邪神たちの生きる世界   作:紅鎌 神邪

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どうもおはようございます。神ノです。もう少しで休みが終わりまた課題の山が来そうです。また長期期間休みになるかも。では、本編へどうぞ。



第51話 妖怪を操る者 / VSミカエル

神司「紫か…」

 

紫「……」

 

サグメ「…神司と邪神王さんの二人は先にボスの方に向かって。」

 

何を言うと思ったらそんなことかよ、サグメ。

 

神司「悪いがその言葉に反発するぜ。」

 

紫「…はぁ、師匠。」

 

今度は紫が口を開いた。

 

神司「何だよ。」

 

紫「貴方のお嫁の言うことは聞いた方が良いと思いますよ。私も師匠が居ない方がサグメさんと話をつけやすいので。」

 

神司「断る!」

 

サグメ「紫。」

 

紫「判ってますよ。」

 

すると紫は俺の下にスキマを開いて俺を落とした。

 

神司「なっ!」

 

サグメ「神司さん!私のことは大丈夫です!安心して下さい!!」

 

と聞こえてスキマが閉じた。

 

サグメ「これで話を終わらせれる。」

 

紫「そうですね♪」

 

 

スキマが開いて俺は地面に落ちた。

 

神司「いたっ!」

 

?「なるほど、コイツがお前の言ってた神司という者か。」

 

声をした方向を見るとそこに居たのは上半身が人間で下半身が首なし馬の妖怪だった。そしてぬらりがその妖怪に首を持って今にも死にそうな感じだった。

 

神司「ぬらり!!」

 

妖怪「まぁ、待て待て。コイツは返す。」

 

そう言って妖怪はぬらりを投げた。俺はぬらりをキャッチして息の根を確認した。

 

神司「良かった…」

 

ちゃんとぬらりは息をしていた。

だが一つ不思議に思い妖怪に聞いた。

 

神司「そういや、ぬらりといた一人の人間はどこに行った。」

 

妖怪「あぁ、あの人間か…!美味だったぞ…♪」

 

神司「何だと…!!」

 

?「待って神司!コイツの言うことに惑わされるな!」

 

上から降りてきたのは晴明を背負ったタルウィだった。

 

神司「タルウィ!」

 

タル「大丈夫、晴明は無事だよ。」

 

神司「ありがとう…」

 

妖怪「まぁ、良かったじゃねぇか!無事でよ!」

 

神司「テメェは何が目的でこんなことを…。」

 

妖怪「クククッ…ある上の者命令でな、百鬼夜行を潰そうとすると神司が来ると言ってたからな。それを実行したまでだ。」

 

上の者の命令か…

 

神司「で、その上の者とは誰なんだ?えーっと…」

 

妖怪「そうだったな!俺の名は”夜行 正宗„、次期の妖怪総代将に成る者だッ!覚えておく用に!!」

 

神司「すまないな。俺はテストを受けるときはあまり覚えていないままテストを受けるのさ!」

 

タル「ダメだよ!?何の良いこともいっていない!」

神司「タルウィ、ぬらりと晴明を避難させといてくれ。」

 

邪王『予知だ!!』

 

その予知には二人の少女が俺と夜行の間に入って俺の手助けしてくれるが二人少女は死にかけるという予知だった。

 

神司「タルウィ!二人の少女が来るかもだからその事もよろしく頼む!」

 

タル「もぅ~!私に全部押し付けないでよ!!するけど!」

 

 

タルウィぬらりと晴明を森に連れては熱の壁を張って俺を見守った。

 

神司「さぁ来いよ、俺の本気を見せてやるよ。」

 

と言って俺は何時もの剣を創った。すると夜行も刀を抜いて、

 

夜行「ほう…邪神の王様の本気か!それは味わいたいな…俺の隠し手はその本気を見てから見せるとしようか!」

 

神司「神剣『千本刃』!!」

 

夜行「妖刀”正宗„邪銀!!!」

 

そして俺たちの刃と刃が激しくぶつかり合った。

そして怠惰たちVSミカエルは…

 

ドラ「雷速『雷光石火』…!」

 

シロ「水圧『ウォータースプラッシュ×5倍』!!」

 

ドラは足に雷を着けて速く走ってミカエルを斬って、シロはミカエルの上にミカエルの体重の5倍はある水を落としたが、

 

ミカ「フハハッ!何処を見ている!?」

 

ドラ「くっ…!」

 

斬ったり潰したと思っていたミカエルはそこから消えてドラの頭を殴った。

するとミカエルが何人にも増えてドラをミンチにした。

サキ「吸収『ドレインブレイク』。」

 

サキがドラとミカエルの大群の間に入ってミカエルをタッチしながら中心を回った。すると大量のミカエルは全て林檎や蜜柑の果物に成り地面に落ちた。

 

ドラ「ありがとうございます。」

 

サキ「礼の気持ちは受けもらうよ!でも礼を言うなら今は戦って!!」

 

ドラ「はい!」

 

サキとドラの行動を見たミカエルはゆっくりと拍手をし、

 

ミカ「いや~…友情だね!」

 

と言った。だが、その隙に俺とウリエルは後ろを取り、

 

怠惰「斬伸『大魔法書 ~異次元大鎌~』!!」

 

ウリ「風迅『風斬り鋏』!!」

 

俺は大鎌をミカエルの首に当てて斬ったがミカエルに防がれてしまったが、そこは計算通り。そして俺は懐に手を入れてミカエルの背中に異次元を繋げて背中に突き刺した。その次にウリエルの攻撃でミカエルに鋏を刺して異次元を消した。すると異次元は消えて鋏はミカエルに突き刺さったまま残った。

ミカ「ぐあぁ!!やはりコンビ技は良いねぇ…!」

 

ミカエルはそう言って自分の分身を炎で作った。

 

怠惰「なるほど…今までの分身はお前の能力の炎…いや、”陽炎„と言うべきか。」

 

シロ「水球『ウィーカイン』!!」

 

シロが陽炎たちに水球を投げたが陽炎は消えなかった。

 

シロ「えぇ!?消えないの!?」

 

ミカ「そんな水の玉じゃ、俺の炎を消せるわけ無いじゃん。陽炎たち!まずはあのシロちゃんから消せ!!」

 

シロ「ッ!!」

 

するとドラがシロの身代りに陽炎の攻撃を受けた。

 

シロ「お兄ちゃん…!」

 

ドラ「妹に指一本も触れさせねぇ…俺は妹に不幸な思いはさせたくないしな…!雷迅『速斬雷降』!!」

 

するとドラは手を上げて陽炎たちに雷を落とした。ただし陽炎は雷が当たっても何も変化が無かった。

 

ドラ「なっ…!」

 

シロ「水陣『ウォールクリア』!」

 

シロがドラの周りの陽炎を水の壁で潰した。すると陽炎は消えて居なくなっていた。

 

シロ「やっぱ、お兄ちゃん一人では任せられないよ。私も助けらればかりじゃいられないね♪兄妹パワーをあの神に見せつけようよ!」

 

ドラ「…あぁ、そうだな。怠惰さん、僕たちは今から今日全部の力を使いきります。もしも倒せていなかったらあとは頼みます。」

 

怠惰「あぁ、任せろよ。おめぇらのマレット兄妹の力を見せてみろよ。」

 

ドラは頷きシロと手を繋ぎ繋いでいない片手を二人は上げて、

 

ドラ・シロ「「僕(私)たちの力を見せてやる!!風雷水炎『マレットエレメント』!!!」」

 

二人の手から雷と炎、水と風の球を大きく混ぜて色が黒く成るまで混ぜられた。そしてその球は一つの形に成った。その形というのは…

 

怠惰「十字架?いや、大きな槍か。」

 

そう、形はまさに大きな黒い槍と姿を変えていた。

 

ミカ「ふぅん…ねぇ、まだかい?」

 

ドラ「おいおい、まだそこを見てるのかよ?」

 

怠惰「は?」

 

ウリ「ええぇぇ!?」

 

サキ「嘘っ?!」

 

ミカ「なっ!?」

 

ドラとシロがさっきまで大きな槍を作っていた筈なのにいつの間にかミカエルの後ろに回っていた。

 

シロ「喰らいなよ!!」

 

そして大きな槍をミカエルに突き刺した。

 

ミカ「ぐはぁ…!!!」

 

ドラ「これで…生きてたら…僕はもう…戦えない…!」

 

シロ「お兄…ちゃん…!」

 

二人は地面に倒れた。俺はサキに二人を運んでくれと頼んだ。

 

サキ「はい、『リセット』。よいしょっと。」

 

『リセット』はサキの能力を解除する言葉だ。そしてサキは二人に小さな声で、

 

サキ「お疲れ様…♪」

 

そしてサキは少し大きな結界を二人に掛けてその場を離れて怠惰の方に帰ってきた。

 

ウリ「さて、これでもなおミカエルは生きてるのでしょうか。」

 

怠惰「戦闘体制はとっておけよ。」

 

すると砂煙から影が見えた。そこに居たのはミカエルを背負った小さな女だった。

 

?「初めまして、私はこのミカエルの【光】です。そして貴方方が倒したのはミカエルの【闇】の方です。」

 

そしてミカエル【光】と言った人物は…、

 

【光】「唐突にすみませんが、このミカエルは私が受けもらいます。」

 

と言ってニコリと笑った。

 




暴食「あっ、後書き班二人が小説の方に。」

神ノ「うん、どうやらミカは前から言っていた体を見つけた様だな。何か次回は短く…成らねえや。」

暴食「神司の戦闘回ですもんね。」

神ノ「あぁ、そういうことだな。さて、今回の後書きは短いが今回はここまで。」

暴食「次回もまたここでお会いしましょう!それでは…」

神ノ「じゃあな。」


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