ベストプレイス   作:自由人❀

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見切り発車の第5話です。今回は中の人の趣味で自転車の話になります。
専門用語飛び交う可能性もあります。自転車興味ないよという人スキップしても問題ない(ようにします)です。


趣味の話 その1

 放課後。この単語ほどココロオドルことあるだろうか。部活ある人は好きな物が同じ同士で楽しむことできるし、高め合える。ない人はもう自由。勉強はしてね? まあ自習とかしない限りは基本的に自由で趣味に時間費やしたり、友人と遊びに出かけることもできる無敵タイム。まあ友達いないけど。※帰宅部限定。自習は怠らずにね。

 じゃあ俺は? 奉仕部です。別に好きな物が同じ同士の集まりとかではない。依頼来れば働くという受動体。基本的に自由。そもそも強制入部だし。性根腐ってるって言われるけどそんな簡単に治せるものじゃないでしょーが。

「うっす」

「こんにちわ」

「おう」

「あら、その目の通り相変わらず腐った思考してるわね」

「相変わらずの罵詈雑言どうも」

「感謝しているけれど、もしかしてそういうのお好きなのかしら? マゾ谷くん」

「そういう意味のどうもじゃねぇよ。それにマゾじゃねぇし」

「どうかしら。もしかしたら案外そうかもしれないわよ?」

 え? こわっマゾじゃないよね俺? 全然気持ちよくはならないよ? その業界は興味ないです。

「やっはろー!!」

「こんにちは。由比ヶ浜さん。紅茶いるかしら?」

 とか言いつつ来る直前に準備始めてるよね? 対由比ヶ浜GPSでも付いてるの? 

「うん! おねがーい!」

「比企谷くんは?」

「頼むわ」

 いつもの奉仕部のひと時を過ごしているときにノックされた。珍しく来客である。

「どうぞ」

 どうやら来客のようだ。そのお客さんは……

 めぐりん先輩でした。

「やっほー! みんなこんにちは!」

「こんにちは城廻先輩」

「城廻先輩やっはろーです!」

「うっす」

 どういう要件かと言うと、高校生最後の体育祭だからどうにか優勝したいとのこと。ちなみに千葉県ウルトラ横断メールに届いてた「めぐ☆りん」さんからと同じような内容だった。これ間違いなくあんたでしょ。

「最後は優勝を飾りたいと……分かりました。承ります」

「ほんと? やったー! ありがとね雪ノ下さん!」

「えぇ……」

 相変わらずテンション高い人は苦手なんですね雪ノ下さん

「ところでみんなって何組なの? 私は赤!」

「赤」

「赤」

「赤」

「わーすごい奇跡だね! みんな赤だね!」

 何組か確認終わったところ城廻先輩が急に近づいてきた。え? 愛の告白? なわけないよねすみませんでした。

「んーと? んー……」

 愛の告白どころが名前分からない模様です。結構レア苗字にあたると思うんだよなぁ……

「比企谷です」

 雪ノ下に紹介された。

「うっす」

「あ、比企谷くんね! 文化祭のときたくさん頑張った子だよね! あのときはありがとね!」

「あ、いえ……」

「あ、これから体育祭委員会で競技決めてるんだけど良かったらみんな来ない?」

 このまま部室居ても依頼は来なさそうだから4人で体育祭委員会の方にお邪魔した。

 

 

 

 ☆

 

 

 

 しかしなんだ? パン食い競走はご飯派からクレームが来るって。聞いたことねぇよ。結局大方決まったのは棒倒しに玉入れや騎馬戦だった。ここにうちのクラスの眼鏡かけた女子生徒いなくてよかったですね。特に棒倒しと玉入れは絶対(♂)が付くでしょーね。ついでに大量出血で搬送される未来見えた。

 その後委員会が終わり、帰ることになった。なったのだが……

「やっほー! 部活おつかれー」

 なんで駐輪場に居るのですかねー。昨日部活あるからこの時間ぐらいまで帰れないと言ったはずだよねー? また勉強してたの? 寝なかった? 大丈夫? 

「なんでいるの」

「友達とお喋りしてたらこんな時間になってた! それでそろそろ比企谷くんも帰る頃合かなと思ってここにきた」

「お友達とお喋りしながら帰ればいいじゃねぇか」

「お友達とお喋りするのも楽しいけど、比企谷くんともお喋りしたかったの!」

「さいですか……」

 面と向かって言われると恥ずいなそれ……

「あ……変な意味じゃなくてね? 昨日からちょいちょい比企谷くんとお話してたら楽しいなって思って……」

「あー……そのなんだ帰るか?」

「……! うん!」

「カバンよこせ」

「え?」

「カゴに入れるから」

「う、うん」

「じゃあ行くか」

「うん!」

 こうして2日連続で若宮と帰ることになった。どうも上目遣いはダメだわ。俺チョロくなっちゃうフシあるわ。お兄ちゃんスキルって大変、まる。

 

 

 

 ☆◇

 

 

 

 そういえばお昼休みのときに比企谷くんと自転車の話してたなー。比企谷くんは興味を持ったのかな? 単に話題提供だったのかな……

 あのときすっごい食いついて喋りまくった気がする……うー……恥ずかしい……

 相槌はしてくれたけど……自転車ってほんとディープな世界で分からない人には本当に分からないような世界だからなぁ……自己紹介のとき趣味は自転車です! って言ってもへぇー……と言った具合で決してウケのいい趣味ではない。友達少ない要因なのかなぁ……ちょっと比企谷くんに聞いてみようかな。

「ねぇねぇ」

「おん?」

「お昼休みのとき自転車の話してたじゃない? あのとき私の事どう思った?」

「え、どうってどういう?」

「印象変わったーとかすごい趣味だねとか引かなかった?」

「いや、引きはしないがたしかにすごい趣味だと思う」

「……」

「5限の後の中休みでちょっと調べてみたんだよ。自転車なのにめっちゃ高いなってなったな」

「高い理由は素材やら軽さやらと書いてあったからたしかになって納得はした」

「え?」

「ほら、河川敷の話しただろ? そういう自転車の人たちに抜かれたという。値段にはそれ相応の性能があるわけだから単純にすげーなと思う」

「ま、そのなんだ。むしろいい趣味なんじゃねぇか? 運動になるし身体も鍛えられるしいいこと尽くめじゃねぇか。まあ値段はちょっと来るものは来るけどな」

 よ、よかったぁ……引かれてなくて……この趣味分かってくれる人本当に少ないから。友達もこの趣味を分かってくれる人しかいないし……すごく嬉しい……! 

「あ、えっと、比企谷くんが良ければだけど一緒に自転車屋さんに行かない?」

「え? あぁ、まぁ用事ないしいいぞ」

「ほんと? やったー!」

 なんと! お誘いに乗ってくれた! もし比企谷くんがもっと興味持ってくれたら一緒にサイクリングとかできるかな!? すごく楽しみ! そうなるといいなぁ……

「場所はわからねぇから案内頼むわ」

「うん! 任せて!」




結構長くなったのでその2を書きます。おそらく今日中にはできると思います。次はたぶんなかなかディープな内容になるかもなので興味のない人スルーしても大丈夫です。完全中の人趣味モードに入ると思います。
それでは。
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