trrrrrrr・・・
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育代「出ないなぁ・・・まだ仕事中かしら?」
『留守番電話に接続します。ピーという発信音がなったら・・・』
育代「あ、もしもし?わたしだけど。帰りは何時ぐらいになりそう?聞いたら連絡ください」
―星空博司の遺体が発見されたのは、人通りの少ない路地裏だった。
育代「『パパ誕生日おめでとうっ♪』っと・・・こんなものかな♪」
育代「もう。みゆきまでなにしてるのかしら・・・」
―外傷は激しく。胸に大きな貫通傷がある以外にも口には潰れた空き缶が押し込まれ、何度も何度も切り刻まれたかのような裂傷があった。
みゆき「はぁっはぁっはぁ・・・♪」タッタッタッタ
キャンディ「みゆき、急ぐクルー♪」
みゆき「うん。わかってるっ♪」
―その他にも肉を削がれ、抉られ、骨を折られ、潰され。度を超えていたその犯行に公的機関は頭を悩ませた。
キャンディ「おいしー食べ物いっぱいあるクルー?」
みゆき「あはは♪キャンディにもあとで絶対食べさせてあげるねっ♪」
キャンディ「クルーッ♪」
みゆき「みんなが手伝ってくれたプレゼント、ぜーったい喜んでくれるよねっ♪」
―遺体のあまりの損傷の激しさに、犯人は精神的に異常をきたしている者と判断。
みゆき「ただいまぁーっ♪」
―被害者の妻である女性は、遺体を見た瞬間に夫のあまりの姿に泣き叫んだという。
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・・・
みゆきの家―
みゆき「お母さんごめぇーん!遅くなっちゃったよぉー!」
育代「はい・・・はい・・・」
みゆき「お母さーん?」
育代「・・・っ」
みゆき「・・・なーんだ。電話中かぁー」
キャンディ「みゆきのおとーさん、まだ帰ってきてないクル?」
みゆき「キャンディっ・・・しーっ!・・・でも、そうみたい」
育代「・・・わ、わかりました。すぐに伺います・・・」
ガチャ・・・
みゆき「お母さん電話おわったー?ねぇねっ♪お父さんまだだよね!」
育代「・・・みゆき」
みゆき「これ!『パパ誕生日おめでとう♪』って書いてくれたんだー♪」
育代「・・・」
みゆき「今からでも飾りつけとかしちゃおっかー♪」
育代「・・・みゆき。お母さん、今からすこし出かけてくるわね」
みゆき「えっ・・・今から!?」
育代「うん・・・すぐに帰ってくるから」
みゆき「う、うん・・・でも、どこいくの?」
育代「・・・」
みゆき「・・・お母さん?」
育代「・・・ちょっと、お買い物し忘れちゃったの♪お父さんが帰ってくる前に買ってこないと」
みゆき「なぁーんだ。でも、それならわたしが行ってこようか?」
育代「ううん。みゆきは家で待ってて?最近外は危ないみたいだし・・・」
みゆき「でもぉ・・・」
育代「すぐに帰ってくるから。お留守番、よろしくね?」
みゆき「うん・・・わかったよ♪」
育代「それじゃあ、待っててね」
みゆき「いってらっしゃいっ」
みゆき「・・・気をつけてねっ」
バタン
キャンディ「みゆきのお母さん、お出かけクル??」
みゆき「うん。買い物だってさ」
キャンディ「みゆきひとりになっちゃったクルー・・・」
みゆき「あはは。あ、そーだ!今のうちに飾りつけしちゃおう!」
キャンディ「キャンディも手伝うクルーッ♪」
みゆき「あはッ♪ありがとう、キャンディ♪」
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・・・
あかねの家―
あかね「ふぁー・・・!あー・・・つっかれたわぁ・・・」
あかね「ったくもー!お父ちゃん人使いが荒いねんっ」
あかね「帰ってきて早々店の手伝いやなんてさせるかフツー?」コキコキ
あかね「ゴリラちゃーん。ウチを癒してぇー・・・」ギュウ
げんき「ねーちゃん」
あかね「うわっ・・・なんやげんき!ノックぐらいしぃや!///」
げんき「電話やでー?みゆきちゃんから」
あかね「みゆきから?なんやろ・・・」
ガチャ
あかね「みゆきー?どないしたん?」
みゆき『あ、あかねちゃん・・・っ』
あかね「なんや、どないしたん?おっちゃんの誕生日パーティ中なんちゃうんか?」
みゆき『それが・・・わたしが家に帰ったら、お母さん、逆に出かけちゃって・・・っ』
みゆき『買い物に行くからって!すぐに帰ってくるって言ったのに・・・もう、何時間もっ・・・帰ってこないのっ・・・!』
あかね「みゆ・・・」
みゆき『お父さんもいつまでたっても帰ってこなくって!いっつも誕生日は早めに帰って来てくれるのに・・・!』
あかね「・・・」
みゆき『お父さんとお母さんに何かあったら・・・わたし、どうしよぉ・・・っ』
あかね「みゆき、落ち着き。・・・な?」
みゆき『あ、あかねちゃぁん・・・っ』
あかね「大丈夫や。2人ともきっとどっかで道草しとるだけやって」
みゆき『う・・・ぐすっ・・・』
あかね「みゆきのおっちゃんはみゆきのこと大好きやし、おばちゃんかて一緒や。あの2人がみゆきのことほっとくわけあらへんてっ」
みゆき『そ、そうかなぁ・・・っ』
あかね「決まっとるやろ♪案外、2人にドッキリ仕掛けられとったりするんちゃうか?」
みゆき『え、ド、ドッキリ?』
あかね「サプライズっちゅーやつや。みゆきは引っ掛け甲斐ありそーやしなっ」
みゆき『で、でも・・・』
あかね「・・・よっしゃっ」
みゆき『・・・あかねちゃん?』
あかね「そんなに心配なんやったら、ウチが一緒に待っといたるっ」
みゆき『え、あかねちゃんが・・・?』
あかね「せや。今からうちがみゆきんちに行ったる。な?」
みゆき『で、でも・・・そんなの、あかねちゃんに悪いよ』
あかね「なに言うてんねん!友達が困ってたら助けたるんは当たり前やっ」
みゆき『あかねちゃん・・・』
あかね「すぐ行くから、待っときっ」
あかね「げんきっ、ちょぉ出かけてくるわっ」
げんき「なんや・・・こんな時間にどっか行くんか?」
あかね「みゆきんちや!お母ちゃんにもゆーといてっ」タタタッ
あかね「何時間か前にはケンカもしたっちゅーのに」
あかね「でも・・・。(なんやよぉわからんけど、嫌な予感がしよる・・・はよ行ったらなッ)」
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・・・
みゆきの家―
みゆき「お父さん・・・お母さん・・・」
博司『えぇ!?このハンカチ!みゆきが作ってくれたのかい!?』
みゆき『えへへ~♪いっぱい失敗しちゃったけど。おとーさんの誕生日プレゼントにって♪』
育代『みゆきったら、ぜったいに自分で縫うって聞かなくて』
博司『はぁぁ~///嬉しいなぁ・・・みゆき、ありがとう。一生たいせつに使うよっ』
みゆき『えへへへ///うんっ』
育代『もう、大袈裟なんだから』
博司『大袈裟なんかじゃないよなぁ~?お父さん、ウルトラハッピーだよっ』
みゆき『あぁー。それわたしの口癖なのにー。はっぷっぷー』
博司『あははは♪』
育代『うふふ♪』
みゆき『えへへ♪』
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・・・
みゆき「なんにもないよね・・・。すぐに帰ってくるよね・・・」
キャンディ「みゆき、だいじょうぶクル・・・?」
みゆき「キャンディ・・・うん。平気だよっ」
キャンディ「みゆきのパパとママもすぐ帰ってくるクル!だいじょーぶクルッ」
みゆき「うん」
キャンディ「みんなで作ったえほんを渡すクルー♪」
みゆき「うん・・・よろこんで、もらえるかな」
キャンディ「だいじょぶクルッ♪ぜったいよろこんでくれるクルーッ♪」
みゆき「そうだといいなぁ・・・」
キャンディ「みゆき、あかねも来るクル??」
みゆき「うん、さっき電話したら来てくれるんだって。あはは、優しいなあかねちゃんは。心配かけちゃった」
キャンディ「じゃあやよいもなおもれいかも呼ぶクル♪みんなでお祝いするクルー♪」
みゆき「あはは・・・♪そうだね。そうすればよかったかも」
キャンディ「またみんなでパーティクルーッ♪」
みゆき「キャンディったら・・・」
ピンポーン・・・
みゆき「・・・っ!」バッ
みゆき「お父さんっ!?」ダッ
博司『ただいま、みゆき。いやぁごめんごめん!遅くなっちゃったよっ』
みゆき「お母さんっ!?」スタスタッ
育代『ただいまみゆき。ごめんね、待っちゃった・・・?』
みゆき「・・・あかねちゃんっ!?」ガチャッ
あかね『みゆきー?来たったでー?なんや暗い顔して!似合わへんでぇ?』
みゆき「・・・っ」
かなた「こんばんわ♪」
To be continued...