邪神たちの生きる世界   作:紅鎌 神邪

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第107話 VS 謎の黒魔術師

亜無「貴様ァー!!」

 

紅風嘘無剣を振り回して魔術師に向かって気を放った。しかし魔術師は自身の周りに結界を張って防いだ。

 

亜無「『削除』!」

 

右腕で結界を切るように右に振る。すると結界が消えた。それに魔術師は混乱していた。

 

亜無「紅神『scarlet:devil』!」

 

背中に悪魔の羽根を生やして紅風嘘無剣を持っていない方の手に紅い槍を持って投げた。

魔術師は赤い透明な壁を張って槍を防いだ。

 

亜無「守りだけか…?!」

 

俺は魔術師の後ろに回って背中を紅風嘘無剣で斬りつけた。

 

亜無「ッ!はぁ…?」

 

斬りつけた筈が魔術師は背中の方に大鎌で防いでいた。しかもその大鎌は見覚えがあった。

 

亜無「まさか…!?」

 

その大鎌とは、神司の近くにいた怠惰のベルフェゴールが愛用していた確か…魔術書鎌(グリモワール・サイス)だ。

その魔術書鎌を持って俺の攻撃を防がれた。一度後ろに飛んで離れる。

何だこの違和感は、コイツは怠惰さんの魔術書鎌を持っていた。そしてあの魔術書、今考えれば引っ掛かる。突然あの場(紅魔館)から消えた怠惰さん、そして俺の目の前にいる魔術師……

 

亜無「どうにかあのフードを取らないとな。」

 

そう、魔術師の正体を知るにはその魔術師が被っているフードを取らなければいけないのだ。

魔術師は魔術書を開いて詠唱し始めた。

 

亜無「させるかァ!妖刃『無限の紅い刃』!」

 

紅い刃を数十本を魔術師に放った。魔術師は詠唱を変えて結界を張った。とにかくどうにか詠唱は辞めさせられた。

 

亜無「…五分五分だな…それならこれで決める…!星符『ストライクメテオ』!」

 

この狭い洞窟を利用して隕石を二、三個降らせた。

 

亜無「気絶だけでもさせてやる…!」

 

魔術師「……『反転魔法(リバウンド)』…」

 

亜無「はぁ!?ッ……!」

 

魔術師は緑色の魔法壁を詠唱無し出してまさかの隕石を一個俺に向けて跳ね返してきた。しかし限度は二個がだったらしく緑色の魔法壁は砕けて一個魔術師に当たった。

 

亜無「良しッ!」

 

当たった衝撃で倒れていた。それでフードが脱げた。

 

亜無「……!だろうな!怠惰さん!」

 

フードの中身の顔の正体は亜無の予想通り、怠惰のベルフェゴールであった。そして再び亜無に怒りの感情がこみ上げてきた。

 

亜無「ここのボス…!絶対に許さない…!光矢たちの記憶削除の罪の上に今度は怠惰さんの記憶操作だと……いい加減にしろよ………ふざけるなァ!!」

 

すると亜無の身体の周りから闇の気が出ていた。

 

怠惰?「……!」

 

魔術師は亜無の闇の気に危険を感じたのか攻撃の詠唱を唱え始めた。亜無の気は漆黒に近い色になっていて誰がどう見ても禍々しいのが分かる。

そんな恐ろしい状況の中、砕けた氷が溶け始めていた。全部が溶けるとそこから熱気が噴き上がり一人の少女の姿になった。その少女は先程、魔術師に凍らされてから落とされ粉々に砕け散った熱の邪神、タルウィであった。

 

タル「もぉー!何なの?!亜無くん!……ん?」

 

タルウィが見た光景には漆黒の禍々しい気を放ちつつ、我を失いながら暴れている亜無の姿と黒いローブを着た怠惰のベルフェゴールが魔術書鎌を振り回しながら大魔術書(グリモワール)開きながら詠唱している姿があった。

 

タル「………」

 

えーと…まず、紅魔館に居なかった筈の怠惰と悪魔の羽根を生やして、しかも、何か闇の力を感じる亜無くんが私の目の前で戦闘中…。しかも怠惰は変なローブを着ているし…。つまり、怠惰は現在操ら(洗脳さ)れている。あと亜無くんは何らかが原因で暴走中……

 

タル「はっ…!まずは亜無くんを止めなきゃ!」

 

今更である。

タルウィは地面に手をつけて、熱を流した。

 

タル「猫舌『赤い口』。」

 

その熱はこの場の洞窟内に全て流した。すると地面は赤くなっていき熱を発し始めた。

 

亜・怠「「ッ!」」

 

地面が熱くなって燃え始めた。

 

タル「上手い具合になったね。」

 

しかしすぐに空中戦になる二人。タルウィは呆れて、

 

タル「それなら一発KOにした方が良いのかな。」

 

タルウィは両手を上に向けて熱球を作り出した。

 

タル「熱符『灼熱地獄』。」

 

熱球を左手に集中して熱球をいくつにも放った。

しかし器用に戦闘しながら避ける怠惰と亜無。それにムカつくタルウィ。

 

タル「もぉー!めんどくさい!熱球壊『破裂熱』!」

 

スペカ名通りタルウィは再び両手に熱球を出したが今度は潰して破壊した。

破壊した熱球は弾幕と化し、怠惰と亜無に降り注ぐ。

亜無は暴走しているため熱に触れる度、叫んでいる。怠惰も同じだ、洗脳されてはいるが亜無に魔術書鎌で仕掛けるが、その熱がその攻撃を妨害する。

上手い具合にタルウィは攻撃に成功していた。

 

タル「行くぜ、ダメ押し!」

 

片手ずつに熱球を持ち、二人に放ちまくる。

 

タル「ハアアァァ!!」

 

すると怠惰と亜無はタルウィに気付くと二人はタルウィに攻撃を仕掛けた。

だがそこに、悪魔の羽根を生やした男性が洞窟の奥から歩いて出てきた。悪魔の羽根を生やした男性は飛翔して怠惰と亜無、そしてタルウィを含めた三人の後ろ首に手刀して気絶させた。ドサッと音がなり地面に倒れる三人。

 

?「フフフッ、フーハッハッハァー!これで使える駒が増えたァー!!」

 

高らかに笑う悪魔の羽根を生やした男性。すると魔方陣を三つ床に出して魔方陣から三体の異形を召喚した。

 

?「異形ども、この三人を引きずって俺に着いてこい。」

 

異形「「「イィギィィイ!!」」」

 

異形たちは一人ずつ手首を掴んで引きずりながら悪魔の羽根を生やした男性に着いて行った。

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