邪神たちの生きる世界   作:紅鎌 神邪

87 / 153
第85話 稀神家の初デート

サグメ「えーっと?」

 

星花「神司の姉の星花です。」

 

朝になったので姉ちゃんと一緒に家に入った。ちなみに、俺と姉ちゃんは屋根の上で仲良k…じゃなかった。姉ちゃんが自分から俺を抱いて眠った。(なぜか)俺はよく眠れた。

 

サグメ「…えっ?」

 

サグメは姉ちゃんと初めて会ったからかもしくはまだ状況が掴めてない(←絶対それ。)のか反応がおかしくなっている。

 

神司「サグメ、俺の姉ちゃんだよ。」

 

サグメ「いや分かってるけど…えっ?」

 

シロ「いやしょうがないよね。死んじゃってた人が生き返って来たんだから。」

 

サグメ「そう…ですよ…ね?」

 

星花「そうだよ♪私は生き返ったよ。」

 

なるほど、それでサグメは驚いていたのか。それならしょうがないな。

星花はサグメの耳元に行くと、

 

星花「今までごめんね♪サグメちゃん。」

 

サグメ「はい?」

 

星花「この鈍感バカな男の娘だけ一人残して私が居なくて。」

 

サグメ「いえいえ、この鈍感だからこそカッコいいときはカッコいいんですよ♪」

 

星花「え~?あのお姉ちゃんが居なかったら何もできない神司が?」

 

サグメ「今は結構頼りになると思いますけど…」

 

星花「そうかなぁ~…でも判ったよ、ありがとね♪」

 

星花はサグメの耳元から離れると玄関まで行って靴を履いた。

 

神司「あれ?姉ちゃんどっか行くの?」

 

星花「まぁね♪ちょいと幻想郷を廻ろうかなとね。

 

そう言って姉ちゃんは外に出かけた。

 

神司「シロ、姉ちゃんと一緒に散歩にでも行ってきな。」

 

シロ「えっ!行ってきて良いの?!」

 

神司「あぁ、良いぞ。」

 

シロ「ヤッター♪」

 

ドラを見るとドラは尻尾を振っていたので、

 

神司「ドラも行ってくるか?」

 

ドラ「行ってきます。シロ行くぞ。」

 

シロ「お兄ちゃんも行くの?」

 

ドラ「あぁ行くぞ。シロ、星花さんにどっちが先に追いつけるか競争な!」

 

シロ「いいよ♪よーい…」

 

ドラ「ドンッ!」

 

ドラとシロはドアを開けると雷と風を使って勢いよく出掛けて行った。

 

神司「たくっ、ドアは閉めてけよな。」

 

まだまだ子供だよな、シロもドラも。さて、姉ちゃんもマレット兄妹も出かけてしまった今、家に残っているのは…、

 

神司「俺らだけか。」

 

そう、残っているのは俺 神司とサグメ、そして零愛だけだ。

 

サグメ「そういや初めてかもね、三人だけ居るのって。」

 

零愛「たしかにー!」

 

神司「…どうする?三人でデートでもする?」

 

サグメ「えっ…///」

 

零愛「でーとするー!」

 

サグメは見なくても判るが赤面している。零愛はデートを知っているのか分からない。 

…初デート!?そういや零愛が生まれる前から色々なことあったからデートする暇なかったからな。てか、思いつきで言ったけど目的がないよな~。

 

サグメ「どこで何をするの?」

 

神司「それが…思いついてなくて…。」

 

サグメ「なるほど?思いつきね。」

 

神司「察しが良くて有難いです。」

 

零愛「でーといかないのー?」

 

サグメ「零愛はデート行きたいのー?」

 

零愛「いきたーい!」

 

サグメ「それじゃあ…」

 

神司「そうだな、零愛のためにも里でお茶でもするか。」

 

俺らは歩いて人里まで来たが、確か、姉ちゃんたちも人里にいるのじゃなかったっけ?ばったり会っちゃう可能性もあるということか。

 

零愛「おとーさーん、だっこー!」

 

神司「抱っこか?良いよ。」

 

零愛を持ち上げて抱っこをする。今日の零愛は一段と甘えてくるな。

 

サグメ「ふふっ、零愛ったらお母さんよりもお父さんが好きなのね♪」

 

零愛「うん!でもねでもね、れいあおかーさんもすきだよ!」

 

神司「うっ!?」

 

俺の腹を蹴飛ばしてサグメの方に飛んでいく零愛。

 

サグメ「あらあら♪」

 

そんなことしている内に喫茶店に着いた。

 

神司「あっ!レミリアお嬢様と亜無!」

 

亜無「ん?神司さん!?」

 

レミィ「あら、稀神一家じゃないの。」

 

まさかのレミリアと亜無が向かった喫茶店に座ってお茶をしていた。

 

亜無「どうしたのですか?」

 

神司「いやぁ、俺の姉ちゃんとマレット兄妹が出かけたから暇になってね。」

 

亜無「神司さんにお姉さんいるのですか!?」

 

神司「いるよ?まぁ…昨日の夜生き返ったからね…。」

 

亜無「はっ、はぁ…」

 

神司「逆に亜無たちは?」

 

亜無「自分は──」

 

レミィ「私が亜無を連れ出したのよ。」

 

神司「お嬢様から?」

 

レミィ「えぇ、そうよ。」

 

神司「へぇ~。」

 

亜無「そういや神司さんはお茶をしに来たのでしたよね。自分らもうそろそろ帰るのでここの席使います?」

 

レミィ「ちょっ、亜無?」

 

神司「良いのか?亜無。」

 

亜無「はい。」

 

神司「お嬢様は嫌がっているけど。」

 

レミリアは亜無の脚をポコポコと叩いている。

そうして見るとレミリアが可哀想だな。

 

亜無「大丈夫ですよ、お嬢様には自分の紅茶を渡しますので。」

 

レミィ「えっ?」

 

亜無「それじゃあ神司さん、また。」

 

レミィ「ちょっ、ちょっと待って亜無。」

 

亜無「はい?」

 

レミリアは亜無の手を払うと俺の方に近づいて来た。

 

レミィ「神司、貴方私の館でバイトしない?」

 

神司「バイト?何の?」

 

レミィ「まぁ…来てから話すわよ。」

 

レミリアはチラリとサグメたちを見たが直ぐに俺に目線を合わせた。

 

神司「へぇ、まぁやってみるか。」

 

レミィ「あら、やってくれるのね?それじゃあ早速明日から紅魔館に朝10時頃に来てちょうだい。」

 

神司「わかったよ。」

 

レミィ「それじゃあ、家族デートの続きを♪行くわよ亜無。」

 

亜無「はい。」

 

レミリアと亜無はこのまま紅魔館に帰って行った。

 

神司「…それじゃあお茶にするか。」

 

俺はメニュー表を開くと最初に見つけたアイスが美味そうだったのでそれにした。

自分は決めたのでサグメにメニュー表を渡した。

 

サグメ「神司は何にしたの?」

 

神司「俺はこの巨峰アイスだよ。お茶は生茶でね。」

 

サグメ「私もそれにしようかな。」

 

零愛「れいあもー!」

 

神司「かなりの甘さだぞ?」

 

サグメ「神司が決めたお茶とアイスが良いの。」

 

神司「わかったよ。すみませーん、巨峰アイスと生茶を三つずつお願いします。」

 

俺は近くにいた定員さんを呼び止めて注文を頼んだ。

 

店員「かしこ参りました。少々お待ちください。」

 

少し待っているとすぐに巨峰アイスと生茶が三つずつ持ってきてくれた。

 

店員「ごゆっくりどうぞ。」

 

神司「ありがとうございます。どうぞ。」

 

俺はサグメと零愛に一つずつ渡した。

 

サグ零「「ありがとー。」」

 

このまま雑談がしてから家に戻った。時計は夕方五時を指していた。その一時間後に姉ちゃんたちも帰って来た。

どうやら色々な場所に行ったらしく楽しかったとか。

 

今日の初デートは成功だ。

 




えーっと…次回は神司くんの紅魔館での初バイトです。

次回を更新したら新しい画像を投稿したいと思うのでお楽しみに。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。