邪神たちの生きる世界   作:紅鎌 神邪

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皆さんこんばんは、今回から予約投稿者に成りました、神ノ邪神です。
今回の話は少し悲しい話です。ちゃんと感情移入できるかわかりませんが本編へどうぞ。



第73話 俺ができる事

神司「…う~ん!」

 

俺は目を覚まして体を起こした。すると上に毛布が掛かっており、隣にサグメも一緒に毛布を被って眠っていた。

 

神司「よく見たら零愛も一緒に寝てるし。」

 

サグメに抱きつかれている零愛。少し苦しそうだったので腕の中から放してサグメの隣に寝かせた。

立って周りを見ると、みんなはまだ寝ていた。

 

神司「…一度散歩にでも行くか。」

 

時間は朝の8時だった。少し遅いが朝の散歩を俺は始めた。

少し歩いていると一人の男性が大声で誰かを探していた。

 

男性「ししょーう!!晴明様ー!!」

 

どうやらその男性は晴明を探しているようだった。

 

神司「晴明がどうかしたのですか?」

 

思わずその男性に声をかけてしまった。すると男性は、

 

男性「貴女は誰ですか?」

 

神司「俺は神司。今は結婚しているから、稀神 神司だ。」

 

するとその男性は、俺の名前を聞いた途端驚いて、

 

男性「貴方様が…晴明様がよく話して仰っていた神司さんですか。僕は晴明様の弟子の平崎 領耶です。」

 

神司「よろしくな。で領耶、晴明がどうしたんだ?」

 

領耶「はい…それがあの昨夜、晴明様は宴会があると出ていったまま帰ってこなくて…」

 

神司「まて、領耶。」

 

領耶「はい、どうかしましたか?」

 

神司「それがだな…昨夜に晴明は来ていないし、朝起きても晴明の姿は無かったんだ…。」

 

領耶「嘘だ!そんなのはあり得ない…」

 

領耶が困っていると男性が急いで走ってきた。

そして領耶を見つけると、

 

男性「やっと…見つけました、領耶さん!」

 

領耶「はい?どうしましたか。」

 

男性「どうしたもこうも無いですよ!貴方の師匠の晴明が血を流して死んでいるんですよ!」

 

神・領「「……は?」」

 

男性「くそっ!百聞は一見にしかずだ…着いてきて下さい。」

 

男性は領耶を呼んで走って行った。

 

領耶「…神司さん…」

 

神司「あぁ、急ごう…。」

 

俺と領耶はその男性に着いていくと、一つの人だかりがあった。

そして、その中心を俺らが見ると…血だらけの晴明が倒れており、何かを下敷きにしていた。

 

領耶「晴明…さま…!」

 

その下敷きにされていたものをよく見ると、見覚えのある顔だった。それは…

 

神司「…ぬらり…?」

 

ちょっと待ってくれ…晴明の下敷きにされているのはぬらりだと…

 

神司「おい…嘘だろ…」

 

やめてくれ…止めてくれ…!

俺は二人の頭に手を置いて蘇生しようと頑張った。だが、現在俺は邪神王が憑いていないので、蘇生することはできなかった。

 

神司「何で…!俺はこんな時に…!何で…!役に立てないんだ…!!」

 

目から涙が流れた、悔やんだ、心が痛かった。俺の目の前で友人が二人死んでいるのだ。役に立てないことを俺は酷く苦しんだ。

 

神司「…すまん領耶…一回帰るよ…」

 

領耶「はい…わか、りました…」

 

領耶も泣いているのは判った、俺も泣いている。だけど俺が泣いている理由は友人が亡くなった他に、助けれなかった悔しみだった。

俺はそのまま家に帰って、布団に埋もれてそのまま大声を出して泣いていた。誰も居ない時に泣きたかった。そして疲れてそのまま眠ってしまった。

 

目を覚ますと、サグメが横に居てくれた。サグメは眠っておらず、黙ったまま俺を抱いていた。

 

神司「サグメ…」

 

するとサグメは俺に、

 

サグメ「聞いたよ…ぬらりさんと晴明さん亡くなったんだよね…。」

 

どうやらサグメもその事を知っていたようだった。

 

神司「誰に聞いた?」

 

サグメ「文さんだよ。あの人の新聞が外のポストに入ってて、一ページの見出しに大きく書いてあったよ。」

 

神司「そう…だったのか…」

 

そのまま布団に入ったから気づかなかった。

 

神司「…そうか、文さんの新聞入ってたのか…。」

 

サグメ「…あのね、私もその見出しを見た瞬間大きな声で泣いちゃったんだよ。」

 

サグメは笑いながら俺に伝えてくれた。それの笑顔は俺の背中を押してくれたような感じだった。そしてサグメは俺の胸で泣いていた。

 

サグメ「うっ、うぅ…」

 

神司「ありがとな…ちょっと行ってくるよ…。」

 

俺は立とうとするとサグメが俺の袖を掴んだ。

 

サグメ「…ごめん、まだ行かないで…」

 

神司「…わかった、付き合ってあげるよ…思う存分泣いてくれ…。」

 

そしてサグメは泣いたまま疲れて眠ってしまっていた。

俺はサグメに掛け布団を掛けてあげて、ドラとシロに一言言った。

 

神司「ドラ、シロ。」

 

ドラ「はい…」

 

シロ「うん…」

 

神司「サグメと零愛を頼むぞ。俺は少しぬらりと晴明に会ってくる。」

 

ドラ「分かりました…!」

 

シロ「任されたよ…!」

 

そして俺はドアを開けてすぐにある場所に向かった。

俺が正しければ、まだ冥界に居るか、地獄で閻魔様に裁かれているかの二択だった。俺はまず冥界に飛びたった。

 




神ノ「お疲れ様です…。」

ミカ「大丈夫ですか?」

神ノ「いや、感情移入しやすい自分が書いてて悲しくなったからね。」

ミカ「確かに今回は少し悲しい話でしたもんね。」

神ノ「うん…まぁ、そういうので強く成るのが人間ですよ。さて次回の神司はどう動くか…。」

ミカ「それが見物ですね。」

神ノ「あぁ…さて!今回はここまで。」

ミカ「次回の後書きは暴食なのでヨロシクね♪では…」

神ノ「次回も乞う御期待!」
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