キュアハッピー「キュアギルティ・・・」   作:4度°

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キュアギルティとの戦いの中、確実にみゆきの家を燃やし崩してゆく煉獄の炎。サニーの元へと駆けつけたマーチたちは絶対的な悪と対峙するが。そして一方、みゆきは病院へと到着して・・・。


第8話【絶望の炎】

―公園

 

 

なお「はぁっはぁっはぁ・・・」タッタッタッ

 

 

あかね『なお、悪いねんけど・・・今からみゆきんち行けへんか?』

 

 

なお「・・・んっく、はぁ・・・っ」タッタッ

 

 

あかね『せやねん。おっちゃんもおばちゃんも帰ってこぉへんみたいで・・・』

 

 

なお「はぁ、はぁ・・・ついた・・・」

 

 

あかね『みゆきのことが心配やねん。あかんか・・・?』

 

 

なお「ふふ、まったく。あかねってば・・・」

 

?「なおちゃーん!」タッタッタッ

 

なお「・・・あ、やよいちゃんっ?」

 

やよい「ちょうど良かったよぉ♪わたしも今きたところなんだっ」

 

なお「そっか、やよいちゃんもあかねに呼ばれたんだね」

 

やよい「うん♪みゆきちゃんが心配だからって」

 

なお「お父さんとお母さんが帰ってないんだってね・・・」

 

やよい「うん、せっかくのお父さんの誕生日なのに。どうしたんだろうね・・・」

 

なお「今は物騒だし、妙なことがなければいいけど」

 

やよい「そうだよね。はやく帰ってくるといいけど・・・あっ」

 

れいか「あ、おふたりとも・・・」

 

やよい「れいかちゃんっ」

 

なお「れいか、もうだいじょうぶなの?」

 

れいか「はい、わたしも先ほどあかねさんから連絡を受けまして。『みゆきさんが不安がっていると』。みゆきさんにはお見舞いにきてくれたご恩もあえりますから」

 

やよい「あはは」

 

なお「みんな気持ちは一緒だね」

 

れいか「それでは早く・・・」

 

 

 

?「クルぅぅぅぅぅっ!!」

 

 

 

やよい「え」

 

れいか「この声は・・・」

 

 

 

キャンディ「なおぉー!やよいぃー!れいかぁー!」タタッ

 

 

 

「「「キャンディッ!?」」」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

みゆきの家―

 

 

マーチ「話はキャンディから全部聞いたよ」

 

キャンディ「クルぅー!」

 

ギルティ「・・・」

 

ピース「もう・・・これ以上みんなにヒドイことしないでっ」

 

ギルティ「・・・」

 

サニー「けほ、こほっ・・・はは、これで逆転ホームランやなっ」

 

ギルティ「・・・あはは。へぇー?そこのタヌキがねぇ?」

 

キャンディ「・・・お、おまえはワルいひとクルぅー!」

 

ギルティ「あぁ?」

 

キャンディ「ク、クルぅ・・・」

 

ギルティ「あっはっは♪まぁなるほどなるほど。つまりはそうゆうことかー♪」

 

マーチ「・・・?」

 

ギルティ「あは♪それにさぁ・・・そこに見えるのは昨日の負け犬ちゃんじゃなーい?」

 

ビューティ「また・・・お会いしましたね」

 

ギルティ「まさかこんなに早く会えるとは思わなかったねー。れいかちゃん♪」

 

ビューティ「・・・っ」

 

ギルティ「よくもまーまたわたしの前に顔を出せたもんだよねー。このブサイクはどのツラ下げて来やがったんだか♪」

 

ビューティ「・・・わたしはっ」

 

ギルティ「あーそれともあんまりにもボコボコにされちゃったもんだからマゾに目覚めたとかー?あははー♪そうだよねー?自分のせいで死んじゃった人たちの血がベットリ付いたわたしの足をペロペロ舐めちゃう変態さんだもんねぇー?」

 

ビューティ「くっ・・・わ、わた・・・」

 

ギルティ「あれあれどうしちゃったのー?なんか腰が引けてるみたいですけどー!あははははは♪ビビッてんじゃねーのー!?ほーんとヘタレだね♪そんなんだから昨日も・・・っ」

 

ピース「もうやめてぇっ!」

 

サニー「それ以上・・・うちらの仲間ブジョクするんは許さへんっ!!」

 

ギルティ「あははははは♪なーにが仲間だよバッカじゃねーの!ザコが何人束になってもザコはザコなんだよ」

 

マーチ「なんだって!?」

 

ギルティ「聞こえてねーのかよチンカス。バカにバカ足しても大バカにしかなんねぇっつってんの」

 

サニー「こんの・・・っ」

 

ギルティ「ようはアレでしょ?あんたら全員“あんときの”みゆきちゃんのオトモダチってわけで、それがみんな揃ってプリキュア。あはははは♪そんなことってあるんだねー♪すっごいぐうぜーん♪」

 

ピース「こほっこほ・・・そうだ、みゆきちゃんは!」

 

サニー「みゆきなら病院や・・・えほ、えほ・・・!こいつが、みゆきのおっちゃんとおばちゃんになんかしよったんや!!」

 

ビューティ「まさか・・・」

 

ギルティ「あはははははは♪ひっどーい濡れ衣だよ濡れ衣♪“お母さんの方にはなにもしてない”よー♪」

 

マーチ「おまえっ」

 

ピース「そんな・・・」

 

 

パンッパンッ!ガシャァン!ゴォォォォッ!!

≪燃え盛る室内の炎は勢いを増し、奥からは小さな爆発音まで聞こえる≫

 

 

ビューティ「・・・っ!」

 

キャンディ「クルぅぅ!アツいクルぅぅー!」

 

ビューティ「(このままでは・・・ッ)」

 

サニー「そんな態度とってられんのも今のうちだけやッ!こっからが・・・」

 

ビューティ「みなさん!いったんここを離れましょうッ・・・」

 

サニー「ビューティ!?でも、こいつが・・・ッ!!」

 

ビューティ「今は堪えて・・・ッ!このままではわたしたち全員丸こげになってしまいますっ」

 

サニー「・・・っ」

 

マーチ「サニー、悔しいけどここは・・・」

 

ギルティ「お話中申し訳ねーんだけどさー?」

 

ギルティ「わたしが逃がすと思ってんのかよ」ブワァアン

 

 

 

「「「「・・・ッ!」」」」

 

 

ギルティ「あははは♪ほら、もっと遊ぼうよ♪」

 

サニー「上等や・・・やったらとことんやったるわ!」

 

ピース「こほっこほっ・・・!」

 

マーチ「もう煙が充満して・・・サニー!」

 

サニー「うちはエエ!みんなは逃げっ!」

 

ピース「そんなこと、できるわけないよっ!」

 

サニー「こいつはうちが倒す・・・ッ」

 

ビューティ「サニーっ!」

 

ギルティ「あははははは!安心しなよ♪てめぇらまとめて・・・」

 

サニー「・・・っ」

 

ギルティ「ぶっ殺して・・・ッ」ガッ

 

 

 

 

ピーポーピーポーピーポーピーポー

 

 

 

 

ギルティ「・・・ッ!」

 

ビューティ「来たようですねっ」

 

ギルティ「・・・てめぇ」

 

ビューティ「キャンディから話は聞いていましたから、事前に消防車は呼ばさせてもらいました」

 

ギルティ「ほんと、くだらねー知恵だけは回るやつら」

 

マーチ「どうする?いくらなんでもこのまま戦うわけにはいかないと思うけど?」

 

ギルティ「・・・はっ」

 

ピース「こほっこほ・・・」

 

サニー「・・・」

 

 

パチパチパチッ!ボワァァァアアッ

≪どんどん勢いが増して火の粉が飛び散り、煙が天井に充満していき≫

 

 

ギルティ「あはは♪おっけーおっけー?今日のところは見逃してあげる。ま、ぼちぼち楽しめたしねー♪」

 

マーチ「・・・」

 

サニー「なんや、逃げんのかい・・・ッ」

 

ギルティ「あははは♪チョーシにのンなよブス。てめぇなんざいつでも殺せるんだからさ」

 

サニー「・・・ッ」

 

ギルティ「ザコはザコ同士、負け犬れいかちゃんと仲良く傷でも舐めあってればー?あははは♪」ダッ

 

ビューティ「・・・っ」

 

ギルティ「それじゃ・・・ん?」バサッ

 

 

≪窓から飛び去ろうとしたギルティの足元に引っかかったのは一冊の絵本≫

 

 

ピース「あ・・・っ」

 

ビューティ「あれは・・・っ」

 

ギルティ「は・・・ゴミじゃん」

 

マーチ「まてッ!」ダダッ

 

ギルティ「・・・おっとぉ♪」ヒョイッ

 

マーチ「・・・ッ!」

 

ギルティ「あはは♪おらぁあっ」ドガッ

 

マーチ「くふっ・・・!」ガァァン

 

サニー「マーチ!」

 

マーチ「それに・・・触るな・・・ッ」

 

ギルティ「・・・ふぅん?これがぁ?」

 

ピース「か、返してっ!それはみゆきちゃんの・・・!!」

 

ギルティ「・・・あはは♪」

 

サニー「返せって言うとるやろっ!」ダッ

 

ギルティ「あはははー♪これがそんなに大事なのぉー?」

 

ビューティ「それは!みゆきさんのお父様への・・・」

 

マーチ「大切な・・・プレゼントなんだ・・・ッ」

 

ギルティ「へぇー♪これがねー?あはは、そっかそっか♪みゆきちゃんが描いたのかぁ♪このクッソつまねんねー絵本は♪」

 

ピース「・・・っ」

 

ギルティ「そっかー♪これみゆきちゃんがお父さんのために描いた手作りなのかー♪」

 

 

博司『この年になっても家族がお祝いをしてくれるっていうのはすごく嬉しくて。母さんの作る料理は最高だし、みゆき、ああ。娘も・・・毎年手づくりのプレゼントをくれて・・・』

 

 

ギルティ「そっかー♪これをお父さんにプレゼントしてたらすごい幸せな雰囲気になったんだろうねー♪」

 

 

みゆき『お、おと、お父さんが・・・!!お父さんが、し、しん、しんじゃ・・・死んじゃってるかもしれないって!!それで、お、お母さんも倒れちゃって、病院に・・・は、運ばれたって!!』

 

 

ギルティ「でもさぁ♪・・・いかんせんつまんないよ。これ」グッ

 

サニー「ちょ・・・なにすんねん・・・」

 

ギルティ「つまんない本とかさー、ほんとゴミだよねーゴミゴミ♪」

 

マーチ「やめろ・・・」

 

ギルティ「こーんなつまんない絵本はー・・・」

 

ビューティ「・・・ッ」

 

マーチ「やめっ・・・」

 

 

 

ギルティ「こうしてあげる♪」ビリビリビリビリビリッ

 

 

 

「「「「・・・ッ!!!!」」」」

 

 

 

ギルティ「こーんなクソ絵本はゴミと同じだよー!」ビリッビリッビリッ

 

ビューティ「・・・っ!!」

 

ギルティ「あはは!紙だから燃える燃える♪」ボワァァボワァァ

 

 

みゆき『じゃじゃーん!昨日、あれから夜更かしして完成させたの!』

 

 

ギルティ「こーんなゴミの束はさー♪こうやって・・・っ!」バサッ

 

ピース「あ、あぁっ・・・」

 

 

ウルフルン『ああくだらねぇ!そんなに大事ならなぁ、しっかり守れ!!』

 

みゆき『みんなが・・・えっぐ。。。せっかく手伝ってくれたのに・・・こんな・・・』

 

 

ギルティ「踏んづけて・・・っ!グシャグシャに・・・っ!されても・・・っ!文句いえない・・・っ!よねぇーっ!」グシャッグシャグッシャ

 

ピース「やめて!・・・やめてぇ!!」バッ

 

ビューティ「ピース・・・っ」

 

 

みゆき『みんなが手伝ってくれたおかげだよぉ♪』

 

みゆき『みんな・・・ほんっっっっっとにありがとう!』

 

 

ギルティ「あはははははは♪」

 

ピース「アツ!・・・うぁっ・・・うぅっ・・・こほ、こほっ」

 

ギルティ「あははは!そんなクズ紙とってどーすんのー?」

 

ピース「クズじゃない!これは・・・!みゆきちゃんが・・・っ!」

 

ギルティ「そんなに焦げてぇんならてめぇも・・・」ブワァァン

 

マーチ・サニー「「・・・っ!!!」」ダダッ

 

ギルティ「・・・チッ」バッ

 

マーチ「もう・・・!!」

 

サニー「絶対に・・・!!」

 

 

マーチ・サニー「「許さない(へんっ)!!」」

 

 

ギルティ「あははははははは♪こっわー♪センパイたちに集団リンチされちゃーう♪あははは♪“プリキュア・ギルティブレイド”!!」ズガガガガガガガガン

 

 

「「・・・ッ!!」」

 

 

ギルティ「それじゃあみなさん、サヨウナラー♪あはははははっはははっははっははは♪」ダッ

 

マーチ「くっ・・・」

 

サニー「待てや」

 

ギルティ「あっははひははは♪やーだよー♪べーっ」バッ

 

サニー「待てやぁぁぁあッ!!」ダダッ

 

ビューティ「待ってください!サニー!マーチ!」グッ

 

サニー「止めんなやッ!!アイツ・・・アイツを・・・ッ!!ぜったい許さへんッ!!」

 

ビューティ「待って!!落ち着いてッ・・・お願い!!お願いですッ!!」ガシッ

 

マーチ「ビューティ・・・ッ」

 

サニー「みゆきが・・・みんなが頑張って作ったプレゼントを・・・アイツ、アイツがまた・・・ッ!!」

 

ビューティ「気持ちはわかります!でもっ!!」

 

 

 

ドンドンドンッ!!

 

 

 

ピース「えほっこほっ・・・っ!!・・・みんな、人が・・・!!」

 

キャンディ「来ちゃうクルぅぅー!」

 

マーチ「こほっこほっ・・・消防隊の人か・・・!」

 

ビューティ「・・・こふっ!ここは外へ出るよりも、ふしぎ図書館へ移動する方が安全ですっ!」

 

マーチ「けほ、こほっ・・・急ごうッ」

 

キャンディ「ケホッケホッ・・・みゆきの部屋は上クルぅー・・・!」

 

ビューティ「なら、わたしが火を抑えます!はやく・・・ッ!!」

 

マーチ「行こうッ!!」

 

ピース「えほえほっ・・・サニー!早く・・・!!」

 

サニー「くそ・・・こんな・・・。なんでや・・・なんで、こんなことになんねん・・・ッ」

 

 

 

サニー「なんでや・・・ッ!!」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

 

七色ヶ丘総合病院―

 

 

みゆき「はぁっはぁっはぁっ・・・」

 

みゆき「ついた・・・はぁっはぁっ」

 

 

ウィィィィン

 

 

みゆき「あ、あのすいませんっ・・・!!」

 

看護師「はい?・・・診察の時間はもう」

 

みゆき「あ、あのえっと・・・あ、あの、わたし星空みゆきっていいますっ・・・さっき、電話もらって!お父さんとお母さんが運ばれたって・・・!」

 

看護師「星空・・・。・・・あぁ!はい、こちらですっ」

 

みゆき「あ、あのお、お父さんとお母さんに、な、なにがあったんでしょうか!?あの、あの・・・ッ」

 

看護師「・・・」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

・・・

 

 

病室―

 

 

看護師「こちらです・・・」

 

 

≪個室のベッドに少し衰弱したような育代が眠っている≫

 

 

みゆき「おかあさん・・・お母さんっ!」ダッ

 

みゆき「お母さん!どうしちゃったの・・・お、おかあさん!」

 

看護師「落ち着いて・・・お母さん、べつにケガをしたわけじゃないから」

 

みゆき「で、でも・・・でも!」

 

看護師「お母さんは、ここへ来たときにはひどく動揺してらっしゃったみたいで」

 

みゆき「どうして・・・なんで・・・」

 

看護師「それは・・・」

 

みゆき「お母さん・・・ふえ、お、おきてよぉっ」

 

看護師「・・・」

 

みゆき「お母さん・・・おかあさんっ」

 

看護師「・・・いま、先生をお連れしてきますね」

 

みゆき「お母さん・・・」グッ

 

 

育代『・・・ちょっと、お買い物し忘れちゃったの♪お父さんが帰ってくる前に買ってこないと』

 

 

みゆき「ぐすっ・・・お母さん、どうしちゃったの・・・」

 

 

To be continued...

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