ダンジョンにドラゴンと融合した人がいるのは間違っているだろうか?   作:シャイニングピッグEX

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二話

「あ! ゼロさ~ん! 晩御飯ができましたよ~!!」

 

「お~う、今向かうわ~」

 

この畑仕事をしているゼロと呼ばれる人物 五年前にこの世界に転移してきた男だ

 

「それにしても、ベルちゃんの髪も伸びてきたなぁ」

 

「えへへ、ゼロさんが長い髪の人が好みって言ってたから頑張って、伸ばしたんだよ!」

 

「そうなのか? でもそれなら俺みたいなおっさんじゃなくて、もっと若い男でもよかったんじゃないか?」

 

「いいの! 私がすきでやってるんだもん」

 

「....まぁ、そうだな。 俺が口出しする事じゃないな。すまんすまん それで、今日の晩飯はなにかな~」

 

「はい! 今日の晩御飯は....」

 

ゼロはこの世界に来たのは五年前だがこの村に着いてからは一年である

 

(そろそろ、オラリオに戻ってみるかな)

 

ゼロは夜ご飯を食べながらそう考えている

 

「ん? ゼロよ。 何か考え事か?」

 

「あぁ、爺さん。 そろそろオラリオに行こうと思ってな」

 

「ゼロさん、何処か行っちゃうの?」

 

「そうだな、元からこの村には一か月だけ居るつもりだったんだが長居しすぎてな」

 

「い.....ち....だ」

 

「どうかしたか?」

 

「行かないで。 行っちゃヤダ」

 

「ベル.....」

 

「あとは二人で話しとくんじゃ。 儂は知り合いの所に泊めてもらうさ」

 

爺さんはそれだけ言うと家を出ていく

 

「ごめんな、突然で」

 

「ど....い....き...」

 

ベルと対面しているゼロは見てしまった。 ベルの目に光がないことに

 

「べ、ベル....?」

 

「何処かに行くぐらいなら一層既成事実を・・・・」

 

「ベル? 大丈夫かベル!」

 

ゼロは席から立ちあがりベルに近づくと目線を合わせる

 

「ベル? 顔が赤いぞ? 熱か?」

 

ゼロはベルが顔が赤い事に気づき熱を測ろうとすると

 

「ゼロ!...んっ」

 

「べr...ンぐッ!....」ゴクッ

 

ベルはゼロの唇に口づけし『何か』を飲ませた

 

「べべべべ、ベルっ?! いったい何を飲ませた?!」

 

「ふふ、お祖母ちゃんがくれたんだ。 普通のより強力なんだ、この媚薬」

 

「び、媚薬?!」

 

「うん、私の今の体だとゼロは興奮してくれないから。 だから、媚薬で興奮させようって」

 

「ベル、なぜこんな、ことを?」

 

「....き....だか....」

 

「なんて?」

 

「だから! ゼロの事が好きなの!」

 

「い、いつから....」

 

「ゼロがこの村に来てすぐ....モンスターに殺されそうになってた時にゼロに助けられて。 その日からゼロの事が気になって..... 気づいたらゼロの事が好きになってた」

 

「ベル....」

 

「ゼロ、お願い抱いて...?」

 

「ベル......俺は....」

 

「ゼロ?」

 

「俺は、化け物だ。 お前を襲ったモンスターと同じ存在だ」

 

ゼロの両手は肘から先に黒色の鱗に覆われる

 

「ゼロ、その腕...」

 

「俺は人間ではない。 今は両腕だけだが本来の俺はドラゴンだ」

 

「ドラ.....ゴン....?」

 

「あぁ、だから俺は、ベルを抱くことは「いいよ」え....?」

 

「たとえ、ゼロがドラゴンでも私はいいよ」

 

「何を言って「だって.....ゼロはゼロだもん」ッ!」

 

「ゼロが何者かなんて関係ない。 私は貴方を....ゼロを愛してる」

 

(俺は、人を愛していいのか?)

 

(『何言ってんだ? 確かにお前をドラゴンにしたのは俺だがお前も元は人なんだ。 誰かを愛してもいいじゃねぇか』)

 

(『愛には種族の壁なんか関係ないのです。 主様』)

 

(『いつまでくよくよしてんだぁ? いい加減自分に素直になったらどうだ?』)

 

(自分に素直に?)

 

(『お前は彼女といてどう思った?』)(楽しい、心臓に鼓動が早くなった)

 

(『主様は彼女が他の男性と話していてどう思いました?』)(気に入らない、もやもやする)

 

(『お前は彼女に何をしてほしいんだ?』)(一緒にいてほしい、離れてほしくない)

 

(『『『お前/主様は彼女の事をどう思っている?/思ってますか?』』』)(俺は....ベルの事が....好きだ)

 

「ゼロ...?」

 

「ベル、好きだ」

 

ゼロは目の前にいるベルを抱きしめる

 

「ベル....俺は、お前を愛してもいい...か?」

 

「うん....うん....私を....愛して...」

 

この夜、一つの家から甘いような声が一晩中響いていたとか

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