神司「お前ら!コイツの狙いはアドラと零愛だ、死守しろ!」
四人「「「「了解!!」」」」
神司「ライムは亜無の家に戻ってろ!」
ライム「判った!お兄ちゃんにこの事伝えてくる!」
走ってこの場から離れるライム。それにダークが触手を伸ばして攻撃しようとする。
ダーク「させるか。」
神司「そのセリフ、そのまんま返すぜ!」
全員分かれてダークネスに攻撃を仕掛ける。しかしありとあらゆるところから触手が攻撃してくるのでまずは触手を切って行くしかない。
神司「神剣『千本刃』!」
確実に触手の根元を攻撃していく。しかし、
ダーク「『無限針地獄』。」
触手から針が無数に生えてきてダークネスは触手を振り回して千本刃の刃が振り落とされていく。
しかもそのせいで余計に近づき難くなった。
ドラ「『雷速』!」
ドラが迫りくる触手を全て避けてダークの目の前まで来た。
ドラ「来たぞ。」
ダーク「へぇ…!」
ドラ「『雷一文字』!」
横にダークを攻撃するがいつの間にか抜いていた剣で防がれていた。
ダーク「あぶねぇなァ!」
ドラ「マジかよ…!」
跳ね返されてドラは後ろに引く。
ダーク「『異常懺悔』。」
ダークの触手がドラの手足に巻き付いてダークが掃除機のコードのように戻ってドラの体に剣を突き刺す。
ドラ「かはっ…!?」
ドラの口から血を吐きダークの服に血がかかる。
神司「ドラ!」
ドラに駆け寄ろうとすると重い何かにぶつけられて俺の体が吹き飛んだ。何本か木を折ってやっと止まった。
神司「がはっ…」
一体何が起きたと言うのだ。家の方を見ると大きな体の男にサグメと姉ちゃんの首を掴まれて苦しそうにしていた。
神司「止めろォォおお!!」
男「だまれー!!!」
神司「あがっ…!」
サグメ「う”ぅ”っ!!」
怒りで男の方に向かったが男がサグメを俺に向けて投げた。それで俺らと反対の方向に姉ちゃんが投げられていた。
咄嗟にサグメを受け止めるが耐えれないので俺の体を犠牲にしてサグメを守った。
神司「シロー!!零愛とアドラを連れて逃げろー!!」
今はそれしかない。姉ちゃんは男に投げ飛ばしてどこかにいるか分からない。姉ちゃんの無事を祈るしかない。
シロは必死に風の能力を使って逃げているが男の方が早くてシロは男に殴られて気絶させられた。
男が帰ってくるのが早かった。シロを追いかけて一分も経っていない。
神司「ははっ、瞬殺で全滅じゃねーかよ。」
サグメ「勝てる気が、しないね……。」
?「まっ、それも俺らがいなけりゃの話だがな。」
声をした方向を見ると懐かしい声だった。しかも俺らの家の周りに見たことある姿が集まっていた。
神司「来るのがおせーよ、相棒。」
あつまっていたのは、邪神王、博麗 霊夢と霧雨 魔理沙、怠惰 ベルフェゴールと強欲 マモン、紅魔館ファミリーの内のレミリア、フランと黒フラと紅風 亜無&ライム、そして八剣 光矢だった。
神司「集まりすぎだろうよ……。」
邪王「喋る余裕が有るようだな。」
レミリアがゆっくりと俺に近づいてくる。横から男がレミリアを襲おうとするが紅いグングニルを瞬時に放ちシロと零愛とアドラを解放する。
強欲が刀を使ってダークの触手を斬ってドラを解放する。
レミィ「……」
神司「ありがとな、レミリア。」
レミィ「…家、無くなったのね。」
神司「良いんだよ、俺が帰ってきた時からこの状況だったんだ。また家探すさ。」
霊夢「そっ、まぁ神司は休んでなさい。」
魔理沙「私らが来たら百人じゃ足らないぜ、千人力だぜ。」
フラ・黒「「せんにんりきだー!」」
魔理沙の言葉で遊ぶフランと黒フラ。楽しそうで何よりだ。
強欲「久しぶりだな。」
神司「強欲も久しぶり、あれ?さとりは?」
魔理沙「さとりは……異形に攻撃されて肩の負傷で私達が帰らせた。」
神司「判った…。」
さとりは異形に攻撃されて負傷…か。この死闘に参加させてしまったことに謝罪したい。そんな話をしまった俺を悔む。
霊夢「そういや、このマモンって相当強いのね。あの異形を一人で一掃しちゃうのだもの。」
怠惰「そりゃあ、剣術の達人だからな。」
強欲「俺の実力ではなく紅葉姫が強力過ぎるだけさ。」
ライム「遅れてごめんなさい!神司さん!」
遅れて俺のところに来たのを気にしているらしい。そういう子はからかいたくなる。
神司「いや良いよ…。ただ死にそうだけどね……。」
ライム「本当にごめんなさい!」
亜無「神司さん…。」
心配そうに話しかけてくる亜無。俺は優しく話す。
神司「大丈夫だよ、俺は死なないからな。」
光矢「まぁ、神司が死んでもどうせ直ぐに生き返るからな!」
雰囲気ぶち壊しかよ、この執事長は。それで思わずため息が出てしまう。
神司「はぁ~。」
邪王「まっ、アイツらの始末は俺らに任せろってところだな。」
ダーク「強いな、お前らは。」
霊夢「そう?貴方たちの方が強いと思うけど?」
男「煽られた、異形野郎、俺はあの巫女を殺す。」
ダーク「待てザキ。」
どうやらあの大男の名前はザキのようだ。
ザキ「我慢、できないッ…!!」
ザキが霊夢の方に突進する。
霊夢「夢符『二重結界』!」
ザキ「 ! 壁が…」
霊夢(思ったより力は…ッ!結界にヒビがが…!)
魔理沙「恋符『マスタースパーク』!」
結界にヒビが入ったことに気づいた魔理沙は八卦炉を使ってマスパを放つ。
しかしかすり傷一つも付かなかった。
魔理沙「嘘っ!?」
ザキが攻撃を止めて魔理沙の方に顔を向けた。
ザキ「何したんだ…?魔女ッ子。」
ザキは魔理沙の目では見えない速さで殴りに掛かる。
魔理沙「ッ!」
怠惰「無駄だよ、魔理沙。」
強欲「ここは俺らの戦場だ。」
怠惰と強欲が大鎌と紅葉姫でザキの拳を受け止める。
ザキ「お前ら
怠惰「強いぜェ~、俺らは。」
ザキ「でもなぁ、正直飽きた。」
強欲「ッ!逃げろお前ら!」
怠惰「安心しろ、マモン。『狂い裂き』!」
怠惰は縦回転しながらザキを斬っていく。時間差でザキの肩から血を流す。
ザキ「逃げ遅れたな…?」
超高速で怠惰を殴り殴りまくるザキ。
怠惰「がはっ…ぐっ…!」
強欲「『鬼神抜刀』…。」
次くる拳を見切って腕を斬った強欲。他の人じゃあんなの見えないだろう。
すると光が通って怠惰を助ける。
光矢「大丈夫か?」
怠惰「大丈夫だよっ…数えきれない程の死闘を乗り越えて来たからな…ッ!危ない青年!」
ダークの触手が光矢に向けて伸びていた。
光矢「光符『ライトニングスパーク』ッ!!」
魔理沙のマスパみたいに一直線の弾幕だ。触手だけは燃やせた。
怠惰(何故だ、あの触手野郎の方は確か亜無と邪神王とレミリアお嬢が戦ってたんじゃ…)
見ると亜無とレミリアが倒れていた。邪神王はこの場から居なくなっていた。
怠惰「マジかよ!?」
最悪だ、こっちはこっちで危ないってのにあっちは既にラウンドが終了している。
怠惰はそれに油断し、ザキに叩き潰される。強欲が助けに入るがザキの大暴れには勝てなかった。
怠惰「ぐはっ…!!」
腹をザキに殴られて吹き飛ぶ怠惰。
霊夢と魔理沙も既にやられている。
強欲「くそったれー!!第四人格『死々銀河』ァ!」
強欲はまさかの神ノ邪神の人格技の『死々銀河』を使った。
鞘に紅葉姫を片付けてから構えてザキに近づき刀を抜いて横に斬った、がザキには効いてなかった。
強欲「負けたなぁ。」
紅葉姫を片付けてから降参した。ザキが強欲の顔を思いきり殴り地面に叩きつけられる。それで強欲は気絶した。
まだ息があるレミリアが執事に命令する。
レミィ「光矢!フランと黒フラを逃がして!!」
光矢「だっ、だがお嬢様が…!」
レミィ「『
光矢「ッ…!!俺が戻るまで死ぬんじゃねーぞ!!!行きますよ!妹様!黒フラ様!」
黒フラ「光矢、御兄様!」
フラン「御姉様ぁぁー!!!」
姉を置いて泣きながらも逃げる二人。光矢が二人を守りながら能力を使用して二人の手を握って遠くまで逃げまくった。
◆
ダーク「三人逃走か、まぁ良いだろ。本来の任務を遂行しますか。」
ダークは戦闘が終わり、ザキに撤退するために呼び掛ける。
ダーク「おーいザキ、引き上げるぞ。」
ダークがザキの方を見るとザキは獣人兄妹と戦闘中であった。
ダーク「不死だっけ?アイツらも懲りねぇな。」
ドラ「雷迅『速斬雷降』!」
ドラがザキの腕を斬るが直ぐに再生して雷炎を掴む。
ドラ「止めろ!」
ザキ「やだね。」
雷炎を粉々に握り潰すザキ。それに絶望をし力が抜けるドラ。
止めに殴り掛かるザキ。
シロ「お兄ちゃん!水槍『アクア・グングニル』!」
水で作った槍をザキに投げつける。やはり効かない。
シロ「逃げてお兄ちゃん!」
絶望し妹の声も耳に入らなくて動かないドラ。そしてザキ最後まで殴り、地面に砂ぼこりが起こる。
シロもそれに絶望する。怒りすら沸いてこなかった。
?「まあまあ、そんな絶望するな、シロ。」
?「大丈夫か?シロちゃん。」
砂ぼこりが治まると女の人が一人シロに手を伸ばしていた。
ダーク「稀神 神司…!お前ら、立てないような大怪我だったんじゃ…!?」
神司「うるせぇ、誰が大怪我だ。」
サグメ「いや、神司さん、私は大怪我でしたよ。」
星花「神司とサグメは大変だったねぇ!私なんて人里まで飛んでったんだよ!?」
神司「皆大変だなぁ…。」
邪王『カッカッカ!その大怪我治した途端元気だなァ!お前ら!』
シロは見た。日光に照らされた家族三人の影を。
神司「さぁて、稀神家の復讐劇の開幕だッ!」
神司は
祝日なんで土日と同じです。土日投稿…間に合った〜。
神ノ「そんなことより早く書けよ、オセロニア回。」
まだ無理です!この章が終わったら書くよ!
神ノ「番外編で書けよ。」
……それで良いの…?
神ノ「俺は満足する。」
分かったよ、次回番外編でオセロニア回ね。
神ノ「書けよ?」
当たり前だよ。ってことで次回は番外編でオセロニア回です。
神ノ「次回をお楽しみにな。」
それじゃあバイバーイ。