憑依先は顔芸おじさん。 作:恐怖こそが神なのだ
有料ダウンロードコンテンツでいいからエネル実装してくれ……(懇願)
「さあさあ!今回も始まりましたァ! 皆さまお待ちかねの奴隷販売がねェ! 今回も質の良い奴隷たちを仕入れることができましたのでお楽しみくださァい!」
一人のサングラスをした男がマイクを片手に観衆へと叫ぶと、大きな歓声がホールに響いた。サングラスの男はヒューマンショップ……海軍風に言えば職業安定所のオーナーだ。
犯罪者の他にも世界政府非加盟国の住人、人攫い屋に拐われた何の罪もない人間も販売されている。世界政府はもちろん、罪のない人間を売るような闇商売を認めてはいない。しかし、それはあくまで表向きの話。
最も誇り高く気高き血族として世界の頂点に、世界政府のトップに君臨する天竜人。彼らにとって天竜人以外は人間ではなく、そこらの野生動物と同じ存在。加えて、奴隷の存在は当たり前のもの。
動物である庶民を殺すことは、天竜人にとっては人間が家畜を食べるために殺すように、朝に顔を洗うように当たり前なことであり、人間を家畜として見るのは当然のことと認識されている。
特に非のない者を虐げ、傷つけ、殺す。子を親の前で嬲り殺す。両目を抉る。焼き殺す。四肢を全て切断してわざと解放する。口を縫い付ける。口と肛門を繋げていき、俗に言うムカデ人間を作る。気まぐれに繁殖させてみる。海に重りをつけて沈める。
庶民は人間ではなく、家畜であるが故にこのようなことをしても問題はない。寧ろ積極的に虐げた方が良い。このような風潮がまかり通っている。人魚・魚人族に至っては200年前に政府が撤廃したはずの魚類という認識が未だ続いている状況である。
そのため、天竜人を頂点に据える世界政府は奴隷制度を厳しく取り締まることはできず、人間屋も横行することになってしまっている。
また、世界政府的には悪人を人件費ゼロで使い潰せるため重宝しているフシすら見受けられるのが世も末であろう。
「まずはエントリーNo.1。いきなり超レア物ォ!人魚族の女性だァ!勿論値段は7千万ベリーから!さあ、オークションスタァァト!」
「1億!」
「1億5千万!」
「1億6千万」
闇社会の有名な企業の社長や、名のある海賊。様々な人物が手を上げどんどん値段が釣り上がっていく。人魚族女性は世界一の遊泳速度を誇り、捕まえるのが至難の業。愛玩用の魚としても需要が高く、人気もあるためにとんでもない値段で取引されるのが常なのだ。
値段が跳ね上がっていく様子を、エネルはつまらなそうに見ていた。人間の浅ましい欲、同じ人間を家畜として扱う非道ぶりに心底呆れながら。
そんなエネルの持つ電電虫に連絡が来たため、エネルは応答する。
「……首尾はどうだ、サイコ・P」
「おれの任務、奴隷解放終わった。問題なし、計画通り」
サイコ・Pの短い報告を聞いたエネルはニヤリと笑って突然立ち上がる。サイコ・Pはイロイロの実を食べたカモフラージュ人間。自分を含め、様々なものを周囲の景色と同化させカモフラージュできるという能力を持つ。
見聞色でもなければ察知不能なその能力を活かしてエネルはサイコ・Pに対し奴隷たちの解放を行い、移動型の空島に乗せて秘密裏に避難させるよう命じていたのだ。
「3億!3億でどうだえ!わちきがその魚を3億で買うえ!」
3億で買うと叫んでいる天竜人のチャーミング聖。誰もそれ以上の値段を言い出さなかったため、魚を手に入れられたと騒いでいる彼の上にはバチバチと雷が集まっていた。
「な、なんだえ……これは……」
チャーミング聖があまりにも煩いそのバチバチとした音に気づいたがもうすでに手遅れ。彼には神の鉄槌が下される。
「"
極太の雷に貫かれ声も上げることもできず倒れるチャーミング聖の姿に、妻のチャーミング宮の悲鳴が響き渡った。
久々の投稿で申し訳ねぇ、最近ジャンプ+でONE PIECE60巻無料だったからなのかエネルがツイッターで話題になってたのを見てモチベが湧いてやっと投稿したんや。遅かったのは許して()