今回の話は少し悲しい話です。ちゃんと感情移入できるかわかりませんが本編へどうぞ。
神司「…う~ん!」
俺は目を覚まして体を起こした。すると上に毛布が掛かっており、隣にサグメも一緒に毛布を被って眠っていた。
神司「よく見たら零愛も一緒に寝てるし。」
サグメに抱きつかれている零愛。少し苦しそうだったので腕の中から放してサグメの隣に寝かせた。
立って周りを見ると、みんなはまだ寝ていた。
神司「…一度散歩にでも行くか。」
時間は朝の8時だった。少し遅いが朝の散歩を俺は始めた。
少し歩いていると一人の男性が大声で誰かを探していた。
男性「ししょーう!!晴明様ー!!」
どうやらその男性は晴明を探しているようだった。
神司「晴明がどうかしたのですか?」
思わずその男性に声をかけてしまった。すると男性は、
男性「貴女は誰ですか?」
神司「俺は神司。今は結婚しているから、稀神 神司だ。」
するとその男性は、俺の名前を聞いた途端驚いて、
男性「貴方様が…晴明様がよく話して仰っていた神司さんですか。僕は晴明様の弟子の平崎 領耶です。」
神司「よろしくな。で領耶、晴明がどうしたんだ?」
領耶「はい…それがあの昨夜、晴明様は宴会があると出ていったまま帰ってこなくて…」
神司「まて、領耶。」
領耶「はい、どうかしましたか?」
神司「それがだな…昨夜に晴明は来ていないし、朝起きても晴明の姿は無かったんだ…。」
領耶「嘘だ!そんなのはあり得ない…」
領耶が困っていると男性が急いで走ってきた。
そして領耶を見つけると、
男性「やっと…見つけました、領耶さん!」
領耶「はい?どうしましたか。」
男性「どうしたもこうも無いですよ!貴方の師匠の晴明が血を流して死んでいるんですよ!」
神・領「「……は?」」
男性「くそっ!百聞は一見にしかずだ…着いてきて下さい。」
男性は領耶を呼んで走って行った。
領耶「…神司さん…」
神司「あぁ、急ごう…。」
俺と領耶はその男性に着いていくと、一つの人だかりがあった。
そして、その中心を俺らが見ると…血だらけの晴明が倒れており、何かを下敷きにしていた。
領耶「晴明…さま…!」
その下敷きにされていたものをよく見ると、見覚えのある顔だった。それは…
神司「…ぬらり…?」
ちょっと待ってくれ…晴明の下敷きにされているのはぬらりだと…
神司「おい…嘘だろ…」
やめてくれ…止めてくれ…!
俺は二人の頭に手を置いて蘇生しようと頑張った。だが、現在俺は邪神王が憑いていないので、蘇生することはできなかった。
神司「何で…!俺はこんな時に…!何で…!役に立てないんだ…!!」
目から涙が流れた、悔やんだ、心が痛かった。俺の目の前で友人が二人死んでいるのだ。役に立てないことを俺は酷く苦しんだ。
神司「…すまん領耶…一回帰るよ…」
領耶「はい…わか、りました…」
領耶も泣いているのは判った、俺も泣いている。だけど俺が泣いている理由は友人が亡くなった他に、助けれなかった悔しみだった。
俺はそのまま家に帰って、布団に埋もれてそのまま大声を出して泣いていた。誰も居ない時に泣きたかった。そして疲れてそのまま眠ってしまった。
目を覚ますと、サグメが横に居てくれた。サグメは眠っておらず、黙ったまま俺を抱いていた。
神司「サグメ…」
するとサグメは俺に、
サグメ「聞いたよ…ぬらりさんと晴明さん亡くなったんだよね…。」
どうやらサグメもその事を知っていたようだった。
神司「誰に聞いた?」
サグメ「文さんだよ。あの人の新聞が外のポストに入ってて、一ページの見出しに大きく書いてあったよ。」
神司「そう…だったのか…」
そのまま布団に入ったから気づかなかった。
神司「…そうか、文さんの新聞入ってたのか…。」
サグメ「…あのね、私もその見出しを見た瞬間大きな声で泣いちゃったんだよ。」
サグメは笑いながら俺に伝えてくれた。それの笑顔は俺の背中を押してくれたような感じだった。そしてサグメは俺の胸で泣いていた。
サグメ「うっ、うぅ…」
神司「ありがとな…ちょっと行ってくるよ…。」
俺は立とうとするとサグメが俺の袖を掴んだ。
サグメ「…ごめん、まだ行かないで…」
神司「…わかった、付き合ってあげるよ…思う存分泣いてくれ…。」
そしてサグメは泣いたまま疲れて眠ってしまっていた。
俺はサグメに掛け布団を掛けてあげて、ドラとシロに一言言った。
神司「ドラ、シロ。」
ドラ「はい…」
シロ「うん…」
神司「サグメと零愛を頼むぞ。俺は少しぬらりと晴明に会ってくる。」
ドラ「分かりました…!」
シロ「任されたよ…!」
そして俺はドアを開けてすぐにある場所に向かった。
俺が正しければ、まだ冥界に居るか、地獄で閻魔様に裁かれているかの二択だった。俺はまず冥界に飛びたった。
神ノ「お疲れ様です…。」
ミカ「大丈夫ですか?」
神ノ「いや、感情移入しやすい自分が書いてて悲しくなったからね。」
ミカ「確かに今回は少し悲しい話でしたもんね。」
神ノ「うん…まぁ、そういうので強く成るのが人間ですよ。さて次回の神司はどう動くか…。」
ミカ「それが見物ですね。」
神ノ「あぁ…さて!今回はここまで。」
ミカ「次回の後書きは暴食なのでヨロシクね♪では…」
神ノ「次回も乞う御期待!」