ダンジョンにドラゴンと融合した人がいるのは間違っているだろうか? 作:シャイニングピッグEX
「はぁ、結局わかったのはここがオラリアって町と神々が地上に降りてきて子供....いわば冒険者にステータスを刻んでダンジョンの攻略をしているってこと そして今は闇派閥が活発になってるってところか」
男は人の山の上に座り集めた情報を整理する
「はぁ、結局の所 ここは異世界ってことでいいのかな」
『クハハハハ! まさか異世界だとはな!』
「笑いごとじゃねぇよ クロウ。 ここだと俺の持ってる金貨を使えないんだぞ?」
『確かに、宿が使えないのは困りましたね』
『ならばダンジョンって場所に行けばいいんじゃねぇか?』
「今の所唯一金が稼げるのはそれだけか」
『丁度いいんじゃねぇか? ここのダンジョンのモンスターがどの位かわかるじゃねぇか』
「そうだな。 それじゃあ行くか」
男は立ち上がり人の山から下りるとダンジョンへ向かう
ダンジョン内1層~六層
「まだ、最初の方だし弱いのは当たり前だよな」
『それにしては弱くないか?』
「気のせいだろ?」
ダンジョン内七層~十三層
「仮に千層だと仮定すればまだ全然」
『しかし、魂の質が最初の方からあまり変わらないような』
「まぁ、全然雑魚的だからじゃね?」
ダンジョン内十四層~十七層
「ここまでのモンスターで一番大きかったのに....」
『そう、へこむなよ。 まだまだ序盤だろ?』
「そう....だな! 全然序盤だしこのぐらいだろう!」
ダンジョン内十八層
「ここはモンスターが沸かないのか。 セーフティーゾーンかな?」
『普通の冒険者はここで休息して先に進むか戻るか決めるんじゃないか?』
「おい、それだと俺だ普通じゃない言い方だな...」
ダンジョン内十九層~二十五層
「いちいち階段見つけて降りるってめんどくさいな」
『それじゃあ、地面でもぶち抜くか?』
「それだ、地面をぶち抜いて一気に五十層あたりまで行こうぜ!」
『正気ですか! 主様!』
『あ~あ、クロウが余計な事を言うから』
『俺が悪いのか?!』
「よ~し、ぶち抜くぞ~」
男は己の立っている地面を『全力ではないが』力一杯に拳をぶち込む
地面は容易く壊れ其れどころか衝撃は消えず地面をぶち抜いていく
「よし、これでいける」
男は己の開けた穴から下へ落ちていく
「そういえば着地の事考えてなかった」
『地面が見えてきたら翼を出せばよかろう?』
「そうだな、そうするか」
どうやらこの男考えなしに行動しているらしい
「くっ、数が多い!」
「そうね....これは..さすがに..キッツィ!」
五十層あたりでは正義を司るアストレア・ファミリアが闇派閥からの連続の怪物進呈を受け殆どの団員が負傷していた
「さすがに、ヤバイはね。 リュー貴方だけでも逃げて」
「アリーゼ! 何を言っているのです! そんなことできるはずが!」
リューと呼ばれるエルフは突然の事に抗議するがそれがスキとなりモンスターが襲い掛かる
「リュー! 避けて!」
「なっ!」(避....無理...死ッ!)
リューに襲い掛かろうとしたモンスターであったが突然天井が砕け風圧がモンスターへあたりモンスターは地面のシミとなり魔石を残し消える
「今のは.....」
「一体何が.....」
リューとアリーゼが茫然としモンスター達も突然の事に止まる
「ひゅ~、結構下まで降りたんじゃね~か?」
『大体、五十層といったところか』
『全く、主様は無茶苦茶です』
『いいじゃねぇか。 その方が退屈しなくて済むぜ?』
一人の男が砕けた天井から下りてきた。
そう、己の背中にドラゴンのような翼を生やしながら
「それにしてもモンスターが多いな 一掃するか」
『くれぐれも人に当てないでくださいね』
「わかってるよ。 お~い、そこのお嬢さん方 ここら一帯のモンスターを消し飛ばすから避難してくれ~」
男はリューとアリーゼに声をかける
「一掃してくれるのはありがたいし もし、本当だとしても仲間が負傷していて避難できないわ!」
「アリーゼ! 彼を信じるんですか?!」
「いいえ、信用はしないはよ。 ただ、本当に一掃することができるなら皆を助けられるわ」
リューとアリーゼが会話をしているとリューとアリーゼを含んだ負傷者全員を緑の光が包み込む
「その中に入っててくれ。 すぐに終わらせるから」
男はそれだけ言うと緑色の光は半円上で閉じる
「行くぞ、クロウ」
『久々に魔法を使うぜ!』
男は両手を広げると様々な魔法陣が空中に展開される
「終わりだ」 パチンッ
男は指を鳴らすと魔法陣から様々な属性の魔法が放たれる
魔法はモンスターに当たり地面を壁を抉り取っていく
やがて、魔法が打ち終わるとそこには緑の半円と魔石以外残っていなかった
「これで良し、着地しよ」
男は地面に降り翼をしまい緑の半円に近づき触れると中へとはいっていく
「よぉ、負傷者はここにいるので全員か?」
「貴方は....外のモンスターはどうしたの?」
「外のモンスターなら全員倒した。 それより負傷者を治さないと」
「そうしたいのはやまやまなのだけどあいにく様ポーション類はすべて割れて私達にはどうしよもないの」
「それなら大丈夫だ。 『グランドヒール』」
男は半円内にいる人物全体にわたるように魔法陣を展開し淡い光が降り注ぐ
「あなた、回復魔法も使えるの?!」
「まぁな、傷とかは回復できるが体力は無理だからみんなの体力が戻ったら上に戻ることを進めるよ」
「そうしたいけどまだ闇派閥の奴らが「お前は、人間の命と名誉 どっちが大切だ?」.....わかったは、今回は上に戻りましょ。」
「そうか、そう聞けて良かった」
男はそういうと地面に魔法陣が開く
「なにこれ?!」
「単なる、転移魔法だ。 場所はロビーらしき場所だ」
男はそういうと魔法陣が光る直前で魔法陣から出るとその場には男以外誰も残っていなかった
『よかったのか? あいつら、完全にお前も地上に戻る考えだったぞ?』
「いいのかって言われてもな。 こいつら残していくわけにはいかんでしょ?」
男は戻りの半円が消えると周りには闇派閥らしき人物が複数で男を囲んでいた
「さて、縄につかまるなら命までは取らない。 抵抗するなら......殺す!」
「ふざけるな! 野郎ども!奴は一人だ!やっちまえ!」
リーダーらしき男が指示をすると一斉に襲い掛かる
「ふん、愚かだ」
そこからは悲惨であった。
男に襲い掛かった闇派閥は誰一人死ななかったむしろ肉体的負傷は誰一人いなかった。 しかし精神がダメになっていた
闇派閥の者は口々にあいつを怒らせてはいけない。 あいつは人ではない。 魔王が....魔王が見える
などと様々だがそれでも誰もが口にする。 奴は.....化け物だ....と
「ここは、ギルドのロビー?」
アリーゼは次に見た光景はダンジョンの壁ではなくギルドの職員であった
「アリーゼ! 先ほどの光は一体?! それにここは」
「どうやら、無事に戻ってきたそうね。 彼には助けられてばかりね。 ありが....」
アリーゼが振り向いた先には先ほどの男はいなかった
「リュー 彼を見なかったかしら?!」
「いいえ、アリーゼ。 私は見ていません」
「まさか! まだダンジョンに!」
アリーゼは驚き再びダンジョンへ入ろうとするがすぐに魔法陣が浮かび上がる
「なんだ、別々だっただ....」
魔法陣から出てきたのは五人一組で縄に縛られている闇派閥の冒険者が数十組と魔石を詰められた袋
袋の中には紙が入っていた
「こいつらは、闇派閥の!」
「アリーゼ、おそらく先ほどの人からだと思います」
リューは袋の中にあった紙をアリーゼへ渡す
紙には『これはお前らが相手してたモンスターのだ』
たったそれだけであった
「はぁ、とりあえず。 こいつらを何とかしましょ」
「しかし、彼はよろしいのですか?」
「ええ、彼なら大抵のモンスターなら大丈夫でしょ。 それに、いざとなれば彼には転移魔法もあるみたいだしね」
アリーゼはそれだけ言うとギルドのカウンターへ向かう
闇派閥の冒険者の殆どが捉えられるとその勢いで次々と闇派閥の冒険者が捕まり オラリアに平和が訪れる
後程、アストレアファミリアを救った人物をアリーゼとリューがギルドの職員に聞くがそんな冒険者はいないといわれ。 神を挟んでの会話であったため本当であることが確信し一時期その男の情報が公開されたがどこにも存在しなかった
とりあえず、アストレアファミリアの崩壊回避
リューは原作通り女主人で働きますが通いです