なぜ、俺は刀を二本持っているのか。それは俺とサグメがやられて戦闘不能になった時までに遡る。
◆
邪王「おい、起きろ稀神カップル。」
神司「……起きてはいるけど。」
邪王「憑依するぞ。」
神司「もう、体、動かねぇよ。」
邪王「……ここで言うのもなんだが、俺の本名は”クロムヴェージュ・キラティナイド„。アドラの兄だ。」
神司「へー…。」
クロム「妹を守るのは兄の任務だろ?」
神司「そーだな…」
クロム「……お前、いや、お前ら、早く起きないと零愛ちゃんが敵のボスに記憶を消されて都合のいい駒にされるぞ。」
神司「……」
クロム「良いのかよ…!零愛ちゃんもアドラもいい駒にされるなんて嫌なんだ。実際にアドラは既に過去の事の記憶がない。ドラとシロの母親っていうのに…俺の妹っていうのに…!」
クロムが俺の首もとを持って叫ぶ。
クロム「だから立ってくれよ!いつものお前に戻ってくれよ!」
折れた大木に俺を押して首もとから手を離す。
俺は黙る。邪神王改め、クロムには目さえ合わせれない。今の感情は…そう、悔しいだ。クロムに憑依されたとしても敵たちには勝てっこない。
俺の体が無意識にブルブルと小刻みに震え始めた。
クロム「なんだよ、武者震いか?」
神司「怖いんだ…アイツらに勝てないと体が俺に言い聞かせている…。体が動かない…あと、愛する家族たちが傷付くのを見るのが怖い…。もう…いいんだ、俺は戦えない。」
サグメ「何諦めてるんですか!!」
神司「 !!? 」
サグメが俺の両肩を揺らしながら俺に叫ぶ。
クロム「予想外な展開だ…!」
サグメ「神司っていう人間はそこまで堕ちたのですか!貴方は、どんな死闘の時でも勇気を出して突破してきた。今回もできる筈です。」
神司「でも…」
サグメ「でもも何もありません。あと、私や星花さんの命のことは心配しないで下さい。私たちの命は私たちで守ります。そして、貴方には今まで隠していましたが稀神家に代々家宝で続いている刀、『天叢雲剣』を渡します。」
クロム「『
綺麗な鞘に入っている剣をゆっくりと鞘を外していく。全体が見えると神々しく光出した。
サグメ「天叢雲剣が貴方を主人と認めた証拠ですよ。さぁ!行きますよ!ねっ!星花さん!」
神司「えっ?」
いつの間にか姉ちゃんが帰ってきていた。
星花「あんたが私の弟を器としている邪神王だね。」
クロム「当たりだ、クロムヴェージュ・キラティナイドだ。気安くクロムと呼んでくれ。」
星花「ああ、よろしく。」
二人が握手を交わす。
サグメ「さぁ、さっさとクロムさんは神司さんに憑依してください。」
クロム「りょーかい。」
こういうことがあって刀と剣とで二本持っている訳だ。
◆
神司「行くぜ、皆。」
サグメ「うん!」
星花「はいよ!」
本当はまだ立ち直れていない。無理して喋って、無理して動いている。何度も何度も、クロムにフォローされながら動いている。
話は変わって、俺たち三人はしっかり役職のようなものがある。
サグメは遠距離攻撃、姉ちゃんは植物でアシスト。そして俺が近距離攻撃だ。姉ちゃんに零愛とアドラを守ってもらっている。ドラとシロには回復したらその時に戦ってくれと頼んである。
しかしドラとシロは最近戦いすぎていると思う。とても心配だ。
邪王『心配するな、アイツらは不死だ。不死っていうのは傷を治すだけでなく身体の疲労なども治してくれる。少し時間掛かるけどな。』
神司「そうなのか……。」
ザキ「戦いに集中しろー!!」
神司「うるせぇ!脳筋戦闘狂!」
殴り掛かってくるザキの拳を天叢雲剣で受ける。するとザキの拳から血が飛び出た。
ザキ「 ?? 」
神司「これは…!」
遠くの方からサグメが天叢雲剣の説明を話す。
サグメ「天叢雲剣の能力の『風を纏う程度の能力』です!つむじ風等が起こり身を守ってくれます!」
ダーク「そんな余裕分はあるのかな…!」
ダークネスがサグメの後ろまで来ていた。
強欲・星花「「あんたもな。」」
強欲の紅葉姫と姉ちゃんの蘿がサグメを守ってくれた。
サグメ「強欲さん…星花さん…!」
強欲「つー訳だ、彼女さんと姉ちゃんは俺が守る。そっちは任せたぞ。」
なんだよ、作戦を狂わせやがって。
クロム『それが”強欲„だろうよ。アイツらしいからしょうがない。』
神司「それもそうだな。」
ザキ「潰す、殺す、消す。」
神司「カタコトじゃないのにカタコトに聞こえる。」
クロム『そういう奴だろ、パッパッと倒してコイツらの拠点に乗り込むぞ。』
神司「そうだな…!」
二刀流は初めてだが技を発動する。
神司「『弥生四季乱舞』!!」
空中に飛んで何回転かしてからザキの頭から斬りかかる。しかしかすり傷もなかった。
神司「だよなー、それなら……」
俺は背中から羽根を生やして体全体にクロムの邪気を借りて纏った。
神司「『
ザキ「羽根生えただけ~!」
殴り掛かってくるが拳の周りを一回転してから、両方の剣で胸に突き刺す。
ザキ「ガハッ…!?」
神司「阿保が、羽根があるから余計に素早いのさ!」
ザキ「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す!!!」
神司「殺してみろよ、双剣術『狂い裂き邪神剣』!」
剣の刃を縦から横に裂いていった。
しかし俺の首をザキに掴まれた。
神司「がっ…あ”ぁ”っ…!」
ザキ「俺、知ってる。人間、首潰す、死ぬ。」
苦しそうになりがらもニヤッと口を開いた。
神司「ばーか、俺一人でお前を…倒せるかっての…。」
ザキ「 !? 」
そうだ、一人(二人)では勝てないことぐらい理解してる。だから俺はライムに
怠惰「『刈り憂怒』!」
亜無「妖刀『無限の紅い刃』!」
亜無と怠惰がザキの後ろから攻撃を仕掛けた。
ザキ「ガハッ…!?」
二人の全ての攻撃を食らったザキは俺の首を離す。落ちて地面に尻を着く。
神司「ごめん、ありがとう。」
亜無「行きますよ、神司さん。」
怠惰「俺の推測では、コイツらはまだ中ボスだ。」
亜無「嘘でしょ!?」
怠惰「嘘じゃねー。これ以上の死闘が待っていることが確実だ。」
ザキ「があ”ぁ”ぁ”あ”あ”!!!!」
怠惰「来るぞ!」
突進してくるザキ。俺ら三人が構えるとザキの首もとから血が流れ始めた。
ザキ「あれぇぇぇぇ?」
ザキの首が落ちる。そして体が後ろに倒れる。するとザキの後ろにいたのは、天使のような翼を持ち、黒髪で赤目の少年がいた。
少年「何だ、帰ってくるのが遅いと思ったがまだ任務をこなしてなかったか。」
強欲と戦っていたダークネスが少年を見つけると急いで少年の方に向かい、跪付いた。
ダーク「すみませんでした、主。」
この場の空気が痛くなる。それもその筈、この異変の首謀者が今、目の前にいるのだから。
握っていた邪楼剣と天叢雲剣をさらに強く握って技を放つ。
神司「桜符『風舞桜』…!」
二刀流の桜符『風舞桜』は初めてだが成功した。
しかし主という少年に片手で止められた。
少年「初めまして…
神司「ッ!誰だよ貴様ァ!!」
独りっ子の零愛だ。このような子には会ったことはない。
それじゃあコイツは誰なのか。
天叢雲剣 能力:風を纏う程度の能力
別名
神の武器なのでとても強い事が解ります。(語彙力)
オセロニア回、早ク、出サナキャ、後書キ班、出テコナイ。
(オセロニア回の続きの執筆してなーい。)
\(^ο^)/オワタ