邪神たちの生きる世界   作:紅鎌 神邪

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第109話 光の帰還

魔理沙「いやホントに何なんだよ!?」

 

レミィ「マスパが効かない…!?」

 

急に片手の形をした異形が魔理沙を掴んだ。

 

魔理沙「ヒイ゛ィ゛…!」

 

咲夜「魔理沙!現世『ザ・ワールド』!」 

 

咲夜が時を止めて空に浮遊し、片手の異形に向けてナイフ何十も設置した。

 

咲夜「そして時は──」

 

紫異形「ギィィイ……」

 

咲夜が気づくと紫色の異形が浮遊していた。

 

咲夜「なっ、何でコイツが……う゛っ!」

 

紫色の異形の尻尾にはたかれて地面に叩き落とされた。そして時は動き始め…なかった。

 

咲夜「時は動き出す…!」

 

しかし時が動き出すことはない。

なぜなのか、それは咲夜が現在戦っている異形の名は、“悪夢の異形„という名であるからである。悪夢の異形の能力は『相手今が一番悪夢だと思う事が現実になる』という能力なのだ。なので咲夜にとって最悪な悪夢、同じ時を止めた世界に敵が入り込んでいること。だから悪夢の異形は入り込んだのだ。しかも、咲夜の願いは時を動かせること(・・・・・・)だ。こんなことは誰も想像していない。当たり前だ。そうして咲夜は悪夢の異形に何回も尻尾にはたかれた。何度も時を動かそうと試みるがことごとく失敗する。やがて彼女の心がボロボロになり願いが変わった。

 

咲夜(……もう、私は長くないかもしれない…せめて、妹様を助けたかった……)

 

願いが変わった、その事によって時が動き始めた。

 

咲夜「はっ!?」

 

片手「キシャァア!?」

 

魔理沙「うわっ…!ガバッ…!」

 

咲夜「魔理沙大丈夫!」

 

咲夜は急いで魔理沙の元へ急いだ。

 

魔理沙「っ~……咲夜、お前こそ大丈夫か?ボロボロだぞ?」

 

咲夜「そうよ、あの紫色の異形、アイツ私と同じ時の世界に入り込んで来たのよ。」

 

魔理沙「はぁ?嘘だろ?」

 

咲夜は首を振る。

 

魔理沙「マジか…!それなら…魔砲『ファイナルスパーク』ッッ!!」

 

マスタースパークよりも太い直線の弾幕が紫色の異形を襲う。顔は消し飛んだが核は破壊出来ていなかった。なので頭が再生して紫色の異形は魔理沙に襲った。

 

紫異形「ギィィイ!!」

 

紫色の異形は顔の部分が大きく開いて口が現れた。

 

魔理沙「嫌っ…まだ死にたくない…!」

 

レミィ「魔理沙!(ダメだ、間に合わない…!咲夜は重傷で助けれない──!)」

 

霊夢「夢符『封魔陣』!」

 

悪夢の異形は札が貼られて苦しみだした。

 

悪夢「ギィィイ!」

 

札を貼った本人の霊夢が空から降りてきた。

 

霊夢「大丈夫!?魔理沙!」

 

魔理沙「ありがとう…霊夢…!」

 

霊夢「それにしても、何なの…アイツらは。」

 

?「あれは悪夢の異形です。相手が一番最悪だと思う事が現実になる能力を持っています。」

 

四人は声がした方向を見ると桃色の髪に首元にサードアイの紐を垂らしたさとりの姿があった。

 

魔理沙「さとり!?」

 

レミィ「もう大丈夫なの?」

 

さとり「肩は治りました。共に戦うことは難しいですが、異形にプログラムされた情報なら読み取れます。一応アイツらも生き物ですから。」

 

ドンっと胸を張るさとり。それになんとなく安心感を持つ霊夢。

 

霊夢「さとり…ッ!危ないさとり!」

 

さとり「えっ──」

 

急に吹き飛ばされるさとり。民家の壁を破壊して倒れる。

 

魔理沙「一体何が…!」

 

鎌「ゴォォオー…!」

 

あの両腕が大きな鎌のような異形がさとりを吹き飛ばされした民家の前に止まっていた。

ちなみに、鐘のような形の異形は“大鐘の異形„。

デカイ片手の形の異形が“蟲の異形„。

デカイ鎌のような腕の異形が“憤怒の異形„である。

 

魔理沙「アイツ…」

 

悪夢「キシャァァアー!!」

 

魔理沙「ヤベっ…!」

 

大鐘「ゴーン……」

 

四人「ッ…!? !?」

 

四人と異形がいる周りの空と景色が真っ暗な闇に包まれた。四人が混乱していると一筋の光が四人の横を通りすぎた。その数秒後にレミリアが刀傷を足に受けた。

 

レミィ「ッ─!」

 

咲夜「お嬢様!」

 

レミィ「大丈夫よ…咲夜。ただのかすり傷よ…」

 

霊夢「一体(なん)の闇…うっ…!?」

 

霊夢の体に強い襲撃が放たれたのだ。霊夢を手探りで探す魔理沙。

 

魔理沙「霊夢!」

 

霊夢「何が起こっているの…?」

 

悪夢「キシャァア…!」

 

蟲「シィー……!!」

 

憤怒「ゴォォォオ…!」

 

何にも見えない中、四人は()体の異形に何回も攻撃され続けられた。また四人の横を一筋の光が通りすぎる。しかし、その光に四人は気づいていなかった。その時、起きたさとりがその光について読み取ることができた。

 

さとり「うぅ……!わかりましたよ…!」

 

さとりは立って闇の中を走りながら、心を読み始めた。異形のプログラム、四人の心の声、そして光についての()

声を聞きながら一つおかしいことに気がついた。この闇についてだ。だが簡単なことだった。なぜなら、この闇については上を向いたら理解ができた。さとりは一つの弾幕を真上に放った。すると大きな鎌の音が聴こえて、闇が消えた。

 

霊夢「消え、た…?」

 

魔理沙「まさか…さとりが…?」

 

さとり「そのまさかですよ、魔理沙さん。この闇の原因はあの鐘のような形の異形…“大鐘の異形„の能力です。この能力は敵味方関係なし、全員を丸飲み能力。敵味方を闇に飲んでから十分後、大鐘の異形が急に落ちてきて個体の物たちを食べるという技でした。今回はあと残り三分だったので本当に危なかったです。それもこれもあの光使いの執事のお陰ですね。」

 

レミィ「えっ?」

 

咲夜「嘘っ…!?」

 

一筋の光が四人の前で止まる。すると上から二体の女吸血鬼も降りてきた。

レミリアと咲夜の目からは涙が溢れ出す。

 

光矢「やぁ、咲ちゃん。ピンチっぽいね、なんなら俺らが助けてやろうか?」

 

咲夜「ええ…!頼むわ…!」

 

光矢「そんじゃあ……」

 

光矢はレミリアの前まで行くと跪いた。

 

光矢「戻るのに時間がかかり、申し訳ありいませんでした。それと私たちが来るのに遅れまして申し訳ありませんでした、お嬢様。我々、紅魔館執事長、八剣 光矢。そして妹様、黒フラ様の三名、欠落もなく復活しました。今後とも何なりと御命令を。」

 

レミィ「命令よ、光矢。私らと共にあの異形たちを倒して人里に被害がでないように対処しなさい。異形どもの核を的確に壊しなさい。」

 

光矢「承知しました。さーて、妹様、黒フラ様、存分に暴れようぜ…!!」

 

フラン「行くよ…!クーちゃん!」

 

黒フラ「勿論だよ、二人とも!!」

 

三人は気合いを入れたままスペカを宣言して異形たちに攻撃を始めた。そして五人も少し回復し、計八名の異形への一斉攻撃が開始された。

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