嫉妬「さぁさ、準々決勝最終ラウンド!飾るのは、弟子の娘に容赦無し!邪神の王に統べる者、神ノ邪神は仮の名か!?アベル・サタナキア!」
神ノ「ハッハ、ラップみてぇだな。」
晃雅宗を肩に掛けて笑う神ノ。余裕そうだな。
レミ「余裕そうだな、神ノ邪神。」
神ノ「レミリア…!」
まさかレミリアお嬢様が神ノに話し掛けるとは。
レミ「その余裕な姿もここまでだ。黒フラ、勝ちなさい。」
黒フラ「はーい♪」
華麗に跳び部舞台に舞い降りる。思わず見蕩れてしまいそうだ。
黒フラ「次の挑戦者はだ~れだ?」
神ノ「おれ~♪」
皆が黙る。今まで神ノと黒フラを応援やコールしていた観客たちが神ノの反応により、黙ってしまった。
嫉妬「さ、さぁて、役者は揃った!それじゃあ始めてもらうよ!」
強欲「さてっと、両者用意──始めッ!」
両者開始された瞬間に空に飛んで空中戦になった。
神ノ「予選で大体判ったぞ。クーちゃん。模倣だろ、あんたの能力。」
黒フラ「気軽にクーちゃん呼ばわりしないで。判ったのは分かったけど、零愛ちゃんにしたこと、まだ怒ってるんだから!」
神ノ「おけおけ。そんなに倒したいのなら、俺のスペカを模倣してみろ。第一人格『邪神斬り』…!」
勢いよく黒フラに斬り掛かるが、黒フラは咄嗟に邪桜剣を模倣して第一人格も模倣した。金属音が鳴り続き、空中戦をする。
模倣するのは良いんだが、よくクーちゃんが、
神ノ「ハッハァ!追い付けるのか!?体が反応してるのか?それとも動かしているのか?」
黒フラ(勝たなきゃ零愛に申し訳ない……!)
神ノ(キリがない…しかし、どこまで模倣できているのか…そこが疑問だな。なら変えてやるか。)第六人格『無に現なし』……デスピアスサイスか…斬首!」
嫉妬「何か、神n…アベルは楽しんでいる様に見えますが解説からはどう見えますか?」
強欲「うーむ…いや、楽しんでいるわ。こりゃ実況も解説もいらないわ。」
観客(((言っちゃったよ!この解説!!)))
とうとう言っちゃったよ、この強欲の悪魔は。解説が一番言っちゃダメだろ。
と、言いつつも強欲は淡々と解説していた。何々だよ、全く。
斬首されかける黒フラは、急降下して下から光矢のスペル、『ライトニングスパーク』を放つ。
神ノ「第二人格『鋼の鎧硬め』。効かねぇよ。」
黒フラ「はぁ…ウザい、ハッキリ言ってウザいよ。」
神ノレミ「「!!?」」
え?クーちゃんが罵倒…?反抗期に入ったのか?いや違うだろう。零愛を傷つけた怒り現れだ。
反省していないようにヘラヘラと笑う神ノのことが相等、嫌悪感を抱いたのだろう。
確かに神ノの煽りに対応すればより煽られ怒りが増す。だけど、一番信頼しやすくて家族思いなやつだ。
神ノ「あはは…ウザい、か…──今更か?」
黒フラ「開き直るつもり?」
神ノ「そうだな。開き直らせてもらおう。さぁ~て…(俺の煽りに)
鎌を振り回して腕を切断しようとするが、黒フラは回避。怒っている割には冷静に回避している。
あの無邪気なクーちゃんがここまで本気なのは初めて見た。
神ノ「ほらほらッ、ほらほらァ!」
黒フラ「ッ…!第二人格『鋼の鎧硬め』!」
神ノ「模倣ってよりも疑似能力じゃないのか?その能力はよォ?!」
黒フラ「……!」
その質問はなかなか酷い。
程度の能力は個人のオリジナルだ。だからこそできる可能性がある。模倣能力だってそうだ。誰が能力や技のみをコピーする
決めたのはブラックドール・スカーレット、本人だ。
黒フラ「……そうだよ…!模倣が能力だって言うなら、とことん真似してやる…!!」
そう言うと黒フラは姿を変えて漆黒の竜の姿になった。
──どういう原理…?
神ノ「へぇ、模倣を越えたか。」
黒フラ「模倣というのは真似をするということ。でも…真似するだけじゃ限界があるならば、真似の対象が
嫉妬「まさかのここで…!能力が覚醒した黒フラァ!」
強欲「理解不能な人たちに説明をするとだな。程度の能力とは未だに明らかになっていない能力、はっきりしていない。そのため、能力には『覚醒』というモノがある。その例の一つが、ブラックドール・スカーレットだ。」
程度の能力の『覚醒』……!!!
確かに程度というのはハッキリとしていない時に使われる。なら、その程度を越えることが可能だ。
俺も出来るのだろうか。いや、しなければならないんだ。
黒フラ「……」
神ノ「まっ、別に竜なんてテンプレ的なことにならなくてもいいけどな。」
黒フラ「…それもそうだね。」
クーちゃんは、竜の姿から元の姿に戻ったが、羽根がフランの様ではなく、レミリアの様に変わっていた。
それも覚醒の一つなのか。
黒フラ「神ノも覚醒してるでしょ。」
神ノ「まぁね。でも疲れるからしたくないのよね。」
黒フラ「──それじゃあ、
神ノ「勝率は自分自身で作るモンだ、ぜ…!」
お互いの拳がぶつかり合う衝撃が強い。
破壊の妹の狂気の塊と邪神を従わす程の悪魔が死闘しているんだ。そりゃあ、衝撃が強いのは当たり前だ。しかし、妙だ。神ノがめんどくさがり屋なのは承知しているが、戦闘好き、面白い物好きの神ノがここで疲れると言うのは本当に妙だ。考えられる可能性は……何かを待っている─。
神ノ「ハハァ!中々力強くなってるじゃん!」
黒フラ「本気だよッ…!付与『雷神』!」
神ノ「ッ!?」
殴り合っていたクーちゃんの拳が急加速する。神ノは、それを防げずに連打に襲われた。
あの神ノが押し負け…?んな訳ない。今までにそんなことは有り得ない。
嫉妬「なんと!黒フラの拳が雷降のように連打が止まらないィィ!!」
強欲「圧倒的連打の嵐。さて、神ノ邪神はどうする…?!」
神ノ「ッ──、はぁ、緩い。」
黒フラ「!? ううっ…!」
連打に負けていた神ノが黒フラの顎にひじ打ちを喰らわせた。
思わず、ガッツポーズをとる悪魔が何体か見えた。
ニヤリと笑う神ノは、黒フラの腹に連打を入れ始めた。
嫉妬「今度は逆に神ノが殴打!」
強欲「楽しんでやがる…!戦闘を…!!」
止まらない殴打、苦しむクーちゃん。そして、楽しむ神ノ。
悪魔だ。神ノ邪神は…─!
神ノ「──オラオラオラオラ…!オラァ!」
黒フラ「……!!」
吹き飛ばされるクーちゃん。神ノは呼吸をゆっくりと整えている。
クーちゃんは直ぐに立ち上がるが、ふらふらしている。軽い脳震盪で膝を着いてしまうが頑張って立とうとしている。
神ノ「もう止めろ。ブラックドール。幾ら吸血鬼だからと言って、死にはするんだ。」
黒フラ「ヤ、ダッ…ネ!模倣『オールフルジェネレーション』…!!」
クーちゃんが展開したのは、水と風の槍、炎と雷の竜と999本の刃、大勢の光の矢だった。
神ノ「おおっ…強化模倣のオンパレードだな……」
綺麗でカッコいい弾幕だ。スペルカードルールでは満点の弾幕なんだが、神ノはサッサッと避けていく。
神ノ「さてっと……ブラックドール!俺を殺したいんだろ?!」
黒フラ「…!もっと言うなら、壊したい…!!」
神ノ「そうか~。でもこんな状態じゃ、本気出せないよね?」
黒フラ「ッ……!」
神ノ「チャンスをやる。もう一度完璧な状態で俺を
黒フラ「ッ!?ッ…!!」