「んーっと・・」
早く起きすぎた・・今は・・5時か・・
いいや、ご飯食べて掃除でもしてよう
そう思い、僕は朝ご飯と弁当を作り始めた
大好きだったゲーム等は全て売って、生活費の足しにした
僕にはもう必要無いと思ったからだ
「さて・・今は8時か・・そろそろ行くかなー」
僕は鞄を持ち、鍵を閉め、家を出て行った
「おはよーございます、鉄人先生」
校門には西村先生が立っていた
「吉井・・まったくお前は・・」
西村先生は呆れた顔をしていた
「そうだ吉井、これが振り分け試験の結果だ」
そう言うと封筒を僕の前に出してきた
「吉井・・お前は本当にこれで良かったのか・・?」
「何がですか?先生」
吉井明久 2-F
「すまん、明久。こればっかりは・・」
「先生が謝る事無いですよ、僕が望んだ結果ですから。ご苦労様です」
僕は封筒を鞄にしまって教室へと向かった
「何だこれ・・・」
広い教室、個人用のデスク、PC、冷蔵庫
Aクラスだけ別世界なんじゃないか?
「ちょっとどいてもらえる?入れないんだけど」
僕の背後には秀吉のお姉さんが立っていた
「あら吉井君だったの、貴方はどうせFクラスでしょ?早く自分のクラスに行ったら」
どうせ・・かぁ・・
「あぁ・・うん、邪魔してごm「明久?」翔子ちゃん・・」
教室の入り口には翔子ちゃんが立っていた
「明久・・Aクラス・・!?」
翔子ちゃんは目を輝かせ僕に聞いてきた
「ううん、僕はFクラスだよ、ごめんね」
それを聞いた翔子ちゃんはしゅんとなってしまった
「貴方達・・どういう関係?」
今度は横から木下さんが聞いてきた
「明久は幼馴染・・」
「そうそう、幼馴染だよ、じゃあね翔子ちゃん」
自分の教室へ向かわないと・・
で・・何これ・・
木の板にマジックで2-Fと書かれた教室へと着いた
どうしたものか・・来る場所を間違えたかな・・いや・・ここは確かにFクラスだ・・
「すみません、遅くn「早く座れこの蛆m・・明久か、すまん」
きて早々蛆虫か・・
「いやいいんだけどさ、何で雄二は教壇に立ってるの?」
「俺が一応Fクラスの代表だからな、立って見ただけだ」
雄二がFクラスとは・・何か企んでるな
「って雄二・・席は・・?」
「席なら決まってないから好きに座れ」
適当だなこのクラス・・流石最低ランク・・
と、僕は後ろの隅の方に座った
座ってみて分かった事は兎に角酷いと言うことだ
今にも崩れ落ちそうな卓袱台、綿が抜けてる座布団
はぁ・・今年身体壊さないと良いけど・・
そんな事を考えてる内に、先生が来て自己紹介が始まっていた
「木下秀吉じゃ、言っておくがワシは男じゃ」
『な、なんだってー!?』
どうしよう・・ここ馬鹿ばっかりだ・・
秀吉が居て良かったって素直に喜べない・・いや嬉しいけどさ
「・・土屋康太」
康太も一緒かぁ、面白くなりそうだ
とうとう僕の番か・・よし・・
「吉井明久です!気軽に ダーリンって呼んで下さい♪」
『『『ダァァーーーリィィィィン!!』』』
「冗談です、宜しくお願いします」
聞いてて吐きそうになったよ・・気持ち悪っ
「・・趣味は吉井を殴る事です♪」
誰だそんな事言ってるのは、大体予想つくけど・・
島田美波、僕にお仕置きという名の暴力を振っている
「ハロハロー、あんたも一緒のクラスだったのね、宜しく」
大っ嫌いだ、無視しよう
「ちょっと何無視してるのよ・・」
後ろで何か言ってるけど気にしない
「遅れてすみません!」
遅れてやってきたのは、ピンクの髪をした女の子
姫路瑞希だ、ここに居るって事は途中退席か欠席かな
「ちょうど良かった、姫路さん、自己紹介をどうぞ」
「あっはい!姫路瑞希です、皆さん宜しくお願いします!」
『あの・・何故姫路さんはFクラスに・・』
「試験中に熱を出してしまって・・」
やっぱり途中退席か、見る限り身体弱そうだもんね
『あぁ、熱(の問題)が出たせいで俺もFクラスに・・』
『科学だろ?あれは難しかったな』
『弟が轢かれたと聞いて集中できなくて・・』
『黙れ一人っ子』
『俺は彼女が寝かせてくれなくって・・』
『異端者は死刑』
『冗談だっ!お前ら手に持ってる物を降ろせ!』
揃いも揃って馬鹿ばっかりだなぁ・・雄二はニヤニヤしてるし・・あの顔は何か企んでる顔だ・・
「ふぅ・・緊張しましたぁ・・」
姫路さんは席に着いて胸を撫で下ろした
「よう、俺は坂本雄二、一応このクラスの代表だ、宜しく頼む」
雄二が挨拶を交わしてる、僕はいいかな・・
「皆さんに朗報です、このクラスに転校生が来ます」
『『転校生?』』
『先生!その転校生は女の子ですか!?』
「はい、女の子ですよ」
『『『うおおおおおおおおおおおおお!』』』
男子は一斉に立ち上がり、康太はカメラの手入れを始めた
こんな時期に転校生なんて・・しかもこのクラス?
ある程度成績が良ければこんなクラス来る事なんて無いのに
「どうぞ、入ってきてください」
「し、失礼します・・・」
入ってきたのは髪が銀色、眼は青色、小柄な・・って
何処かで・・あっ!あの時の!
「おい明久!どういうことだ!?」
「どうって何がさ!僕だって分からないよ!」
雄二と僕は聞こえないようにヒソヒソと話してた
「では結衣さん、自己紹介を」
「は、はい・・音無結衣です・・宜しくお願いします!」
『『『ロリっ子キターーーーー!』』』
「ひいっ!」
『おっおい!怖がらせてどうするんだ!』
『結婚前提で付き合ってください』
『結婚して下さい』
予想以上にクラスメイトが気持ち悪かった件について
ん、音無さんがこっちを見て向かってきて・・
ガバッ
「明久さん!会いたかった、です・・♪」
「お、音無・・さん・・?」
抱きつかれてる、姫路さんと島田さんが凄い目で此方を・・って男子共の方もヤバかった!
「音無さん!一回離れて!これ以上は僕の生命に関わる!」
「ふ、ふぇ・・・?」
あぁそんな泣きそうな目で見ないで!
「明久君・・?どういうことですか?」
「アキにはお仕置きが必要みたいね・・」
『『『異端者は死刑』』』
あっ、やっぱり・・
今を考えるより逃げる事を考えよう、それだけだ
次回に続きます