不定期投稿です、本当にすみませんでした。
夜 8時、宴会から一時間が経った。
結局、身体は元に戻らなかった。まだ急ぐことはないから良いが、早く元の姿に戻りたいものだ。
皆バラバラの箇所に集まって、宴会を楽しんでいる。
例えば、霊夢と魔理沙は雑談しながら酒を飲んでもう出来上がっている 。
霊夢「それじゃあ皆!精神異変お疲れ様でした!!かんぱーい!!」
霧雨「もう飲んでんのに今更かよ!」
宴会は始まったばかりだ。宴会まであの残り六日の間に亜無とは口を聞いていない。別に喧嘩をしたわけでは何か、声を掛けずらかった。
神司「……亜無探さねーと。」
夢『……神司、予知を見ておけ。』
神司「何で?」
夢『予期せぬ事が起こることもある。恐ろしいことになる前に見ておけ。』
夢の言葉はスルーする。それに予知に頼ってばかりじゃ現実では使いたくないから。
精神内でギャーギャー言っているがあえて聞かないふりをする。ガンガン頭が痛いけど。
この夢のアドバイスを無視したことにより後に夢が思っていた事が起こるとは今の神司は気づきもしなかった。
亜無を探すが境内を探しても見つからないので外に出る。レミリアたちは宴会場に来ているので亜無だけ来ていないのはおかしい。
神司「一体、どこに居るんだ…亜無は…」
境内には居ない、さらに神社内にも居ない。なら、最後に残るのは屋根の上しかない。
見るとそこには、少し暗くて見にくいが、亜無の背中が見えた。
神司「やっぱり、ここに居たか、亜無。」
優しく亜無に声をかけた。亜無はハッと気づいたように振り向いた。しかし俺だと気づくと暗い顔になった。
亜無「……神司さん…すみませんでしたぁ!!」
もう泣きそうな顔をしながら俺に謝り始めた。というよりも泣いている。
──って何で謝ってきたのか。
理由はすぐにわかった。
神司「ま、まずは落ち着いてくれ!」
亜無「うぅ…」
亜無は俺の前まで走って来た。
宴会を楽しむ皆の声が静かに聞こえる。
亜無「……本当にごめんなさい…お、俺…オーディンさんを、こ…殺して、しまって……!」
気づくと俺は亜無に邪楼剣を向けていた。
夢がうるさく怒鳴っているが上手く聞き取れない。
神司「……なぁ、亜無?そのままでいいから、事実を話せ。」
泣きながら怯えている。関係ない。事実を話してもらうまで引き下がるつもりはない。
それから亜無は、オーとの死闘について話始めた。
味方の振りをしていたのはオーディン本人だった。しかし当の本人は洗脳済みだったと亜無は話す。それで、敗けそうなところをサリエル改め、サユリと紫に助けられたとのこと。
やっと倒せたと思いきや、自害してこの死闘は終わったらしい。
そうなると、オーディンは亜無が殺してはいないことになる。
神司「その話の内容だと、亜無はオーを殺していないぞ。」
亜無「違う…ほぼ俺が殺したんだ…最後だってオーディンさんを助けることができなかったのだから…。」
深刻だ…ぶるぶると体が痙攣してしまっている。
亜無はこの一週間は苦痛だったに違いない。
俺は人を殺めることがよくあってわからないけど、人を殺める恐ろしさはここまでくるのか。
神司「だけど、オーは亜無を恨みながら、亡くなったか?」
もう怒りが治まってきている。なので亜無のことは許しかけている。
亜無「……笑って亡くなりました…」
神司「そうか…」
オーの奴、『笑って』…か。アイツらしい死に方だな。
とりあえず、亜無とは別れた。
◆
さて、場所は変わって屋根から境内に。
神司と亜無が、シリアスな会話をしていた時、境内ではキラティナイド家の皆で酒を飲んでいた。一部を除いては。
アドラ「シロちゃ~ん!飲まないの~?」
アドラは酔っぱらってシロに飲まないか誘っていた。
もちろん、シロは一切酒を飲んだこともない。
シロは断ればいいのかわからないでいると、ドラが二人の間に入った。
ドラ「母さん、俺もシロも酒は飲めないんだ。」
アドラ「え~……じゃあ、しょうがないね~…」
潔く諦めるアドラ。
アドラは周り見ると、兄はちびちびと飲んでいて、スカルはごくごくと勢いよく飲んでいた。ルージュは酒を恐る恐る飲んでいる。
アドラは他に自分みたいな飲み方の人いないか探していると、急に襖が開いて、四人の団体が入ってきた。
エル「一番強い酒はどれだー!!」
勇儀「こっちだぞー!」
ミカ「もうエル~!走らないの~!」
神ノ「おお、結構盛り上がってるなぁ~……」
四人の団体というのは、神ノ邪神と愉快な三人だった。
エルは入っていてきて早々、酒を求めに勇儀の方に走って行ってしまった。
暴食「行っちゃいましたね。」
神ノ「まぁ、宴会なんだし良いんじゃね?」
──ってか、この宴会凄いな…天界の黒炎のミカエルに、暴食入れての七つの大罪の三人がこの宴会場にいるなんて驚きだ。
神ノ「……神司が居ねぇな。」
周りには、というよりもこの宴会場にどこにも神司の姿が見当たらない。
神ノ「……んじゃ屋根の上か。」
察しのいい神ノは宴会場から出て、屋根の上を確認すると神司と亜無の姿が見えた。
すぐに呼び掛けようとするが、何か変な雰囲気だったので話を盗み聞きしながら屋根の端を持って懸垂し始めた。
亜無「違う…ほぼ俺が殺したんだ…最後だってオーディンさんを助けることができなかったのだから…。」
オーディンが…死んだのか。フム、さらには亜無が殺したのと同じだと言いたいらしい。生憎、あの場には居なかったから分からないが今は酷い状況ってことは理解した。
……また後で話し掛けるか。
懸垂するのを止めて宴会場に戻った。
神ノ「うわぁ…」
宴会場に着くと、酒に酔った皆が荒らしながら暴れていた。その中で酒を嫌う人たちは端に避難して、クロムと強欲だけはゆっくりと酒を楽しんでいた。
あの短時間で何があったんだよ。酒を嫌う組にはサグメちゃんやミカも居た。
神ノ「一体何でこうなったんだよ。」
クロム「んぉ!?神ノ来てたのか。」
神ノ「来てたとも…じゃねーよ。何があったんだよ、少し席を外している間に。」
クロム「あぁ、紫が持ってきたアルコール度数89%の酒をエルががぶ飲みしたわけよ。」
強欲「そしたらエルの野郎、静かに暴れだしやがって。」
神ノ「は、はぁ…」
だからミカさんも避難したわけね。納得だ。
しかしまだ喋ってんのか?あのシリアス男子二人は。まだ屋根に居んのか?
神ノ「あっ、そうだ。クロム、明日ンんなったら皆に言っといてくれないか?」
クロム「んあ?何を。」
神ノ「それはなぁ──」
神ノはクロムに囁き声で内容を伝えると、クロムはニカッと笑うと内容に納得した。
それから神ノは暴れているエルに拳骨で気絶させると、暴食と皆ミカを連れて家に戻って行った。
さて、その頃怠惰のベルフェゴールはタルウィを口説いていた。
怠惰「なぁ、タルウィ~、彼女になってくれよ~」
タル「何?人殺しの殺人鬼が被害者の友人を口説くなんて意味わかんないですけど。」
グサグサと正論を放つタルウィだが、現在の怠惰は微量だが、酒に酔っているので心には来ていない。逆により一層しつこくなっていた。
怠惰「っせーな…マモンほど強欲じゃねーが、アスモデウスほど色欲じゃないけどよ…俺はお前を俺のモノにしてェんだよ。」
タル「強情だね…で?相手は怒ってるんだよ?友人二人も貴方に殺されてるの、判る?」
怠惰「判ってる…いや、判ってるつもりだった。安倍晴明に関しては本当にごめん…でもザリチェの件は─!」
タル「判ってるよ…」
タルウィは怠惰の言ってることは理解している。怠惰が何度もタルウィに謝ろうがタルウィは許さない。なぜなら、謝ってほしいのは
殺人のことは既に許している 、怠惰の強情な告白もOKなのだが、許していないのは怠惰のデリカシーの無さに怒っているのだ。
怠惰「なぁ、何で許してくれないんだ?怒ったらせっかくの可愛い顔が台無しだろ?」
タル「……///」
何で今、顔の話をするの?今は関係ないじゃん…!
あまりにも不自然且つ、空気を読む読まない以前の話になってきている。
その場でタルウィの心を読み取って酒のつまみにしている悪趣味なさとりはなんとか二人の関係が良くならないかと強欲に相談することにした。
さとり「どうすれば良いと思いますか?」
強欲「う~ん…ベルフェゴールは超絶KYにして鈍感だ。恋愛の場でなら最悪なパターンだな。」
さとり「そんな…」
強欲「まだベルフェゴールには恋愛という文字は早かったか。」
そう言ってから強欲は横になっていびきをかいて寝始めてしまった。
神ノ「それじゃ、次回は新章なんだぜ。」
暴食「あの大会を開催するのですね!」
神ノ「そそ。んじゃま、とりあえず今回はここまで。」
暴食「次回は本編でお会いしましょう!それでは…」
神ノ「またな。」