神司「さとり!命儚はどこにいるんだ!?」
さとり「……!ザキの体内です!」
神司「了解、行こーぜ!」
クロム「命儚はザキの体内だァ?それじゃあ、ブッ飛べェ!!」
ザキの巨体の腹部を殴り飛ばすクロム。しかも殴った瞬間、腹部が砕け散った。
アドラ「来たね♪お兄様のBLE=AKゥ!」
すると殴ったところから命儚がゆっくりと下りてきた。
神司「命儚…!」
命儚「フフフ…!」
神司「ぐあッ!?」
ニヤリと笑うと一直線に俺のところへ来て、俺を地面に思いきり倒して両腕をへし折る。
神司「あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛!!!」
ドラ「神司様から離れろ…!」
強欲「テメェ神司からァ離れろ!!」
ドラと強欲が俺の方に走って向かうが命儚には関係ないことであった。
命儚は二人に斬られそうなるが冷静な声で、
命儚「お前らはザキを殺したと思っているだろうが、アイツは死なないよ。」
ド・強「「なっ!?」」
命儚のの腕の指示によって腹部がえぐれてグロく成りながらもドラたちに攻撃を仕掛けるザキ。その一方、命儚は俺の耳元で囁いていた。
命儚「私の目的は稀神家を自分の手で潰すこと。しかしそれだけでは面白くないので神司、貴方にも稀神家を潰してもらいます。」
そう言って、俺の耳を甘噛みする。こいつにはそういうプレイが好きなのかはさておき気持ち悪い。俺は勿論動けないのでこの変態の満足を待つしかない。
ぷはぁ、と耳から口を退かしたが、
命儚「それじゃあ…私の全血液を貴方に注入したいと思います。」
神司「がぁっ!」
ガブリと俺の首筋を噛むとそこから血液が流れ込んできた。すぐに痙攣が始まって折られた両腕が治りかけていた。
神司「あぁ……あっ!」
命儚「……それでは…ッ!」
何に驚いたのかゆっくりとその方向を見るとクロムが走って来ていた。
クロム「邪炎『ブラッドフレイム』!」
走りながらも命儚に向けて黒炎を放つ。しかし、
命儚「良いのですか?このままだと貴方のパートナーごと焼けますよ?」
クロム「うるせぇ!」
放った黒炎は命儚の手前に落ちて、砂煙が起きる。
砂煙の中、クロムは神司の体を探すがすぐに砂煙が晴れてくる。
命儚「狙いは
急に血液の流れが早くなっていき、まともな思考が出来なくなってきた。しかも「あっ…あっ」としか喋れない。痙攣も酷くなってきた。
クロム「残念だなぁ!」
クロムは命儚の弾幕を避けつつ、俺に憑依する。
クロム『これが目的さァ!』
神司「ナイ、スだ…クロム…!」
命儚「私、当たってるじゃないですか!!」
命儚の答えは当たっているにも関わらずクロムは俺に憑依を成功した。
しかし血液の流れは止まらない。
~数十分前~
息子や娘を守っていたが、我が旦那様が襲われているの見てすぐに駆け出していた。
サグメ「神司さん…!」
蟲「キシャアァァ!」
急ごうとするが、蟲の異形がサグメの前に飛び出してきた。
サグメ「邪魔!」
直ぐ様矢を放つが装甲が硬いのかびくともしなかった。そして蟲の異形はサグメを掴んだ。
サグメ「うっ!」
ちょっとずつ力を入れて遊ぶ蟲の異形。
サグメ「あぁっ、あっ…!」
咲夜「幻世『ザ・ワールド』!時よ、止まれ!」
咲夜の合図と共に幻想郷中の時が止まった。
咲夜「さて、行きますよ、光矢。」
光矢「俺に対しても敬語かよw」
さて、なぜこの止まった時の中、光矢だけが動けるのかというと、『光は時よりも早い』。ただそれだけでだからだ。
咲夜「良いじゃない、私の勝手でしょ。」
光矢「ツンデレ咲ちゃん。」
咲夜「はぁ?」
光矢「てかほら、合技するぜ。サグメには当たらないようにな。」
咲夜「貴方に言われなくても分かっていますよ。」
咲夜は大量のナイフをサグメには当たらない程度に投げて、光矢は数百本の光の矢を蟲の異形に向けて放った。
光・咲「「時光速『ザ・ワールド・
光矢は咲夜の止めている時を少しだけ光速に動かした。すると時は動き出したが既に蟲の異形には矢やナイフが刺さっている状態で時が動き出した。
光・咲「「そして時は、飛び始める。」」
蟲「キシャアァァ!!?」
サグメ「ッ!」
蟲の異形からサグメが放されて地面に打ち付けられる。その時、光矢と咲夜の二人が空から下りてきた。
咲夜「大丈夫、サグメ。」
サグメ「う、ん。大丈夫。」(ホントはちょっと背骨が痛いけど。)
光矢「そうだ、お嬢様から伝言だ。『近々、味方が二人敵側に寝返る可能性、大。もしかしたらオーディンと別にもう一人がこの異変中にこちらに敵意が向くかも。』だそうだ。」
サグメ「オーディンさんが…敵?!」
咲夜「それは私も考えたわ、しかしこの異変は洗脳が多い。少なくとも聞いた話ではこの私らの仲間に元々洗脳で敵陣だった人もいる。その事を考えるとオーディンさんも十分に有り得るわ。」
サグメ「確かにそうだけど!」
少し怒り目に話すサグメ。すると大きな妖気と共に大きな爆発音が人里中に鳴り響いた。
三人はその音の方向に急いで向かうと、そこにはボーッとしている神司の姿があった。だが、髪の色は緑色で目は右赤で左青をしていた。
サグメ「神司……?」
神司「うぅ…!サグ、メ?」
サグメ「そうだよ、貴方の妻のサグメだよ!」
神司「サグメ、か…血ィ、吸わせろ。」
サグメ「ッ!?」
神司は長く伸びた犬歯を剥き出しにしながらサグメに飛び掛かった。だがあと一歩のところで苦しみだした。
神司「サグ…メ…ちゃん…!」
サグメ「っ!クロムさん」
声だけだけどわかる。私のことをちゃん付けするのはクロムさんと七つの大罪の人たちぐらいだもん。
続けてクロムさんは私に話す。
神司「神司は…俺が元に戻す…だから、それまで─黙れ、邪神王。」
急に口調が変わり、そこで、クロムさんの話が消えた。
~神司の精神内~
クロム「ハッ、黙るかよ。って言うか、テメェは誰だ?」
神司はクリスタルのような中で蜘蛛の糸にぐるぐるにされて眠っている。でだ、俺の目の前にいて、神司の精神内にいる髪と目が朱色の男性に俺は誰だと問う。名前は聞けなかったが、命儚と神司の血液からできた新しい生命体のようだ。しかし…
クロム「しっかし、テメェはどこはどこが神司と命儚に似ているんだ?どこも似ていないように見えるのは俺だけか。」
ムカついたか、一瞬手を出そうとするが、動きを止めて深呼吸を二、三回行う。やっと口を開くと思うと、面倒くさいタイプの相手だった。
?「五月蝿いぞ、邪神王。我を誰だと考える。」
クロム「知るかよ。」
?「我は大邪神官
「はぁ、全然知らねぇし、知りたいとも言ってねぇ。どうせ雑魚はお前だよ。」とは言わず、俺は戦闘体型を取る。
~人里~
途中でクロムさんの声が聞こえなくなった。しかしクロムさんが私に何を伝えたかったのかはすぐにわかった。すぐに神司を押さえつけて暴走を止めようと神司に視線を戻すとそこには、神司がいなくなっていた。
サグメ「神司…ッ!」
大きな咆哮と共に刃の雨が降ってきた。
神司「『刃降らし』、人里の皆さん、血塗れになりな!」
幸い外に出ている人里の人が自分の家に避難していて良かっ──良くなかった。
三歳ぐらいの子供が外に出て歩いていたのだ。
サグメ「危ない!」
私の声に気づいた神司は子供の方向に集中して刃を何十本も放った。
私は必死になってその子を地面に伏せさせて、私は丸まってその子を守った。勿論死ぬ覚悟で守ったが、刃が私に突き刺さらなかった。ゆっくりと神司の方向を見ると、そこにいたのは、悪魔の羽根を生やして、短剣二本で刃を振り払っている我が娘の姿が見えた。
サグメ「零、愛…!」
苅亜「母さん!大丈夫!?」
サグメ「うん、大丈夫だよ。貴方も大丈夫?」
子供「うぅ…」
怒られたと思ったのだろうか泣き出してしまう子供。
サグメ「あわわ…ごめんね怒ってないから。」
そこにドラくんとシロちゃん、星花も合流してきた。
シロ「私が親を探してくるよ!」
ドラ「お、おい!シロ一人じゃ迷うだろ!」
二人はその子の家を探しにどっかに行ってしまった。
さて、稀神家の家族喧嘩だ。死なないことを目標にして神司を元に戻してやる。
神ノ「って!何で前回後書き休ませられてんだ!?」
暴食「まぁ、良いじゃないですか。」
神ノ「そんな良くねぇよ〜…」
暴食「って、そんなことしてる場合じゃないですよ!神司様が!」
神ノ「安心しろよ、クロムや稀神家が神司を何とかしてくれるさ。」
暴食「それは…そうですけど。」
神ノ「なら大丈夫だよ。俺らはアイツらを見守る、おけ?」
暴食「…はい……」
神ノ「それじゃあ次回はクロム VS 夢司人命神だ。お楽しみにな。」