この身勝手な野郎にも祝福を!   作:ツーと言えばカーな私

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微下ネタ要素あります


試運転 身勝手の極意

おしまいって言いましたが次回はあると言いましたよね?

その次回です。

 

まず、自分の力……いえ、神の力という物を使ってみようと思います。正直、申し訳ないという気持ちで女神様から【身勝手の極意】の習得の撤回をやめましたが、完璧に操ることは絶対出来ません。私よりも何億倍と武闘の経験ある悟空さんさえも、これを極まらせるのに四度も危機的状況に陥り、発動させる必要がありました。

私の様な平民がいくらチート転生して【身勝手の極意】を発動させたってまともに制御が出来なくて当然。過負荷の部分が多いでしょうし、極まることすら永遠に叶いそうにないです。

 

私は武闘の様な経験が全く持ってませんし、センスも無いです。戦ってみたら意外な素質が!なんてこともあり得ない。それなら前世のいじめっ子達に多分披露させて黙らせている筈ですし。

 

というか、そもそも体が貧弱なので技を極めればいいと思いますが、何をしたら良いのか分からない、技って何があるの?という初心者状態の私にどうしろと言うのですか?取り敢えず発動して何とかして解決策を見つけるしか無いのです。まあ何回も発動して慣れなければならないという可能性も考えておきましょうか…。

 

取り敢えず、意識を保てるかどうか…そこら辺の雑魚モンスター…いえ、私のステータスなら雑魚でも少々手間取る普通のモンスターでしょうか…。にしてもステータスの平均よりも上って簡単に言えば単なるスポーツマンって事ですか?プロレスラー位の基準でしたら少しは自信が持てるんですがね…。

 

 

という訳でギルド職員さんと初心者おススメのクエストの相談、一番簡単なのはジャイアントトードの討伐との事です。

何でも繁殖期に入っているらしくクエスト受注率現在急上昇率ナンバーワンとの事です。まあこの手のクエストはこの世界の冒険者からしたらドラクエ風でいうスライムと変わりない様ですからね、流石に値段は安いですが、他の高難易度のクエストに比べたら安定性は増すでしょう。

因みにこの世界のスライムは凶悪で、物理耐性高いわ、魔法耐性も高い種もいるわ、再生力は化け物染みているわ、飲み込んで鎧や服は除いてどんどん溶かしていって消化していくわ、鼻や口も塞いで窒息死させるわ痛覚が無いのかどれだけ攻撃しようと狼狽えないわで、恐ろしいモンスターの様だ。倒した時の報酬は相当な額らしい。というか凄いですね、この世界のスライム『転スラ』のリムル様の初期段階の様な強さですね。いや、過大評価しすぎましたか…。

 

因みにジャイアントトードは金属が苦手で鎧とか装備していたらそれだけで近づかないらしいです。注意するのは、舌から繰り出される捕食行為。

口に入れる為らしいですが、実際歯がないのでそこまで脅威という訳でもありません。唾液である程度溶かすらしいです。まあそれでも消化能力がすごい弱いらしいので人間なら簡単に抜け出せるとの事です。しかし、溶かす意外なことに害悪なのが、その唾液は生温く、またベトベトしていて、ぬるぬるするらしいです、あと、唾液なので結構臭いらしいです。。つまり、完璧にエ○同人誌の様な展開っていう訳ですね、分かりません。カエルの唾液プレイなどではなくて触手にしなさい触手に。

 

あ、話が逸れました。因みに私の性癖は触手とか、そんなんじゃありませんからね?

どちらかというなら脇フェチですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

何でもないです。さっさとでっかいカエルなんて倒しに行っちゃいましょう。

クエスト受ける時に、ゴブリンの討伐の方が良いですよ?と言われました。理由を聞いてみると、ジャイアントトードは打撃攻撃が効きづらいらしいです。

物は試しですし、それでもやってみましょう、逆に打撃効きにくい相手と戦うのは、時期に現れる魔王軍との戦いで予習する事になるかもしれませんし…今のうちに戦って対処法を探して置くべきですかね。

 

 

取り敢えず、ジャイアントトード5匹の討伐を三日間でやるいう物を発注。

剣とか持たないでギルドから支給されたナイフ一つだけ持って行きます。学生服で冒険に出るというのは、汚れそうで嫌ですが、この街の服屋とかまだどこにあるのか知らないので、我慢します…もう一度あの人(ウィズ)の店のお世話になりそうな予感が…。

歩きながら自分の冒険者カードを見ていると、自分のスキルポイントと習得できるスキル欄が表示されている。私のスキルポイントは10、素質が高い人ってどれくらいあるんだろうか…。

スキル欄を上下にスクロールして何か名前だけでお役立ちという事が分かるスキルが無いか調べていると。

 

「イテッ」

 

誰かにぶつかりました。その反動で尻餅をつく私。

アレですね。歩きスマホ、ダメ、絶対、ではなく。この世界では、歩き冒険者カードダメ絶対になりましたね。語呂悪いですか?

 

「あぁ?」

 

くだらないこと思っていると如何にも荒くれ者という方。私よりも数倍はある体格でさらに筋骨隆々とした男性の方が私を睨みつけてきます。表情怖いです…。というか私ってやっぱり女々しい…。

 

「あ、すいません」

 

直ぐに謝りますがこのタイプの方って中々人の話を聞かないタイプっていうお約束ありますよね…。

 

「すいませんじゃねぇよ、おい。ちゃんと前見ろ、じゃねぇとまたぶつかっちまうぞ?ほら、立てるか?」

 

アレ?すっごい優しいんですけど。見た目に反して心はピュアハートな方ですか?何故か知らないけど天国行ったら急に破壊思想が消えたドラゴンボールのダーブラ何ですか?

彼は手を差し伸べてくれて、私はその手を取ると引っ張り上げてくれました。というかやっぱり力強い、少し腕が痛い…。

 

「あ、はい、以後気をつけます」

 

「そんな謝んなくたっていいんだぜ?ま、次は気を付けろよ!ガッハッハッハ!」

 

そういうと彼は豪快な笑いをしながら何処かへ歩いて行きました。素直にアレは()として憧れますね。

……冒険者=荒くれ者という発想はもう無くしましょう…。

冒険者=良い人に置き換えた方が正しそうですこの世界。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さっきの人に言われた通りもう冒険者カードを見ないで前に気をつけながら門の外に出ました。目の前に広がるのは広い平原、穏やかにピクニックとかやれそうなとこですが、私の事を凝視している少し遠くにいるカエル達がいなければ!の話ですけどね。

 

この街の門の近くで【身勝手の極意】を発動させるのは何か怖いのでちょっと遠くの方へ、何処へ走っていっても見回す限りカエルカエルカエル…遠くで見れば遠近法で小さく見えますけど、実際こんな遠くから見えてもはっきりとデカイと思えるあたり、ジャイアントなんて名前に着くだけのことはありますね。

 

正直私の今の気持ちは『カエルが居るからかーえろー』とチキン状態です。もう心の中で変な親父ギャグまで交わしていますからね、第一次親父ギャグ大戦始まってますよ。恐怖から逃げたいからって巫山戯過ぎてますよね。

 

ちょっと冷静になって、目の前のカエルを見据えます。ぴょんぴょんかの表現ではなくドシンドシンといった感じで跳ねながらこっちへ来ると同時にだんだんカエルが大きくなっていくのを見るとまた恐怖心が……。というか漏らしそうですね…何がとは言いませんが…。

 

もう【身勝手の極意】を発動させておこう。そう思って、発動しろ!と頭で念じてみると……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アレ?」

 

もう一度…。

 

 

 

 

 

 

 

 

「アレ?」

 

 

 

 

 

 

も、もう一度……。

 

 

 

 

 

「あれ?」

 

 

女神様!?ちょっと待ってください!私にちゃんと身勝手の極意を習得させたんですよね!?なんで発動できないんですか!?これではカエルに食べられてしまうんですが!?

 

突如カエルが口をあんぐりと開け、結構速い速度で舌を伸ばしてきた!

ヤバイ!食べられる!今は気が動転してしまった為、身体が硬直してしまった。躱せない!死ぬ!

 

そう思った時、私の意識は遠くの何処へ『はひふへほ〜』とか言いそうな勢いで、飛んで行った…。

 

 

 

 

 

 

 

突如として、シンセイの全身から青白いオーラが噴き出した。瞳の色も黒と銀が混ざったような色になり、服や頭髪も少し浮きゆらゆらと揺れている。髪の縁にかけハイライトが増し薄く銀色に輝いて見える…。その姿は何者をも寄せ付けない絶対的強者のオーラがそこに降臨した。

 

発動【身勝手の極意‘‘兆,,】‼︎

 

本人さえも当たると確信した舌を、何一つ無駄のない滑らかな動きで避け、そのまま、導かれる様にカエルへと近づき、その拳を放つ。まるで流れる様なその動作その動きに人は見惚れるであろう。

 

 

ズン!

 

 

確かに、ジャイアントトードは脂肪が多い分、素手での攻撃が効きにくい…だが今の彼は神の奥義を身に纏っている…ただのブローだったのなら微かなダメージしか与えられなかっただろう…しかしそれはただのブローではない…。

その拳を当てた部分を中心にジャイアントトードの身体は震える。そのままジャイアントトードの身体は爆散し、肉片をぶちかました。

 

別に北斗神拳を使ったわけではない、ただあの拳に秘めた力の流れをジャイアントトードに無駄なく流し、その力の流れの反動によりジャイアントトードを絶命させただけだ。所謂、中国武術で言う『発勁』というものだ。当然元々一般ピーポーであった勝宮にそんな芸当ができる筈はなく、身勝手の極意による恩恵である。

 

「え?」

 

これに一番驚いたのは本人である。本人からしたら、捕食されそうだったのに、なんか知らないけど急にカエルが爆散しているのだ。これは驚く。

 

 

 

 

 

 

うわぁ……気持ち悪い…誰がカエルの雑な解体ショーなんか見たがるんですか…やったのは私ですけど…。

嗚咽感を耐えて冒険者カードを見てみると、ちゃんと討伐された事が確認できた…。

本当に吐きそう…気持ち悪い……。

 

それからしばらくは嗚咽感に耐えながらカエルを見ていると流石に見慣れてはいけないけど、見慣れた景色の様になってきて、嗚咽感は収まりました。ちょっとしてから身勝手の事について考えてみました。

 

まさか……これって危機的状況じゃないと発動しない系ですか?それだったら本当に困るんですが?任意で発動できないとなるとかなり厳しいですね…万が一発動しても…その時すでに満身創痍だったらかなりリスク背負う事になりますけど…。

 

「それに…何だか疲れました…」

 

グッタリとした脱力感が私を襲う。ほんの少しだけ行使でも結構だるく感じるものですね…。

まだ眼下に広まるカエルたち…これはちょっとキツイかもしれません…。

 

その後、1匹…また1匹と肉が爆散していく様な音がのどかな平原に響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……体が……重い……」

 

ちょっとずつ使ったお陰で痛みは無いです…ですが、疲労感は尋常じゃないです…。危機的状況に勝手に発動するので、多分10体ぐらい多く討伐してしまった…。

もう多分ギルドへ歩いていく事自体キツイです…道でぶっ倒れてしまいたい…。

それでもここはモンスターがいる平原、そんな事をすれば自殺行為と同等…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トボトボと帰路を歩いていると、他の冒険者の3人組がカエルを…というか実質一人ですね…。

何故か知らないけど既にカエルに食われている人が2人、近くには半径20メートルは超えるぐらいの巨大なクレーター、壮絶な威力を催す魔法でも使って戦闘不能にでもなったんですか?何でそんなもん撃っちゃったんですかこの人達は…もう1人の男性がジャイアントトードに追いかけられて2人の救出は結構難しそうですね…助けますか…勿論、何かのお返し付きで。

 

まずそんな危機的状況じゃ無いので、【身勝手の極意】は発動は無理です。あの男性の所にでも行ってわざわざ追いかけられる羽目になるのなら話は別ですが…。今は発動したく無いので護身用に付けていたナイフでブスブスと刺していく、カエルは捕食している間は全く動かないので、こうやっていると非常に楽である。

やがて絶命して口を開けたカエルから2人を救出する、まだあっちの男性の方はカエルを討伐していなく、逃げ回っている様だ…。

 

「うぅ………ぐずっ………あ゛り゛がどぉぉ!誰だか知らないけどたずげでぐれであ゛り゛がどぉぉ!!」

 

「あの…助けてくれてありがとうございます」

 

2人ともかなりの美少女だ。しかしどちらかの精神でも入れ替わっているのだろうか?ロリ…失礼、幼女が泣かないで、明らかに年上な水色の髪をした人の方が号泣している。何だこの光景。

まあそのロリータの方も救出した後も地面に横たわっているので、パンツが見えそうですね…。

 

「おい、私の事で変な妄想しなかったか?」

 

「え?何も言って無いですけど?」

 

え、何この子怖いんですが。テレパシーでも持ってます?

というか、水色髪の人、いくら女性でもそんな臭い状態で抱きつかないでいただきたい、貴女の涙と共に私の顔にベトベトがさらにつくじゃ無いですか。実はこの2人を救出するときに私は少なからずカエルの唾液を浴びた…。ギリギリ気にする程度に臭い…早く洗い流したい…。

そう言えば、救出している最中に気がつきましたが、あの男性の方、ジャージを着ている事に気がつきました。ならば、私の様に転生してきた人なんでしょうけど、さっきから異様にチート能力を見せようとしません…。まさかチート能力を持ってこないで来ましたかあの人?

 

楽な作業をしたお陰で少しはスタミナ回復ができた私…というか生命力=体力=スタミナの筈何ですが、私ってあり得ないくらい生命力が高い筈なのに、たった数十回身勝手発動させるだけで息切れってどれだけ消費悪いんだろうか…。

 

「あの…あの男の人助けなくていいんですか?」

 

「今の私たちに出来ることなんてありません…私はもう魔力切れで爆裂魔法も扱えませんし、アクアはアークプリーストなので有効な討伐手段が残されていないんですよ」

 

「いや、私は?」

 

「貴女、見るからにファイターですよね?」

 

「え、何でわかったんですか」

 

「それは貴女が剣も鎧も杖も持ってないからですよ」

 

そこは別に反論の余地は無いです…実際着用してるのはこの制服だけですからね、というか鎧なんて来た瞬間まともに動けないですよ。

 

「………いやでもこのナイフ…」

 

「そのナイフはギルドから支給される安物のナイフでしょう?誰でも持ってますよ。それに加え冒険者じゃ無い人がここに居るとは思えません」

 

何ですかロリータ、寝たまんまでパンツ見えそうなのに的確に私の事について考察していってる……恐ろしい子っ!

というかいい加減離してくれませんかね、アクアさん。 ウィズさんに今日乾かしていただいた制服がどんどん濡れていくんです。辞めてください。

 

「いえ、それでも彼には後で私に食事を奢ってもらうという約束があるので、それをお願いしに助けに行ってきます、あ、心配なさらずともファイターでも大丈夫ですよ?これでも一応何体か倒してますから」

 

「順序おかしくないですか?お願いして、約束してから食事を奢るんじゃなくて、約束してからお願いしに行くんですか?」

 

「ええ、そうですよ?」

 

「何さも当然、みたいな顔してるんですか!?」

 

「まあ、いいじゃないですか…では行ってきます…」

 

本当はですね、多分後一回でも身勝手発動したらぶっ倒れると思いますので、責任としてこの男性の人に助けた恩としておんぶしてくれると思っての行動ですからね。

 

「すいませーん!大丈夫ですかー?」

 

「ハァ…ハァ…大丈夫なわけねぇだろーーーー!!」

 

うわっ、凄い怒号私が救出している間も結構走ってたと思いますけど、まだそんな声出せる余裕あったんですね…。意外…。まあ私ももうそんな怒鳴る気力もありませんが…。彼を追いかけているカエルの意識を逸らすためそこらに転がっている石を何個か投げる…石投げるのも辛いとは私の体はどれだけ疲弊しているのですか…。

数打てば当たるという言葉の通り何発投げて、その内の二発ぐらいがカエルの腹とクリティカルヒットの大きな目玉に当たる、カエルの標的は彼からは私の方へ、そのまま動かないでいるとまたカエルが舌を繰り出してきた。私の意識は『やな感じ~』とでも言うようにまた空の彼方へ…。

 

 

 

またハッ!って目を覚ますとカエルが肉片に変わってて、最後に見えたのは私が助けた彼の驚いている顔でした。そのまま、また私の意識は完全にブラックアウトしましたとさ…。

おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、勿論次回はありますよ?




【発覚】男の娘は脇に興味があるご様子です。

オリ主が爆裂魔法の発動時何故気づかなかったか、身勝手の極意発動中の無意識下にいたからです。
身勝手発動後に出したジャイアントトードの爆散の理由、身勝手にそんな力があるのか不明ですが、身勝手だったらやりそう…だって身勝手だから…。

それとカズマさん…貴女はシンセイを背負っていく事になるんでしょうけど…周りから見れば本当に女の子+アクアにつけられた粘液…つまり、カズマさんの過労は止まない…。
カズマさんは結局はロリ2人と同年代の人を粘液プレイしたことでクズマさんとなるんだ…
哀れなりゲスマ…じゃなかった、カスマ…。
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