キュアハッピー「キュアギルティ・・・」   作:4度°

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お久しぶりです。
更新にかなり時間がかかってしまいましたが、ここから定期的にあげていきたいと思います。


第22話【雷鳴】

ふしぎ図書館-

 

 

バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリィィィイイイイイイイイイッ!!!

 

 

みゆき「え―――」

 

サニー「みゆきぃぃい!!」ダダッ

 

みゆき「ぁ・・・っ」ガバッ

 

ピース「・・・っ」

 

 

ピシャァァァアアアアアアアアン!!!!ドガガガガガガガアアアアアアアアアンッ!!!!!!!!

≪激しい電撃がみゆきたちはおろか、辺りいっぱいに降り注ぎバチバチと火花を散らしながら燃え上がっていく≫

 

 

ピース「はぁっ・・・はぁっはぁっ・・・」

 

ピース「はぁ・・・ぁ・・・ぁ・・・」

 

ピース「・・・」

 

ピース「ママ・・・」

 

 

ちはる『おいしいわぁ♪やよいもほんとに料理が上手になったわねぇ♪』

 

 

ピース「ママぁ・・・」

 

 

ちはる『じゃあ今度の休みに、パパとの思い出の場所に行きましょうか♪』

 

 

ピース「ひっく・・・ぐす・・・う、ぁぁ・・・っ」

 

ピース「マ、ママぁ・・・っ」

 

 

サニー「こらぁぁああ!ピースーっ!!」

 

 

ピース「・・・っ!」

 

みゆき「はぁ・・・はぁ・・・」

 

サニー「けほ・・・えほっ・・・なにやっとんねん!!アホかぁ!!」

 

みゆき「はぁっはぁ・・・あ、危なかった・・・ありがとう、あかねちゃん」

 

サニー「はぁ・・・はぁ・・・間一髪やったな・・・けほっ」

 

みゆき「う、うん・・・」

 

サニー「にしても・・・っ」

 

ピース「・・・」

 

サニー「ピース!いったい何考えとんねん・・・っ」

 

ピース「・・・」

 

ピース「みゆきちゃんが悪いんだよ・・・」

 

サニー「・・・なんやて?」

 

ピース「みゆきちゃんが悪いんだ・・・」

 

みゆき「ぇ・・・」

 

ピース「みゆきちゃんが・・・あの子を怒らせたんだよ・・・」

 

みゆき「やよい・・・ちゃん?」

 

ピース「わたしは・・・わたしは別に良かったんだよ。言うこと聞くのはすっごくいやだったけど・・・それでもママを失うより全然いい・・・わたしがガマンすればいいだけだって思ってた・・・なのに」

 

ピース「みゆきちゃんがあの子に勝ったりなんかしたから・・・」

 

ピース「あの子を・・・怒らせたんだ」

 

サニー「ピース、あんた何言うて・・・」

 

ピース「あの子を怒らせたから・・・怒らせたりなんかしたから・・・っ」

 

ピース「ママが死んじゃったんだッ!!!」バッ

 

みゆき「っ!!?」

 

サニー「ピースっ!!やめ・・・っ!!」

 

 

バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリィィイイイイイイッ!!!!!

 

 

みゆき「きゃぁぁぁぁああっ!!」

 

サニー「うっく・・・み、みゆきぃぃっ!!」

 

ピース「はぁっはぁっはぁ・・・っ」

 

サニー「ピース!もうやめぇやっ!!」

 

ピース「・・・っ」

 

サニー「こんなことして・・・なんになんねんっ!!」

 

ピース「・・・るさい」

 

サニー「あんたが怒るんはみゆきちゃう!!アイツやろ!!」

 

ピース「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい・・・っ!!」

 

サニー「ピース!!」

 

ピース「うるさぁぁぁぁぁああい!!!」

 

 

バリリリリリリリリリリリリイイイィィィイイイイイイイイイイイッ!!!!!

 

 

サニー「・・・うぁっ!!」バッ

 

ピース「あかねちゃんになにが・・・」バチバチバチッ

 

サニー「ピース・・・っ」

 

ピース「なにがわかるって言うのよぉっ!!」バリリリッ

 

サニー「・・・!!」

 

 

げんき『・・・約束やぞ』

 

 

サニー「(げんき・・・)」

 

ピース「わたしのきもちなんか・・・!!」

 

サニー「くっ・・・」

 

ピース「知らないくせにっ!!」ビリリリリッ

 

サニー「この・・・アホォ・・・っ!!」ダダッ

 

ピース「・・・っ!!」バッ

 

サニー「“プリキュア・・・ッ”」

 

ピース「“ピースサンダァァァアアアー!!!”」

 

サニー「“サニーファイヤァァアアッ!!”」

 

 

 

ドガガガガガガガガガアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!

≪雷と炎が混ざり合った瞬間、けたたましい爆発音とともにモクモクとした視界を覆うほどの粉塵が巻き起こって2人の姿が消えてしまう≫

 

 

ピース「うっく・・・」ジリジリ

 

サニー「だぁぁぁあああっ!!」ダダッ

 

ピース「・・・っ!?」

 

サニー「ピース・・・っ!!」ガシッ

 

ピース「・・・っ」ダンッ

 

サニー「目ぇ醒ましいやっ」

 

ピース「ぅあ・・・はぁっは・・・っ」

 

サニー「こんなこと・・・なんになんねんっ!」

 

ピース「・・・っ」

 

サニー「うちかて・・・うちかてなぁ・・・!!」

 

ピース「はなして・・・」

 

サニー「やよい・・・っ!!」

 

 

ピース「はなしてよぉっ!!」バチバチバチッ

 

 

サニー「あっつ・・・っ」ビリリッ

 

ピース「はぁっ・・・はぁっはぁ・・・」

 

ピース「わたしには・・・わたしには・・・ママしかいないんだよ・・・」

 

ピース「あかねちゃんたちみたいに・・・お父さんもいない、兄弟だっていない・・・っ」

 

サニー「・・・っ」

 

ピース「ママしか・・・いなかったのに・・・っ!!」

 

ピース「それを・・・こんな、こんなの・・・やだ・・・絶対やだもん・・・っ!!」

 

サニー「やからって・・・それをみゆきにぶつけるんは違うやろっ!?」

 

ピース「みゆきちゃんだよ・・・っ!みゆきちゃんのせいだよ・・・っ!!」

 

サニー「アホ!!それ・・・本気で言うとるんか!?」

 

ピース「みゆきちゃんが・・・余計なことしなければよかったんだ・・・っ!!」

 

サニー「やよいっ!!」

 

ピース「うあぁぁぁああぁぁああああああああああああああっ!!!」

 

 

バリバリバリバリバリバリバリィィィイイイイイッ!!!

 

 

サニー「こっの・・・わからず屋っ!!」

 

ピース「やだぁぁぁあぁああああああ!!!」

 

サニー「その目ぇ・・・さっさと醒ましぃや!!」

 

 

 

みゆき「もうやめてぇっ!!」

 

 

 

サニー・ピース「「・・・っ!!」」

 

 

 

みゆき「どうして・・・どうしてこんな・・・」

 

サニー「みゆき・・・」

 

みゆき「やだよ・・・」

 

みゆき「友達同士で争うなんて・・・やめようよ・・・」

 

みゆき「こんなのやだよ・・・っ!!」

 

サニー「・・・」

 

ピース「・・・」

 

みゆき「やよいちゃん・・・」

 

ピース「・・・」

 

みゆき「おばさんが死んじゃったって・・・本当、なの・・・?」

 

ピース「・・・」ギリッ

 

 

ピース「本当だよ・・・」

 

みゆき「・・・っ」

 

ピース「わたしの・・・やよいの目の前で、ママは・・・」

 

 

ちはる『みゆきちゃん。よかったらうちに来ない?』

 

ちはる『そう、一緒に住むの♪育代さんが回復するまででも・・・ううん、いつまでだって構わないわ』

 

ちはる『・・・うちはいつだって来てくれていいのよ?』

 

ちはる『遠慮なんてしなくていいんだから。むしろやよいなんて喜ぶわ』

 

 

みゆき「そん、な・・・」

 

サニー「うちだけや・・・なかったんか・・・」

 

 

ピース「みゆきちゃんのせいだよ」

 

 

みゆき「・・・ぇ」

 

ピース「みゆきちゃんのせいでママが死んじゃったんだ・・・」

 

みゆき「やよ、いちゃん・・・」

 

ピース「返して」

 

みゆき「・・・」

 

ピース「ママを返してよぉ!!」バリリリリリリイリイィイッ!!

 

みゆき「きゃぁぁぁあっ!!」バチバチバチッ

 

サニー「みゆき・・・っ!!」ダダッ

 

みゆき「う・・・ぁ・・・」

 

サニー「みゆき!無事か!?」

 

みゆき「ぁ・・・は・・・」ドサッ

 

サニー「みゆき!!」

 

みゆき「だ、だいじょ・・・うぶ・・・」

 

サニー「なにが大丈夫や!!こないボロボロになっとるやないか・・・っ!!」

 

みゆき「はぁ・・・はぁ・・・」

 

サニー「・・・っ」

 

サニー「しゃぁない・・・っ」ガッ

≪電撃を受けてボロボロになったみゆきを担いで大樹の陰へと身を隠すサニー≫

 

みゆき「あ、かね・・・ちゃんっ」

 

サニー「だまっとき・・・っ」タタッ

 

ピース「まって・・・待ってよ・・・っ!!」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

ピシャァァァアアアアンッ!!ガガガガガガガァァアアアンッ!!

≪まるで雷神の如く電撃を放ちあたりを火花で散らしていくピース。耳を塞ぎたくなるほどの落雷音が静かなふしぎ図書館の世界に木霊して・・・≫

 

 

サニー「あかん・・・やよいのやつ、完全にキレてもぉとる・・・っ」

 

みゆき「あかね・・・ちゃん・・・」

 

サニー「みゆきはここに隠れとき・・・っ」スッ

 

みゆき「はぁ・・・はぁ・・・わ、わたしは・・・だいじょうぶ・・・」

 

サニー「ええから。やよいはうちが、なんとかする」

 

みゆき「ま、まって・・・あかね、ちゃん・・・」キュッ

 

サニー「ん・・・?」

 

 

みゆき「戦わないで・・・お願い・・・」

 

 

サニー「みゆき・・・」

 

みゆき「友達・・・なんだよ・・・?」

 

サニー「・・・」

 

みゆき「・・・」

 

サニー「わかっとる。わかっとるよ、みゆき」ギュッ

 

サニー「・・・心配せんでええ」

 

みゆき「・・・」

 

サニー「やよいは、うちにとっても大事な友達や」

 

みゆき「・・・ぅん」

 

サニー「うちかて、やよいと戦いたくなんかない」

 

サニー「せやから、みゆきは安心して・・・」

 

 

ピース「見つけた・・・」

 

 

サニー「・・・っ」

 

ピース「木の陰に隠れたぐらいじゃ・・・逃がさないんだから」

 

みゆき「やよい、ちゃん・・・」

 

サニー「・・・べつに。逃げたわけやあらへんって」

 

ピース「・・・」

 

サニー「そもそも逃げるなんて。なんで友達にそないなことせなあかんねん」

 

ピース「・・・」グッ

 

サニー「ピース・・・いや、やよい。聞き」

 

ピース「・・・」

 

サニー「やよいのおばちゃんのことは・・・悔しいと思う、残念やって・・・悲しいって思う」

 

サニー「そんなん・・・痛いぐらい・・・わかる」

 

ピース「うそだ」

 

サニー「うそなもんかい・・・やって・・・やって、うちかて・・・」

 

サニー「・・・」

 

サニー「げんきが・・・」

 

サニー「げんんきが・・・死んでしもたんやから・・・」

 

ピース「・・・え」

 

みゆき「・・・っ」

 

サニー「今朝な・・・ここに来る前に、やられた・・・」

 

サニー「病院にいとるはずやのにな・・・は、はは・・・げんきが、うちの部屋におった・・・」

 

サニー「血ぃがいっぱい出とって・・・息・・・しとらんかった・・・」

 

サニー「やよいも・・・同じなんとちゃうか・・・?」

 

ピース「・・・」

 

みゆき「そう、なの・・・?やよいちゃん・・・」

 

ピース「・・・」

 

 

やよい『おきて!おきてよ!ママぁ!目を開けてぇぇ!!やだぁぁぁああ!!』

 

 

ピース「ぅ・・・っ」

 

サニー「こんなん・・・こんなんできんのは“アイツ”だけや」

 

サニー「全部・・・全部!!なにもかも!!キュアギルティのせいや!!」

 

ピース「・・・っ」

 

 

ギルティ『あははははははっはあははははは♪』

 

ギルティ『てめぇらみたいなユージョーバカどもにわたしが止められんのかよ!あぁ!?』

 

 

サニー「やから、やよいの気持ちはわかる!!苦しいぐらいわかる!!わかってまう!!」

 

サニー「せやけど・・・せやけど、やからこそ・・・」

 

サニー「みゆきの気持ちかて・・・わかるやろ・・・?」

 

ピース「・・・ぁ」

 

みゆき「あかね・・・ちゃん・・・」

 

サニー「やよいなら・・・わかるはずやで・・・」

 

 

みゆき『お、おと、おとう、おとうさんが・・・お父さんがぁぁっ!!』

 

みゆき『うあぁぁああん!あぁっ・・・ぁぁあぁぁぁあっ』

 

やよい『みゆきちゃぁぁぁあん・・・っ』

 

 

ピース「・・・っ」

 

サニー「やよい・・・冷静になれ、なんて言わへん。うちも気持ちは同じや・・・」

 

サニー「うちも、ギルティが憎ぅて憎ぅて・・・たまらへん!」

 

ピース「・・・ぅ」

 

サニー「さっきまで・・・うちもやよいとおんなじやった・・・」

 

サニー「どんなことしてでも、げんきの仇討ったろうって・・・ギルティを・・・殺してしまおうとも、思てた・・・」

 

サニー「でもな、みゆきは・・・そんなうちのことでも、ちゃんと心配してくれんねん」

 

みゆき「・・・」

 

ピース「・・・うぅ」

 

サニー「自分かて同じ・・・いや、もっと酷いのに・・・うちの心配してくれんねんで・・・」

 

ピース「・・・ぅあ」

 

サニー「やよいかて、自分がしてることが間違ってるて・・・ほんまはわかっとるやろ!?」

 

サニー「うちら、こんなことしとる場合ちゃう・・・!!」

 

サ二ー「アイツを・・・キュアギルティを・・・」

 

サニー「とめるんや!!」

 

ピース「でも・・・」

 

ピース「でも・・・でも・・・」

 

サニー「やよい・・・っ」

 

ピース「でも・・・っ!!」

 

 

 

バキバキバキバキバキバキバキ・・・ッ

≪電撃を浴びた大樹の大きな枝が激しい音を立てながらピースの真上から落下してきて・・・≫

 

 

みゆき「・・・っ!!」

 

ピース「・・・っ!?」

 

サニー「木が・・・っ!!」

 

ピース「ぁ・・・っ」

 

みゆき「やよい、ちゃん・・・っ!!」ダダッ

 

ピース「え・・・」

 

みゆき「・・・っ!!」ダンッ

 

ピース「きゃ・・・っ」ドサッ

 

 

 

バキバキバキッ!!ドシイイイイイイイイイイイイイイインッ

≪ピースを庇おうと押し倒したみゆきたちごと巨大な大木は彼女たちの姿を隠すように大きな音を立てて地面に落下した≫

 

 

 

サニー「み、みゆき!!やよいいいい!!」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

ピース「はぁっはぁ・・・」

 

みゆき「うっく・・・」

 

ピース「ぁ・・・み、みゆきちゃんっ」

 

みゆき「ぅ・・・ぁ・・・や、やよい、ちゃん・・・」

 

ピース「ど、どうして・・・」

 

みゆき「あはは・・・よかった・・・無事、みたいで・・・」

 

ピース「・・・っ」

 

みゆき「ケガがなくて、よかったよ・・・」

 

ピース「どうして・・・どうして!?」

 

みゆき「え・・・?」

 

ピース「わた・・・わたし・・・わたし、みゆきちゃんに酷いことしたんだよ!?」

 

みゆき「う、うん・・・」

 

ピース「こんな・・・こんなことになったのだって・・・わたしのせいで・・・」

 

ピース「みゆきちゃんに攻撃して・・・ひごいこと言って・・・っ」

 

ピース「なのに、どうしてわたしのこと、助けたりなんかするの・・・!?」

 

みゆき「だって・・・」

 

 

 

みゆき「だって。友達、だもん・・・」

 

 

 

ピース「・・・っ!!」

 

みゆき「理由なんか、ないよ・・・」

 

ピース「ぇ・・・?」

 

みゆき「友達が危ない目にあってたら、誰だって・・・助けるよ」

 

みゆき「やよいちゃんは・・・わたしの大切な、友達だもん・・・」

 

ピース「みゆき、ちゃん・・・」

 

みゆき「嫌なことだって・・・悲しいことだって・・・ちゃんと言ってほしい」

 

みゆき「ちゃんと言って・・・伝えてほしいんだ」

 

みゆき「やよいちゃんの悲しいこと・・・わけてほしいんだ・・・」

 

ピース「み、みゆきちゃ・・・」

 

ピース「ひっぐ・・・ご、ごめんなさ・・・」

 

 

ピース「ごめんなさい・・・みゆきちゃん・・・ごめんなさい・・・う、うっ」

 

ピース「う・・・う・・・うっ・・・うわぁぁぁああああああああああんっ!!」

 

みゆき「・・・やよいちゃん」

 

 

サニー「みゆきー!やよいー!無事かー!?」ガサガサガサッ

 

 

みゆき「あ、あかねちゃん・・・」

 

みゆき「あかねちゃぁーん!こっちだよぉー!!」

 

 

サニー「みゆき!?ちょ、ちょお待っときやぁーっ!?」

 

 

ピース「う・・・ひっく、ぐす・・・」

 

みゆき「やよいちゃん・・・」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

サニー「っらぁぁぁああ!!」ドシィィインッ

 

みゆき「ふぁ・・・た、たすかったよぉ・・・」

 

サニー「はぁ、はぁ・・・なんか今日はこんなんばっかやなうち・・・」

 

みゆき「あはは・・・」

 

サニー「みゆき、ケガは?」

 

みゆき「大丈夫だよ。ちょっとカスっただけだから」

 

サニー「ほんまか?見せてみ・・・」クイッ

 

みゆき「もぉ、大丈夫だってば・・・」

 

サニー「ほいで、やよいは?」

 

ピース「ひっく・・・ぇ?」

 

サニー「ケガ。ないんかって」

 

ピース「な、ない・・・ょ」

 

サニー「ほぉか。よかった・・・」

 

ピース「ぅ・・・うん・・・」

 

 

ゴォォオオオオオオオオッ!!バキバキバキッ!!

≪火が燃え移った巨大な大樹が轟々とした音を立てながら燃え上がってゆく≫

 

 

サニー「って!ほっとしとる場合やない!!火事や!!」

 

みゆき「うわわわ!そ、そうだったー!!このままじゃひみつ基地が燃えちゃうよぉ・・・!!」

 

サニー「どないかせんと・・・っ」

 

ピース「・・・」

 

みゆき「しょ、しょうぼうしゃしょうぼうしゃー!!」

 

サニー「アホ!こんなとこに呼べるかい!!」

 

みゆき「じゃ、じゃあ水!水水!!」

 

サニー「消火器とかなんかなかったんか・・・!!」

 

みゆき「うわぁぁ!い、家からもってくるとか・・・!!」

 

サニー「そないな時間ないって・・・!!」

 

みゆき「でも!なんとかして火を消さなくっちゃ・・・!!」

 

サニー「火を・・・消す・・・」

 

サニー「せや・・・!!せやった!!」グッ

 

みゆき「え・・・」

 

サニー「消せばええねん・・・消せば・・・っ!!」

 

みゆき「や・・・やよいちゃん!?」

 

サニー「え・・・や、やよい!?」

 

 

ピース「・・・」

≪ピースはのろのろとした足取りで依然として勢いを増していく炎上した大樹に向かって歩き出していって・・・≫

 

 

みゆき「やよいちゃん!どこ行くの!?」

 

ピース「・・・」

 

みゆき「やよいちゃん・・・っ!!」

 

 

ピース「・・・みゆきちゃん」

 

 

みゆき「・・・ッ」

 

ピース「ごめんね・・・ひどいことして。本当に・・・ごめんなさい」

 

みゆき「やよいちゃん・・・っ」

 

ピース「ほんとはね、わかってたんだ。あかねちゃんの言うとおり・・・ママが死んだのは、みゆきちゃんのせいじゃないって・・・」

 

ピース「そんなこと・・・わかってたはずなのに・・・」

 

サニー「やよい・・・っ」

 

ピース「でも、でもね・・・とめられなかったの・・・」

 

ピース「なんでもいいから・・・なにかのせいにしなくっちゃって・・・ママが死んだことが受け入れられなくて・・・」

 

ピース「そうしなくちゃ・・・そうしなくっちゃ・・・壊れちゃいそうだったから・・・」

 

ピース「最低、だよね・・・」スッ

 

みゆき「やよいちゃんっ!!」タッ

 

ピース「こないでっ」

 

みゆき「・・・っ」

 

ピース「ごめんね・・・みゆきちゃん。ごめんね・・・」

 

ピース「ごめんなさい・・・わたし・・・」

 

 

ゴォォォオオォォォォオォォッゴォォオォォオッ!!バキバキバキッ・・・!!

 

 

ピース「ママがいなくちゃ・・・ダメなの・・・」

 

 

ボォォオィオウ!!バキバキバキッ・・・

 

 

ピース「だから・・・もう・・・」

 

みゆき「やよ、いちゃん・・・?」

 

ピース「一緒に戦ってあげられなくて・・・ごめんなさい」

 

みゆき「やだ・・・やだよ・・・」

 

ピース「・・・」

 

みゆき「行かないで・・・」

 

ピース「・・・」

 

 

 

みゆき「行かないでぇぇええええ!!!」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

ピース「ママ・・・いま、行くから・・・」フワァァアアン

 

やよい「やよいを置いていっちゃ・・・やだよ・・・」

 

やよい「約束・・・したじゃない・・・」

 

やよい「ママぁ・・・」

 

 

ゴォォオオオオォォオオォッ

 

 

やよい「みんな・・・ごめんね・・・」

 

やよい「わたし・・・もう・・・」

 

 

 

やよい「さようなら・・・」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

フオォォオォオオオオオオオオオオオオオン・・・ッ

≪轟々と燃え上がる大樹の傍へと近づいてゆくやよい。ジリジリと身を焦がしていくやよいが死を覚悟した瞬間、熱を帯びた真っ赤な光が彼女の背後から照らされて。その光に吸い込まれていくかのように炎が熱とともに大樹から消滅してゆく≫

 

 

やよい「・・・ぇ」

 

やよい「火が・・・消えて・・・」

 

サニー「はぁっはぁ・・・はぁ・・・っ!!」

 

みゆき「あ、あかねちゃん・・・」

 

サニー「大・・・成功やっ!!」

 

やよい「・・・ぇ」

 

 

ボワワワアワワワワワァァァアアアア・・・ッ

≪サニーによって吸収された大樹の炎が両腕から漏れ出しそうなほど燃え上がって≫

 

 

サニー「はぁ・・・はぁ・・・よっし!」グッ

 

みゆき「ぁ・・・」

 

やよい「あか・・・ねちゃん・・・」

 

 

サニー「やぁぁぁあああよぉぉぉおおいいぃぃぃぃぃいいいいいいい!!!!」ダダッ

 

 

やよい「え・・・っ!?」

 

サニー「このドアホっ!!!」ガンッ

 

やよい「いっっったぁぁあ!!?」

 

サニー「なに考えとんねん!!さっきから!!」

 

やよい「いっつつ・・・ぇ、え?」

 

サニー「自殺なんてなぁ・・・自殺なんて・・・アホかっ!!ドアホっ!!」

 

やよい「だ、だって・・・」

 

やよい「だって・・・!!」

 

サニー「ええか!?その耳かっぽじってよぉ聞きや!?」グニィィィッ

 

やよい「い、いふぁいぃぃ・・・っ」

 

サニー「死んでしもたらな・・・もうなんもできへんねんで!?」

 

サニー「ごっつおもろいテレビも見れへんし!やよいの好きな絵ぇかて描けへんねんで!?」

 

やよい「・・・っ」

 

サニー「うちのお好み焼きやって・・・もう食べれへんねんで!?」

 

やよい「ふぁ・・・」

 

サニー「みんなで遊ぶことも・・・ぐす、笑うことも・・・できへん・・・やんかぁっ」

 

サニー「アホ!アホぉ・・・!!ひっく・・・」ガクッ

 

やよい「あ・・・あかね・・・ちゃん・・・」

 

サニー「死んでしまうなんて・・・そないなこと・・・考えんなや・・・ぐすっ・・・」

 

サニー「もうこれ以上・・・うちの大事な人を死なせてたまるかい・・・っ!!」

 

やよい「う・・・うっ・・・うっ」

 

みゆき「やよいちゃぁぁぁあんっ!!」ギュッ

 

やよい「み、みゆき・・・ちゃ・・・」

 

みゆき「バカ!バカ!バカ!バカ!・・・バカだよ!」

 

やよい「ぅ・・・」

 

みゆき「でも・・・でもぉ・・・っ」

 

 

みゆき「よかったよぉぉぉぉぉ・・・っ!!」ギュゥッ

 

 

やよい「ぅあ・・・」

 

やよい「うわぁぁぁぁぁあんっ!!」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

サニー「やよい。やよいはうちらの大切な友達や・・・」

 

やよい「う、うん・・・ぐすっ」

 

サニー「うちらの誰かひとりでも欠けたらアカン。みんなで、や」

 

やよい「うん・・・っ」

 

みゆき「みんなで・・・ハッピーエンドにならなくっちゃ・・・」

 

サニー「・・・」

 

やよい「・・・」

 

みゆき「そのためにも・・・あの子をとめないと・・・」

 

やよい「・・・うんっ」

 

サニー「はぁ・・・でも、ぶっつけやったけどなんとかなったな・・・」

 

みゆき「でも、すごいよあかねちゃん、さっきの!どうやったの!?」

 

サニー「あぁ、あれか?」

 

みゆき「うん!こう・・・火がブワァァってあかねちゃんの方に吸い寄せられていって・・・」

 

サニー「ふっふっふ・・・♪これがうちの新技!“プリキュア・ヒートソーラー”やっ!」

 

みゆき「おぉぉぉぉ~♪」

 

やよい「火を消す力・・・なの?」

 

サニー「んー・・・ちょっとちゃうかも。火を吸収するんやと思う」

 

みゆき「火を吸収・・・?」

 

サニー「せや。うちかてギルティが大人しいしてる間、なんもしとらんかったわけやない」

 

サニー「ポップの話を聞く前から、うちは火に強いってことはわかっとったからな。自分なりに修行っちゅーか。まぁ特訓しとったんや」

 

みゆき「へぇぇ~!そんなことしてたんだ!」

 

やよい「すごい・・・」

 

サニー「・・・」

 

サニー「(あの時・・・)」

 

 

かなた『もーえろよもえろーよー♪炎よもーえーろー♪』

 

かなた『やっぱガソリンとかねーとなかなか燃えないなー。えーっと、油はーっと』

 

ギルティ『キミがわたしと遊んでくれないならねー?火遊びに興じるしかねーもんねー?』

 

 

サニー「(みゆきの家が燃えてるあの時・・・うちは、なんもできへんかった・・・)」

 

サニー「(やからせめて・・・火を自由に使える力がほしかったんや・・・)」ググッ

 

 

みゆき「サニーかっこいいよ!」

 

サニー「そ、そう・・・か?」

 

みゆき「うんっ♪」

 

サニー「えへへ・・・」

 

サニー「まぁ・・・ちょっとイメージ悪いんやけどな・・・」

 

みゆき「え?」

 

 

ギルティ『プリキュア!ネガティブアブソーバァァアアアッ!』

 

ギルティ『カスどもは黙ってわたしに力を寄越せばいいんだよバーカ♪』

 

 

サニー「あかん。考えただけでハラワタ煮えくり返りそうや・・・」

 

みゆき「ええっ?」

 

サニー「あーえぇ、えぇ。気にせんとって・・・」

 

 

サニー「それより・・・みゆき」

 

ハッピー「・・・?」

 

サニー「やよいも、ちょい聞いて」

 

やよい「・・・なに?」

 

 

 

サニー「なおとれいかのことや・・・」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

七色ヶ丘市-???

 

 

 

なお「はぁっはぁっはぁ・・・」タッタッタッ

 

なお「んく・・・はぁっはぁ・・・っ」

 

なお「はぁっはぁっはぁ・・・っ」

 

 

 

なお「れいか・・・っ!!」

 

 

なお「みんな・・・っ!!」

 

 

 

なお「たすけ・・・たすけて・・・っ!!」

 

 

 

?「ね、ねぇちゃん・・・」

 

 

なお「ひ・・・っ」

 

 

 

?「助けて・・・ねぇちゃぁん・・・」

 

 

 

なお「き、きゃぁぁぁぁあああああああああああ!!」

 

 

 

 

 

 

 




ビリビリっとふしぎ図書館は燃えちゃいました。

ハッピーvsピースとか期待してる人はいるでしょうが
みゆきちゃんは絶対に友達と戦ったりはしないでしょうからね。

変身すらしませんでした。

そして思いのほかあかねちゃんが活躍してくれました。
れいかちゃんばっか新技が増えていくので、あかねちゃんにもこれを期に新技を。
イメージが悪い技ですが(笑)

本編的にはまだ朝の段階ですが、いろいろ起こっとりますねぇ。
まぁ“今日中”に決着をつけようと思うので、長い一日が始まってるわけです。

次回では衝撃の事実が発覚!・・・するかな?
それではまた次回!
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