邪神たちの生きる世界   作:紅鎌 神邪

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フォントはオッケー、誤字も確認したし、多分大丈夫…。

そういや、東方の人気投票、一位がまたまた妖夢だったってね。また調子乗りそうだな…()
人気投票で思い出した。夜桜さんちの大作戦も人気投票始まっているね。俺は殺香を投票するのだけどね。


第127話 第五回戦

強欲「さぁ!予選もとうとう、折り返しだ!第五回戦だァ!まずはこの人!」

 

嫉妬「キラティナイド家の血が繋がっており、神司の従者の一人!マレット(獣人)キラティナイド(大悪魔邪神王の娘)との混血の妹!シロフォン・マレット、通称 シロォ!」

 

シロ「マスター!お兄ちゃん!そしてみんなー!応援ヨロシクね~!!」

 

強欲「続いては~?」

 

嫉妬「怪しげに笑うのは、堕天使の蘇生により屍として生まれ変わっても弟のためなら全力で手助けする正義の姉!稀神 星花ァ!!」

 

星花「シロちゃんだからって容赦はしないよ。」

 

ついに来た、家族対決。この試合が俺は楽しみにしていた。何てたって、姉ちゃんとシロの試合なのだから。

 

強欲「さてと、始めるz…」

 

嫉妬「待って!今回だけは私がしたい!」

 

強欲「始めの合図をか?」

 

嫉妬「うん!」

 

強欲「……ならわかった。もともと役は違うんだから今日だけな。」

 

嫉妬「やった。」

 

静かにガッツポーズを取る嫉妬。

おいおい、しっかりしてくれよ。

さて、嫉妬がフィールド内に下りると二人に声を掛けた。

 

嫉妬「よし、二人とも良さそうだね。それでは第四回戦、よーい……始めっ!」

 

シロ「水槍『アクアグングニル』!やあ!」

 

星花「水槍(すいそう)だね、ならば、薔薇符『ローズ・ア・ソーン』。」

 

シロの投げた水槍を大きな薔薇の棘で相殺した。姉ちゃんは次の一手をシロに向かって放った。

 

星花「連続攻撃行くよ!樹木『セル・リーフ』!」

 

シロ「嘘っ!」

 

空気中から蔦が伸びてシロの身体を拘束する。

さらに先程の薔薇符『ローズ・ア・ソーン』でシロに近距離で攻撃するが、シロの体の周りから風が吹いて蔦を切り、ギリギリのところで回避した。

 

シロ「危なあっ!」

 

星花「惜しかったか…」

 

シロ「『惜しかったか…』じゃないよ!危な過ぎるよ!」

 

星花「それで?」

 

シロ「え?」

 

星花「危なくない死闘なんて無いんだよ…!花喰『モンスター・ザ・フラワー』。」

 

シロ「ヒィ…!!」

 

フィールドを破壊して出てきたのは、大きな口の食虫植物だった。

ただただ気持ち悪い。口から出てきた触手がシロを再び拘束した。

 

シロ「また!?っ!気持ち悪い…!」

 

嫉妬「ナニコレ!?食虫植物…??」

 

強欲「すまないな、読者様。邪神世界(本作)*1はR-18じゃないからな。」

 

良いのか、メタイ話になってしまっているじゃないか。

 

シロ「は、『ハリケーン』!」

 

風を体に纏って触手を千切ろうとするが、なかなか切れない。

 

星花「不死の体を見て一つ、試したい事があってね…斬ったり刺したりしても死なないのなら、丸ごと食べたらどうなるかなぁ、と思ってね…♪」

 

シロ「ヒィ…いや、嫌だ……」

 

星花(トドメかな…)じゃあ、お休み。」

 

シロ「嫌だあぁぁぁあ!!!」

 

星花「……ッ!」

 

シロの体が光ると漆黒の闇に包まれた。その闇で触手が燃え尽きた。

 

嫉妬「シロの拒否する声に反応する謎の闇の力。どういうことですか?」

 

強欲「おそらく、キラティナイドの血があるからだろう。」

 

嫉妬「え?」

 

強欲「分からないか…ならな、マレット家は元々キラティナイドの家系なんだよ。もう分かるだろ?」

 

星花「予想外だ、あんな力を隠してたなんて…」

 

あーこれは、間違いなく姉ちゃんの負けだ。

あの食虫植物をフィールド内に生やしたまでは良かった。しかしキラティナイドの血が流れてるまでは理解していなかったようだ。

でも嫉妬の紹介で言ってたよな。

 

シロ「ねぇ、星花ァ…避けてね……」

 

星花「え──ッ!!?」

 

急に竜巻に飲み込まれる姉ちゃん。シロが何かしたのは判るが、シロが何かした動作はない。

姉ちゃんが何とか脱出を試みるが、シロが二体の水の龍を作り出して竜巻に紛れた。一体は竜巻の逆周りに動いて、もう一体は竜巻の上から侵入して何回も姉ちゃんを喰っては上に行き、竜巻に捨てる動きを繰り返していた。

 

星花「あがっ!……うぅ!」

 

嫉妬「さあ!シロの逆襲が始まった~!この龍と竜巻はいつまで続くのか!?」

 

強欲「………そろそろ溺れるな。」

 

シロ「……解除。」

 

長い時間、シロの水と風で弄ばれた姉ちゃんはフィールド内に捨てられて解放された。

 

星花「はぁ……はぁ……」

 

シロ「…だから避けてって言ったのに。あと、これで私の(・・)は終わったけど、下を見てみなよ。」

 

星花「……はっ!」

 

下にあったのは、姉ちゃん本人がシロのことを攻撃するために出した食虫植物の触手の床だった。

姉ちゃんの血の気が引く。姉ちゃんがこの場から逃げようとするが、触手が姉ちゃんの体に纏まり付く。シロは既に空中にいるので姉ちゃんをただ眺めている。

 

星花「助けて…シロちゃん……!」

 

シロ「私の絶望を思う存分味わってね…。」

 

星花「あぁぁぁ……」

 

姉ちゃんは食虫植物に呑み込まれた。

もうシロの勝ちだろ。

 

嫉妬「……はっ!勝負あり!星花の自滅により、シロの勝ちです!」

 

ドラ「シロ~!星花さんを助けてやれ~!」

 

シロ「そうだね、勝ったし。」

 

シロは天叢雲剣を抜刀すると、食虫植物に巨大な旋風で破壊した。

すると食虫植物は枯れていき、服の所々が溶けている姉ちゃんが倒れて出てきた。

 

シロ「星花、大丈夫…じゃないよね……?」

 

シロが駆け寄ると、わんわんと泣く姉ちゃんの姿があった。

 

星花「ぐすっ、もういやだぁ~、何でなの~……」

 

あの冷静な姉ちゃんが泣き崩れている。

驚き過ぎて硬直してしまった。

 

神司「ね、姉ちゃん…?」

 

星花「うぅ…負けたの?私…」

 

シロ「うん…」

 

星花「そっか。なら、おめでとうシロちゃん!」

 

ゆっくりと立ち上がるって頬笑む姉ちゃん。シロは泣いて姉ちゃんに抱きついた。

 

 

 

 

自分のコロシアムの外で星花は誰かを探していた。

今日の試合は終了。明日が第六試合目。家に帰る客の中から探すのは大変だけど、これは異変に近い。

だが、見つけれた。

 

星花「やっと見つけた、今回の試合の首謀者。」

 

神ノ「俺!?」

 

星花「そうだけど、他に誰かいる?」

 

神ノ「いやいや、いるくない?ミカエルとか──」

 

星花「精神異変後の宴会に邪神王 クロムに何を伝えた?」

 

神ノ「……!ああ、それは『コロシアムを始めるから楽しみにしていろ』って伝えただけだよ。」

 

嘘だろう。あー、亜無を連れて来れば良かった。

 

星花「それなら何で覚醒している人たちが増えているの?」

 

神ノ「実力でしょ?俺は関係無いよ。」

 

星花「そうだね、でも光矢の能力覚醒、暴食の悪魔本能やクロムの変なテンションのゴリ押し。最後にシロちゃんのキラティナイドの血の覚醒。おかしなことばっかりのついでにその事が起こる前に薄暗い幕が張られるんだよね、それで、その気と同じ気を見つけれた。それが貴方だ、神ノ邪神。」

 

神ノ「………」

 

どうだ、ここまで見抜ければ白状するだろう。

しかし、彼女が考えていることとは予想は大きく外れた。

 

神ノ「で?」

 

星花「──え?」

 

神ノ「それで当たってどうする。だから何だってんだ、俺には関係ないと言ったばっかりだ。あとなー、忙しいんだよ俺は。」

 

星花「ちょっ、待って!」

 

そのまま立ち去ろうとする神ノを呼び止める。

 

神ノ「…何?」

 

星花「まだこの考えの返答を貰ってないのだけど…!」

 

神ノ「あぁ、面白い考察を有難う。でも答えはもう少しで辿り着けるだろう。何故この大会が開催されたか、をね。そだ、今日は面白い考察を話してくれたお礼として一つ教えよう。」

 

星花「何をだい…?」

 

神ノ「『今夜の月も頭がおかしい』。それと、これは弟に伝えてくれ。『今の内に強くなっとけ』とね。星花、これは未来の話だ。くれぐれも気をつけて。」

 

星花「……分かった…」

*1
邪神たちの生きる世界を略して、邪神世界(じゃしんせかい)




神ノ「たっく、神司の姉ちゃん考察鋭すぎ。」

ミカ「某名探偵の観察力みたいだった…」

神ノ「一瞬、この小説のシナリオが読まれてるかと思って焦った~。」

ミカ「よく耐えてくれましたね。」

神ノ「うん……さて次回はついに主人公の戦闘回!」

ミカ「相手はなんと自身の従者の雷獣人!」

神ノ「良い勝負を期待しているぜ!それでは今回はここまで。」

ミカ「また次回もここでお会いしましょう。それでは……」

神ノ「またな。」
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