったらっ・・・!!」ググッ
マジョリーナ「や、やめるだわさぁぁっ」
みゆき「サニー!」
サニー「・・・っ」
みゆき「今はそんなことしてる場合じゃないよ!」
サニー「・・・」
みゆき「はやく戻らないと!みんなが危ないかもしれないんだよ!?」
サニー「・・・」
みゆき「あかねちゃん・・・っ!!」
サニー「・・・く。マジョリーナ・・・覚えときぃや」
マジョリーナ「・・・ほっ」
サニー「・・・みゆき」
みゆき「うん。もう行こう」
サニー「・・・」コクッ
サニー「急いで戻んでっ!!」ダッ
みゆき「う、うんっ」タタタッ
マジョリーナ「ちょ、ちょっと待つだわさ!」
みゆき「・・・えっ」タタッ
マジョリーナ「そ、その・・・」
みゆき「なに?」
マジョリーナ「あいつはトンデモないやつだわさ」
みゆき「う、うん」
マジョリーナ「ウルフルンも、アカオーニも、ジョーカーやられちゃっただわさ・・・」
みゆき「・・・」
マジョリーナ「か、かたきを討ってくれ・・・とはいわないだわさ?た、ただ・・・」
マジョリーナ「あたしは・・・怖くて逃げちゃっただわさ。なんにもできなかっただわさ」
みゆき「・・・」
マジョリーナ「だから・・・その・・・あぁ・・・えーっと・・・」
マジョリーナ「あぁー・・・うぅー・・・」
みゆき「・・・」
マジョリーナ「・・・おねがい、だわさ」
みゆき「・・・」
マジョリーナ「あ、あんなやつがいたら世界はめちゃくちゃになるだわさ!あんなやつに好きにさせるなだわさ!」
みゆき「マジョリーナ・・・」
マジョリーナ「プリキュアなら勝つだわさ!勝てだわさー!!」
みゆき「・・・ぁ」
マジョリーナ「・・・うぅ」
みゆき「ぷっ・・・あはは」
マジョリーナ「な、なにがおかしいだわさ!?」
みゆき「あはは・・・うん。わかったよ」
マジョリーナ「はぁ?」
みゆき「ありがとう、マジョリーナっ」
マジョリーナ「な、なんで礼なんか言うだわさー!」
サニー「みゆき!はよしぃ!!」
みゆき「う、うんっ」タッタッタッ
マジョリーナ「あ、ちょっ」
みゆき「それじゃあね!マジョリーナ!」
マジョリーナ「・・・」
マジョリーナ「行っちゃっただわさ・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・
バッドエンド王国-荒野
みゆき「はぁっはぁ・・・っ」
サニー「ここらへんやったな・・・」
みゆき「う、うんっ・・・はぁ・・・」
サニー「たしか、スマイルパクトをつこて・・・」
みゆき「ポップからバッドエンド王国から戻れる方法、聞いといてよかったね」
サニー「せやな・・・」
みゆき「・・・」
サニー「・・・じゃあ、開くで」フワァァアアン
みゆき「・・・待って。サニー」
サニー「なんや。なんか忘れもんか」
みゆき「ううん、そうじゃないけど」
サニー「やったら・・・」
みゆき「・・・」
サニー「・・・みゆき?」
みゆき「・・・サニー」
サニー「ん?」
みゆき「なにがあったの?」
サニー「・・・」
みゆき「なにか、あったんだよね?」
サニー「・・・」
みゆき「今朝から・・・ずっとおかしいし」
サニー「・・・なんもない」
みゆき「うそだよ・・・。ねぇ・・・なにがあったの?」
サニー「なんもないって・・・」
みゆき「あかねちゃん!」
サニー「みゆきっ!!」
みゆき「・・・っ」
サニー「おねがい・・・おねがいやから・・・」
サニー「・・・聞かんとって」
みゆき「あかねちゃん・・・」
サニー「・・・」
サニー「・・・いくで」スッ
みゆき「・・・っ」パシッ
サニー「・・・みゆき?」
みゆき「ダメだよ・・・あかねちゃん」
サニー「え・・・」
みゆき「このままなんて・・・ダメだよ。行かせられない」
サニー「・・・みゆき」
みゆき「あかねちゃん、前に言ってくれたよね。わたしのこと、大事な友達だって・・・」
サニー「・・・」
みゆき「友達なら・・・どんなことでも話すって。なんでも遠慮するなって」
サニー「・・・」
みゆき「あずさ先生にも、口止めしてくれてたんだよね。キュアギルティが、お父さんを殺した犯人だったってこと・・・」
サニー「・・・ぁ」
サニー「(言ってもぉたんか・・・言うなってゆーたのに・・・)」
みゆき「そんなことしたのは・・・わたしのためなんだよね?わたしに気をつかってくれたんでしょ・・・?」
サニー「それは・・・」
みゆき「ありがとう、あかねちゃん」
サニー「・・・」
みゆき「わたしね。お父さんが死んじゃった日・・・みんながね、病院に来てくれたとき、わたしすっごく嬉しかった。すっごくホっとしたんだ」
みゆき「お母さんも倒れちゃって・・・もうわたし、ひとりぼっちになっちゃったって・・・すごく不安で。どうしようもなくて・・・」
サニー「・・・」
みゆき「やよいちゃんたちが会いに来てくれて・・・あかねちゃんも、今までどおり接してくれて・・・。あぁ、わたしはひとりじゃないんだなぁって・・・思えたんだよ」
みゆき「だから・・・だからね。どんなことになったとしても・・・わたしには、みんながいてくれたことがすっごく・・・すっごく嬉しかったんだ」
みゆき「悩みがあるなら打ち明けられる・・・不安も、悲しいことも、ぜんぶ話して痛みをわかちあってくれる・・・そんなみんなのこと、わたし・・・すごく感謝してる」
みゆき「だから・・・」
みゆき「だからね、あかねちゃん・・・」キュッ
サニー「・・・」
みゆき「わたしにも・・・なんでも話して?」
サニー「みゆ・・・き・・・」
みゆき「わたしも・・・あかねちゃんの力になりたいよ」グッ
サニー「・・・」
みゆき「・・・」
サニー「・・・はぁ」
みゆき「あかね、ちゃん」
サニー「みゆき・・・うち」
サニー「うちな・・・」
サニー「ほんまもんの・・・アホやねん」
みゆき「え・・・?」
サニー「守りたいもんがあるから・・・戦うって決めたはずやのに・・・」
サニー「みんなと一緒に・・・町も・・・人も・・・助けれる思てたのに・・・」
サニー「ほんま・・・どうしようもないわ・・・ぐす」
みゆき「あかね・・・ちゃ・・・」
サニー「みゆき・・・」
サニー「みゆきぃ・・・」ギュッ
みゆき「・・・ぁ」
サニー「げんきが・・・」
サニー「げんきが・・・死んでもぉたよぉ・・・」
みゆき「え・・・」
サニー「ひっ・・・う、あ・・・あぁ・・・」
みゆき「あ・・・あかね、ちゃ・・・」
サニー「うあぁぁぁぁああああああああああんっ」
みゆき「うそ・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・
れいかの部屋-
フワァァアアアアン・・・
ポップ「っと」スタッ
キャンディ「クルッ♪」ポテッ
ポップ「ここがれいかどのの家で間違いないでござるか・・・?」
キャンディ「クルっ♪そークル♪おっきークルー♪」
ポップ「このような場所が・・・」
キャンディ「クル・・・?」
ポップ「・・・れいかどの!おられるでござるかっ!?」
キャンディ「・・・れいかー♪迎えにきたクルーっ♪」
ポップ「部屋にはおられんようでござるな・・・」
キャンディ「おかしークルー?」
ポップ「ああ、それにこの・・・さっきからまとわりつく妖気はいったい・・・」
キャンディ「おにーちゃん、どうしたクル?」
ポップ「キャンディは感じぬでござるか・・・?この周囲に漂う嫌な空気を・・・」
キャンディ「クル・・・キャンディ、いやなきぶんになってきたクル・・・」
ポップ「うむ・・・いったいなにが・・・」
キャンディ「お、おにいちゃん・・・こわいクルぅ・・・」
ポップ「キャンディ、拙者から離れてはダメでござるよ?」
キャンディ「クル・・・」
ポップ「にしても、部屋に間違いがないのなら、れいかどのはどこへ・・・」
キャンディ「れいか・・・どこいったクル・・・?」
ポップ「すこし、調べてみるでござるよ」タタッ
キャンディ「クル・・・」
ポップ「家の者に気づかれぬよう、慎重に・・・」
?「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
ポップ「・・・!?」
キャンディ「クルっ!?」
ポップ「今の声は・・・っ」
キャンディ「れいかクルぅー!!」トトッ
ポップ「キャンディっ!!」タッ
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・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・
れいかの家-居間
れいか「あ・・・あぁ・・・ぁ」
静子「―――」
れいか「お、おかあ・・・さま・・・」
れいか「そ、そんな・・・そんなの・・・うそです・・・」
れいか「お母様まで・・・そ、そんな・・・」
静子「―――」
れいか「お母さまぁぁぁあっ!!」
れいか「お母様!!お母様ぁ!!め、目を・・・目を開けてくださいっ!!」
れいか「お、お兄様・・・お母様ぁ・・・っ!!」
れいか「いやぁぁぁぁあああっ!!」
キャンディ「れいかーっ!」タタッ
ポップ「れいかどのっ」
ポップ「れ、れいかどの・・・これは・・・」
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・・・・・・・・・・・・・・
・・・
バッドエンド王国-荒野
みゆき「そんな・・・げ、げんき君が・・・」
げんき『オレのなんてぜんぜん!へっちゃらやで!ただの検査入院ってやつや!』
げんき『いやほんま!もうぜんっぜんイタないわ!』
げんき『だいじょーぶ余裕や・・・っつうっぅうううう!!』
げんき『う、うれし泣きや・・・!』
げんき『みゆきちゃん・・・すごいな。ほんま』
みゆき「どう、して・・・」
サニー「そんなん・・・ひっく・・・決まっとる!」
サニー「あいつや・・・ギルティが・・・」
サニー「ギルティがげんきを・・・っ!!」
みゆき「あかね・・・ちゃん・・・」
サニー「すまん・・・」
みゆき「え・・・?」
サニー「うちは・・・みゆきに、謝らなあかん・・・」
みゆき「どうして・・・」
サニー「うちは・・・みゆきのお父ちゃんが死んでしもた時・・・ほんまは・・・」
サニー「ほんまは心のどっかで・・・ホッとしとったんや・・・」
みゆき「・・・え」
サニー「うちの家族やなくてよかったて・・・お父ちゃんやなくてよかった、て・・・」
サニー「お母ちゃんやげんきやなくてよかったて・・・」
サニー「心のどっかで思っとった・・・」
みゆき「・・・ぁ」
サニー「みゆきのことが可哀想やて・・・こんなことないて、ほんまに・・・ほんまに腹たった」
サニー「でも・・・心のどっかでは、他人事やて・・・思っとったんや」
みゆき「あかねちゃん・・・」
サニー「友達やのに・・・友達が困ってんのに・・・」
サニー「うちはなんもできんで・・・うちやなくて良かったて安心しとったんや・・・っ」
みゆき「・・・」
サニー「みゆきの気持ちを理解してた気になって・・・」
サニー「そんなん・・・あるわけあらへん・・・」
サニー「うちは・・・」
サニー「うちはっ!!」
サニー「最低やっ!!!!」
みゆき「・・・」
サニー「みゆき・・・ごめん・・・ごめんな」
サニー「みゆきのお父ちゃんが死んでもぉた時・・・あんだけみゆきのこと助けたるって言うたのに・・・」
サニー「いざ自分が同じ立場んなったらこれや・・・」
サニー「うちはほんま・・・どうしようもない・・・ドアホや・・・」
みゆき「あかねちゃん」
サニー「ひっく・・・ぐす・・・」
みゆき「あかねちゃんは・・・最低なんかじゃないよ」
サニー「う・・・ぐず・・・」
みゆき「あかねちゃんは最低なんかじゃない」
サニー「う、うっぁ・・・ひっく・・・」
みゆき「だって・・・っ」
みゆき「だって・・・げんき君が死んじゃったなんて・・・そんなっ・・・!」
みゆき「そんなの酷すぎるよっ!!」
みゆき「許せないよ・・・ぜったい許せないっ!!」
サニー「み、みゆき・・・」
みゆき「そんな・・・そんな悲しいことになってたんて」
みゆき「ごめんね!気づいてあげられなくて・・・ごめんね、あかねちゃんっ」
サニー「みゆ・・・」
サニー「・・・ぁ」
みゆき『れいかちゃん。ごめんね・・・ひとりで戦わせて・・・辛かったよね、苦しかったよね。ごめんね、一緒に戦ってあげられなくて・・・』
サニー「みゆき・・・なんであんたは・・・」
みゆき「自分の家族で死ななくてよかったとか・・・安心したとか・・・」
みゆき「そんなの・・・思うのは当然だよ!!」
サニー「なんで・・・っ」
みゆき「わたしのことなんて・・・どうでもいいよ・・・っ」
サニー「なんでそんな・・・優しいんねん・・・」
みゆき「あ、あかねちゃぁぁぁん・・・」
サニー「なんで・・・なんでみゆきが泣いとんねん・・・」
みゆき「ありがとぉ・・・来てくれて・・・ありがとぉ・・・っ」
サニー「・・・っ」
みゆき「つらいよね・・・っ!そんな・・・そんなことあったなんて・・・わたし・・・わたしっ・・・」
サニー「(うちは・・・ただギルティが許せんくて・・・げんきの仇討ちたくて・・・)」
サニー「(みゆきのことなんて・・・なんも考えとらんかったのに・・・)」
サニー「みゆき・・・」
サニー「うちは・・・ほんまにドアホや・・・っ」
みゆき「あかねちゃぁぁあん・・・っ」
サニー「みゆきぃぃ・・・っ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・
サニー「みゆき・・・」
みゆき「・・・うん?」
サニー「ごめんな・・・うち・・・」
みゆき「ううん・・・いいよ、ぜんぜん・・・」
サニー「・・・」
サニー「うちは・・・ギルティを許せへん・・・」
みゆき「うん・・・」
サニー「殺してやりたい・・・」
みゆき「うん・・・」
サニー「げんきの仇を・・・討ちたい・・・」
みゆき「・・・うん」
サニー「・・・」
サニー「みゆきは・・・」
みゆき「え・・・?」
サニー「みゆきは・・・どうなんや?」
みゆき「・・・わたし?」
サニー「みゆきは・・・お父ちゃんの仇、討ちたくないんか?」
みゆき「・・・」
みゆき「わたしは・・・」
サニー「・・・」
みゆき「・・・」
みゆき「わたしも・・・憎いよ」
みゆき「わたしも、ギルティのことが憎い」
サニー「・・・」
みゆき「これは・・・間違いないと、思う」
サニー「うん」
みゆき「でも・・・でもね」
みゆき「仇を討つとか・・・そうゆうことは、考えてないんだ」
サニー「え・・・」
みゆき「そうゆうことは・・・うん、考えてない」
サニー「なんでっ」
みゆき「あずさ先生にも言われたんだけどね。仇討ちみたいなことはやめなさいって」
みゆき「最初言われたときは、ちょっとカチンときたんだけどね。なにがわかるんだーって」
みゆき「でもそれはね。わたしが仇討ちをしたいから・・・とかじゃなくってね」
みゆき「まるでわたしがそうするんだって決め付けられてたみたいで・・・すこし、怒っちゃって」
みゆき「わたしは・・・そんなことするつもり、全然ないよ」
サニー「みゆき・・・」
みゆき「ギルティのことは・・・許せない。本当に。それは間違いじゃないけど・・・」
みゆき「もし・・・わたしがギルティを倒して、仇を討っても・・・」
みゆき「それはきっと・・・」
みゆき「ハッピーエンドじゃないよ」
サニー「・・・」
みゆき「ごめんね。あかねちゃんのこと・・・間違ってるって言ってるわけじゃないんだ」
みゆき「ただね・・・ただ・・・仇討ちって、そんな・・・なんだか」
みゆき「悲しい・・・かなって」
サニー「・・・」
サニー「ふぅ・・・」
みゆき「あはは・・・それに、仇討ちって、よくわかんないし」
サニー「・・・」
サニー「甘いな・・・みゆきは」
みゆき「え・・・」
サニー「ほんま・・・甘い。優しすぎるわ・・・」
みゆき「そう、かな」
サニー「せや。ほんま・・・」
サニー「でも、そこがみゆきのエエとこやねんな」
みゆき「あかねちゃん・・・」
サニー「・・・」スッ
みゆき「・・・?」
サニー「すぅぅ・・・」
サニー「アホンダラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!」
サニー「はぁぁ・・・はぁぁっ・・・はぁっ・・・」
みゆき「あ、あかねちゃん?」
サニー「はぁぁ・・・はぁぁっ・・・はぁっ・・・うしっ」
サニー「ちょっと・・・スッキリした」
みゆき「えっと・・・」
サニー「みゆき!」
みゆき「え、は、はいっ」
サニー「うちは、げんきの仇討つで。だれがなんと言おうとやっ」
みゆき「う、うん」
サニー「でも・・・」
サニー「殺したりなんかせぇへん・・・ボコボコにぶっ飛ばす」
みゆき「あかねちゃん・・・」
サニー「げんきが殺されて・・・ほんまは・・・ほんまはめっさ殺してやりたい・・・けどっ」
みゆき「・・・」
サニー「うちはみゆきが正しいって思う」
みゆき「・・・あかねちゃん」
サニー「みゆきの言うハッピーエンド・・・正直、今はぜんぜん考えられへんけど・・・」
サニー「でも・・・うちかて・・・それ、目指したいっ」
みゆき「ぁ・・・」
サニー「せやから、あくまでもアイツは・・・うちの拳でシバキ倒したる」
みゆき「う、うん・・・っ」
サニー「・・・これでもええか?」
みゆき「うん・・・うんっ」
サニー「いくで、みゆき」
みゆき「うんっ!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・
ふしぎ図書館-
サニー「・・・っと」スタッ
みゆき「しょっと」
サニー「せやったら、ずっとやよいたちも来てへんかったんか・・・」
みゆき「うん。だからどうしたんだろうって心配してたんだ・・・」
サニー「そか・・・やよいたちにも何かあったんか・・・」
みゆき「心配だよ・・・」
サニー「今んとこ・・・誰も来てへんみたいやな」キョロキョロ
みゆき「ポップたちまで、どこ行っちゃったんだろ・・・」
サニー「・・・」
サニー「しゃぁない。うちらでみんなの家行って様子を・・・」
ガサッ
みゆき「え」
サニー「ん・・・?」
ピース「・・・」
みゆき「あっ!ピース・・・っ!」
サニー「なんやピース・・・ちゃんと来とるやんか」
みゆき「はぁ・・・よかったぁ・・・」
サニー「もぉ変身までして、準備万端やな」
ピース「・・・」
みゆき「ピース!もぉ心配しちゃったよぉっ」タタタッ
ピース「ないで・・・」
みゆき「え・・・?」
ピース「こないでっ!!」
みゆき「えっ」
サニー「な、なんや・・・ピース?」
ピース「・・・の・・・だ」
みゆき「え・・・?」
サニー「・・・ピース?どないしたんや?」
ピース「みゆ・・・のせい・・・だ」
みゆき「ピ、ピース・・・?」
ピース「・・・み、みゆきちゃんの」
ピース「みゆきちゃんのせいだ・・・」
みゆき「やよい・・・ちゃん?」
仲間たちとの思い出の場所であり、決戦を控える待ち合わせ場所でもあるみゆきたちのひみつ基地。
大きな木の陰から現れたピースの姿に胸を撫で下ろしたみゆきだったが、ピースの顔は今まで見たこともないほどに陰鬱な表情に曇っていて、酷く不安定なものだった。
ピース「みゆきちゃんのせいで・・・」
前髪に隠れた表情はよく見えず、鬱々と誰かに言い聞かせるように呟いた言葉とともにピースは両腕をみゆきに向かって突き出した。瞬間-
ピース「ママが死んじゃったんだあああああああああああああああああああ!!」
不安と怒りを露わにしたキュアピースの手から放たれた雷撃が-
みゆき「え―――」
みゆきを襲った-。
To be continued...
前回、前々回とギルティサイドでの話が進んでいったので
今回からは主人公サイドでの話が展開していきます。
しかし、なんつーか。
みゆきちゃん成長しまくりですね!響以上のメンタルになってるんじゃないだろうか!
みゆきのおかげで怒りや憎しみが少し軽減されたあかねちゃん。よかったよかった。
そして、そんなこといってる間に新たなる試練が!
ギルティを討伐しに行こうって言ってるだけなのに
そこに辿り着くまでにどんだけトラブルが待ち受けてんだっつーハナシですね(笑)
そんなわけで、憎しみに囚われたキュアピースが牙を剥きます。きゃー!