邪神たちの生きる世界   作:紅鎌 神邪

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第69話 扉の向こうの黒い妹

神司「ふぅ…やっと着いた…」

 

ここに到着するまでにフラフラで何回かつまずいただろう…終いには三回ほど転けてしまった。

しかし、こんな扉の奥にどんな者が居るのか…

俺は三回ノックした。

 

神司「誰か居ますか…?」

 

少し間が空くと「居るけど誰?」と返事が帰ってきた。声は少し明るく子供のような声だった。明らかに女の子の声だった。

 

神司「俺は見学者の稀神 神司だ。君こそ誰だい?」

 

?「…立ち話もあれだし、一回中に入って来てちょうだい。」

 

俺はゆっくりと扉を開けて中に入り、ゆっくり閉めてから女の子の方に向くと、その急にその女の子に首を絞められた。

 

神司「がっ…!」

 

するとその女の子は微笑むと自分の紹介をし始めた。

 

?「私の名前は”ブラックドール・スカーレット„。『ブラック』って呼んでね♪私は”フランドール・スカーレット„の狂気の心の塊よ♪ネェ、急にゴメンだけど…私と遊んでくれる?もし遊んでくれなかったら…」

 

ブラックは俺の首を思いっきり絞めた。

 

神司「ぐっ…がはっ…!」

 

ブラック「これよりも痛く苦しいことしてあげるわよ♪」

 

俺はブラックの腕を叩き、離してくれと頼んだ。

 

ブラック「あら、私と遊んでくれるのね♪」

 

ブラックはすぐに絞めてた手を離すと俺の横腹を蹴り飛ばした。

 

神司「かはっ…!」

 

俺は思いっきり壁に頭を打ち、気を失う直前まで追い込まれていた。

さすがにこれ以上傷ついたら気絶じゃ済まない。そしてまた俺は長く、そしてキツい戦いをしなければいけないらしい。

と思っているとブラックが俺に近づいてきて、俺の頭に踵蹴りを喰らわせた。

 

神司「くはっ…」

 

ブラック「もしかして…もう終わり?おもしろくないなぁ~。」

 

やっぱり俺一人じゃ…連戦はキツいのだろうか…いつもの連戦だと邪神王がアシストしてくれるから連戦はキツくないのだが…

俺が下を向きながらそう考えていると、ブラックが横蹴りで俺を壁に叩きつけた。

もう、立てる気力もさえ無い…どうすれば…俺はブラックに勝てるのか…まだ能力だって聞き出していないし、見せてもいない。俺は玩具のように遊ばれているだけだ。

 

神司「…いや…」

 

ブラック「何?生きてるの?」

 

神司「まだ…」

 

ブラック「なぁに?」

 

神司「まだ…死ねないよな!」

 

俺は立ち上がる気力もないはずが、なぜか立ち上がることができた。

それは、もうすぐで俺の子供が生まれるのに顔も見れず、こんなところで死んでしまってはイケナイと強く思ったからだ。

 

神司「まだまだお遊びは始まったばっかりだ!かかってこいよブラックドール!!邪脚『ブラッドストーム』!」

 

ブラック「なぁ!?」

 

俺はブラックを引き寄せて壁に蹴りつけた。

 

ブラック「かはっ…!」

 

神司「さっきまでの仕返しさ!まだ生きてるだろ?かかってこいよ!」

 

ブラックは立ち上がり俺を見ると、微笑んだ。

 

ブラック「フフッ、やるじゃない。私も本気出しちゃお♪」

 

ブラックは手を出すと、

 

ブラック「スペルカード発動、嘘無『ダウトドロー』!」

 

ブラックは手に紅いオーラを付けて俺に殴りかかった。間一髪のところで避けたが、一つ疑問があった。

 

神司「ブラック…そのスペルカードは亜無のではないのか?」

 

そう、「嘘無『ダウトドロー』」は紅風 亜無のスペルカードだったのだ。

それをなぜかこのブラックは使えるのか。

 

ブラック「それはだね…私の能力は、『相手の能力・技を模倣する程度の能力』なのよ。」

 

神司「ふ~ん、ならば…これで行くぜ!神剣『千本刃』!」

 

今回は展開してすぐに飛ばしながら俺はブラックに突撃をした。

 

ブラック「禁忌『レーヴァテイン』!」

 

ブラックはくねくねとした悪魔の尻尾みたいなのを持って回した。

 

ブラック「キャハハハ!禁弾『スターボウブレイク』&闇月符『ダークブラットムーン』!」

 

『スターボウブレイク』は各種綺麗な弾幕をバラバラに放ち、『ダークブラットムーン』は黒い月の形をした弾幕がいっぱい出てきた。多分このスペルは亜無のだろう。

見ればわかるが、この部屋は少し広いが殆ど今の二つのスペルで数えきれないほどの弾幕でいっぱいになっている。それを避けるのも苦難すぎる。音無結界で防ぎきれないだろう。この場合は…

 

神司「…右上左上下…」

 

ブラック「えっ!?何で避けれるの!?」

 

神司「これぐらいの弾幕なら俺の能力で避けれるさ。」

 

そう、俺の能力、『予知を知れる程度の能力』だ。この大量の弾幕でも予知があれば避けれるさ。結構この能力を操れるように修行したもんさ。今じゃもう、『予知を見て反応できる程度の能力』になっている。

 

ブラック「ズルい能力だね…それなら…!神剣『千本刃』!!」

 

ブラックはいきなり俺のスペルを真似しだした。しかもあの数は千本を越えているように見える。だけど…

 

神司「受けて立つぜ!神剣『千本刃』…」

 

ブラック「あれ~?私の方が本数多いような~?」

 

ブラックは俺を嘗めたかのような顔になり全ての刃を飛ばしてきた。

 

神司「オリジナルを越えることは確率が一桁も無いんだぜ。オリジナルを越える答えはいつも”ゼロ„という結果が出ているからな!」

 

俺も全て飛ばした。ブラックが放つ刃は予知で簡単に避けれる。ブラックは俺の刃を避けるのに必死だった。

 

ブラック「っ…あ、あれ?!神司は…」

 

神司「後ろだよ…」

 

ブラック「…負けたわ…」

 

神司「トドメだ、剣術『人世斬』!」

 

俺はブラックの背中に向かって一文字で斬った。そしてピチューンと音がなりブラックは床に倒れた。

 

稀神 神司 VS ブラックドール・スカーレット

     win 稀神 神司

 




まさかの一日に二回投稿なので後書きは作者の私がやらせてもらいます。
さて今回は”ブラックドール・スカーレット„が出てきました。決してパクリではありません。(その名前を調べたら別の人がもう作ってました…ですが一切パクリではありません。)
そしてブラックドール・スカーレットは異世界東方嘘無伝でいう”黒いフランドール・スカーレット„、通称”黒フラ„です。黒は英語でブラックなので新しいオリキャラ、『狂気の妹 ブラック』を再登場させました。
さて能力もまたチートで、模倣する能力ということで…まぁ、オリジナルは勝つという普通のオチにしましたけどね。
さて今回はここまで。次回はもうすぐ異変解決です。ですがその前に異変が終わったら大事なことをしなければいけませんので…では!また次回にお会いしましょう!バイニャラ。
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